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押し入れにしまう布団の湿気よけやベランダの足場、お風呂場のバスマットの土台など、普段の生活において何かと重宝するアイテム「すのこ」。
ただ、すのこは消耗品なので、しばらく使い続けているとボロボロになったり、カビが生えるなどして使えなくなってしまいます。
劣化してしまったすのこを処分する上で、具体的な処分方法や最適な処分方法がわからず頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、すのこの具体的な捨て方について詳しく紹介していきます。
解体処分やお得に処分する方法などさまざまな処分の仕方について紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- すのこの処分方法
- すのこの処分にかかる費用
すのこは素材が異なっても処分方法は同じ
すのこを処分する上でまず把握しておきたいのが、すのこの種類と処分方法についてです。
すのこは木製のものとプラスチック製のものがあり、ゴミとして処分する際の区分はいずれも同じで、粗大ゴミか可燃ゴミとして処分することになります。
ホームセンターで販売しているようなしっかりした作りのすのこから、100均などで販売している簡易的なつくりのものであっても特に変わりません。
ただし、自治体によってゴミ区分や捨て方は異なる場合があるので、必ず事前に確認した上で処分するようにしてください。
不要になったすのこの処分方法8選
不要になったすのこの主な処分方法として、以下の方法があげられます。
- 粗大ゴミで回収してもらう
- 解体して可燃ゴミで回収してもらう
- 販売店で引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップや買取店で買い取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売却する
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者に回収してもらう
それぞれ詳しく解説していきます。
自治体の粗大ゴミですのこ回収してもらう
一般的なすのこやすのこベッドなど、すのこ製品は自治体の粗大ゴミとして回収してもらうことができます。
粗大ゴミは可燃ゴミや不燃ゴミとは異なり処分料が発生するため、事前に処分料や回収してもらう際の条件などを確認しておくようにしなくてはいけません。
主な自治体におけるすのこの処分料や条件などは以下のとおりです。
各自治体でのすのこの処分費用
自治体 | 処分料や条件など | |
---|---|---|
北海道 札幌市 | 要確認 | |
宮城県 仙台市 | 400円 ※一畳分あたり | |
東京都 | 目黒区 | 300円 |
墨田区 | 400円 | |
足立区 | 400円 | |
北区 | 400円 | |
八王子市 | 200円 | |
神奈川県 | 横浜市 | 料金については要確認 ※50cm未満のものは「燃やすゴミ」へ |
川崎市 | ・50cm以上180cm未満:500円 ・180cm以上で幅が10cm未満:500円 ・180cm以上のもの:1,000円 | |
愛知県 名古屋市 | ・90cm×90cm未満:250円 ・幅90cm以下かつ奥行90cm~180cm:500円 | |
石川県 金沢市 | 要確認 | |
大阪府 大阪市 | 200円 | |
福岡県 福岡市 | 料金については要確認 ※袋に入って口が結べる大きさで 重さで袋が破けないものは「燃えるゴミ」 |
すのこを粗大ゴミとして処分する際の処分料はサイズによって異なることもありますが、数百円程度で処分できるケースがほとんどです。
ただ、上記の処分料は、すのこ一枚あたりの処分料になるので、すのこの枚数が多くなる場合は注意が必要です。
また、すのこを粗大ゴミとして回収してもらうには事前に申し込みする必要があり、申込みから回収まで一週間近くかかってしまうことも珍しくありません。
回収依頼が増える繁忙期には、回収まで一週間以上かかってしまうこともあります。
すのこを粗大ゴミで処分したいと考えている方は、スケジュールに余裕をもって対応するようにしましょう。
すのこを解体して自治体の可燃ゴミで回収してもらう
すのこはサイズの大きなものが多いため粗大ゴミとして処分が必要になりますが、粗大ゴミとして処分する場合は費用が発生します。
枚数が多くなればなるほど費用がかさむため、なんとか可燃ゴミなどの一般ゴミとして処分できないか考えている方も多いのではないでしょうか?
そういった方におすすめなのが、すのこの解体処分です。
すのこの作りは単純なので、ノコギリなどの工具を使えば比較的簡単に解体できます。
すのこを30cm以下になるまで解体したり、自治体指定のゴミ袋に入るサイズになるほど小さく解体できれば、ほとんどの自治体で可燃ゴミとしてお金をかけずに処分することが可能です。
処分予定のすのこの枚数が多く、処分費用がかさんでしまうようであれば、解体処分も検討してみてはいかがでしょうか?
ただし、自治体によっては粗大ゴミに区分されている場合、解体しても粗大ゴミとして処分しなくてはいけないルールになっていることもあるので、各自治体のルールを確認した上で解体するようにしてください。
販売店ですのこを引き取ってもらう
すのこのマットレスやすのこベッドなど、すのこ製品を販売している販売店の中には、不要になったすのこ製品の引き取りをおこなっている店舗があります。
例えば、全国に店舗を展開している大型家具店のニトリの場合、購入する家具と同容量・同数量のものを4,400円で回収してくれます。
サービスの対象となる製品については、詳細が公表されていないので事前に確認する必要はありますが、買い替えのタイミングで古いすのこ製品を効率よく処分できるので、買い替えを検討している方におすすめです。
ただし、バラ売りされている汎用性の高い一般的なすのこは、引き取り対象外となっていることがほとんどです。
一般的なすのこを処分する場合は他の方法での処分を検討するようにしてください。
引っ越し業者にすのこを引き取ってもらう
引っ越しに伴って発生する不用品は、引っ越し業者に引き取ってもらって処分することもできます。
引っ越しをするついでに不用品の処分もできるので、引っ越しに伴って発生した不用品を効率的に処分したい方におすすめです。
主な引っ越し業者の対応状況については以下のようになっています。
引越し業者の不用品の回収対応
引越し業者 | 対応状況 |
---|---|
アリさんマークの引越社 | 家具、家電などさまざまなアイテムの引き取りに対応 |
ハート引越センター | 家具、家電などさまざまなアイテムの引き取りに対応 |
アート引越センター | 引き取り不可 ※回収の対象は家電リサイクル法の対象商品のみ |
サカイ引越センター | 引き取り不可 ※回収の対象は家電リサイクル法の対象商品のみ |
ヤマトホームコンビニエンス | 未対応 |
不用品の回収は大手の引っ越し業者でも対応が分かれていますが、大手の引っ越し業者の中で、すのこを引き取ってくれる可能性があるのは次の2社です。
- アリさんマークの引越社
- ハート引越センター
ただ、この2社についても引き取り対象となる具体的な品目は公表されていないので、事前に問い合わせることをおすすめします。
また、引っ越し業者の不用品回収サービスは、あくまでも引っ越しを依頼したユーザーに向けて提供されているサービスです。
引っ越しを依頼せずに不用品の回収のみを依頼することはできませんので、注意してください。
リサイクルショップや買取店ですのこを買い取ってもらう
すのこベッドやすのこのベンチなど、家具として使用できる製品の場合、状態によってはリサイクルショップや買取店で買い取ってもらうことも可能です。
他の製品に比べると買取事例は少なめですが、実際にリサイクルショップでは以下のような価格ですのこ製品の買取が成立しています。
すのこ製品の買取例
買取店 | 製品名 | 買取価格 |
---|---|---|
リサイクルフロアーライフ | スノコベット | 5,000円 |
高く売れるドットコム | 大和屋 リプラ すのこ ベビーベッド | 1,000円 |
すのこ製品はもともとリーズナブルな製品が多いということもあって、高値での買い取りはあまり期待できません。
それでも数千円ほどで売却できる可能性があるので、リサイクルの観点からも売却できるものは積極的に売却処分すると良いでしょう。
ただし、すのこ製品の買い取りをおこなっていない業者もあるので、買い取りを依頼するときは、事前にすのこ製品を買い取りしているか確認しておくことをおすすめします。
バラ売りされている一般的なすのこは再販が難しく、リサイクルショップや買取店に持ち込んでも買い取ってもらえない可能性が高いので注意してください。
フリマアプリやネットオークションですのこを売却する
「どうせ売却するなら1円でも高く売りたい」と考えている方におすすめなのが、フリマアプリやネットオークションでの売却です。
フリマアプリやネットオークションは自分で値段設定ができ、自分で納得した金額で売却できるので、リサイクルショップや買取店で売却するよりも高く売れる可能性があります。
メルカリやヤフオク!といった定番のサービスでは、実際に以下のような価格ですのこ製品の売買が成立しています。
メルカリ・ヤフオクでの「すのこ」の取引例
サービス名 | 製品名 | 売却価格 |
---|---|---|
メルカリ | 押入れプラすのこ アイリスオーヤマ SN-40 4枚 | 2,500円 |
マットレス用すのこ S | 3,800円 | |
ニトリ 連結タイプすのこ | 4,500円 | |
ヤフオク! | すのこベッド シングル | 4,330円 |
木製すのこ | 2,000円 |
すのこ製品はフリマアプリやネットオークションでも値がつきにくいのですが、適切な価格で出品すれば売却できる可能性は高いでしょう。
バラのすのこを売却する場合は、単体で出品するよりもいくつかまとめて出品する方が売れやすいようです。
処分したいすのこが複数ある場合は、単体で出品するのではなくまとめて出品するようにしましょう。
また、フリマアプリやネットオークションですのこを売却する際は、手数料と送料に注意してください。
フリマアプリやネットオークションでは、売却が成立すると、売却価格から10%ほどの手数料が差し引かれます。
送料については必ずしも売り手側が負担する必要があるわけではありませんが、送料込みで出品した方が売れやすくなるので、送料込みで出品価格を設定するのが一般的です。
手数料や送料を含まずに出品してしまうと逆に赤字になってしまうこともあるので注意しましょう。
欲しい人に譲って処分する
すのこは高値での売却が難しいということもあり、まだ使える状態ではあるものの、売却せずにゴミとして処分しようと考えている方も多いかと思います。
ただ、使えるものをゴミとして処分してしまうのは非常にもったいないので、欲しい人に譲ることで処分すると良いでしょう。
すのこ製品は使い勝手がいいので、「タダで譲ってもらえるなら譲ってほしい…!」と考えている方は少なくありません。
特にバラのすのこは汎用性が高く重宝するので、友人や知人など身近な人ですのこが欲しい人がいないか探してみてください。譲ることでエコにもつながります。
また、「ジモティー」などの掲示板や「Twitter」などのSNSで、すのこを欲しい人を探して譲渡するのも一つの手です。
製品の画像や詳細を交えながら募集することで譲ってほしいという人が見つかるでしょう。
ただ、掲示板やSNSを通じて面識のない人にすのこを譲る場合は、住所などの個人情報を特定されたりすることがないよう注意しましょう。
本名を名乗らず、譲渡場所も公共の場所に設定するなど、個人情報の漏洩に配慮した上で譲渡するようにしてください。
不用品回収業者に回収してもらう
処分する予定のすのこが大量にある場合や、すのこ以外にも処分したい不用品がある場合は、すべて自分で処分するのは大変です。
粗大ゴミに該当するものが複数ある場合、それぞれ回収を申し込まなくてはいけないだけでなく、不用品それぞれの分別作業にも時間がかかります。
不用品の処分に時間をかけるのはもったいないので、不用品が大量にある方は不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者は、すのこを含むさまざまな不用品を回収してくれる業者で、手間のかかる分別作業や人手が必要な部屋からの搬出・運搬も一貫しておこなってくれます。
買い取れる不用品を積極的に買い取ってくれる業者もあるので、処分費用をより安く抑えられる可能性もあります。
即日回収に対応してくれる業者も多いので、効率的に不用品を処分したい場合は不用品回収業者の利用を検討してみてください。
まとめ
不要になったすのこやすのこ製品の捨て方について紹介してきました。
不要になったすのこの処分方法はいくつかありますが、以下を基準に判断することで最適な方法で「すのこ」を処分できるでしょう。
- 枚数が少ない場合:自治体の粗大ゴミとして処分する
- 枚数が多い場合:解体して可燃ゴミとして処分するか、不用品回収業者に回収を依頼する
- 状態が良い場合:フリマアプリやネットオークションで売却するか、欲しい人に譲る
引っ越しや年末の大掃除にともなって、すのこ以外にも処分したい不用品が大量にある場合は、不用品回収業者に任せるのがおすすめです。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
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