公開日:
最終更新日:
ゴミ箱(ダストボックス)は、可燃ゴミや不燃ゴミ、もしくは粗大ゴミといった、自治体のゴミとして捨てることができます。
しかし、サイズや素材によって分別方法が異なるので、注意が必要です。
ですが、ゴミ箱を処分するシーンはそう多くないため、迷うこともあるでしょう。
すぐに処分したいゴミ箱がある場合はもちろんのこと、今後のゴミ箱が不要になるタイミングに備えて、知っておきたい知識です。
この記事でわかること
- ゴミ箱(ダストボックス)の正しい処分方法
- ゴミ箱を簡単に捨てる方法
- 一手間かけてお得に処分する方法
- ゴミ箱(ダストボックス)を処分するタイミング
- ゴミ箱の掃除方法
ゴミ箱(ダストボックス)の処分方法7選
ゴミ箱(ダストボックス)の捨て方には、次の7つの方法があります。
一般ゴミとして捨てる
ゴミ箱(ダストボックス)は素材やサイズによって、可燃ゴミや不燃ゴミといった一般ゴミとして捨てることができます。
サイズの目安は、各自治体の指定する粗大ゴミの基準より小さいものです。
- ほとんどの自治体で、最長辺が30cm、もしくは50cm以下であれば、一般ゴミとして処分可能。
- 7.6L以下の容量のゴミ箱であれば、最長辺が30cm以内におさまる。(ゴミ箱のデザインや形状にもよる。)
- 自治体指定のゴミ袋に入り、かつ口の部分を結べる程度のサイズのゴミ箱であれば、一般ゴミとして捨てられる自治体もある。
- 20L程度のゴミ箱であれば、一般ゴミとして捨てられる可能性がある。
可燃ゴミと不燃ゴミ分別の分類
ゴミ箱の素材 | ゴミの分類 |
---|---|
木製・プラスチック製 | 可燃ゴミ |
ステンレス、スチール等の金属製 | 不燃ゴミもしくは金属ゴミ |
分別方法の異なる素材が使われているゴミ箱の場合は、大部分を占める素材を元に分別方法を判断します。
例えば、ほとんどの部分は木製だが一部金属の部分がある、といった場合は木製の部分が大部分を占めるので、可燃ゴミと判断してください。
ただし自治体によって、ゴミ箱のサイズや素材ではなく、品目によって一般ゴミと粗大ゴミの分別をしているケースもあります。
誤って分別すると不法投棄となり、回収されないことがあるため、お住まいの自治体ではどのような分別方法を採用しているか、あらかじめご確認の上で捨てることが大切です。
大型のゴミ箱で、サイズで判断すると粗大ゴミに該当する場合でも、解体してサイズを小さくできれば、一般ゴミとして捨てられる自治体もあります。
ただこれも自治体によって取り扱いが異なり、解体しても粗大ゴミとして捨てなければならないこともありますので、ご注意ください。
粗大ゴミとして捨てる
大型のゴミ箱(ダストボックス)は、粗大ゴミとして処分します。
- 最長辺が30cm、もしくは50cm以上が、一般的な粗大ゴミのサイズの基準。
- 容量が20Lを超える場合や30L、45Lといった大きいゴミ箱は、ほとんどの場合で粗大ゴミに分類される。
なお複数個を連結するタイプのゴミ箱の場合、分解した1個ずつのサイズが一般ゴミのサイズにおさまれば、一般ゴミとして捨てられる自治体もあります。
各自治体のゴミ箱を粗大ゴミとして捨てる場合の処分費用の目安
自治体名 | 粗大ゴミの処分費用 |
---|---|
新宿区 | 400円 |
杉並区 | 400円 |
世田谷区 | 400円 |
札幌市 | 200円 |
仙台市 | ・高、幅、奥行の合計が1.5m未満:400 円 ・高、幅、奥行の合計が1.5m以上:800 円 |
横浜市 | 200円 |
京都市 | 400円 |
大阪市 | ・幅、奥行、高さの合計が1.5m未満:200円 ・1.5m以上2m未満:400円 ・2m以上2.5m未満:700円 ・2.5m以上:1,000円 |
フリマアプリやネットオークションに出品する
新品未使用や、使用済みでも状態の良いゴミ箱(ダストボックス)であれば、フリマアプリやネットオークションに出品するのもよいでしょう。
手間と時間はかかりますが、わずかでもお金が手元に残るメリットがあります。
ゴミ箱の処分を急がない場合は、検討の価値がある方法です。
フリマアプリでの実際の取引事例
商品詳細 | 買取価格(税込) |
---|---|
キャラクターゴミ箱 | 600円(送料込み) |
イデア・trash can TUBELOR | 1,250円(送料込み) |
木製・工芸品風ゴミ箱 | 1,450円(送料込み) |
木製・家の形をしたゴミ箱 | 2,000円(送料込み) |
DULTONのゴミ箱・ダブルデッカー | 6,000円(送料込み) |
ランドクルーザー80の純正ゴミ箱 | 12,800円(送料込み) |
フリマアプリやネットオークションで売れやすいゴミ箱の特徴
- オムツや生ごみ専用の臭いが出にくいゴミ箱
- 全自動センサーで開閉するゴミ箱
- ステンレスなどの金属製で頑丈なゴミ箱
- 市販品を購入すると高価な大きなサイズのゴミ箱
- 有名ブランドやメーカーのゴミ箱
- ノベルティのゴミ箱
防臭や全自動といった機能性の高いものや、入手が困難で希少性がある場合は、高値で売れやすい傾向です。
ただしフリマアプリやネットオークションの場合、出品、購入希望者とのやり取り、梱包、発送といった手間がかかるのは弱点です。
また出品したからといって、すぐに購入希望者が見つかるとは限りません。
個人間の取引のため、思わぬトラブルに巻き込まれることがありますので、ご注意ください。
リサイクルショップに買取を依頼する
未使用などの状態のいいゴミ箱(ダストボックス)は、リサイクルショップで買取できることもあります。
ただし使用済みのゴミ箱や、量販店などで安価に手に入るゴミ箱は値段がつかないことが多いため、ご注意ください。
リサイクルショップで買取できるゴミ箱
- ステンレスやスチールといった金属製のゴミ箱
- 防臭機能や全自動センサーの搭載されたゴミ箱
- 45Lサイズの大きなゴミ箱
フリマアプリやネットオークションと同様に、不可価値の高いゴミ箱であれば、買値がつく可能性があります。
ただしリサイクルショップによっては、ゴミ箱を買取対象品目にしていないケースもあります。
リサイクルショップを利用する際は、あらかじめご確認ください。
不用品回収業者に回収を依頼する
ゴミ箱(ダストボックス)の処分は、不用品回収業者に依頼できます。
次のような場合は、不用品業者の利用を検討するとよいでしょう。
- 30Lや45Lサイズのゴミ箱
- ステンレスやスチールといった金属製のゴミ箱
- 業務用の大きなゴミ箱
- 処分したいゴミ箱が複数ある
- 他にも処分したいものがある
大きなゴミ箱でも粗大ゴミとして捨てることができますが、搬出に苦労することでしょう。
また処分したいものが複数ある場合、分別する手間もかかります。
引っ越しや遺品整理、断捨離といったタイミングで他にも捨てたいものがある場合は、ゴミ箱も含めて回収依頼できる不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
友人知人に譲る
新品のゴミ箱(ダストボックス)で状態がよい場合は、友人や知人で欲しい人に譲る方法もあります。
ゴミ箱(ダストボックス)を友人・知人に譲るケース
- 新生活を始めるにあたって安価に日用品を揃えたい友人・知人。
- これから飲食業などを始める人で、プラスチック製で45Lの大型のごみ箱やステンレス・スチールのゴミ箱を探している友人・知人。
市販のものを購入すると高価です。
不要になったゴミ箱を譲れば、初期投資のコストを削減できるので歓迎されます。
ただしゴミ箱を処分したいタイミングと友人や知人のニーズが合致する可能性は低いので、すぐにゴミ箱を手放したい場合には不向きです。
処分したいゴミ箱がある旨を周囲の人に伝えながら、欲しい人が現れるのを気長に待てる場合は、検討の価値がある方法といえます。
寄付・寄贈する
新品で未使用のゴミ箱(ダストボックス)であれば、各種支援団体や、学校・幼稚園といった施設に寄付できることががあります。
不用品を手放して社会貢献できる、有益な処分方法です。
寄付したゴミ箱は、受け入れ先や関連施設で使用する場合もあれば、売ってお金に変え、国内外の支援に活用するケースもあります。
そのため新品未使用で、状態のよい品であることがポイントです。
さらに一般的に流通している家庭用のシンプルで小さなゴミ箱ではなく、全自動センサーが搭載されるものや、ステンレス・スチール製でといった、付加価値のあるゴミ箱であることも大切です。
寄付する場合の送料は、自己負担です。
また寄付の対象品目は、受け入れ先の状況によって随時変わるため、送付する前に受け入れ団体に詳細をお問い合わせください。
ゴミ箱(ダストボックス)を処分するタイミング
ゴミ箱(ダストボックス)に次のような症状が現れたら、捨て時です。
- ゴミ箱自体が汚い。
- プラスチックが割れている。
- フタが閉まらない。
- 臭いが漏れる。
ゴミ箱は使用に伴って、沈着した色素汚れがこびりついたり、プラスチック部分が割れたりする、消耗品の一つです。
ゴミ箱自体が劣化している場合、部屋の美観を損ねることに加えて、衛生面が懸念されます。
定期的にゴミ箱自体の清掃も取り入れながら、劣化したゴミ箱は買い替えて、衛生的にご利用ください。
ゴミ箱の掃除方法
ゴミ箱は3ヶ月に1回程度のペースで丸洗いするのが理想的です。
定期的な掃除を取り入れることで、汚れや臭いがこびりつくのを防ぐ効果が期待できます。
ゴミ箱を洗う手順
- 中性洗剤とスポンジを使って汚れを落とす。
- シャワーで洗い流す。
- 生ゴミの臭いがゴミ箱に移っている場合は、重曹を使って掃除する。
- 水気を残さないように丁寧に拭き取り、天日干ししてから使用する。
強く擦ると傷がつき、カビが繁殖する原因になるので注意が必要です。
まとめ
ゴミ箱(ダストボックス)は、素材やサイズによって分類は必要なものの、自治体のゴミとして捨てられます。
- 大きなゴミ箱は、捨てる際に粗大ゴミの処分費用がかかる。
- 収集日の搬出が容易ではない。
- フリマアプリやリサイクルショップでは売れにくい。
またゴミ箱は衛生用品の一種であることから、新品未使用や機能性が高いもの、有名ブランドのゴミ箱、といった付加価値がないと売れにくい家庭用品です。
引越しや遺品整理のタイミングで他にも不用品がある場合や、大きなごみ箱であれば、不用品回収業者に回収を依頼すると便利です。
不用品回収業者の利点
- 自分で作業する手間がありません。
- 短時間のうちに不用品一式を回収できる
しかし不用品回収業者は日常的に利用するものではないため、どうやって探せばいいのか迷うこともあるでしょう。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
インターネット上であちこちの不用品回収業者のサイトを閲覧する手間もかからず、実際の利用者の口コミや写真を参照しながら比較検討できます。
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。