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健康志向の高まりによって需要が増えてきている空気清浄機や加湿器。
最近は空気清浄機と加湿器の機能が一体になっている高機能な製品が発売されていることもあり、「買い替えを検討している」という方も多いのではないでしょうか?
買い替えで不要になった製品を処分する上で、処分方法がよくわからずなかなか捨てられずにいる方も多いでしょう。
空気清浄機や加湿器は処分する際のルールは各地域でも異なるため、ルールにのっとった正しい方法で処分しなくてはいけません。
この記事では、不要になった空気清浄機や加湿器の捨て方について紹介していきます。
一般的な処分方法だけでなく、手間をかけずに処分する方法やお得な処分方法などさまざまな方法を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 空気清浄機・加湿器の処分方法
- 空気清浄機のフィルターの処分方法
空気清浄機・加湿器の処分方法7選
空気清浄機や加湿器の主な処分方法としては、次の方法があげられます。
- 自治体の一般ゴミとして処分する(小型製品向け)
- 粗大ゴミとして処分する(中型・大型製品向け)
- 販売店に引き取ってもらう
- リサイクルショップや買取店で売却して処分する
- フリマアプリやネットオークションで売却して処分する
- 不用品回収業者に回収してもらって処分する
- 必要としている人に譲って処分する
それぞれの処分方法について解説していきます。
【小型】空気清浄機や加湿器を自治体の一般ゴミとして処分する
最近は、一人暮らし用の広くない部屋でも場所を取らずに使用できるような、小型の空気清浄機や加湿器も需要が高まってきています。
同じ空気清浄機や加湿器であっても、製品のサイズによってゴミの区分が異なります。
主な自治体における小型の空気清浄機・加湿器のゴミ区分は以下のとおりです。
各自治体の小型空気清浄機・加湿器のゴミ区分
自治体 | ゴミ区分 | |
---|---|---|
北海道札幌市 | 燃やせないゴミ | |
宮城県仙台市 | 家庭ゴミ | |
埼玉県 | さいたま市 | もえないゴミ |
川口市 | 金属ゴミ | |
東京都 | 大田区 | 不燃ゴミ |
世田谷区 | 不燃ゴミ | |
杉並区 | 不燃ゴミ | |
千葉県千葉市 | 不燃ゴミ | |
神奈川県 | 横浜市 | 燃やすゴミ |
川崎市 | 小型金属 | |
愛知県 | 名古屋市 | 不燃ゴミ |
岡崎市 | 小型家電 | |
兵庫県神戸市 | 燃えないゴミ | |
大阪府大阪市 | 普通ゴミ | |
京都府京都市 | 小型家電 | |
広島県広島市 | 不燃ゴミ | |
福岡県 | 福岡市 | 燃えないゴミ |
北九州市 | 家庭ゴミ |
小型の空気清浄機や加湿器は、不燃ゴミとして扱われているところがほとんどです。
一方で、横浜市のように「燃やすゴミ」として区分している例外的な自治体もあるので、処分する際は区分をよく確認した上で処分するようにしてください。
また、各自治体では小型家電のリサイクルをおこなっており、以下のような場所に設置された小型家電回収ボックスに投函して処分することも可能です。
- 市役所
- 大型のショッピングモール
- 家電量販店
回収ボックスで処分する場合は多少の手間がかかりますが、エコな処分方法であるため積極的に活用したい処分方法です。
なお、回収ボックスの投函口に入らないサイズのものは、回収ボックスに入れて処分することはできませんので注意してください。
【中型・大型】空気清浄機や加湿器を粗大ゴミとして処分する
特定のサイズ以上の空気清浄機や加湿器は、不燃ゴミや小型家電として処分することができないため、粗大ゴミとして処分することになります。
粗大ゴミとして処分する場合、所定の手数料を支払った上で処分することになります。
手数料はそれぞれの自治体によって異なるため事前に確認しておきましょう。
主な自治体における処分費用や条件は以下のとおりです。
各自治体の粗大ゴミの料金・条件
自治体 | 処分費用や条件など | |
---|---|---|
北海道札幌市 | 200円 ※自治体指定のゴミ袋に入らないもの | |
宮城県仙台市 | 400円 ※おおむね30cm以上のもの | |
埼玉県 | さいたま市 | 550円 ※最大の1辺又は直径が90cm以上2m未満のごみ |
川口市 | 要確認 ※40cmを超えるもの | |
東京都 | 大田区 | 300円 ※一辺の長さがおおむね30cmを超えるもの |
世田谷区 | 10kg以下:400円 10kg以上:800円 ※一辺の長さが30cmを超えるもの | |
杉並区 | 400円 ※最大辺がおおむね30cmを超えるもので、 220cm以内のもの | |
千葉県千葉市 | 390円 ※自治体指定のゴミ袋に入らないもの | |
神奈川県 | 横浜市 | 料金については要確認 ※50cm以上のもの ※ガラス部分がある場合は、 ガラス部分を「燃えないゴミ」として分別する |
川崎市 | 50cm未満:200円 50cm以上:500円 | |
愛知県 | 名古屋市 | 料金については要確認 ※縦15cm×横40cm×奥行25cm以上のもの |
岡崎市 | 料金や条件については要確認 | |
兵庫県神戸市 | 300円 ※45Lの指定袋に入らないもの ※5kg以上になるもの | |
大阪府大阪市 | 200円 ※最大の辺または径が30cmを超えるもの | |
京都府京都市 | 料金については要確認 ※高さ30cm×幅40cm×奥行40cm以上のもの | |
広島県広島市 | 250円 ※最長の辺の長さ、または最大径が30cm以上のもの | |
福岡県 | 福岡市 | 300円 ※燃えないごみの袋に入れて口が結べない大きさのもの ※重さで袋が破けるもの |
北九州市 | 300円 ※自治体指定のゴミ袋に入らないもの |
空気清浄機や加湿器を粗大ゴミとして処分する場合、回収の申込みや処理券の購入などが必要になるので、お住まいの自治体における粗大ゴミの出し方をよく確認した上で処分するようにしましょう。
空気清浄機や加湿器を販売店に引き取ってもらって処分する
不要になった空気清浄機や加湿器などの電化製品は、販売店で引き取ってもらって処分することもできます。
家電量販店などの販売店で処分する場合、購入のついでに処分できるので、空気清浄機や加湿器を買い替える予定の方におすすめの処分方法です。
主な家電量販店の対応状況や引き取ってもらう際にかかる費用、条件などは以下のとおりとなっています。
家電量販店の引き取り対応
家電量販店 | 対応状況 | 費用や条件など |
---|---|---|
ヤマダ電機 | 要確認 ※小型家電の回収はおこなっているが、 空気清浄機や加湿器については記載なし | ー |
エディオン | 空気清浄機:引き取り可 加湿器:要確認 | 550円 ※縦横高さの合計が120cm以下、重さが10kg以下 ※取り外し工事不要で使用できるもの ※人が一人で運べるもの ※フランチャイズ店舗では非実施 |
ビックカメラ | 空気清浄機:引き取り可 加湿器:要確認 | 無料 ※店舗で商品を買い替える場合のみ依頼可能 |
ジョーシン | 空気清浄機:引き取り可 加湿器:引き取り可 | 550円 ※商品配送時の回収は別途回収運搬料金がかかる |
コジマ | 要確認 | ー |
ノジマ | 空気清浄機:引き取り可 加湿器:引き取り可 | 無料 ※モバイル会員限定※回収のみの依頼は不可 |
ヨドバシカメラ | 空気清浄機:引き取り可 加湿器:要確認 | 1,100円 ※一部対象外のエリアあり |
ケーズデンキ | 空気清浄機:引き取り可 加湿器:引き取り可 | 空気清浄機:1,100円 加湿器:550円 ※引き取りのみの場合は別途出張料がかかる |
対応状況や費用についてはそれぞれの家電量販店によって異なるため、利用予定の店舗に問い合わせて事前に確認しておくようにしましょう。
空気清浄機や加湿器をリサイクルショップや買取店で売却して処分する
買い替えなどにともなって処分する空気清浄機や加湿器がまだ使える状態で、なおかつ状態も悪くなければ、売却して処分するという方法もあります。
売却することで、ちょっとしたお小遣い稼ぎになる上に、まだ使える製品を捨てずに他の人に有効活用してもらえるので、売却処分できそうな製品は積極的に買取依頼をしましょう。
空気清浄機や加湿器の主な売却先としては、地域のリサイクルショップや電化製品の買い取りに力を入れている買取店などがあげられます。
リサイクルショップは気軽に利用できるという強みがあるものの、専門性が低く安値で買い叩かれてしまう可能性が高いので、売却するのであれば電化製品に精通した買取店を利用するのがおすすめです。
実際に買取店では、空気清浄機や加湿器が以下のような価格で売却されています。
買取店での買取例
買取店 | 製品名 | 買取価格 |
---|---|---|
高く売れるドットコム | SHARP 空気清浄機 KI-NP-100 | 10,000円 |
ラグザ | Dyson Pure Humidify+Cool PH01 | 20,000円 |
リファン | cado LEAF AP-C120-WH | 11,000円 |
空気清浄機や加湿器は需要が高いので、よほど状態の悪い製品でない限り売却できる可能性が高いです。
有名なメーカーの製品や状態の良い製品、年式の新しい製品は特に売れやすく、高値がつきやすい傾向があります。
売却する際は、少しでも心象が良くなるよう、一度綺麗に掃除してから査定に出すようにしましょう。
空気清浄機や加湿器をフリマアプリやネットオークションで売却して処分する
空気清浄機や加湿器は、リサイクルショップや買取店だけでなくフリマアプリやネットオークションでも売却できます。
リサイクルショップや買取店は再販を目的に買い取りしているため高値がつきにくい傾向がありますが、フリマアプリやネットオークションは自分で使用するために購入するユーザーがほとんどなので、適切な価格ではもちろん、高値でも売却しやすくなっています。
フリマアプリなら「メルカリ」、ネットオークションなら「ヤフオク!」がおすすめです。
実際に以下のような価格で空気清浄機や加湿器が売買されています。
メルカリ・ヤフオクでの取引例
サービス名 | 製品名 | 売却価格 |
---|---|---|
メルカリ | SHARP KC-J50-W 加湿空気清浄機 | 7,500円 |
メルカリ | ダイキン MCK70USKーT 空気清浄機 | 9,800円 |
メルカリ | 象印スチーム式加湿器 EE-DC50-WA | 12,000円 |
ヤフオク! | ダイキン クリアフォースZ MCZ70U-W/除加湿空気清浄機 | 31,000円 |
ヤフオク! | スチーム式加湿器 KSF-L301 | 1,800円 |
フリマアプリやネットオークションの場合も、有名メーカー製や年式の新しいものほど高く売れる傾向があります。
また、空気清浄機と加湿器の両方の機能を備えている製品も人気のようです。
加湿器については小型の製品もよく売れているようで、小さい加湿器の場合はノーブランド品でも買い手がつきやすくなっています。
売却の手段として魅力的なフリマアプリやネットオークションですが、以下のような売却に関わる作業をすべて自分で行わなくてはいけないというデメリットもあります。
- 問い合わせ対応
- 梱包
- 発送
購入希望者との間でトラブルが発生してしまった際も自分で対応しなくてはならないので注意が必要です。
不用品回収業者に空気清浄機や加湿器を回収してもらって処分する
引っ越しや年末の大掃除などで空気清浄機や加湿器以外にも不用品が大量にある場合、きちんと分別して適切な方法で処分するのは大変です。
粗大ゴミが複数ある場合はそれぞれ回収を依頼して処理券を準備しなくてはならず、売却するとしても時間と手間がかかります。
大量にある不用品をなるべく手間をかけずに処分したいのであれば、不用品回収業者に任せるのが一番です。
不用品回収業者は、一部のものを除き基本的にどんなものでも回収可能で、大量の不用品をわざわざ分別する必要もありません。
また、部屋からの搬出も対応してくれるので、重い荷物やたくさんの荷物を自分で運び出す必要もありません。
急な依頼に対応してくれる業者も多く、依頼するタイミングによってはその日のうちに不用品を処分できるので、「空気清浄機や加湿器を含む不用品をなるべく早く処分したい」という方にもおすすめです。
空気清浄機や加湿器を必要としている人に譲って処分する
「まだ使えはするものの、わざわざ売却するほどではない」という方は、空気清浄機や加湿器が欲しい方・必要としている方に譲って処分するのがおすすめです。
まだ使用できる製品をゴミとして処分するのはもったいないので、売却するつもりがないのであれば友人や知人などに譲って処分しましょう。
特に空気清浄機に関しては10,000円以上する製品も多くあるため、欲しい方も多いはずです。
加湿器も小型のものなど使い勝手の良いものは引き取り手を見つけるのはそう難しくないでしょう。
また、ジモティーなど掲示板で譲渡先を探すこともできます。
「近隣の方」や「引き取りにきてくれる方」など条件を設定することもできるので、手間をかけずに処分可能です。
掲示板で譲渡先を探す際は、製品の状態を詳しく記載することでトラブルを未然に防げるようになります。
空気清浄機のフィルターの正しい捨て方は?
空気清浄機のフィルターの捨て方は、フィルターの素材やフィルターのサイズによって異なります。
シャープやパナソニック、ダイソンなどの一般的なメーカーの空気清浄機や、アムウェイなど珍しいメーカーの空気清浄機であっても、フィルターは各自治体の分別ルールに合わせて処分する必要があります。
空気清浄機のフィルターには、以下の素材がよく使用されています。
- ポリプロピレン
- ポリエステル
- 活性炭
フィルターは使用されている素材に合わせて分別する必要があり、自治体によって「可燃ゴミ」や「不燃ゴミ」などそれぞれ異なるので、正しく分別するために使用されている素材と自治体のゴミ区分を確認しておきましょう。
また、「一辺が30cm以上」などフィルターのサイズが粗大ゴミのサイズに該当する場合は、一般ゴミではなく粗大ゴミとして処分する必要があるので注意してください。
まとめ
空気清浄機や加湿器の処分方法について詳しく紹介してきました。
空気清浄機や加湿器の最適な処分方法は、処分する製品の状態によって異なります。
- 不要になった製品がまだ十分に使える状態:売却して処分するのがおすすめ
→即金性を重視するのであればリサイクルショップや買取店で売却
→高値の買取価格を求める場合はフリマアプリやネットオークションでの売却 - 十分に使える状態の製品を無料で処分したい場合:友人や知人に譲渡・ジモティー等の掲示板で欲しい人を募って譲る
- 壊れていたり傷や汚れがひどい状態:自治体のゴミとしての処分がおすすめ
※空気清浄機や加湿器のサイズによっては粗大ゴミとしての処分が必要になるため注意 - 空気清浄機や加湿器をなるべく手間をかけずに処分したい場合:不用品回収業者に回収を依頼して処分
不用品回収業者はさまざまな不用品をまとめて引き取ることが可能なので、処分したい不用品が大量にある場合もおすすめです!
不用品回収業者をお探しの際は、「不用品回収モール」をぜひご利用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。