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新居への引っ越しや新しい家電の購入は楽しいものですが、それに伴って出てくる「ダンボールの山」には多くの方が頭を悩ませます。
このダンボール、いざ捨てようとすると、「どうやって捨てるのが正しいの?」「まとめる紐がないけど、どう対処すればいいの?」という疑問が浮かびますよね。
この記事では、そんなダンボールの正しい捨て方を、誰にでも実践しやすい形で解説しています。無駄な手間を省き、スムーズに片付けを進めるためのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
この記事でわかること
- 大量のダンボールの捨て方・ルール
- ダンボールについた金具の捨て方
- 靴の箱の捨て方
- ダンボール処分の自治体ルール
大量のダンボールの捨て方
自宅に溜まった大量のダンボールを処分したい人向けに、利用できる4つの処分方法をまとめました。それぞれの捨て方について処分時の条件も掲載しているので参考にしてください。
ちなみに、引越し業者はダンボール処分にも対応していますが、必ず「引越し依頼」が必要です。ダンボールのみ処分してもらうことはできないので注意してくださいね。
燃えるゴミとして自治体に回収してもらう
大量のダンボールは、お住まいの自治体が定めるゴミ収集スポットに持っていくことで、燃えるゴミとして回収してもらえます。ダンボールを無料回収する自治体も多いので、ぜひ日常のゴミ出しと一緒に利用しましょう。
またダンボールのゴミ出しをする際には、小さく折りたたんで処分しなければなりません。もし複数のダンボールをまとめて処分したいのなら、折りたたんだダンボールを紐で縛り、ひとまとめにしてください。
紐がない場合はガムテープで巻こう
複数のダンボールをまとめて処分したいけど自宅に紐がないなら、ガムテープを使ってダンボールをひとまとめにするのがおすすめです。
ガムテープでグルグル巻きにすれば、簡単にダンボールを固定できます。ただし、紙のガムテープだと粘着力が弱く雨ではがれやすいため、粘着力が高い布製のガムテープで固定するのが良いでしょう。
ダンボールのガムテープがNGな自治体もある
前述したガムテープによるダンボールの固定は、自治体によって禁止されている場合があります。自治体ルールをチェックせずにガムテープで固定すると、ゴミを回収してもらえない恐れがあるので注意してください。
事前にルールを確認したいなら「〇〇(自治体名) ダンボール ガムテープ」と検索しましょう。すぐにガムテープの可否をチェックできます。検索にヒットしない場合には、自治体に直接問い合わせてみるのも良いでしょう。
ダンボール箱に畳んだダンボールを入れて捨てるのはNG
大量のダンボールを処分するとき、箱状にしたダンボールの中に折りたたんだダンボールを入れてゴミ収集スポットに置く人もいます。しかし、この捨て方はNGな処分方法だとご存じでしょうか。
自治体のルールでは基本的に、ダンボールを箱のまま捨てるのはNGだと決められています。箱のままでも回収してくれる良心的な自治体もありますが、原則ルール違反です。
大量のダンボールを移動させるために箱の状態にするのは問題ありませんが、ゴミ収集スポットに着いたら、必ずダンボール箱を折りたたみましょう。
大量のダンボールは無料回収されない場合もある
大量のダンボールを捨てるとき、自治体によってダンボール回収の対応が異なることに気を付けましょう。例えば、次の条件にあてはまるとダンボールを無料回収してもらえない場合があります。
- ゴミ収集スポットをはみ出すほど大量のダンボールがある
- 他利用者がゴミ出しできないくらいダンボールがある
ゴミ収集スポットは近隣住民のみんなが利用する場所です。ひとりが占領して良い場所ではありません。
よって、ダンボールの数が多く上記の条件にあてはまりそうなら、自治体の有料回収サービスを活用するか、ダンボールを小分けにして処分するのがおすすめです。
自治体の有料回収サービスを利用すれば、ゴミを回収してもらえます。大量のダンボールも回収してもらえるので、まとめて処分したい方に最適です。
また費用をかけずに処分したいなら、ダンボールを複数回に分けて処分するのが良いでしょう。時間はかかりますが、回収作業員や近隣住民に迷惑をかけずに処分できます。
ダンボールの処分は細かいルールがあって面倒!イチイチ気にしてられない!
という人は、マルッと不用品回収業者にお任せください。不用品回収業者ならダンボール以外の要らない不用品もまとめて回収が可能です!
資源ゴミとしてリサイクルボックスに出す
環境のことを考えてゴミ出ししたい人におすすめなのが、資源ゴミとしてダンボールをリサイクルする方法です。ダンボールをリサイクルすると、次のような製品に変身します。
- 新たなダンボール箱
- 封筒
通常、ダンボールを燃えるゴミとして処分するとただの灰に変わります。対して資源ゴミとしてリサイクルすれば、新たな製品として生まれ変わるのです。
リサイクルすればゴミを燃やす際に出るCO2(二酸化炭素)の排出量を抑えられるほか、ダンボールや封筒の材料である樹木の伐採を減らせます。
エコな生活を心がけているのなら、この機会にお住まいの地域にあるダンボール回収ボックス(リサイクルボックス)に資源ゴミとして出してみると良いでしょう。
資源ゴミ回収は近くのスーパーで利用できる場合も
自宅近くに資源ゴミの回収スポットがないとお困りなら、お近くのスーパーなどに専用の設備がないかチェックしましょう。
企業が環境対策を考えるようになったおかげで、最近はスーパーやモールの入り口に、資源ゴミの回収スペースが設置されるようになりました。
買い物ついでにダンボールといった資源ゴミを出せるので、手間なくリサイクルに貢献できるのが魅力です。
またお店によっては資源ゴミの数・重量に合わせて買い物ポイントを付与してくれる場所も登場しています。(例:WAONポイント)
環境のこと、家計のことを考えて、資源ゴミの回収設備があるお店を探してみてください。
受け入れ施設(焼却施設)に持ち込みする
自分の好きなタイミングで大量のダンボールを処分したいのなら、自治体が運営するゴミ受入れ施設(焼却施設)に直接ダンボールを持ち込むのが良いでしょう。
ゴミの処分を担う受け入れ施設の中には、一般人のゴミ持ち込みに対応している場所が数多くあります。ゴミの量を問わず持ち込みできるので、ゴミ収集スポットに収まりきらない量のダンボールの処分も可能です。
ひとつ注意点として、受け入れ施設を利用する際には、事前予約が必要になります。持ち込んだダンボールの量に応じて処分費用が決まることにも注意してください。
スムーズに受け入れ施設を利用したいのなら、まずは受け入れ施設の公式ホームページをチェックするのが良いでしょう。予約方法・処分費用が掲載してあるので、事前に確認してください。
書類や本をダンボールに入れて持ち込むのもおすすめ
自宅に不要な書籍・本があるのなら、一緒に受け入れ施設へ持ち込むのがおすすめです。受け入れ施設は書籍や本の処分にも対応しているため、ダンボールと一緒に捨てられます。
またダンボールを箱状にして、中に処分したい書籍・本を入れれば、まるごと焼却処分できるのが魅力です。ゴミとして処分するダンボールを持ち運び用のアイテムとしても使えるので、処分したい紙類のゴミが多い際には、まとめて処分することをおすすめします。
書類や本の処分の仕方は以下の記事でも詳しく解説しているので、こちらも合わせてチェックしてください。
不用品回収業者にまとめて回収してもらう
「自宅に溜まった大量のダンボールを折りたたむのが面倒だ」「持ち運ぶ時間や体力がない」とお悩みなら、不用品回収業者といったプロに任せるのがおすすめです。
不用品回収業者は、ダンボールを含む自宅内の不用品をまとめて片付け・回収・運搬・処分してくれます。また自治体サービスでは利用できない「自宅内の片付け」に対応してくれるのが不用品回収業者の魅力です。
ダンボールを解体する手間を省きたい方は、ぜひ私たち不用品回収業者にお任せください。自分で解体することなく、スムーズにダンボールを処分するお手伝いをいたします。
もし「不用品回収業者にダンボールの回収を依頼したけど、業者の選び方がわからない」という人は以下の記事がおすすめです。業者の選び方や悪質業者の回避方法を紹介しています。
「自治体と不用品回収業者の依頼、どっちがいいかな?」と迷っている場合は、以下の記事も参考になりますよ!
ダンボールに付いている金具の捨て方
ダンボールの種類によっては、ホチキスなどの固定用金具が設置されています。
一見すると、金具をすべて外してゴミ出しすべきだと思われがちですが、多くの製品は金具を取り外さずにゴミ出しして良いと説明されています。
実はゴミ出しには「9割ルール」というものがあり、処分するゴミに1割程度の金具(不燃ゴミ)が付いていても可燃ゴミとして出しても問題ありません。
もちろん事前に取り外して分別しておけば環境にやさしい処分ができます。しかし、金具を外す際にケガをする恐れがあるので、金具は取り外さずにそのまま解体してゴミ出しするのが安全です。
靴の箱の捨て方
ダンボールと似た素材である「靴の箱」の捨て方を気にしている人も多いでしょう。
結論として、靴の箱は以下に示す2つの方法で処分できます。
- 型紙でできた軟弱な箱は燃えるゴミとして処分する
- ダンボール製の頑丈な箱は折りたたみ紐で束ねて捨てる
また、靴の箱に入っている緩衝材の紙は、そのまま燃えるゴミとして処分して問題ありません。
もし靴の捨て方を知りたいという方は、以下の記事をチェックしてください。正しい靴の処分方法について解説しています。
自治体が定めるダンボールの処分方法【参考】
ダンボールの捨て方は、お住まいの自治体によって異なる場合があります。
参考として、以下の4つの自治体のダンボールの捨て方を整理しました。
- 東京都 世田谷区
- 神奈川県 横浜市
- 大阪府 大東市
- 愛知県 名古屋市
それぞれ「ゴミ収集スポットへの出し方」「仕分けの方法」について説明しています。ダンボール処分の参考にしてみてください。
東京都 世田谷区におけるダンボールの捨て方
東京都 世田谷区ではダンボールを折りたたみ、紐で十字に縛ってからゴミ収集スポットへ出すようにルールが定められています。
ちなみに東京都 世田谷区ではガムテープといった粘着系のテープでまとめるのはNGです。ダンボールを処分する前にビニール紐を準備しておきましょう。
また、ダンボールに配達伝票がついている場合や、アルミコーティングされている場合には、剥がして可燃ゴミに捨てるよう説明書きがあります。
他にもダンボール内の緩衝材を、別途可燃ゴミとして処分するように注意書きされているので、東京都 世田谷区にお住まいの方は処分方法に気を付けてください。
神奈川県 横浜市におけるダンボールの捨て方
神奈川県 横浜市ではダンボールを折りたたみ、ビニール紐などでまとめたうえでゴミ収集スポットに出すように注意書きがされています。また当自治体でも、粘着テープの利用は推奨されていません。
他にも、ダンボールにアルミコーティング・ワックス加工が施されている場合には、事前に剥がしてからゴミ出しするように指示されています。
封をする目的として粘着テープやガムテープが貼り付けられている際には、たとえ自分で貼っていなかったとしても取り除くようにルール化されているのが特徴です。
大阪府 大東市におけるダンボールの捨て方
大阪府 大東市では、まずダンボールを箱状のまま処分するのがNGだと定められています。ガムテープなどで封がされた状態でゴミ収集スポットに出しても、自治体には回収してもらえないので注意してください。
もしダンボールを回収してもらいたいのなら、小さく折りたたみ紐で縛ったうえ、ゴミ収集スポットに出すよう指示書きがあります。
また当自治体では「再生資源集団回収奨励金制度」という家庭から出る新聞・雑誌・ダンボールなどの資源を回収してリサイクルする制度が設けられています。
可燃ゴミとしても出せますが、資源ゴミとしてリサイクルすることが推奨されています。
愛知県 名古屋市におけるダンボールの捨て方
愛知県 名古屋市では、以下の団体で回収日・場所を決めて自発的に資源回収する「集団資源回収」という制度が設けられています。
- 子ども会
- 町内会
- 学区毎の団体
自治体のゴミ収集スポットに出すのではなく、上記の団体が定める日時・場所に持って行かなければなりません。
団体によって回収日やルールが異なるため、居住エリアに該当する団体に問い合わせすることをおすすめします。
また集団資源回収のエリアから外れている場合には、商業施設にあるリサイクルステーションを活用するよう自治体ホームページに記載されています。
まとめ:ダンボールの捨て方には意外と細かいルールがあるので注意!
ダンボールは、折りたたみ紐で縛ってからゴミ収集スポットに持っていくのが一般的です。また処分方法は、地域によって可燃ゴミ・資源ゴミの2通りに分かれます。
さらには、自治体ごとにゴミ出しの制度が定められているため、まずは自治体ホームページをチェックしてみましょう。
もし自宅に溜まった大量のダンボールを「片付けられない!」、「運べない!」とお悩みなら、不用品回収業者に片付けから処分までをまとめて代行してもらうのがおすすめです!
「不用品回収モール」では、ダンボールの片付け・回収はもちろん、その他複数のゴミ回収に対応している優良業者を掲載しています。
不用品回収モールの特長は、「安心・安全・信頼性」にあります。
当サイトに掲載されているすべての不用品回収業者は、「ぼったくり撲滅」というコンセプトに賛同しており、不用品を回収する上で必要な許可証を保持している認定業者だけです。
また、許可証が偽造ではなく本物であるかどうかも掲載前に確認しているため、ダンボールや不用品の回収依頼を安心して行えます。
許可証について自分の目で確認したい方は、各業者のページに許可証の画像があるので是非ご覧くださいね!