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スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で音楽を気軽に楽しめるようになったこともあり、今では誰もが日常的にイヤホンを使用しています。
イヤホンの処分方法はいくつか種類があり、処分する際の捨て方や費用が異なるだけでなく、処分の仕方によってはちょっとした収入を得ることも可能です。
この記事では、不要になったイヤホンの処分方法について紹介していきます。
近年人気が高まってきているワイヤレスイヤホンの捨て方やワイヤレス製品を処分する際の注意点などについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- イヤホンの処分方法
- 有線・無線(ワイヤレス)イヤホンの処分方法の違い
- イヤホン用充電器・ケーブルの処分方法
イヤホンの処分方法6選
有線イヤホンやワイヤレスイヤホンなどの主な処分方法として、以下があげられます。
- 自治体のゴミとして処分する
- 回収ボックスに入れてリサイクル品として処分する
- リサイクルショップや買取店で売却して処分する
- フリマアプリやネットオークションで売却して処分する
- 不用品回収業者に回収してもらう
- 友人や知人に譲る
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
自治体のゴミとしてイヤホンを処分する
イヤホンは、有線や無線といった通信方式に関わらず自治体のゴミとして処分することができます。
ただし、自治体によってゴミ区分が異なり、分別方法や捨て方が異なるため注意しなくてはいけません。
主な自治体におけるイヤホンのゴミ区分は、以下のとおりです。
各自治体のイヤホンのゴミ区分
自治体 | ゴミ区分 | |
---|---|---|
北海道札幌市 | 燃やせないゴミ | |
宮城県仙台市 | 家庭ゴミ | |
埼玉県 | さいたま市 | 燃えないゴミ |
川口市 | 要確認 | |
東京都 | 大田区 | 不燃ゴミ |
世田谷区 | 不燃ゴミ | |
杉並区 | 不燃ゴミ | |
墨田区 | 燃やさないゴミ | |
練馬区 | 要確認 | |
品川区 | 要確認 | |
新宿区 | 金属・陶器・ガラスごみ | |
豊島区 | 要確認 | |
八王子市 | 不燃ゴミ | |
千葉県千葉市 | 不燃ゴミ | |
神奈川県 | 川崎市 | 小物金属 |
相模原市 | 一般ゴミ | |
静岡県静岡市 | 不燃ゴミ | |
兵庫県神戸市 | 不燃ゴミ | |
大阪府 | 大阪市 | 普通ゴミ |
豊中市 | 不燃ゴミ | |
岡山県岡山市 | 小型家電 |
自治体によって名称こそ異なりますが、不燃ゴミとして処分する自治体がほとんどです。
似たような製品であるヘッドホンについても、基本的には不燃ゴミとして処分できるようになっています。
実際に処分する際は、処分予定のイヤホンやヘッドホンを自治体が指定する袋に入れ、不燃ゴミの回収日に出して処分します。
ただ、これらは有線の製品を処分する際のゴミ区分で、近年人気が高まってきているワイヤレス製品のゴミ区分ではありません。
ワイヤレスイヤホンは不燃ゴミとして処分することができないので注意してください。
ワイヤレスイヤホンは回収ボックスでリサイクル品として処分する
有線のイヤホンは不燃ゴミとして処分することができますが、ワイヤレスイヤホンを不燃ゴミとして処分することはできません。
充電して使用するワイヤレスイヤホンにはリチウム電池が内蔵されており、リチウム電池内蔵の製品をゴミ収集車で回収してしまうと、回収作業中に発火してしまう恐れがあります。
そのため、ワイヤレスイヤホンは不燃ゴミとしてではなく、各自治体が設置している充電式電池の回収ボックスに入れて回収してもらわなくてはいけません。
充電式電池の回収ボックスが設置されている場所はそれぞれの自治体によって異なりますが、以下のような大手家電量販に設置している自治体がほとんどです。
- ヤマダ電機
- ケーズデンキ
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- エディオン
黄色く目立つボックスが店舗内に設置されているはずですので、ワイヤレス製品はそのボックスに入れて処分するようにしてください。
家電量販店によっては充電式電池の回収ボックスとボタン電池の回収ボックスが設置されている場合があるので、ボタン電池の回収ボックスに入れないよう注意しましょう。
また、同じく自治体が設置している小型家電の回収ボックスにも入れないように注意してください。
小型家電の回収ボックスも回収できる製品が決まっており、充電式バッテリーを内蔵したワイヤレスイヤホンは回収の対象ではありませんので、誤って入れてないようにしましょう。
リサイクルショップや買取店でイヤホンを売却して処分する
イヤホンに傷や汚れが少なく、まだ十分に使用できる状態であれば、リサイクルショップや買取店などで売却して処分することも可能です。
リサイクルショップや買取店での売却の流れは以下のとおりです。
リサイクル店や買取店での買取の流れ
- 買い取ってもらいたいイヤホンを店舗に持ち込む
- 査定してもらう
- 提示してもらった買取金額を確認する
- 金額に問題がなければ書類にサインしてお金を受け取る
最近は店舗での買い取りだけでなく、業者に家まで来てもらって買い取り依頼できる「出張買取」や、イヤホンを郵送して買い取りを依頼する「宅配買取」などを実施している業者も増えているので、より手間をかけずに売却できるようになっています。
イヤホンは需要の高い製品なので基本的にどんな店舗でも買い取りをおこなっていますが、より高値で売却したいのであればオーディオ製品の買い取りに特化した店舗での売却がおすすめです。
オーディオ機器に特化した業者として有名な「eイヤホン」では、実際に以下のような製品を高値で買い取っています。
イヤホンの買取例
製品名 | 買取価格 |
---|---|
SONY WF-1000XM4 | 16,000円 |
Apple AirPods Pro MWP22J/A | 23,500円 |
SONY IER-Z1R | 125,000円 |
SONYのIER-Z1Rは非常に高性能なイヤホンで、元々の価格が高いため125,000円とかなりの高値で買い取りを実施しています。
一方、オーディオ製品に詳しくないリサイクルショップで売却する場合、価値の高いイヤホンでも安値で買い叩かれてしまう可能性があるので注意しましょう。
リサイクルショップや買取店には「即金性が高い」と「よほど状態の悪い製品や需要のない製品でない限り売却できる」というメリットがありますが、店舗側が再販目的で買い取りを行っているため、高価買取が期待できないというデメリットもあります。
フリマアプリやネットオークションでイヤホン売却して処分する
不要になったイヤホンをできるだけ高値で売却したいと考えている方は、「メルカリ」などのフリマアプリや「ヤフオク!」などのネットオークションでの売却がおすすめです。
特にメルカリやヤフオクは月間のユーザー数が数千万人にもなる人気サービスで、転売ヤーと呼ばれる高額転売を目的とした方もいますが、利用しているユーザーの大半は再販が目的ではないため適切な価格や高値で売却が期待できます。
実際、メルカリやヤフオク!では、以下のような価格でイヤホンが売買されています。
メルカリ・ヤフオクでの取引例
サービス名 | 製品名 | 売却価格 |
---|---|---|
メルカリ | Apple Airpods(第3世代) MME73J/A | 14,850円 |
SONY IER-Z1R | 165,000円 | |
SONY WF-1000X/BMワイヤレス イヤホン | 11,000円 | |
ヤフオク! | Technics EAH-AZ60 | 20,000円 |
Bose QuietComfort Earbuds | 24,900円 |
AirPods等の人気製品やBoseなどの有名メーカーの製品であればかなり高値で売却が期待でき、買い手もすぐに見つかりやすいでしょう。
一方で、フリマアプリやネットオークションでは、以下のことを自分ですべておこなわなくてはいけないため、売却するのに多少の手間がかかります。
- 写真の撮影や商品説明の記入などの出品作業
- 購入希望者とのやり取り
- 商品が売れた場合の発送作業
その分売却額にも反映されるので、売却を急いでいない方であればフリマアプリやネットオークションでの売却がおすすめです。
ユーザー間でのトラブルや配送トラブルにも自分で対応しなくてはならないので、きちんと理解した上で利用するようにしてください。
不用品回収業者にイヤホンの回収を依頼する
引っ越しにともなう片付けや、年末の大掃除などでイヤホン以外にも処分したい不用品が大量にある場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
処分予定の不用品の種類や量にもよりますが、不用品の種類がさまざまあると分別が面倒なだけでなく、量が多いと自治体のゴミとして処分することも大変です。
ものによっては粗大ゴミとして処分したり、自治体指定の処分場に持ち込まなくてはいけない場合もあり、より時間と手間がかかります。
一方、不用品回収業者に依頼する場合であれば、そういった手間はかかりません。
土や汚物など一部回収してもらえないものもありますが、不用品回収業者は基本的にどんなものでも回収可能なので、不用品をまとめて処分できます。
大量の不用品を分別して処分する必要がなく、自分で部屋から搬出したりする必要もないので手間もかかりません。
テレビやエアコンなど、処分するのに手間がかかるリサイクル家電の回収を依頼できるのも魅力です。
イヤホンを含む大量の不用品がある方にとっての処分方法としておすすめです!
友人や知人にイヤホンを譲る
処分する予定のイヤホンが「まだ使える状態ではあるものの売却して処分するほどでもない」というときは、友人や知人に譲って処分するという方法もあります。
Bluetoothで接続するワイヤレスイヤホンは特に人気が高いので、欲しいという方も多いはずです。
この方法での処分はちょっとしたエコにもつながるので、物を無駄にしない処分方法でもあります。
ただ、友人や知人に譲って処分する場合は、以下の2点に注意しなくてはいけません。
- 衛生面に気をつかう
- 押し付けがましくなってしまわないようにする
イヤホンは耳に直接つけて使用する製品なので、耳の中に入れて使用するインナーイヤー型のイヤホンの場合は新しいシリコンを用意したり、シリコン部分を掃除・消毒して渡すなど衛生面に気をつけましょう。
また、自分の「処分したい」という考えや「あげたら喜ばれるはず」という思いが先行するあまり、押し付けがましくなってしまうのも避けたいものです。
友人や知人に譲る際は、強引に譲渡せず「本当に欲しいかどうか」をよく確認した上で譲渡するようにしましょう。
充電器や充電ケーブルの処分方法
ワイヤレスイヤホンなど充電して使用するタイプのイヤホンを処分する際に注意しなくてはならないのが、充電に使用する充電器や充電ケーブルの処分方法についてです。
充電ケーブルは電化製品の一般的なコード類と同じ扱いになるため、不燃ゴミや金属ゴミとして処分できます。
一方、充電器は不燃ゴミや金属ゴミとして処分することができません。
充電器は各自治体が設けている小型家電の回収ボックスに入れて処分する必要があります。
小型家電の回収ボックスは、以下のような場所に設置されています。
- 役所
- 家電量販店
- 大型の商業施設
ただ、自治体によっては充電器や充電ケーブルの処分方法が上記と異なる場合があるので、処分する際は事前に自治体のホームページなどで確認してから処分するようにしてください。
いらないイヤホンを捨てたら新しい物を購入しよう
イヤホンを処分したら、次は新しいイヤホンを購入することになりますが、種類が多くてどれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
ここでは、イヤホンの知識がなくても選びやすいポイントを解説します。
1. ワイヤレスか有線かを選ぶ
まず、ワイヤレスイヤホンか有線イヤホンかを決めましょう。
- ワイヤレスイヤホン
ケーブルがなくて便利で、運動中や外出時に使いやすいです。ただし、充電が必要になります。 - 有線イヤホン
電池の心配がなく、音質が安定していることが多いですが、ケーブルが絡まりやすいことがあります。
2. 装着タイプを選ぶ
耳にどのように装着するかも重要です。主に2つのタイプがあります。
- カナル型
耳の中にしっかり入るので、外の音を遮断してくれるため、静かな環境で音楽に集中できます。ただし、長時間使うと耳が疲れることもあります。 - インナーイヤー型
耳の入り口に軽く乗せるタイプで、耳への負担が少なく、長時間の使用に向いていますが、音漏れしやすいことがあります。
3. 音質や機能にこだわりすぎない
音質にこだわると選択肢が多くなりすぎてしまうので、まずは自分がどんなシーンでイヤホンを使うかを考えましょう。
普段使いであれば、特別な音質機能は気にしなくても大丈夫です。クリアな音が楽しめるイヤホンであれば十分です。
ノイズキャンセリング機能が付いているイヤホンは、周囲の音を遮断してくれるので、電車の中やカフェなどで集中して音楽や動画を楽しみたい場合に便利です。
4. 予算に合ったイヤホンを選ぶ
イヤホンの価格は数千円から数万円まで幅広いですが、初めて買う場合は、数千円〜1万円くらいのものでも十分高品質なものが手に入ります。
高価なイヤホンは高機能ですが、まずは使いやすいものを選んで、少しずつ自分に合ったものを見つけるのがおすすめです。
5. 口コミやレビューを参考にする
購入前に、ネットや購入サイトで他の人の口コミやレビューをチェックしましょう。実際に使った人の意見を読むことで、使いやすさや音質について具体的なイメージがつかめます。
これらのポイントを押さえて、ぜひ自分に合った新しいイヤホンを見つけてください。
まとめ
イヤホンの処分方法にはさまざまな処分方法があります。
処分するイヤホンの状況など、以下のように条件に適した処分方法を検討しましょう。
- まだ使える状態のイヤホン:売却して処分するのがおすすめ
→AppleのAirPodsなど人気の製品は数万円で売却できる可能性も - 有線接続で使用するタイプのイヤホン:不燃ゴミとして捨てる
- ワイヤレスイヤホン:充電式電池の回収ボックスに入れて処分する
→バッテリー内蔵のイヤホンは不燃ゴミとして捨てることができない - まだ使用できる状態のイヤホン:譲って処分することが可能
- イヤホンの他にも処分したい不用品が複数ある場合:不用品回収業者に依頼して回収してもらう
イヤホン以外にも不用品が多数ある場合は、まとめて処分ができる不用品回収業者がおすすめです!
不用品回収業者をお探しの際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。