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化粧品(コスメ)の捨て方は、自治体のゴミとして捨てるのが基本です。
ただ化粧品(コスメ)の種類や容器の素材によって分別の方法がかなり込み入っているため、正しく分別して捨てるには手間がかかります。
まず化粧品(コスメ)と容器は、分けて捨てる必要があります。
また容器の素材や汚れ具合、化粧品(コスメ)の種類によって、分別方法はさまざまです。
そこでこの記事では、古い化粧品(コスメ)の捨て方を徹底解説します。
この記事でわかること
- 化粧品(コスメ)の捨て方
- 化粧品(コスメ)アイテム別の正しい捨て方
- 化粧品(コスメ)の捨てる以外の処分方法
化粧品(コスメ)の捨て方5つの基本
化粧品(コスメ)を捨てる際の基本となるのが、次の5つです。
- 化粧品(コスメ)の中身と容器は分けて捨てる
- 中身は水に流さない
- 中身は基本的に可燃ゴミ
- 化粧品(コスメ)の容器は素材ごとに分類
- 化粧品(コスメ)が落ち切らない容器は不燃ゴミ
化粧品(コスメ)の中身と容器を捨てる際は、分別の仕方が異なります。
- 化粧品の中身を出す。
- 液状の化粧品はビニール袋に出したり、古布や新聞などに染み込ませて捨てる。
- 容器に化粧品が残っている場合は、古布やティッシュなどで拭き取る。
- 化粧品の容器が形状や種類によって中身を完全に取り除くことができない場合は、可能な限り中身を出してから不燃ゴミに捨てる。
化粧品(コスメ)の中身を水に流すのは控えてください。
化粧品の多くが油分を含んでいます。
化粧品(コスメ)のを流すと水道が詰まる原因になるほか、水質汚染につながり、危険です。
ただしコスメ容器の種類や形状によっては、工夫を凝らしても化粧品(コスメ)を取り除けない場合もあるでしょう。
その場合は、可能な限り化粧品(コスメ)のを出したあと、不燃ゴミに捨てます。
無理にきれいにしようとする必要はありませんので、ご安心ください。
化粧品(コスメ)の中身と容器は何ゴミ?
化粧品(コスメ)の中身と容器の基本的な分別方法は、次の通りです。
化粧品(コスメ)の中身 | 可燃ゴミ |
---|---|
化粧品(コスメ)の容器:プラマークがあるもの | プラスチックゴミ |
化粧品(コスメ)の容器:金属部分が多いもの | 不燃ゴミ・金属ゴミ |
化粧品(コスメ)の容器:ガラス製 | 不燃ゴミ・資源ゴミ |
化粧品(コスメ)の容器:スプレータイプ | 不燃ゴミ(中身を抜き穴を開ける) |
化粧品(コスメ)の汚れがひどい容器 | 不燃ゴミ |
プラスチック製の化粧品(コスメ)容器の分類方法は難しく、プラマークがある場合はプラスチックゴミとして資源回収に出すのが基本です。
画像引用元:経済産業省
ただ化粧品(コスメ)を入れていた容器の場合、プラスチック製であっても資源として再利用できないことがあります。この場合は、不燃ゴミに捨てるのが一般的です。
具体的には、次のようなケースです。
- プラマークがない
- 化粧品(コスメ)を完全に落としきれない
- においなどが容器に移っている
自治体別の化粧品(コスメ)の分別方法
化粧品(コスメ)をゴミとして捨てる際の分別方法は、自治体によって異なります。
一例として、北海道札幌市、東京都墨田区、愛知県名古屋市で化粧品(コスメ)を捨てる際の分類方法をご紹介します。
北海道札幌市の場合
ゴミの種類 | 分別方法 |
---|---|
化粧品のビン | ビン・缶・ペットボトル |
マニキュアのびん | 燃やせないごみ |
化粧品のびんのふた(プラ製) | 容器包装プラスチック |
ファンデーションのコンパクト | 燃やせるごみ |
口紅の容器(プラ製) | 容器包装プラスチック |
口紅の容器(金属製) | 燃やせないごみ |
リップクリームの容器(プラ製) | 容器包装プラスチック |
東京都墨田区
ゴミの種類 | 分別方法 | 注意点 |
---|---|---|
化粧パフ | 燃やすごみ | ─ |
化粧品の容器 (プラスチック製) | 燃やすごみ | 中身を使い切ること |
化粧品の容器のフタ (プラスチック製) | 燃やすごみ | ─ |
化粧品の容器のフタ (金属製) | 燃やさないごみ | ─ |
化粧品(コスメ)のビン (水洗いできる場合) | びん・缶ゴミ | ─ |
化粧品(コスメ)のビン (水洗いできない場合) | 燃やさないごみ | ─ |
化粧スプレー (プラスチック製) | 燃やすごみ | ・キャップは外して燃やすごみ |
化粧スプレー (ガラス製) | 資源物(びん) | ・中をよく洗って、黄色のコンテナに入れる ・ポンプやキャップ部分は外して、燃やすごみ |
化粧スプレー (エアゾール缶・金属製) | 燃やさないごみ | ・中身は使い切って、穴をあけずに出す ・別袋に入れて「ボンベ等危険」と表示 ・キャップは外して、燃やすごみ |
化粧パック | 燃やすごみ | ─ |
マニキュアの中身 | 燃やすごみ | 布や紙などに染み込ませて出す |
マニキュアのびん | 燃やさないごみ | プラスチック製のキャップは、燃やすごみ |
マニキュアのケース (プラスチック) | 燃やすごみ | ─ |
愛知県名古屋市
ゴミの種類 | 分別方法 | 注意点 |
---|---|---|
化粧品(コスメ)の中身 | 可燃ごみ | 新聞や古布に染みこませる |
化粧品(コスメ)の容器 (金属製) | 不燃ごみ | ─ |
化粧品のびん | 空きびん | 使いきり、中をさっとゆすぐ |
化粧品のびんのフタ (プラスチック製) | プラ容器包装 | さっとゆすぐ |
化粧品(コスメ)のびんのフタ (金属製) | 不燃ごみ | ─ |
スプレー缶類 | 可燃ごみの収集日に、 可燃ごみとは別にして、 発火性危険物として出す | ・中身を完全に使い切る ・缶に穴はあけない |
上記の例からもわかるように、自治体によって、化粧品(コスメ)の容器の分類方法や捨て方は大きく異なります。
コスメを捨てる際は必ず、お住まいの自治体のルールを確認の上、適切な方法で捨ててください。
ただしいずれの自治体でも、化粧品(コスメ)の中身は、可能な限り出してから捨てなければなりません。
例えばパウダータイプや液状、クリーム状の化粧品(コスメ)は、ビニール袋や古新聞、古布に出して捨ててください。
スプレータイプの化粧品(コスメ)であれば、空になるまで出し切ってから捨てることが大切です。
化粧品(コスメ)はなぜ中身を出して捨てなければならないのか
化粧品(コスメ)の中身を可能な限り容器から出して捨てなければならない理由は、環境への負荷を最小限に留めるためです。
化粧品(コスメ)の中身を可燃ゴミとして処分しない場合、化粧品(コスメ)が焼却処分されないまま、埋め立て処分される可能性があります。
化粧品(コスメ)には、油分や化学物質が使用されています。
- 化粧品(コスメ)が埋め立て処分される。
- 土壌を介して海水などに化粧品(コスメ)の成分が染み出す。
- 土壌汚染や海洋汚染につながる。
ひとつひとつの化粧品の量は小さくても、長い年月をかけて土壌や海洋を汚染し、大規模な環境破壊につながる可能性があります。
環境保全の目的から、化粧品(コスメ)の中身は可能な限り容器から出して、焼却処分できるよう、分別することが重要です。
化粧品(コスメ)は中身が入ったまま捨てず、中身を出して捨てることを徹底してください。
化粧品(コスメ)アイテム別の捨て方
化粧品(コスメ)のアイテム別の、捨て方をご紹介します。
- ファンデーション
- 日焼け止め・洗顔料・化粧水・乳液
- アイシャドウ
- マスカラ
- 口紅・グロス・リップクリーム
- マスカラ
- マニキュア・ジェルネイル・除光液
なおここで紹介するのは、それぞれの化粧品(コスメ)の一般的な捨て方です。
自治体によって別途定めがある場合は、お住まいの自治体のルールに従ってください。
ファンデーションの捨て方
- リキッドやクリームタイプのファンデーションを捨てる場合は、余った中身を新聞紙や古布に染み込ませて可燃ゴミとして捨てる。
- 残量が多い場合は、飲み終わった牛乳パックなどに注ぎ入れ、テープで封をして可燃ゴミに捨てる。
- 中身を出した後のプラスチックの容器は、不燃ゴミに捨てる。
- パウダータイプのファンデーションであれば、ビニール袋に中身を出して捨てる。
- 固形のファンデーションの場合は、ビニール袋に入れて口を軽く結んだ状態で、カナヅチなどの固いもので叩いて中身を出す。
- スティックタイプのファンデーションの場合は、余った中身を最大限に伸ばし、根元から折って処分する。
- ケースの底に残ったファンデーションも綿棒などですべてかき出し、ティッシュや新聞紙に包んで可燃ゴミに捨てる。
- 容器は、プラスチック製なら不燃ゴミ、金属製なら資源ゴミに分類して捨てる。
残量が多い場合は、飲み終わった牛乳パックなどに注ぎ入れ、テープで封をして可燃ゴミに捨てると便利です。
新聞やビニールを敷いた上で作業すると、床を汚す心配がありません。
コンパクトタイプで鏡が付属している容器でも、プラマークがあればプラスチックゴミとして処分できます。
しかしプラマークの記載がない場合は、不燃ゴミに捨ててください。
なお鏡の部分は無理に外さなくても問題ありません。
容器は、プラスチック製なら不燃ゴミ、金属製なら資源ゴミに分類して捨てます。
日焼け止め・洗顔料・化粧水・乳液の捨て方
日焼け止めや洗顔料、乳液は、ビニール袋や重ねた新聞、古布などに中身を出し切り、可燃ゴミとして捨ててください。
化粧水も同様に、古布に染み込ませて可燃ゴミに出します。
この時、洗面所などに流さないようにご注意ください。
チューブタイプの容器は、チューブをハサミなどで切って内側を拭き取ります。
プラマークがあればプラスチックゴミに、ない場合は不燃ゴミに捨ててください。
プラスチックタイプのボトルも同様に、プラマークの有無で分別するのが一般的です。
ガラス製の容器の場合は軽く水ですすいで、資源ゴミとして捨てます。
アイシャドウの捨て方
パウダータイプのアイシャドウの場合は、パウダーファンデーションと同様に、ビニール袋などに入れて軽く口の部分を結び、中身を取り出してから可燃ゴミに捨てます。
パレットは不燃ゴミに捨ててください。
クリームタイプのアイシャドウは、クリームファンデーションと同様の捨て方です。
スティックタイプのアイシャドウの場合は、スティックタイプのファンデーションと同じように、中身を最大限伸ばして根元から折り、可燃ゴミに捨てます。
マスカラの捨て方
マスカラは、新聞や古布などに、可能な限り容器内に残った中身をかき出して、可燃ゴミに捨てます。
中身が漏れ出して付着しないよう、ビニール袋に包んで捨てると安心です。
中身を出したあとの容器は、フタをきつく閉めてから、不燃ゴミとして処分します。
口紅・グロス・リップクリームの捨て方
口紅、グロス、リップクリームの中身は、可燃ゴミに捨てます。
繰り出せるほど余っている場合は、スティックタイプのファンデーションやアイシャドウと同じように、容器内に残ったものもかき出して捨ててください。
容器のキャップ部分は、口紅などが付着していない場合でプラマークがあれば、プラスチックゴミなどに捨てます。
プラマークがない場合は不燃ゴミです。
マニキュア・ジェルネイル・除光液の捨て方
マニキュアや除光液に含まれる酢酸エチルやトルエン、アセトンは、第一石油類に分類される物質です。
引火点が21℃未満と低く引火しやすいため、作業の際は火気のない場所で安全におこなってください。
また揮発性が高いため、十分に換気することも欠かせません。
マニキュア・ジェルネイル・除光液の中身を出して手順
- ビニール袋の中にマニキュアなどを吸い取る紙や古布を敷く
- ビニール袋にマニキュアなどを入れて逆さまにし、中身を出す
- マニキュアなどのボトルを逆さまにしたまま、風通しの良い場所に一晩放置する
- ボトルを取り出して、ビニール袋の口を結ぶ
- 可燃ゴミに捨てる
ボトル内にマニキュアなどが残っている場合は、除光液を入れてキャップをきつく閉めて上下に振り、そのまま一晩放置します。
中身が溶けたらマニキュアなどの中身を出した時と同じ手順を踏んでください。
中身は可燃ゴミに、ボトルは資源ゴミとして捨てます。
ただ古いマニキュアの場合、完全に固まっており除光液でも十分溶かしきれないことがあります。
この場合は、そのまま不燃ゴミとして捨てられることがあるため、お住まいの自治体にご確認ください。
化粧品(コスメ)の使用期限とは?
化粧品(コスメ)には、使用期限があります。
使用期限を過ぎていても、成分の劣化や細菌の繁殖などがさほど見られない場合は、問題なく使用できることもあるでしょう。
しかし化粧品(コスメ)の使用状況や成分によっては、ニキビや吹き出物の原因になったり、かぶれやかゆみなどの肌トラブルにつながります。
シミの原因にもなることもあると言われているため、注意が必要です。
- 化粧品の使用期限は、未開封の状態で3年以内
- 一度開封した化粧品は3ヶ月から1年以内に使い切る
医薬品医療機器等法によって「適切な条件下で3年以上品質が安定している化粧品は使用期限表示の対象にはならない」とされていることから、化粧品(コスメ)によっては、使用期限が記載されていないこともあります。
ただ安全に使用するために、化粧品(コスメ)の購入後は、なるべく早めに使い切ってください。
化粧品(コスメ)ごとの使用目安
化粧品(コスメ)の種類 | 開封後の使用目安 | 未開封時の使用目安 |
---|---|---|
洗顔料から化粧水、美容液、乳液、クリームなど | 3ヶ月〜6ヶ月 | 3年 |
化粧下地やファンデーション、コンシーラーなど | 6ヶ月〜1年 | 3年 |
マスカラやアイライナー、リップなど粘膜に近いもの | 3ヶ月 | 3年 |
アイシャドウやチークなどポイントメイク全般 | 6ヶ月〜1年 | 3年 |
なお防腐剤を使用しないオーガニックや無添加の化粧品(コスメ)は、より使用期限が短い傾向があります。
手持ちの化粧品(コスメ)はいつ購入したものなのか、確認してから使ってください。
化粧品(コスメ)の捨てる以外の処分方法4選
いらなくなったり古くなったりした化粧品(コスメ)は、自治体のゴミに捨てる以外に、次のような方法で処分できます。
- 化粧品(コスメ)の買取専門店に買取依頼する
- リサイクルショップに買取依頼する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 不用品回収業者に依頼する
業者によって、また製品によっては、5割程度使用した化粧品(コスメ)でも買取されることがあります。
処分を急がない場合は、いらないから、古くなったからと化粧品(コスメ)を捨てる前に、まずは買取見積もりを依頼してください。
いらなくなった古い化粧品(コスメ)をお得に処分できる可能性があります。
化粧品(コスメ)の買取専門店に買取依頼する
化粧品(コスメ)を専門に買取している業者に買取依頼すれば、いらない化粧品(コスメ)が高く買い取られる可能性があります。
買取対象になるのは、次のような化粧品(コスメ)です。
- 有名ブランドやメーカーの化粧品(コスメ)
- 新品未使用
- ほとんど使用しておらず状態がよい
- 使用期限まで2年程度の猶予がある
ドラッグストアなどで手に入るプチプラと呼ばれるような化粧品(コスメ)は、ほとんどのケースで買取対象外ですのでご注意ください。
なお衛生的な観点から、開封・使用済みの化粧品(コスメ)は、買取されにくいイメージがあるでしょう。
ただショップによっては使用済みでも残量の程度や化粧品(コスメ)のブランド、メーカー次第で買い取り可能なケースもあります。
試したものの色や質感が好みではなく、化粧ポーチで眠っている化粧品(コスメ)でも、買取できないか調べることをおすすめします。
化粧品(コスメ)の買取専門店での買取実績
製品詳細 | 買取価格 |
---|---|
エリクシール・クレンジングフォームⅡ N・未開封 | 1,000円 |
ポーラ・B.A ウォッシュ 100g・未開封 | 6,000円 |
SK-II(エスケーツー)フェイシャル トリートメント エッセンス コフレ・230ml ・未開封 | 13,500円 |
購入したものの使用せず眠っていた化粧品(コスメ)や、プレゼントされたが好みが合わず使っていなかったブランドの化粧品(コスメ)などがあれば、見積もりを依頼するとよいでしょう。
また業者によっては、化粧品(コスメ)サンプルの買取に対応していることがあります。
デパートなどの化粧品(コスメ)カウンターでもらったサンプルが、未使用のままの状態で保管されているなら、まとめて売ってみてはいかがでしょうか。
その際は、宅配買取や出張買取を利用すると便利です。
リサイクルショップに買取依頼する
化粧品(コスメ)を取り扱うリサイクルショップに、買取を依頼する方法もあります。
家電や雑貨類を主に取り扱うリサイクルショップでは、買取対応していないことがあります。
ただブランド品のバッグや貴金属などを主に取り扱うリサイクルショップであれば、新品未開封の化粧品(コスメ)の高価買取ができることがありますので、化粧品(コスメ)の買取の可否をショップに問い合わせるとよいでしょう。
リサイクルショップでの化粧品(コスメ)の買取実績
製品詳細 | 買取価格 |
---|---|
CHANEL(シャネル)・マニキュア・ ヴェルニ ロング トゥニュ 544・使用済み | 500円 |
CHANEL(シャネル)・ フェイスパウダー・使用済み | 2,500円 |
ミラノコレクション・ フェイスパウダー・新品 | 3,000円 |
cle de peau(クレ ド ポー ボーテ )美白美容液40ml ・新品 | 8,000円 |
口紅等の化粧品(コスメ)合計41品・ 有名ブランド含む・使用済み未使用品混在 | 8,000円 |
リサイクルショップで高価に買い取られやすい化粧品(コスメ)には、次のような特徴があります。
- 新品未開封の化粧品(コスメ)
- 有名ブランドやメーカーの化粧品(コスメ)
- 流行の化粧品(コスメ)
またリサイクルショップに古い化粧品(コスメ)を買取依頼する場合、数量が多い方が高く買い取られる傾向があります。
ドレッサーや化粧ポーチの中で眠っている、未使用品や使用頻度の少ない化粧品(コスメ)があれば、まとめて買取依頼するのがおすすめです。
断捨離しながら、お金が手元に戻ってくる可能性があります。
フリマアプリやネットオークションに出品する
化粧品(コスメ)の買取専門店やリサイクルショップで希望するような値段がつかない化粧品(コスメ)は、フリマアプリやネットオークションを利用して売るのもよいでしょう。
フリマアプリやネットオークションの場合、出品に際して、すべて自分で作業を行わなければならないので手間がかかります。
ただ自分が納得できる価格を設定して出品できるのはメリットです。
リサイクルショップなどでは買値がつかない化粧品(コスメ)でも、意外な価格で売却できることもあります。
フリマアプリでの取引実績
商品詳細 | 取引価格(税込) |
---|---|
化粧品サンプル7点セット | 999円(送料込み) |
素肌しずく・濃密化粧水・新品未開封品 | 1,000円(送料込み) |
クリスチャンディオール・アイシャドウ・新品 | 1,150円(送料込み) |
シャネル等・デパート化粧品(コスメ)7点セット・中古 | 2,300円(送料込み) |
ロート製薬・スキンケア用品 ・3本セット・中古 | 1,500円(送料込み) |
まつ毛美容液等4点セット | 4,499円(送料込み) |
シャネル・ディオール・2点セット・中古 | 9,500円(送料込み) |
フリマアプリやネットオークションであれば、リサイクルショップなどで買取が難しいドラッグストアやプチプラのコスメも出品可能です。
またサンプル品や比較的リーズナブルな価格で流通している化粧品(コスメ)であれば、複数個をまとめて出品してお得感をアピールすると、購入希望者が見つかりやすくなります。
ただし使用済みの化粧品(コスメ)を出品する場合はトラブル回避のために、次の点にご注意ください。
- 口紅など肌に直接つけた化粧品(コスメ)は、肌に触れた部分を切り取る
- 化粧ブラシが付属する場合、洗浄済みであるか否か明記する
- 残量は重量を量るなど、客観的な数値を公開する
フリマアプリやネットオークションに化粧品(コスメ)を出品する際は、衛生面への配慮は十分におこなってください。
例えば、口紅など肌に直接塗る化粧品(コスメ)の場合、先端部分をカッターなどで切り取って出品するのがおすすめです。
ただこの場合、切り取った分だけサイズが小さくなります。
出品する際の注意点
- 使用頻度の割に残量が少ないと購入者から指摘されるのを避けるため、商品詳細にどのような処理を施してあるか記載する。
- 特に化粧ブラシが付属する化粧品(コスメ)を出品する場合は、ブラシの状態も明記する。
また化粧ブラシは、取り扱いが難しいので工夫が必要です。
洗顔料などを使って洗った場合、ブラシを傷めることもあります。
なお、ブラシを傷めないために、あえて洗わずに出品する方法も検討の余地があるでしょう。
その際は、未洗浄のため、使用前にご自身で洗浄していただきたい旨を、忘れずに商品詳細に書き添えてください。
化粧品(コスメ)を出品する際にトラブルの原因になりやすいのが、化粧品(コスメ)の残量です。
残量について主観に基づいて言及すると、購入者の価値基準と異なった場合にトラブルに発展することもあります。
例えば、「購入してから10回しか使っていないファンデーションです。」「ほとんど残量があります。」と、商品詳細に記載したとします。
しかし1回あたりのファンデーションの使用量には、個人差があります。
自分が思う10回分の使用量と、購入者がイメージする10回分の使用量が異なることは珍しくありません。
商品を受け取った購入者が「想定していたより少ない」と感じた場合、購入後に「商品詳細の記載内容よりも残量が少ない」「虚偽の申告をした」と指摘され、返金を求められることもあるでしょう。
化粧品(コスメ)を出品する場合は、計量したり、画像を添えたりといった工夫を凝らし、主観に寄らない方法で残量を記載するよう、心がけてください。
不用品回収業者に依頼する
断捨離や引っ越しなどのタイミングで、化粧品(コスメ)以外の不用品も一緒に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法があります。
化粧品(コスメ)を捨てる際の分別は難しく、手間がかかります。
ほかにも不用品があれば、それらすべての分別をおこなわなければなりません。
- ゴミの分別は不要
- 短時間のうちに搬出、回収できる
- 他の不用品も一緒に処分できる
例えば、古くなったドレッサーと一緒に、中に入っている化粧品(コスメ)も処分するといったことも、不用品回収業者なら可能です。
ただ不用品回収業者に依頼する場合、処分したいものの量が少ないと、割高になります。
化粧品(コスメ)のほかにも処分したい不用品が大量にある場合は、ぜひご検討ください。
また料金体系やサービス内容は、不用品回収業者によって異なります。
不用品回収業者への依頼を検討する際は、最低でも3社程度ピックアップして見積もりをとり、比較検討した上でご依頼ください。
まとめ
化粧品(コスメ)の捨て方の基本は、中身は可燃ゴミ、容器は不燃ゴミなどに分別することです。
化粧品(コスメ)の種類によっては、中身を出す作業に時間がかかるかもしれません。
しかしゴミを適切に分別することは、土壌汚染や水質汚染を防ぐために欠かせません。
面倒でも、正しい方法で化粧品(コスメ)を捨てることは欠かせません。
残量が多い場合は、捨てる前に、売る方法を試してみるのもよいでしょう。
ゴミとして捨てるはずだった化粧品(コスメ)を手放して、お金が手元に残る可能性があります。
ただ断捨離や引っ越しで化粧品(コスメ)以外にも捨てるものがある場合は、不用品回収業者を利用すると便利です。
ゴミの分別の手間なく、すべての不用品をまとめて処分できます。
化粧品(コスメ)をはじめとする不用品の処分をまとめて不用品回収業者に依頼したい場合は、「不用品回収モール」を活用して業者を選ぶのがおすすめです。
不用品回収モールでは、利用された方の口コミなどを参考にご自身のニーズに合った業者を簡単に比較検討できます。
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
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