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毎日使用している方も多いトースター。パンが好きな方などを中心に私たちの生活に欠かせないため、汚れやすい家電でもあります。
処分して新しいものに買い替えたいと思っても、捨て方がわからない方は先延ばしにしてしまうのではないでしょうか。
この記事でわかること
トースターを処分した方が良いとき- トースターの具体的な捨て方
- 自治体以外での処分方法
そのような方のために、本記事ではトースターの処分方法を解説します。
自治体で捨てる以外にも、さまざまな処分方法があるので、自分にとっての最適な方法を見つけて、確実にトースターを処分してください。
トースターを処分した方が良いとき
他の家電と同じく、トースターにも寿命があります。寿命は平均5～6年ほどです。まだ動くからといって、寿命を迎えたトースターをそのまま使い続けていると、調理の効率が悪くなるだけでなく、出火事故の原因になるかもしれません。
自分では問題がないと思っていても、使いだして5～6年たったときは点検をすると安心です。
トースターが寿命を迎えたサイン
- 加熱できない
- 煙が出る
- 異臭や異音がする
加熱ができないのは、コードが断線して電気が通っていない可能性があります。この状態のまま使い続けると、煙が出るなどの症状に発展することもあるため、安全のためにもトースターを買い替えた方が良いです。ヒーター自体が壊れている場合もありますが、その場合も買い替えるしか方法はないでしょう。
内部にパンのクズなどがたまって、焦げ臭いにおいの原因になることもあります。これを放置していると、クズはヒーターの熱で過加熱状態になり、発火してしまうことがあります。
掃除をしても異臭がする場合は、寿命と判断しましょう。また、原因のわからない異音がする場合も、使用を中断してください。
トースターの捨て方
トースターを処分したいとき、最初に考えるのが自治体で回収してもらうことではないでしょうか。トースターは自治体によって、またその大きさによっても捨て方が変わってきます。
トースターの種類と大きさの違い
トースターには、大きく分けると2つの種類があります。
- オーブントースター
- ポップアップトースター
現在、よく使われているオーブントースターは、庫内の網・トレイの上に食材をのせて焼くことができます。パンだけでなくグラタンなど他の料理にも使えるのが特徴です。20,000円以上する高価格のものから、購入しやすい低価格のものまで揃っています。
食パンを縦に入れて焼くポップアップトースターは、オーブントースターが登場する以前から使われてきました。これはオーブントースターよりもサイズがコンパクトなことが多いです。
トースターは種類によって、大きさが違い、捨て方も違ってきます。
自治体で粗大ゴミとして処分
| 自治体名 | 料金 | 収集の条件 |
|---|---|---|
| 仙台市 | 400円 | 30cmをこえるもの |
| 世田谷区 | 400円 | 30cmをこえるもの |
| 江戸川区 | 400円 | 30cmをこえるもの |
| 葛飾区 | 300円 | 30cmをこえるもの |
| 横浜市 | 500円 | 30cm以上のもの |
| 名古屋市 | 250円 | ー |
| 大阪市 | 200円 | ー |
| 京都市 | 400円 | ー |
| 北九州市 | 300円 | オーブントースターは粗大ゴミ |
自治体では多くの場合、トースターは粗大ゴミになります。これは、30cm以上のものが粗大ゴミになると規定されていることが多いためです。現在多くの家庭で使われているオーブントースターは一辺が30cmをこえることが多いため、粗大ゴミになる確率も高くなります。
粗大ゴミは通常と異なった捨て方をしなくてはなりません。自治体によって細かな違いがありますが、概ね下記のような手順を踏むことになります。
- 電話やインターネットを使って、収集を予約
- 予約した当日に、指定された場所にトースターを出して置く
- 料金を支払って収集が完了
料金の支払い方も自治体によって異なりますので、事前によく確認をしておきましょう。
- 北九州市の場合：キャッシュレス決済と粗大ゴミ納付券の購入の2つの方法から選ぶことができる
- 横浜市の場合：市内の金融機関、郵便局での支払いと粗大ゴミ処理券の購入の2つの方法から選ぶことができる・粗大ゴミ納付書を使えば市外からも払うことができる
予約をしてから実際の収集までに時間がかかることも多いため、急いで処分をしたい場合は、余裕を持って申込みをしましょう。また、電話受付は曜日や時間が決められていることも多く、指定場所にトースターを出す時間も決められていることが多いです。
この捨て方は、確実に処分ができて料金も手頃ですが、時間に余裕がある方でないと難しいかもしれません。
また、処理施設に自分でトースターを持ち込めば、手数料の節約になります。例えば葛飾区の場合、通常は300円かかる手数料が持ち込みなら無料です。
ただし、自治体によっては持ち込みにも予約が必要な場合があるなど、独自の条件があることが多いため、事前に確認した方が良いでしょう。
大きさによっては不燃ゴミとして処分できる
| 自治体名 | 収集の条件 |
|---|---|
| 仙台市 | 30cm以下のものは家庭ごみ・小型の家電製品が含まれる |
| さいたま市 | オーブントースターのみ・回収ボックスにはいるトースターは小型家電リサイクル |
| 世田谷区 | 30cm以下のもの |
| 江戸川区 | 30cm以下のもの |
| 葛飾区 | 30cm以下のもの |
| 大阪市 | 30cm以下のものは普通ゴミ・大阪の普通ゴミには電気器具類が含まれる |
| 北区 | 小型家電を含む金属ゴミ |
| 横浜市 | 金属製で30cm未満は小さな金属類 |
| 北九州市 | トースターは小物金属 |
自治体によっては、トースターが不燃ゴミになります。トースターを粗大ゴミとして回収している自治体でも、30cm以下のものなら不燃ゴミとして回収してもらえる可能性があります。特に先ほど紹介したポップアップトースターは、不燃ゴミになる可能性が高いため、まずはサイズを確認しましょう。
不燃ゴミなら通常通りの捨て方になるため、手軽に処分ができますし、特別に料金はかかりません。
しかし、単なる不燃ゴミではなく、小型金属として収集している自治体もあります。その場合も捨て方が異なるため、事前に確認することが大切です。
小型家電リサイクルで回収してもらえる自治体も
トースターは小型家電リサイクルの対象品です。しかし、回収品目と回収方法は自治体が決めても良いことになっています。住んでいる自治体ではトースターを小型家電として回収していない場合もあり、回収をしている場合でもその方法はさまざまです。必ず確認をしてください。
自治体での回収方法
| 回収ボックス | 公共施設や家電量販店に設置したボックスに小型家電を入れて回収 |
| ステーション回収 | 集積場などで回収 |
| イベント回収 | イベント時に期間限定で回収 |
| ピックアップ回収 | 処理施設内に集められた不燃ゴミの中から、職員が小型家電をピックアップする |
リサイクルしたい方は、事前の確認を忘れないようにしましょう。下記はトースターを小型家電リサイクルの対象品として回収している実例です。
- 名古屋市 縦15cm×横40cm×奥行25cm以下のものは、小型家電回収ボックスへ
- 京都市 縦30cm×横40cm×奥行40cm以下のものは、小型家電回収ボックスへ
- 岡山市 協力店舗、資源回収所、市の施設で回収
家電量販店で処分
住んでいる自治体でトースターが小型家電リサイクルの対象品でない場合も、家電量販店に持ち込んで処分できます。家電量販店でも、それぞれの店舗によって違いがあるため、自分に合った店舗を選ぶと良いでしょう。
ケーズデンキ
家電製品1つずつに料金が定められており、わかりやすい仕組みになっています。トースターは小型品目に分類され、料金は550円です。
ヤマダ電機
自社サイトには回収品目がすべて載せられていませんが、小型品目の料金はケーズデンキと同じ550円です。トースター以外にも回収して欲しい小型家電がある場合は、指定のダンボールに詰めて1,650円で回収してもらえます。
ケーズデンキとヤマダ電機は、店頭に持ち込むことが前提です。自宅に回収に来てもらいたい場合は、出張費がかかったり、料金が異なることがあります。持ち込みには手間がかかりますが、新しいトースターを購入する予定のある方にとっては、買い替えと処分が一度に終わるためお勧めの方法です。
コジマ
コジマで行っているのは「リネットジャパン」による小型家電リサイクルサービスです。ダンボール箱に小型家電をどれだけ詰めても、料金1,958円で処分してくれます。自宅から宅配便で送れば処分が完了しますから、出かけにくい方にも最適です。しかし、トースターだけを処分したい場合は、料金が高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
まだ使えるトースターなら売却を検討
購入してから5年も経過していないトースターで使用頻度も高くないものなら、売却を検討するのも良いでしょう。売却には、リサイクルショップを利用する方法とフリマアプリなどを利用する方法の2つが考えられます。
リサイクルショップで売却
リサイクルショップでは、出張買取を行っている店舗もあります。わざわざ店舗に持ち込まなくても処分できる可能性があります。このとき、出張費が無料の店舗を選べば、売却が成立しなくても自分にダメージはありませんので、気軽に査定依頼ができます。
ただし、一般的なメーカーの低価格のトースターでは売却が難しいかもしれません。
人気のトースター
- バルミューダ
- デロンギ
- レコルト
- クイジナート
以上のブランドのトースターは高価格でも人気があります。例えばバルミューダの「BALMUDA The Toaster」は、給水口がついているのが特徴です。パンの内部の水分を保ちながら、外側はカラリと焼き上げることができます。そして優れた機能を持ちながらも、デザイン性に優れていて、2015年にはグッドデザイン賞・金賞を受賞しました。
つまりトースターには性能とともに、見た目の良さ・インテリア性も求められています。以下はリサイクルショップ「アシスト」での買取価格です。
- バルミューダ K01A-KGトースター 買取価格5,000円
- バルミューダ ザ トースター K01A-WS 買取価格3,000円
- デロンギ製 トースター TTM020J-WH 買取価格15,000円
キッチンで使うものだけに、何よりも重要なのが清潔であることです。たとえ人気のあるブランドの製品であっても、店舗に持ち込む際にはよく掃除をしておきましょう。また、新品のまま長い間しまっていたものについても、キチンと動くのかを確認してください。
フリマアプリなどで売却
フリマアプリなどを利用すれば、自分で価格設定ができます。人気のブランドのものが売却しやすいのはもちろんですが、リサイクルショップで買取を断られたトースターでも、低い価格設定をすることで売却できるかもしれません。実際にメルカリでは使用済み、国産の低価格のものが出品されており、売却も成立しています。
- 2018年製 日立 オーブントースター HTO-CT30 1,999円で売却済み
- KOIZUMI トースター 3,300円で出品
- バルミューダ BALMUDA The Toaster 22,000円で出品
ただし、メルカリでは売却が成立すると、手数料として売上金額の10%が差し引かれ、送料も自分の負担となることがほとんどです。自分で梱包と発送をしなくてはいけないことも、慣れない方には負担になります。すべてを考えて販売金額を考えないと、手間だけがかかることになるでしょう。
また、トースターの内部が汚れていることでトラブルに発展する可能性もあります。リサイクルショップを利用するよりも、気を使う必要があるかもしれません。この方法は、以下のような方にはあまりお勧めできません。
- 自分で梱包して、壊れないようにトースターを送るのが面倒
- 個人間でのやり取りが苦痛
このように感じる方は「ジモティー」を利用すると良いでしょう。
ジモティーなら、自宅の近辺で必要としている方を探して、直接手渡すことも可能です。この方法なら梱包や発送の手間を省くことができますし、『発送の途中で壊れるのではないか』という不安も解消されます。
不用品回収業者に依頼する
とにかく急いで処分したい方は、不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。不用品回収業者は申込みをしてから、対応するまでの時間が短いため、早く処分を終わらせることができます。
不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者は1回の回収につき、10,000円程度の料金設定をしていることが多いため、「高い」というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、その料金でも良いと思うようなメリットがあるのも事実です。
- 早朝や深夜にも対応してもらえるため、どのような生活サイクルの方も処分ができる
- トースター以外に不用品があれば、一緒に持って行ってもらえる
- 自分で分別や運搬などをする必要がない
- 不用品買取を行っている業者が増えているため、不用品が利益になることも
不用品回収業者なら、どのような状態のトースターでも確実に処分をしてくれますし、自力では捨てることが難しい大きな家電などを一緒に処分することも可能です。引っ越しなどで一度に多くのものを処分したいという状況なら、不用品回収業者の料金は決して高いものではありません。
不用品回収業者は慎重に選ぼう
ただし、不用品回収業者とのトラブルを避けるためにも、業者選びは慎重に行う必要があります。
一般家庭の不用品を回収するには自治体から次の許可を得ている必要があります。
- 一般廃棄物収集運搬許可
- 古物商許可
ホームページを公開している業者なら、これらの許可を得ているかどうかを確かめることができるでしょう。ホームページに、所在地や連絡先まで記載されていればより安心できる業者だといえます。
また、自治体のホームページでも、近隣の一般廃棄物収集運搬許可業者を紹介していることが多いです。業者選びの参考にできるでしょう。
無許可の業者に依頼することは、高額な料金を請求されるといったトラブルになるだけではありません。不法投棄や環境破壊の原因にもなります。私たちは責任を持って、不用品回収業者を選ぶ義務があるのです。
不用品回収業者をお探しの際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください！
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト（ぼったくりなどの被害を防ぎたい）に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。
まとめ
トースターの処分方法をいくつか解説してきました。自治体での捨て方だけではなく、家電量販店に引き取ってもらったり、売却したりと方法はいくつもあることがわかっていただけたはずです。
古いものを処分するのに、費用をかけたくない方は自治体で処分すれば良いし、時間がない方は不用品回収業者を選ぶと良いでしょう。
不用品の処分に高額な費用をかけるのを後ろめたく感じる方もいるかもしれませんが、時間を買ったのだと思えば前向きな気持ちになれます。
古いトースターを我慢して使っていても、毎朝気持ちが重くなるだけです。しかも、火災などの原因になることもあり得ますから、確実に処分することが必要になります。ぜひ、本記事を参考にして、古いトースターを処分してください。
