ペンキ(塗料)の正しい捨て方!自治体で回収可能?処分時の注意点も

ペンキ(塗料)

「少しだけ余ったペンキ(塗料)は可燃ごみに出してもいい?」
「仕事で使い切れなかった大量のペンキ(塗料)はどこに処分を頼むべき?」
「ペンキ(塗料)の薄め液はどうやって処理すればいい?」

DIYが身近になり、初めてペンキ(塗料)を使う人が増えている一方、使った後の捨て方に戸惑う人も増えています。

この記事では、余ったペンキ(塗料)の適切な処理と手順、ペンキ缶やスプレーの捨て方について解説します。

また、仕事で大量のペンキ(塗料)が余ってしまった場合の処理についても紹介します。

この記事でわかること

  • ペンキの種類と用途
  • ペンキを処分する際の注意点
  • ペンキの処分方法
  • ペンキの容器の処分方法
  • ペンキの洗い液・薄め液の処分方法

ペンキ(塗料)の用途と種類の分類

ペンキ(塗料)は水性油性に分けられます。

両者の特徴と適した用途は以下の通りです。

油性ペンキと水性ペンキの違い

特徴適した用途
油性ペンキ(塗料)・乾燥するときに有機溶剤が揮発する
・VOP(揮発性有機化合物)を使用している
・換気と呼吸保護が必須
・屋外や高摩擦の場所の塗装に適している
・耐久性と光沢性が高い
外壁、フェンス、ウッドデッキ、金属など
水性ペンキ(塗料)・乾燥するときに水分が蒸発する
・低VOCで環境に優しい
・換気の必要性が低い
・屋外や高摩擦の塗装には適さない
・耐久性と光沢性が少ないことが多い
壁や天井、家具や玩具など

ラッカーだから油性、アクリルだから水性という分類ではなく、水性ラッカーや油性エナメルなどもあるので、必ず製品の説明を読んで判断しましょう。

ペンキ(塗料)を捨てる時の注意点

ペンキ(塗料)を捨てるときは、体調不良火災事故自然環境の汚染を避けるための対策が大切です。

作業中は十分な換気、火気の無い環境を確保して行いましょう。

ここからは具体的な注意点を解説するとともに、ペンキ液の処理について説明します。

ペンキの処分作業は換気のいい場所で行うこと

ペンキ(塗料)の処分作業は、十分な換気を心がけてください。

屋外での作業がベストですが、屋内で行う場合は全ての窓やドアを開けて風を通します。

大半のペンキ(塗料)にはVOCと呼ばれる「揮発性有機化合物」が含まれており、過度に吸い込むと「頭痛」「めまい」「吐き気」などの症状を引き起こします。

また、「皮膚のかゆみ」「目やのどの痛み」「ぜんそく」「鼻水」といったアレルギー症状が出る可能性もあります。

作業中はマスクと手袋を着用しておくと安心です。

自然発火のリスクがあることを理解すること

ペンキ(塗料)の種類によっては、処理作業中に自然発火する危険性があります。

例えば、過去には塗料を拭き取ったタオルが自然発火したことによる火災事故も起こっています。

自然発火の原因は「酸素」「温度」「密度」「接触面積」による酸化熱の発生です。

ペンキ(塗料)が染み込んだ布類や新聞紙などを重ねて山積みにしたり、袋に密閉すると、酸化熱がこもって発火のリスクが高まります。

自然発火を避けるために、ペンキ(塗料)が付着した布や紙は1枚ずつ広げておきましょう。塗料がしっかり乾燥したら、ごみに出すまで水で湿らせておくと安心です。

ペンキを直接下水道に流さないこと

油性ペンキ(塗料)はトイレや排水口、屋外の下水道などに直接流してはいけません

水質汚染による環境破壊だけでなく水に溶けないので、配管に付着し詰まらせる原因にもなります。

水性ペンキの場合は水に溶けるので、薄めて流してもよいとされています。

少しでも水質汚染を軽減したい場合、「水性塗料分離剤」を使えば塗料成分を可燃ごみ、水分だけを下水道に流せます。

流さない処理方法については後述します。

ペンキ(塗料)の捨て方は4通り

ここからは、ペンキ(塗料)の捨て方を4種類解説していきます。

捨てたいペンキ(塗料)が少量・大量なのかによっても処理する際の作業内容が変わるので、ご注意ください。

1.自治体のごみとして捨てる

お住まいの自治体がペンキ(塗料)を収集している場合は、袋に入れて最寄りのごみステーションに出すだけです。

分類は基本的に可燃ごみとなります。地域によって「普通ごみ」「燃えるごみ」「一般ごみ」など呼び方はさまざまです。

ただ、ペンキ(塗料)は引火性や有害性が高く、ごみ収集車を汚す可能性もあるため、収集していない自治体が少なくありません

まずは、地元の公式ホームページやごみ分別アプリで確認してみましょう。

以下は、一部の各自治体のごみ分別例をまとめました。

自治体でのペンキ(塗料)の分別例

地域品目分別収集可否
横浜市ペンキ市が収集しないごみ不可

・販売店などに相談する
大阪市ペンキ普通ごみ可能

・布や新聞などに染み込ませて捨てる
・1回の収集につき45リットルの袋3つまで
・袋3つ以上は数回に分けて出す
長野市塗料(少量)可燃ごみ可能

・固めるか布や新聞などに染み込ませて捨てる
・大量の液がある場合は一般廃棄物収集運搬業許可業者へ依頼
熊本市無し市が収集しないごみ不可

・専門業者に相談するか購入した店に引取りを依頼

余ったペンキが少量の場合

使い切れずに少量だけ余ったペンキ(塗料)を捨てたいときは、新聞紙などに塗り広げるか、いらない布や紙に吸い込ませ、しっかり乾燥してから可燃ごみとして捨てます。

ペンキ(塗料)が乾燥するまでの目安時間は、一般的に以下のようになっています。

ペンキが感想するまでの目安時間

ペンキの種類乾燥に必要な時間(23℃のケース)
水性3~4時間
油性6時間
強化剤入りの油性ペンキ3時間程度

1回で収集できる可燃ごみの量が決まっている自治体もあるので注意しましょう。例えば、京都市はおおむね2袋まで、大阪市や東京都大田区は3袋までです。

余ったペンキが大量の場合

余ったペンキ(塗料)が大量の場合は、紙や布に染み込ませる方法では限界があるため、専用の溶剤で固めてから捨てましょう

専用の溶剤は、塗料固化材塗料処理剤廃塗料固化処理剤などとも呼ばれます。

ペンキ(塗料)を「おから状」または「ゼリー状」に固める機能があり、水性・油性・兼用のタイプが販売されているので、種類に応じて使い分けてください。

使用する際の注意点として、固化するときに2~5倍程度膨らむため、あらかじめ大きめの容器にペンキ(塗料)を移しておくようにしましょう。

製品によって多少違いはありますが、基本的な手順は以下の通りです。

ペンキ固化剤の使用点順

  1. 大きめの容器にペンキ(塗料)を移し替える
  2. ペンキ(塗料)に固化剤を加える
  3. かき混ぜる
  4. 膨らんで個体になったら新聞紙などに広げる
  5. 乾いたらポリ袋に入れて可燃ごみとして捨てる

固化剤は、食用油をコンパクトに固めて捨てる凝固剤と似ているイメージがありますが、逆に容量は増えてしまいます。

自治体の可燃ごみで出せない量にまで増えた場合は、数回に分けて捨てるか、専門の業者に処分を依頼するとよいでしょう。

2.産業廃棄物として捨てる

固化剤で処理しきれない量のペンキ(塗料)を捨てたい場合は、廃棄物処理業者の利用を検討してはいかがでしょうか。

仕事で使ったペンキ(塗料)の余りを捨てる際も廃棄物処理業者を利用する必要があります。
※家庭用は一般廃棄物、業務用は産業廃棄物になります。

廃棄物処理業者はお住まいの自治体のホームページに記載されているので確認してみましょう。

業者で対応可能エリアが限られていたり、さまざまな種類の廃棄物を扱う業者と塗料のみを専門で扱う塗料専門業者がいるので注意しましょう。

費用の相場は、一斗缶(18L)を10本以上回収依頼した場合は1本3,000円強(運搬込み)となっています。

3.不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者は家具や家電といった不用品の処分と共に、ペンキの回収を受け付けているケースも多いです。

捨てたいペンキが大量の場合はもちろん、少量残っていて自治体で捨てられない場合も他の不用品とまとめて回収依頼ができるため便利です。

希望の日時に取りに来てくれる業者が多いため、急ぎで処分したい方や普段忙しい方にとっても利用しやすいでしょう。

一斗缶やスプレー缶の中身は入ったままでも回収が可能なことが多いです。

ただ、一部で不法投棄や理不尽な追加料金の請求を行う悪徳業者も存在します。利用者の具体的なレビューや評価を見て、信頼できる不用品回収業者を選びましょう。

4.ペンキが欲しい人に譲る

不要なペンキ(塗料)は欲しい人に譲るという方法もあります。

地域のコミュニティペーパーや地元の掲示板「ジモティー」を利用すれば、タイミング次第で近隣の引き取り手が見つかるでしょう。

基本的には対面の受け渡しになるので輸送費はかかりません。

例としてジモティー「売ります・あげます」カテゴリーでは、以下のようなペンキが掲載されています。
・未開封品1.6L缶:2,500円
・開封済み3.2L缶(残量7~8割):1,000円
・開封済み0.2L缶(残量1/3):0円

ペンキ(塗料)が入った容器の処分方法

ペンキが入っている容器についてもそれぞれ処分方法が異なります。

一斗缶以下の缶の場合は、自治体でゴミとして処分が可能です。

一斗缶以下の処分方法例

愛知県豊田市缶:金属ごみ
(ペンキ:可燃ごみ)
東京都中央区缶:燃やさないごみ
(ペンキ:可燃ごみ)
福岡県宗像市缶:金物
(ペンキ:可燃ごみ)

なお、上記の例はペンキ(塗料)をごみとして出せる自治体ですが、ペンキを収集しない自治体もあるので、その場合は販売店や専門業者に依頼しなければなりません。

ペンキ(塗料)が入ったスプレー缶の捨て方

スプレー缶の間違った廃棄を原因とした火災事故が増えているため、環境省は各自治体に「スプレー缶は穴を開けずにごみ収集に出すのが望ましい」と通知しています。

しかし、実際には自治体によってルールが違うのが現状です。

ペンキの入ったスプレー缶に穴を開けるにしろ開けないにしろ、共通していることはまず「中身を使い切ること」です。

使い切るためにはスプレーから何も出なくなるまで噴射する必要があるので、火気のない屋外(自分が風上側の位置)で最後まで噴射するようにしましょう。

換気扇の近くなら大丈夫と思うかもしれませんが、可燃性ガスは空気より重いので、調理の湯気のようには簡単に排気されません。

ペンキ(塗料)の一斗缶の捨て方

一斗缶の正式名称は「18L缶」で、サイズは「横23.8cm・縦34.9cm」です。

捨てるときは中身を空にして、自治体のごみ分別ルールにしたがって捨てます。

地域によって「燃えないごみ」や「金属ごみ」、「びん、缶、ペットボトル」、あるいは「粗大ごみ」になります。

一斗缶はそのままでもごみ袋に入りますが、潰さなければ収集してくれない自治体もあるので注意してください。複数捨てたい場合は、潰すことでかさが減るのでおすすめです。

一斗缶の潰し方

  1. 缶の上面(注ぎ口のある面)3辺に切り込みを入れる
  2. 引っくり返して下面に対角線状の切り込みを入れる
  3. 2.の切り込みをトンカチで叩くと一斗缶がへこむ
  4. 横向きに倒して踏み潰す
  5. さらに半分に折って潰す

必要な工具

  • 皮すき
  • 一斗缶カッター

【番外編】固まったペンキ(塗料)の処分方法

固まったペンキは、できるだけ中身をかき出しておきます。

缶の中がしっかり乾燥したら自治体のルールにしたがって捨てましょう。

ペンキ(塗料)の洗い液・薄め液の捨て方は?

油性ペンキ(塗料)の薄め液とハケの洗い液には「ペイント薄め液」を使います。

ハケを洗うだけの用途なら、水性・油性両方に使用できる「ハケ洗い液(ラッカー以外)」か「ラッカー薄め液」も使用できます。

ラッカー系塗料の薄め液とハケの洗い液には「ラッカー薄め液」を使います。

使用後は、決して排水口に流してはいけません。新聞紙や布に染み込ませるか固化剤で固めて、可燃ごみとして捨てましょう。

なお、水性ペンキ(塗料)は、塗料を希釈する薄め液もハケの洗い液も水道水です。使用後は排水口に流しても問題ありません。

まとめ

ここまでペンキ(塗料)の処分方法についてお伝えしましたが、不用品回収業者に依頼するのが一番手軽な捨て方といえるでしょう。

ペンキ(塗料)そのもの、容器、ハケ、その他の自宅に眠っている不用品をひっくるめて処分できます。

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