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粗大ごみ処理券の購入には、注意すべき点がいくつか存在します。誤った券を購入してしまうと、無駄に購入代金を支払うことになりかねません。
この記事では、初めて粗大ごみを出す予定の方にとって、非常に参考になる内容となっています。
この記事でわかること
粗大ごみ処理券の購入場所- 粗大ごみ処理券の具体的な購入方法
- 粗大ごみ処理券の記入の仕方
- 粗大ごみ処理券購入時の注意点
粗大ごみ処理券はどこで買える？
粗大ごみ処理券の取扱店は自治体によって異なりますが、代表的なのは以下の場所です。
- コンビニエンスストア
- スーパーマーケット
- 生活用品などを販売している小売店
- 自治体の清掃事務所
- 郵便局
- 粗大ごみ回収の申し込みサイト(粗大ごみ処理券は発券されない)
また粗大ごみを販売している店舗には、「粗大ごみ処理券取扱店」のマークが掲示されています。店舗の入り口などの目立つ箇所に掲示されていることが多いので、これを確認するのもひとつの方法です。
粗大ごみ処理券取扱店マークの例：千葉県船橋市
画像引用元：船橋市公式ホームページ
電話で粗大ごみ回収の申し込みをする場合であれば、粗大ごみ処理券を買える場所について、オペレーターに確認するのもよいでしょう。
インターネット申し込みでも、サイト内に粗大ごみ券を買える場所のリンクが設置されていることがほとんどですのでご参照ください。
コンビニエンスストアで処理券を買う方法
コンビニエンスストアは、粗大ごみ処理券を買える一般的な場所として広く利用されています。
例えばコンビニエンスストア最大手であるセブンイレブンでの粗大ごみ処理券の買い方は、次の通りです。
- レジで粗大ごみ処理券を買いたい旨を店員に、申し出る
- 支払いする
- 店員が領収印を押す
- 粗大ごみ処理券を受け取る
粗大ごみ処理券は金券の一種に分類されており、店頭に陳列されることはありません。セルフレジでは購入できないため、店員のいるレジに並ぶ必要があります。
粗大ごみ処理券を買う際は、レジの店員にいくら分の粗大ごみ処理券が必要かを申し出てください。
例えば千葉県松戸市であれば、粗大ごみ1点につき1,000円の粗大ごみ回収の手数料がかかります。粗大ごみ処理券は1,000円券の一種類です。粗大ごみ2点を捨てる場合は、粗大ごみ処理券を2枚買います。
粗大ごみ処理券の値段
粗大ごみ処理券の値段や種類は、自治体ごとにさまざまです。
例えば千葉県船橋市の場合、粗大ごみ回収の手数料は品目によって370円、740円、1,110円、1,480円の4段階あります。ただし粗大ごみ処理券は、370円券の1種類です。品目に合わせて必要な枚数を購入するシステムです。
また東京都八王子市の場合は、5ポイント券(500円)と1ポイント券(100円)の2種類があります。粗大ごみ回収の手数料によって、ポイント券(500円)と1ポイント券を組み合わせて買ってください。
粗大ごみ処理券を現金以外で買う方法
粗大ごみ処理券を購入する際は、現金払いが基本です。クレジットカードや電子マネー、QR決済などは、ほとんどのケースで利用できません。
ただ次の方法によって現金払い以外の方法で粗大ごみ処理券を買えるケースがあります。
1.コンビニエンスストア提供のバーコード決済や電子マネーで支払う
一部自治体やコンビニエンスストアに限定されますが、各コンビニエンスストアが提供するバーコード決済や電子マネーで粗大ごみ処理券を買える場合があります。
現金払い以外の方法で粗大ごみ処理券を購入できるのが、次の2つです。（※2023年6月の時点）
- セブンイレブンが提供する電子マネー「nanaco(ナナコ)」
- ファミリーマートが提供するバーコード決済サービス「FamiPay(ファミペイ)」
ただしすべての自治体の粗大ごみ処理券を、nanacoやFamiPayで購入できるわけではありません。対応していない地域も多数ありますので店頭でご確認ください。
例えばFamiPayでの粗大ごみ処理券に対応している自治体は、以下の通りです。
画像引用元：Family Mart
2.粗大ごみ申し込みの公式サイトでオンライン決済する
一部自治体では、粗大ごみの回収をインターネットから申し込みする際に、サイト内でオンライン決済できます。
例えば東京都八王子市の場合、インターネット経由で粗大ごみの回収を申し込みする際にオンライン決済を選択すると、クレジットカードもしくはPayPayによる支払いが可能です。
ただしこの場合、粗大ごみ処理券は発券されません。自分で用意した紙に必要事項を記入し、粗大ごみに貼り付ける必要がある点にご注意ください。
クレジットカードなどによるオンライン決済を希望する場合は、お住まいの自治体の粗大ごみの回収申し込みサイトでサービス提供の有無をご確認ください。
粗大ごみ処理券の書き方
粗大ごみ処理券に記載する内容は自治体によって異なりますが、次の3点を必須としているケースが多い傾向があります。
- 粗大ごみの収集日
- 申込者の名前
- 粗大ごみの回収申し込み時に発番された受付番号
粗大ごみ処理券の多くは、自分で記載しなければならない事項の項目が空欄になっており、記載事項は自治体ごとに異なります。
例えば、千葉県松戸市の粗大ごみ処理券は、収集日と名前を記載する仕様です。
画像引用元：松戸市公式ホームページ
東京都八王子市の場合は、収集日の記載に加えて受付番号か名前のいずれかを記載する仕様になっています。
画像引用元：八王子市公式ホームページ
粗大ごみ処理券の空欄に漏れなく記載すれば、あとは粗大ごみの目立つ箇所に貼り付け、回収当日に指定の収取場所に出すだけです。粗大ごみ処理券はシールになっているため、シール裏面の剥離紙を剥がすだけで、簡単に貼り付けられます。
粗大ごみシールに名前を書きたくない場合
ほとんどの自治体で粗大ごみ処理券に名前を書くことを義務付けています。
これは誤って粗大ごみを回収しないよう、回収スタッフが粗大ごみを申し込み情報と照らし合わせたり、収集日に集積所に出していない場合や不法投棄があった場合に連絡をとったりする際に使用するものです。粗大ごみの不法投棄を未然に防ぐ策でもあります。
しかし個人情報の取扱いという観点で、粗大ごみに名前を書いて貼り付けることを懸念する方も多いでしょう。
粗大ごみシールに名前を書きたくない場合の対応については自治体ごとに異なります。
例：東京都八王子市
粗大ごみシールに名前を書きたくない場合、東京都八王子市では、収集日に加えて受付番号が書かれていれば名前が書かれていなくても回収可能です。
多くの自治体では、粗大ごみシールに「名前もしくは受付番号」と記載されていない場合は、名前の記載が必須なケースがほとんどだということは理解しておきましょう。
自治体の許可を得ないまま無断で名前を記載せずに集積所に出せば、不法投棄の扱いとなるので注意が必要です。
粗大ごみシールに名前を書く欄しかなく、どうしても名前を書くことに抵抗がある場合は、次のいずれかの方法をご検討ください。
- 自治体の粗大ごみの担当部署や清掃事務所に相談する
- 粗大ごみの回収センターまで粗大ごみを自分で持ち込む
粗大ゴミ回収センターまで持ち込みする際も事前の申し込みが必要です。またゴミの排出量削減を図る目的で、直接持ち込みを制限している自治体もあります。詳細はお住まいの自治体にお問い合わせください。
個人情報の保護の観点から、粗大ごみに名前を書いてごみ集積所に置くシステムには異を唱える声も少なくありません。今後の運用方法の改善が期待されます。
粗大ごみ処理券を買う時の注意点
粗大ごみ処理券を買う際は、次の点にご注意ください。
- 粗大ごみ処理券は原則として返品できない
- 自身の住まい先の自治体の粗大ごみ処理券を購入する
- 家庭から排出される粗大ごみの処理券を購入する
- 回収センターに持ち込む際は粗大ごみ処理券の事前購入の要否を事前に確認する
- 粗大ごみシールは漏れなく正確に記載し正しく貼り付ける
- オンライン決済した際は必要事項を記載して粗大ごみに添付する
1.粗大ごみ処理券は間違って購入しても返品できない
一旦購入した粗大ごみ処理券は、原則として返品や払い戻しができません。
ただ自治体によって規定の内容は異なるものの、一部例外的に返品や払い戻しに対応するケースもあります。
- 誤って粗大ごみ処理券を購入した場合
- 天候等の都合で自治体が粗大ごみの回収を取りやめた場合
- 粗大ごみ処理券を購入した市区町村から転出する場合
- 家庭用の粗大ごみ処理券と事業者用の有料ごみ処理券を誤って購入した場合
この場合、市区町村の役所の粗大ごみを担当する部署などで手続きをとることで、返品や払い戻しが可能です。
またほとんどのケースで銀行振り込みで返金されます。処理完了まで時間がかかる点は理解しておきましょう。
例：千葉県松戸市
千葉県松戸市の場合、市役所本庁の環境業務課もしくは各支所に以下を持参して手続きすれば、銀行口座への振り込みによって払い戻しを受けられます。
- 印鑑
- 粗大ごみ処理券及び領収証書
- 通帳・キャッシュカード等の口座が確認できるもの
ただし、次の条件を満たさない場合は手続きできません。
- 自治体の担当部署以外で手続きする
- 粗大ごみ処理券と領収証書の両方が揃っている
- 粗大ごみ処理券購入日の翌日から5年以内
いずれの自治体でも、コンビニエンスストアやスーパーマーケットといった、粗大ごみ処理券の取扱店での返品や返金には対応していません。必ず役所の担当部署まで出向いて手続きを取らなければならない点にご注意ください。
2.自身の住まい先の自治体の粗大ごみ処理券を購入する
粗大ごみ処理券は、ご自身の住まい先の自治体が発行したものを購入しなければなりません。
例えば、隣の市町村と隣接したエリアに出店するコンビニエンスストアなどの場合、複数の自治体の粗大ごみ処理券を取り扱っていることがあります。
誤って別の自治体の粗大ごみ処理券を購入した場合、粗大ごみは回収されません。
また返品申請する場合は、誤って購入した粗大ごみ処理券を管理する自治体の窓口まで出向いての手続きになり、手間も時間もかかります。
粗大ごみ処理券を購入する際は、ご自身がお住まいの自治体のものを購入するようご注意ください。
3.家庭から排出される粗大ごみの処理券を購入する
有料ごみ処理券には、次の2種類があります。
- 有料粗大ごみ処理券
- 事業系有料ごみ処理券
家庭から排出される粗大ごみを捨てるために買うのは「有料粗大ごみ処理券」です。
ただコンビニエンスストアや小売店では、複数の有料ごみ処理券を取り扱っていることが多々あります。店員が誤って事業系有料ごみ処理券で会計処理することもあるでしょう。
家庭から排出される粗大ゴミに使用する粗大ごみ処理券を購入する際は、「粗大ごみ処理券」や「有料粗大ごみ処理券」と記載されていることをご確認ください。「事業用」の記載がある処理券は使用できません。
4.持ち込む際は粗大ごみ処理券の事前購入の要否を事前に確認する
粗大ごみ処理センターに自分で粗大ごみを持ち込む際の運用方法は、自治体によって異なります。
事前の申し込みは必須としているケースがほとんどですが、粗大ごみ処理券を事前に購入して添付する自治体もあれば、持ち込みした際に現金等で支払いするケースもあります。
お住まいの自治体での取り扱いについて、事前に確認の上、粗大ごみ処理料金の二重払いしないようご注意ください。
5.粗大ごみシールは漏れなく記載する
粗大ごみシールは、収集日や名前等を記載する項目が空欄になっています。粗大ごみを出す前に空欄をすべて埋めてください。記載事項に漏れがあると、収集日当日に回収されません。
粗大ごみシールへの名前の記載に抵抗がある場合は、自己判断で空欄にせず収集日を迎える前に自治体にご相談ください。
また粗大ごみ収集券の裏面は強力なシールになっていますが、万が一剥がれて紛失した場合は粗大ごみは回収されません。この場合、粗大ごみシールを再度購入し直さねばならず、倍の料金がかかります。
6.オンライン決済した際は必要事項を記載して添付する
オンライン決済で粗大ごみの回収料金の支払いを済ませた場合、粗大ごみ処理券は発券されません。必要事項を任意の紙に自分で記載し、粗大ごみに添付しなければなりません。
必要事項を書いた紙を貼っていない、もしくは記載事項に不足があるといった場合は、粗大ごみは回収されないのでご注意ください。
書き漏れなどの不安がある場合は、コンビニエンスストアの店頭などで粗大ごみ処理券を購入するとよいでしょう。
まとめ
粗大ごみ処理券は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店で購入できます。
粗大ごみ回収の申し込みを済ませたら、所定の料金分の粗大ごみ処理券を購入し、粗大ごみに添付して収集日当日に指定の場所まで搬出する流れです。
ただ、粗大ごみ処理券を購入する際は、店舗まで出向かなければならず手間がかかります。
また、キャッシュレス決済するためには、nanacoやFamiPayを利用していなければなりません。現金を日頃持ち歩かない方にとっては不便です。
さらに、複数の粗大ゴミを捨てる場合、粗大ごみの数だけ粗大ごみ処理券を買わなければならず、粗大ゴミシールへの記入やシール添付にも手間がかかります。
処分したい粗大ごみが多い場合は、不用品回収業者に依頼すると便利です。
不用品回収業者なら、粗大ごみ以外の不用品もまとめて回収できます。
粗大ごみ処理券に名前を書く必要もないので、個人情報の漏洩などの不安も解消されるでしょう。
不用品回収業者を利用する際は、業者探しに「不用品回収モール」をご活用ください！
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