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「プラモデルを処分したいけど、何ゴミとして捨てていいの?」「未使用プラモデルはどうやって処分するのがいい?」とお悩みの人もいるでしょう。また、プラモデルの関連品であるランナー・塗料・溶剤の処分方法にお困りの方もいるはずです。
そこでこの記事では、プラモデルの捨て方や関連品の処分方法についてわかりやすく解説しています。
この記事でわかること
- 要らなくなったプラモデルの捨て方
- 未使用プラモデルの処分方法
- プラモデル関連品の捨て方
未使用のプラモデルは買取価値もあるので、ゴミ出しや売却の参考にしてください。
プラモデルの捨て方は燃えるゴミ?燃えないゴミ?
プラモデルはプラスチック系の素材であるため、燃えないゴミとして処分できる自治体が多いです。一方で、燃えるゴミとして処分できる自治体も少なくありません。
そのため、プラモデルを捨てる前に、自治体の分別ルールをチェックしましょう。例えば、次の方法でお住まいの自治体ルールを確認できます。
- 「〇〇(自治体名) プラモデル 分別」と検索する
- 自治体の公式サイトにアクセスしてプラモデルの項目をチェックする
また、大量のプラモデルを処分する際にゴミ袋のサイズが30cm(自治体によっては50cm)を超える場合には、粗大ゴミ処分が必要になるかもしれません。こちらの情報も自治体ルールに定められているので、事前に確認したうえで処分しましょう。
また、プラモデルと同じように飾るフィギュアの捨て方を知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。自治体別の分別ルールも紹介しています。
未使用プラモデルのおすすめの処分方法
プラモデルを箱から出しておらず未使用のまま処分を考えている人は、買取やリサイクルの価値があると覚えておきましょう。
ゴミ出し以外の選択肢を紹介しているので、あわせて確認してください。
フリマアプリ・オークションサイトに出品する
未使用のプラモデルは、次のようなフリマアプリやオークションサイトに出品して、個人間売買をするのがおすすめです。
【フリマアプリ】
- メルカリ
- ラクマ
- PayPayフリマ
【オークションサイト】
- ヤフオク!
- モバオク
フリマアプリやオークションサイトは、プラモデルを安く購入したい人やコレクションを趣味にしているマニアも登録しているため、売却できる可能性があります。
また、希少価値が高いプラモデルや生産終了したプラモデルは高い価値がつくケースも少なくありません。
もし未使用のプラモデルをお持ちなら、アプリやサイトで商品名を検索して、売れそうかチェックしてみるのがおすすめです。
完成済みプラモデルもクオリティ次第で高額出品が可能
プラモデルが完成済みであっても、以下に示すようなプラモデルであれば、クオリティ次第で高額出品が可能です。
- プラモデルをおしゃれに塗装している
- パーツに装飾を加えている
- ジオラマをつくっている
例えば、影やキズなどを塗装してリアリティを高めているプラモデルには市販品とは違う「味」がありますし、パーツを装飾してクオリティを高めているプラモデルも市販では手に入らない魅力があります。
また、ジオラマなど周囲の風景などをつくっている場合には、魅力的な雰囲気も相まって購入希望者が現れやすくなるでしょう。
もちろんクオリティ次第で購入されるか否かが変わるので、塗装や装飾にこだわった完成済みのプラモデルをお持ちの方は、一度フリマアプリやオークションサイトに出品してみてはいかがでしょうか。
リサイクルショップに買取してもらう
未使用のプラモデルは、リサイクルショップに次の方法で買取してもらえる場合があります。
- 店舗買取
- 出張買取
- 郵送買取
買取価格は安くなりますが、ゴミ出しするよりもお得なのは間違いありません。とはいえ1品あたりの買取額は小さいので、ほかにも買取してもらいたい品がある場合に利用するのがおすすめです。
リサイクルプロジェクトに提供する
未使用(完成済みも含む)のプラモデルは、リサイクルを行って新しい製品に生まれ変わらせることが可能です。
例えば、ガンプラなどのプラモデルを提供しているバンダイnamcoでは、要らなくなったガンプラを回収して新しい製品につくり変える「ガンプラ リサイクル プロジェクト」を実施しています。
プロジェクトのなかでは、新しいガンプラの素材に再利用する取組や、素材を焼却する際の熱から電気を生み出す面白い取組が実施されているそうです。
ほかにもプラスチック製品を求める企業や自治体も見つかるので、ぜひリサイクルを視野に入れてみてください。
またプラスチック素材は、アップサイクルにより新たな製品に生まれ変わらせる取組や事業も実施されています。アップサイクルについて詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。
不用品回収業者に回収・買取してもらう
未使用・完成済みのプラモデルを大量に処分したいなら、不用品回収業者に回収と買取をまとめて依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者は、プラモデルだけでなく、自宅にあるすべての不用な品を回収してくれます。「引っ越しのために自宅の不用品を捨てる必要ができた」「大掃除のためにプラモデルを処分したい」という人は、家全体の片付け対応が可能な不用品回収業者に相談してみてください。
ちなみに不用品回収業者でも、未開封のプラモデルに買取需要があります。買取サービスを組み合わせることにより、回収費用を相殺できるかもしれません。
プラモデル関連品の捨て方
プラモデルをつくるときには使用した(出た)ランナーや、塗料、接着剤などの処分方法にお困りの方も多いでしょう。
参考として、プラモデル関連品の捨て方をひとつずつ解説します。以下に分別表もまとめているのでゴミ捨ての参考にしてください。
プラモデル 関連品 | 分別方法 |
---|---|
ランナー (つなぎ) | 燃えるゴミもしくは燃えないゴミ サイズが大きい場合は粗大ゴミ |
塗料 | 内容物:燃えるゴミもしくは燃えないゴミ |
溶剤 (接客剤) | 内容物:プラスチックゴミ |
シンナー (薄め液) | 内容物:プラスチックゴミ |
塗料瓶 | 容器(ガラス・アルミ):カン・ビン 容器(プラスチック):プラスチックゴミ 容器(金属):燃えないゴミ |
プラモデルのランナー(つなぎ)の捨て方
ランナー(つなぎ)とは、プラモデルのパーツをつないでいるプラスチック素材のことです。
プラモデルと同じプラスチック素材ですので、基本的には「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」のどちらかで処分できます。しかし、自治体によって処分ルールが違うため、自治体公式サイトをチェックするのが良いでしょう。
また大量のランナー(つなぎ)を捨てる予定であり、ゴミ袋のサイズが30cmを超える場合には、粗大ゴミ処分が必要になるかもしれません。こちらについても自治体の公式サイトに分別ルールがまとめられているので、一度確認してみてください。
プラモデル塗料の捨て方
プラモデルを塗装する塗料は、液体のまま捨てるとゴミ袋が大変なことになってしまうので、要らない布や紙にしみこませて乾燥させてから処分する必要があります。
乾燥させた塗料は、自治体によって処分方法が「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」に分かれます。自治体ごとに定められている塗料関係の捨て方を調べてから分別してください。
固まりにくい塗料は固化剤を使う
処分する塗料によっては布や紙にしみこませても、なかなか固まらない場合があります。そこでおすすめなのが、すばやく塗料を固める「固化剤」を利用する方法です。
塗料の中に適量の固化剤を混ぜ込めば、短時間で塗料が固まります。10分程度で固化するため、塗料を容器から取り出したら自治体ルールに従ってゴミ出ししましょう。
容器の中で固まった塗料はかき出して処分しよう
塗料が残り少ない場合や、固化剤を使った場合には、容器の中に固まった塗料が付着するケースも少なくありません。
このとき塗料が付着したまま処分すると、焼却処分する際に有毒ガスが発生して環境に悪影響を及ぼします。要らないスプーンや割りばしなどを使いきれいに剥がすようにしてください。
またプラモデルの塗料と似たペンキの正しい捨て方を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。処分時の注意点についても解説しています。
プラモデルに使う溶剤(接着剤)の捨て方
プラモデル同士を付着させる溶剤(接着剤)を捨てる際には、内容物を出してから処分してください。
溶剤(接着剤)はプラスチック製の素材であるため、固化させたらプラスチックゴミとして処分しましょう。粘着系の素材ですので、なるべく素手で触らないことをおすすめします。
プラモデル製作で余ったシンナー(薄め液)の捨て方
塗料と混ぜることで塗りやすさが向上するシンナー(薄め液)は、内容物を出してから処分しましょう。
内容物であるシンナーを要らない布や紙などにしみこませたら、乾燥させて燃えるゴミとして処分してください。シンナーを出すときには有毒ガスが発生するため、屋外の風通しが良い場所で処分するのがおすすめです。
プラモデル製作に使用した塗料瓶の捨て方
プラモデルに使用した塗料や溶剤、シンナーなどを入れていた容器は、素材に合わせて処分方法が変化します。
例えば、容器がガラス製やアルミ製の素材なら、ビン・カンのゴミ袋に分別できます。また、プラスチック製の容器の場合はプラスチックゴミ、金属製の素材なら燃えないゴミとして分別するケースが多いです。
容器パッケージに記載された材料情報から処分方法を判断して、ゴミ出しする必要があると覚えておきましょう。
また、容器の内側に内容物が残っている場合には、きれいに取り除く必要があります。固化しているなら、要らないスプーンや割りばしでこすり落とすのがおすすめです。
まとめ:プラモデルおよび関連品は自治体によって処分ルールが違う
プラモデルや関連品を処分する際には、捨てる素材によってゴミ出しの方法が違うことに注意してください。特に関連品は、内容物と容器を分けるなど、分別にかなりの手間がかかります。
もし「大量のプラモデルを自分で処分できない」「分別ルールが細かいから処分するのが面倒だ」とお悩みなら、不用品回収・買取やゴミの分別もまとめて依頼できる不用品回収業者に相談しましょう。未開封のプラモデルの場合、買取してもらうことで回収費用を相殺できるかもしれません。
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