東京都墨田区で実際にあったぼったくり事例
墨田区では、区の許可を受けていない無許可業者による不用品回収は違法であり、利用しないようにと公式に注意喚起しています。
また、悪質業者は回収した不用品のうち金属など売却できるものだけを抜き取り、残りを不法投棄する、不適正処理により騒音や環境汚染・健康被害を引き起こす恐れも指摘されています。
被害を防ぐため、家庭から出る粗大ごみや廃家電は必ず区の定める方法で処分するよう渋谷区は呼び掛けています。
引用:無許可の廃棄物回収業者を利用しないでください 墨田区公式ウェブサイト
東京都墨田区の不法投棄の問題やトラブル事例
墨田区では、一般廃棄物のほとんどを事業系ごみが占めており、特に中小規模の事業所から排出されるごみが多く含まれている状況です。
具体的な事例として、2023年には産業廃棄物を一般廃棄物として不正に処理しようとした事案が発生し、約4.4トンもの廃棄物が墨田清掃工場に持ち込まれる事態となりました。このような不適切な処理は、区の廃棄物処理システムに大きな負担をかけることになります。
引用元:墨田区ホームページ|不法投棄対策
東京都墨田区の不法投棄に対する対策について
区では不法投棄の防止に向けて、複数の対策を実施しています。まず、不法投棄の多発地点となっている道路や集積所に警告看板を設置し、定期的な監視パトロールを実施しています。
また、区から委嘱されたすみだリサイクル清掃地域推進委員による監視活動や、クリーンキャンペーンによる町会・自治会・任意団体の活動を通じて、街の美化維持に取り組んでいます。
さらに、資源物の持ち去り対策として、平成22年6月に「墨田区廃棄物の減量及び処理に関する条例」を改正し、持ち去り行為者への罰則規定を設けています。
防犯面での対策としては、防犯カメラの設置を推進しており、これが不法投棄の抑止に効果を上げています。
引用元:墨田区ホームページ|164:不法投棄されたごみを見つけたらどうしたらよいか知りたい。
東京都墨田区の不法投棄の罰則や処置について
墨田区における不法投棄への罰則は、廃棄物処理法に基づき厳格に定められています。個人による不法投棄の場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその併科という重い処罰が科されます。
法人による不法投棄の場合は、3億円以下の罰金が科されます。また、不法投棄を目的として廃棄物を収集または運搬した業者に対しては、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科されます。
引用元:墨田区ホームページ|不法投棄対策
東京都墨田区の年間の粗大ごみの収集量について
墨田区の粗大ごみ収集量は、令和5年度では2,399トンとなっています。これは令和4年度の2,567トンから約168トン(6.5%)の減少を示しています。過去数年の推移を見ると、令和2年度は2,552トン、令和3年度は2,578トンと推移しており、令和3年度をピークに減少傾向にあることがわかります。
品目別の収集実績を見ると、総収集個数229,088個のうち、最も多いのがふとん(羽毛布団を含む)で27,220個、全体の11.9%を占めています。
次いでタンス(高さ90cm未満)が16,864個で7.4%、いす(応接用を除く)が12,153個で5.3%となっています。これらの上位3品目で全体の約24.6%を占めており、家具類と寝具類が粗大ごみの主要な部分を構成していることがわかります。
引用元:墨田区ホームページ|ごみ収集量・資源回収量(令和2年度~)
地域別の不用品回収の特徴とニーズ
不用品回収のニーズは地域によって異なります。
都市部から産業地帯まで、各地域の特色や生活スタイルに合わせた不用品回収の特徴を以下にまとめました。
| 都市部(例:東京、大阪) |
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マンションやアパートが多い
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狭いスペースやエレベーターの利用制限など、特有の条件での回収が求められることが多い。 |
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頻繁な引っ越し
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都市部では転職や生活環境の変化による引っ越しが多く、それに伴う不用品の処分ニーズが高まる。 |
| 多様なサービスの提供 |
競合が多いため、各業者が差別化を図るための様々なサービス(例:24時間対応、即日回収など)を提供している。
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| 地方都市や郊外 |
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一戸建てが多い
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広い敷地やガレージがあるため、大型の不用品やガーデニング用品などの回収ニーズがある。 |
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遺品整理の需要
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高齢化が進む地域では、遺品整理のサービスが求められることが多い。 |
| 地域密着型のサービス |
地域のコミュニティとの関わりが深い業者が多く、口コミや紹介による依頼が中心となることがある。
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| 観光地やリゾート地(例:沖縄、箱根) |
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季節ごとのニーズ
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観光シーズンやオフシーズンに合わせて、宿泊施設や民宿などからの大量の不用品回収の依頼がある。 |
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外国人観光客の影響
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外国人観光客の宿泊施設での滞在に伴う特有の不用品の処分ニーズがある。 |
| 産業地帯や工業地域 |
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業務用の不用品回収
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工場や事業所からの大型機械や設備の不用品回収のニーズが高まる。 |
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特定の廃棄物の処理
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産業廃棄物や特殊な廃棄物の処理を専門とする業者が存在する。 |
不用品回収業者を選んだ理由やきっかけ
当初は区の粗大ゴミ回収センターへの依頼を検討していましたが洗濯機と冷蔵庫の更新スケジュールとの調整が困難だったため不用品回収業者を調査して依頼しました。
不用品回収業者を選んでよかった点
回収を依頼してから回収までがとても早かったことです。区の回収業者だと少なくとも半月から一ヶ月程度は時間がかかるので助かりました。また費用面でも想定していたよりも安く済みました。
不用品回収業者を選んで後悔したこと
時間的余裕がなく回収品目も多かったため不用品回収業者に依頼しましたが、業者の信頼性や回収後の行き先などを考えると区の粗大ごみ回収の方が良かったかもしれません。
今後、不用品回収業者の依頼を
考えている方へのアドバイス
回収してもらう品目数が多ければ割安になりますので、1点だけなら時間に余裕を持って自治体の粗大ごみ回収に依頼した方が良いでしょう。不用品回収業者のウェブサイトなどでしっかり調査することも大切です。