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室内飼いをしている猫の遊具として、猫に必要な運動にも役立つのが「キャットタワー」です。
猫を飼っている多くの方がキャットタワーを所有していますが、サイズが大きく重量もありながら寿命は約3年と短いため、処分に頭を悩ませる人も多いです。
実際に、キャットタワーの具体的な処分方法がわからず困っているという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、キャットタワーの正しい処分方法について紹介しています。
使えなくなってしまったキャットタワーを処分する方法だけでなく、まだ使える状態のキャットタワーをお得に処分する方法や処分する際の注意点についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- キャットタワーの処分方法
- キャットタワーの処分にかかる費用
- キャットタワーを処分する際の注意点
不要になったキャットタワーの処分方法7選
買い替えなどで不要になってしまったキャットタワーは、以下の方法で処分することができます。
- 自治体の粗大ゴミとして処分する
- 解体して一般ゴミとして処分する
- 販売店やメーカーに引き取ってもらう
- リサイクルショップや買取店で売却して処分する
- フリマアプリやネットオークションで売却して処分する
- 欲しい人に譲って処分する
- 不用品回収業者に回収してもらう
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
自治体の粗大ゴミとしてキャットタワーを処分する
キャットタワーを自治体のゴミとして処分する場合は、粗大ゴミとして処分するのが一般的です。
主な自治体における処分料や条件などは以下のとおりです。
各自治体でキャットタワーを粗大ごみとして処分する際の費用
自治体 | 処分料や条件など | |
---|---|---|
北海道札幌市 | ・木製又はスチール製のもの:500円 ・木製及びスチール製以外のもの:200円 | |
宮城県仙台市 | 高さ・幅・奥行の合計 ・2.5m未満:400円 ・2.5m以上:800円 ※大きさ、構造によっては解体されている必要あり | |
東京都 | 足立区 | 高さ、幅及び奥行きの合計 ・180㎝未満:400円 ・180㎝以上225㎝未満:800円 ・225㎝以上315㎝未満:1,200円 ・315㎝以上405㎝未満:2,000円 ・405㎝以上:2,800円 |
江戸川区 | 高さと幅の合計 ・135cm以下:400円 ・180cm以下:800円 ・270cm以下:1,200円 ・360cm未満:2,000円 ・360cm以上:2,800円 | |
杉並区 | 高さ、幅及び奥行きの合計 ・180㎝未満のもの:400円 ・180㎝以上225㎝未満:800円 ・225㎝以上315㎝未満:1,200円 ・315㎝以上405㎝未満:2,000円 ・405㎝以上:2,800円 | |
千葉県 | 千葉市 | 要確認 |
船橋市 | 重さ ・15kg未満:370円 ・15kg以上25kg未満:740円 ・25kg以上35kg未満:1,110円 ・35kg以上:1,480円 | |
神奈川県 | 横浜市 | 料金については要確認 ※金属製で分解でき30cm未満になるものは「小さな金属類」 ※木製、プラスチック製で分解でき50cm未満になるものは「燃やすごみ」 |
川崎市 | 最長辺 ・50cm以上180cm未満:500円 ・180cm以上で幅が10cm未満:500円 ・180cm以上:1,000円 | |
静岡県浜松市 | 要確認 | |
愛知県名古屋市 | 500円 | |
兵庫県神戸市 | 要確認 | |
大阪府大阪市 | 要確認 | |
福岡県福岡市 | 500円 |
キャットタワーを粗大ゴミとして処分する際の処分料は、製品のサイズによって異なります。
サイズの大きなものだと、粗大ゴミとして処分する場合であっても1,000円以上かかることがあるので注意が必要です。
また、千葉市や横浜市のように、キャットタワーのごみ処分について情報が掲載されていない自治体もあるので、必ず事前に問い合わせるなどしてから回収を依頼するようにしましょう。
解体して自治体の一般ゴミとしてキャットタワーを処分する
キャットタワーを粗大ゴミとして処分する場合は処分料が発生するだけでなく、サイズによっては1,000円以上かかることもあるため、できる限り安く・無料で処分したいという方も多いのではないでしょうか?
そういった方におすすめなのが、キャットタワーの解体処分です。
キャットタワーはそれぞれのパーツを自分で組み立てるものも多く、解体したパーツのサイズによっては可燃ごみや不燃ゴミなどの一般ゴミとして処分できます。
また、解体後のパーツがそこまで小さくない場合も、ノコギリやハンマーなどの工具を使って解体することで、一般ゴミとして処分できます。
一般ゴミとして処分できるゴミのサイズはそれぞれの自治体によって異なるので、解体処分する場合は、必ず事前に各自治体の条件を確認した上で解体をおこなうようにしてください。
ノコギリやハンマーを使って解体する際は、ケガをしてしまわないよう注意しましょう。
自治体によっては、解体した場合でも粗大ゴミとしての回収するといったルールになっていることもあるので、解体前に各自治体の条件を確認しておくと作業が無駄になりません。
販売店でキャットタワーを引き取ってもらって処分する
キャットタワーは解体できればお金をかけずに一般ゴミとして処分することが可能ですが、工具での解体は時間と手間がかかります。
そこでおすすめなのが、販売店での引き取ってもらい処分する方法です。
数は多くありませんが、キャットタワーを取り扱っている販売店の中にはキャットタワーの引取処分をおこなっている店舗もあります。
例えば、ホームセンターの「カインズ」では、店舗への持ち込みによる不用品の引取処分をおこなっています。
対象製品についても「キャットインテリアタワー」が含まれているので、問題なく引き取ってもらえるでしょう。
また、猫製品の取り扱いに特化した猫専門店の「Mau(マウ)」でも、不要になったキャットタワーの引き取りをおこなっています。
店舗によっては持ち込みでの処分にしか対応していないなど注意点はあるものの、無料で引き取ってもらえるので、一度引き取り可能か問い合わせてみてはいかがでしょうか?
リサイクルショップや買取店でキャットタワーを売却して処分する
まだ使える状態のキャットタワーは、ちょっとした収入を得ながらお得に処分することも可能です。
リサイクルショップや買取店はキャットタワーの買い取りに対応しているところも多いので、製品の状態によっては売却して処分することもできます。
以下は、リサイクルショップや買取店でのキャットタワーの買取事例の一部です。
キャットタワーの買取例
業者名 | 製品名 | 売却価格 |
---|---|---|
良品企画 | キャットタワー | 500円 |
アーティクル香川 | アイリスオーヤマ キャットタワー | 2,000円 |
キャットタワーは需要が限られるため、数百円~数千円で買い取りがおこなわれているケースがほとんどで、高価買取はあまり期待できません。
ただ、処分にお金のかかる製品を無料で引き取ってもらえるだけでなく、ちょっとした収入が得られることを考えると、手間はかかりますがリサイクルショップや買取店での売却も検討するとよいでしょう。
フリマアプリやネットオークションでキャットタワーを売却して処分する
キャットタワーをなるべく高値で売却したいと考えている方は、リサイクルショップや買取店よりも、「メルカリ」などのフリマアプリや「ヤフオク!」などのネットオークションでの売却をおすすめします。
フリマアプリやネットオークションを利用しているユーザーの多くは、再販ではなく自分が使用する目的でキャットタワーを購入するので、リサイクルショップや買取店よりも高値で売却できる可能性が高くなっています。
以下は、メルカリやヤフオク!でのキャットタワーの売却例の一部です。
メルカリやヤフオクでのキャットタワーの取引例
サービス名 | 製品名 | 売却価格 |
---|---|---|
メルカリ | キャットタワー | 8,500円 |
Mau キャットタワー | 6,000円 | |
ナチュラルシグネチャー キャットタワー | 11,200円 | |
ヤフオク! | 省スペース キャットタワー ベージュ | 4,500円 |
VANKY ミニキャットタワー | 3,800円 |
リサイクルショップや買取店だと数百円で買い叩かれてしまうこともあるキャットタワーですが、メルカリやヤフオク!だと10,000円以上で売れることもあります。
一方、フリマアプリやネットオークションは出品するのに手間がかかる上、買い手が見つからないこともあります。
また、買い手が見つかった後のやり取りや梱包・発送作業に手間がかかる点も、フリマアプリやネットオークションならではのデメリットです。
フリマアプリやネットオークションでキャットタワーを売却する場合は、それらのデメリットとメリットをよく比較した上で利用するようにしましょう。
キャットタワーが欲しい人に譲って処分する
キャットタワーは、猫を飼っている人であれば一度は購入を考える製品です。
多頭飼いしている場合はより重宝するので、もし周りに猫を飼っている人がいるのであれば、譲って処分するのもおすすめです。
友人や知人に猫を飼っている人がいる場合は、キャットタワーに興味がないか聞いてみましょう。
譲ることができれば、使える状態のキャットタワーを再利用できるので、エコにもつながります。
また、「ジモティー」などの掲示板やTwitterなどのSNSを使って引き取り手を募集するという方法もあります。
サイズの大きなキャットタワーは、新品で購入しようとすると安いものでも一万円程度から数万円以上になるケースも少なくありません。
「無料で譲ってもらえるなら譲ってほしい!」と考えている人は多いので、ぜひ募集をかけてみてください。
キャットタワーを不用品回収業者に回収してもらって処分する
キャットタワーはサイズが大きく重量もあるので、部屋から一人で運び出すのは大変です。
解体できるタイプの製品であれば解体して運び出すこともできますが、そうでない場合は粗大ゴミの回収場所に運ぶだけでも骨が折れます。
解体するのが難しく、搬出・運搬するのが難しい場合は、不用品回収業者に回収してもらって処分するのも一つの手です。
不用品回収業者はキャットタワーの回収も行っており、対応は業者によって異なるものの、部屋の搬出から一貫して行ってくれるので、手間をかけずにキャットタワーを処分できます。
休日や祝日の回収に対応している業者も多く、依頼するタイミングによってはその日のうちに回収してもらえることもあるので、「処分したい!」と思ったタイミングですぐに処分できる点もメリットの一つです。
ただし、依頼する際の料金は業者によって異なるので、一社のみで決めずに複数の業者に見積もりを作成してもらいましょう。
見積もりの金額やサービスの内容をよく比較した上で、依頼する不用品回収業者を決めるようにしてください。
キャットタワーを処分するときの注意点
キャットタワーを処分する際、次の2点に注意しなくてはいけません。
- 毛やにおいを取り除いた上で処分する
- 業務で使用していたキャットタワーは産業廃棄物として処分する
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
毛やにおいを取り除いた上で処分する
売却や譲渡など再利用を目的にキャットタワーを処分する場合は、しっかりと掃除をして毛やにおいをなるべく取り除いた上で売却・譲渡するようにしましょう。
キャットタワーは猫が日常的に使用する製品なので、あなたの飼い猫の毛やにおいが付着しています。
猫は他の猫のにおいに敏感なので、においがある状態のキャットタワーをそのまま購入者や譲渡希望者に渡してしまうと、警戒してすぐに使い始めることができません。
メルカリやヤフオク!などで売却した場合も、汚れやにおいが原因で低評価がついたり、クレームが入る可能性があります。
売却や譲って処分するのであれば、次にそのキャットタワーを使用する人が気持ちよく使い始められるよう配慮するのが大切です。
最低でも一度は手入れをおこなってから引き渡すようにしましょう。
業務で使用していたキャットタワーは産業廃棄物として処分する
ペットショップや猫カフェなどの店舗で使用していたキャットタワーは、粗大ゴミなど自治体のゴミとして処分することができません。
売却や譲渡などによって再利用を目的に処分する場合は特に気にすることはありませんが、廃棄処分するのであれば産業廃棄物としての取り扱いが必要になります。
産業廃棄物を自治体のゴミとして廃棄してしまうと、不法投棄を行ったとして懲役刑や1,000万円以下の罰金刑などの罰則をうける可能性があるため注意しましょう。
店舗で使用していた業務用のキャットタワーは、産業廃棄物の取り扱いを行なっている業者に回収を依頼するなど、適切な方法で処分するようにしてください。
まとめ
不要になったキャットタワーの処分方法について紹介してきました。
処分予定のキャットタワーがまだ使える状態であれば、売却処分や譲渡での処分を検討してみてください。
売却して処分する場合は、以下のように重視するポイントにあった売却先を選びましょう。
- 即金性を求める場合:リサイクルショップや買取店
- 高値での売却を求める場合:フリマアプリやネットオークション
売却や譲渡できそうもないほど状態の悪いものは粗大ゴミとして処分するのが一般的です。
粗大ゴミの処分料や条件はそれぞれの自治体によって異なるので、よく確認してから処分するようにしてください。
不用品回収業者を活用すれば効率的かつスピーディーにキャットタワーを処分できるだけでなく、他の不用品もまとめて処分が可能なので、不用品回収業者の活用もぜひ検討してみてください!
実際に不用品回収業者をご利用の際は、業者探しに「不用品回収モール」をご活用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。