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「モバイルバッテリーって、どうやって捨てるの?」
「膨張したモバイルバッテリーはどう捨てればいい?」
「モバイルバッテリーを処分するときの注意点を知りたい!」
モバイルバッテリーを処分しようとしている人の中には、上記のように思っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、モバイルバッテリーを捨てる際の注意点と具体的な処分方法を6つ紹介します。
モバイルバッテリーの処分で困っている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
この記事でわかること
- 処分する時の注意点
- 処分方法
- 売却処分する際の買取価格
モバイルバッテリーを処分する際の注意点
ここでは、モバイルバッテリーを処分する際の注意点を3つ紹介します。
電池の種類によって、処分方法が異なる場合がある
現在流通しているモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を使ったものが多いです。
そのため、それ以外の電池を使用しているモバイルバッテリーは、処分方法が異なる場合があります。
電池の種類は商品の取扱説明書や本体に印字されています。処分する際は、あらかじめ電池の種類を確認しておきましょう。
燃えないゴミには出せない
多くの自治体では、充電池式のモバイルバッテリーを燃えないゴミとして出すことはできません。
なぜなら、ゴミ収集を行っている過程で発火してしまう可能性があるからです。カンタンに処分できるからといって、燃えないゴミに出すのは絶対にやめましょう。
乾電池式のものは、本体から乾電池を取り除くことで、本体のみを燃えないゴミとして処分することができます。
ただし、こちらも金属部分が他の金属と触れ合うと発火してしまう恐れがあります。金属部分はガムテープやビニールテープなどを用いて絶縁しておきましょう。
膨らんだモバイルバッテリーは分解せず、速やかに処分する
膨らんだモバイルバッテリーは発火の恐れがあり、分解して直そうとするのは危険です。
自分で何とかしようとせず、速やかに処分しましょう。
モバイルバッテリーの平均寿命は使用頻度や環境、使用する機器によって異なりますが、およそ2年になります。2年以上使用している場合は、たとえ異常がなくても買い替えを検討してください。
また、変色や異臭がしている場合も、モバイルバッテリーが劣化しているサインです。
劣化が進んで膨らんでしまったものは、家電量販店やホームセンターの回収ボックスに入れたり、リサイクルショップで買い取ってもらったりすることはできません。基本的には製造メーカーに回収してもらうことになります。
モバイルバッテリーの捨て方6選
ここでは、モバイルバッテリーの捨て方を6つ紹介します。
家電量販店や自治体に設置された回収ボックスへ投入する
家電量販店の中には、「小型充電式電池リサイクルBOX」が設置されているお店があります。
例えば、ビックカメラやケーズデンキは、実際にリサイクルBOXを設置しています。
リサイクルBOXに投入できるモバイルバッテリーの条件
- リサイクル対象の電池はニカド、ニッケル水素、リチウムイオン電池
- 解体・破損しておらず、内部の電池が膨張していない
- モバイルバッテリーの端子がテープなどで絶縁にしてある
上記の条件はあるものの、回収ボックスに入れるだけなので、とても楽に処分できます。
もちろん回収料金は無料です。
ビックカメラやケーズデンキ以外にも、リサイクルBOXを設置している家電量販店はあります。
詳しく知りたい人は、小型充電池式電池のリサイクルを行っているJBRCの公式ページで確認してください。
モバイルバッテリーは家電量販店だけでなく、各自治体に設置された回収ボックスに入れて処分することもできます。ただし、自治体によっては発火の恐れがあるため、一律に回収を行っていない場合もあります。
主な地域のモバイルバッテリーの回収の有無
地域 | モバイルバッテリーの回収 |
---|---|
板橋区 | × |
大阪市 | × |
川崎市 | × |
横浜市 | 〇 (各区総合庁舎や集積事務所、区民利用施設などに設置された黄色い回収缶に入れる) |
札幌市 | × |
福岡市 | 〇 (東区役所や博多市民センター、中央体育館などに設置された資源物回収ボックスに入れる) |
家電量販店の場合と同様、捨てる際はモバイルバッテリーの端子を絶縁にする必要があります。
モバイルバッテリーが回収できるかどうかは、自分の住んでいる自治体の公式ホームページを見て確認しましょう。
製造メーカーに回収してもらう
先述した通り、劣化したり膨らんでしまったりしたモバイルバッテリーは、リサイクルボックスに投入することはできません。
こういった場合は、製造メーカーに連絡し回収してもらう方法がオススメです。
例えば、Ankerは故障したり、保証期間が切れたりした自社のモバイルバッテリーを郵送で回収しています。
メーカーによって対応は異なるので、回収してもらう場合は回収条件などをメーカーの公式ホームページで確認しておきましょう。
携帯ショップに持っていく
近くに店舗があるなら、携帯ショップに持っていくのもオススメです。モバイルバッテリーは携帯ショップに持っていけば、基本的に製品のメーカーを問わずに回収してもらえます。
受付で不要なモバイルバッテリーを渡すだけなので、手間をかけることなく処分することが可能です。
回収料金は無料なので、お金をかけずにモバイルバッテリーを処分したい人にも向いています。
ただし、土日祝日で店舗が混んでいる場合は、待ち時間が長くなってしまう可能性があります。
スムーズに処分したいなら、人が少ない平日の昼間に持っていくか、事前に店舗状況を電話で確認しておきましょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
モバイルバッテリーに故障や破損がない場合は、リサイクルショップに買い取ってもらうのがオススメです。
リサイクルショップに持っていけば、その日のうちに処分できます。ただし、モバイルバッテリーは安く入手できる上に、買い替え頻度が高い消耗品です。
そのため、買取金額はあまり期待しないようにしましょう。購入から年数が経てば経つほど買取価格は下がるので、売るつもりならできるだけ早く持っていきましょう。
具体的な買取価格
商品名 | メーカー | 買取価格 |
---|---|---|
モバイルバッテリー(舞台ロゴ) 「楽天コレクション ワールドトリガー the Stage」 A-1賞 | 楽天 | 600円 |
モバイルバッテリー Anker 321 Power Bank PowerCore 5200 (ブラック) | Anker | 200円 |
在原七海 モバイルバッテリー 「C100 RIDDLE JOKER 七海とおでかけセット」 | トイズ・プランニング | 2,000円 |
上の表を見ると、アニメやゲームのキャラクターが描かれた限定品のモバイルバッテリーは、買取価格が高くなることがわかります。
「リサイクルショップで売りたいけど、店舗に持っていくのは面倒臭い」
こういった人は自宅まで来て買取をしてくれる出張買取や自宅から商品を送る宅配買取がオススメです。
買取金額は店舗に持ち込むよりも安くなる傾向がありますが、店舗まで持ち込む手間を省いて売ることができます。
注意すべきことは、買取対象になるモバイルバッテリーは「PSEマーク」が付いたものだけという点です。
PSEマークとは、「電気用品安全法」に基づいた安全基準をクリアした電化製品に与えられるマークです。
この電気用品安全法により、2019年以降はPSEマークのないモバイルバッテリーは販売できなくなりました。
そのため、リサイクルショップに持っていく際は、まずはPSEマークがあるかどうかを確認しましょう。
昔買ってPSEマークがないモバイルバッテリーに関しては、他の処分方法を選ぶ必要があります。
フリマアプリで売る
モバイルバッテリーをできるだけ高く売りたい人は、フリマアプリを利用するのがオススメです。
フリマアプリは自分で好きな値段を設定できるので、リサイクルショップに持っていくよりも高く売ることができます。
配送方法によっては匿名で商品を発送することができるので、個人情報を知られたくない人も安心してください。
具体的なフリマアプリ
- メルカリ
- ラクマ
- PayPay
中でもオススメなのは、会員数がNo.1で不用品が売れやすい「メルカリ」です。
どのサービスを使えばいいか迷ったら、とりあえずメルカリを利用しましょう。
メルカリでのモバイルバッテリー取引実績
商品名 | メーカー | 状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
マグネット式モバイルバッテリー ブラック 6000mAh | IWALK | 未使用に近い | 2,800円 |
モバイルバッテリー 10000mAh | エレコム | 未使用に近い | 1,600円 |
モバイルバッテリー 15000mah ケーブル内蔵 | zepan | 新品、未使用 | 4,000円 |
メルカリなどのフリマアプリは、購入前に「値下げをしてください」とコメントで言われることが多いです。
そのため、出品する際は相場よりも少し値段を高めに設定しておきましょう。こうすることで、値下げを要求された場合でも交渉を有利に進めることができます。
ただし、フリマアプリは自分で商品の写真をキレイに撮ったり、商品説明欄を書いたりする必要があります。
フリマアプリを一回も使ったことがない場合は、上記の作業はかなり面倒に感じるかもしれません。「できるだけ面倒な作業はしたくない」という人は、他の処分方法を検討しましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
モバイルバッテリー以外にも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者に回収してもらうのがオススメです。
不用品回収業者は自宅まで来て不用品を一気に回収してくれるので、手間がかかることはありません。
即日回収に対応している業者も多く、できるだけ早くモバイルバッテリーを処分したい人にも向いています。
処分料金は依頼する不用品回収業者の料金プランや不用品の量によって変わります。ただし、モバイルバッテリーを単体で処分する場合は、他の処分方法よりも割高になってしまうことが多いです。
引越しや正月の大掃除など、不用品が大量に出るタイミングで一緒に回収してもらうのがベストです。
また、不用品回収業者の中には、必要な許可を持たない違法な業者が存在します。
そういった業者に依頼してしまうと、後から高額な料金を請求されたり、不用品が不法投棄されてしまったりする可能性があります。
依頼する際は、事前に古物商許可や一般廃棄物収集運搬業許可を持っているかどうかを確認することが大切です。
まとめ
この記事では、モバイルバッテリーを捨てる際の注意点と具体的な処分方法を6つ紹介しました。本記事で紹介した処分方法をまとめると、以下のようになります。
処分方法 | 処分費用 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
家電量販店や自治体に設置された回収ボックスへ投入する | 0円 | 回収ボックスに入れるだけで手軽に処分できる | 回収ボックスまで持っていく必要がある |
製造メーカーに回収してもらう | 0円(メーカーによっては送料が自己負担になる場合もある) | 故障したモバイルバッテリーも回収してもらえる | 郵送の場合は送料がかかる |
携帯ショップに持っていく | 0円 | 携帯ショップに持っていくだけで手軽に処分できる | 店舗が混んでいる場合は待ち時間が長くなってしまう |
リサイクルショップに買い取ってもらう | 0円 | 持っていくだけで手軽に売ることができる | 買取金額が安い |
フリマアプリに出品する | 0円 | 自分で好きな値段を設定できるので、高く売れやすい | 商品の写真をキレイに撮ったり、商品説明欄を考えたりする必要がある |
不用品回収業者に回収してもらう | 不用品の量や業者の料金プランによって異なる | モバイルバッテリー以外の不用品も一気に回収してもらえる | 処分料金が高い |
モバイルバッテリーの状態を確認し、上記の中から自分に一番合った方法を選ぶと良いでしょう。
モバイルバッテリー以外にも処分したいものがある場合は、不用品回収業者にまとめて回収してもらうのがオススメです。
しかし、中には「不用品回収業者はぼったくられるって聞くけど、利用して大丈夫なの?」と不安に思う人もいるはず。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
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