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「汚れやガタつきがあるので新しいものに買い替えたい」
「引越しを機に新居に合うものを用意したい」
こうしたことを理由に使用しなくなったダイニングテーブルを処分したいと思っている方は多いのではないでしょうか。
ただダイニングテーブルの材質やサイズによっては、分別区分が変わることもあるため、この記事ではダイニングテーブルの処分方法について詳しく解説しています。
ダイニングテーブルは自分で解体することでお得に処分できる場合があるため、解体に必要な道具や手順についても紹介しています。
この記事を読むとダイニングテーブルの捨て方に困ることが無くなるのでぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
ダイニングテーブルの処分費用
ダイニングテーブルの分別区分
ダイニングテーブルを処分する際の注意点
ダイニングテーブルを廃棄する以外の処分方法
自治体のルールに沿ってゴミとして処分する方法

ダイニングテーブルと一口に言っても長方形や円形、長さを変えられるものや折りたたみ式のものまでさまざまなタイプがあります。
ほとんどの場合「粗大ゴミ」に分別されることが一般的ですが、「粗大ゴミ」になるサイズは自治体で異なることもあるので一部地域の処分ルールを表にまとめました。
これからダイニングテーブルを処分する際の参考にしてみてください。
地域名 | 分別区分 | 備考 |
---|---|---|
宮城県 仙台市 | 粗大ゴミ | 面の対角線または直径が、 1.5m未満400円1.5m以上は1,200円 |
埼玉県 さいたま市 | ・粗大ゴミ ・90㎝未満は「燃えないゴミ」 | 粗大ゴミは1品につき500円 |
東京都 杉並区 | 粗大ゴミ | ・最大辺100㎝未満は400円 ・最大辺100㎝以上150㎝未満は800円 ・最大辺150㎝以上は1,200円 |
東京都 足立区 | 粗大ゴミ | ・最大辺1.5m未満は400円 ・最大辺1.5m以上は800円 ・ガラス製で1m未満は400円 ・ガラス製で1m以上は1,200円 |
東京都 墨田区 | 粗大ゴミ | ・最大辺1m未満は400円(1m未満の天板を含む) ・最大辺1.5m未満は800円(1.5m未満の天板を含む) ・最大辺1.5m以上は1,200円(1.5m以上の天板を含む) ・ガラス製で1m未満は800円(天板のみも同様) ・ガラス製で1m以上は1,200円(天板のみも同様) ・テーブルの脚は400円 |
千葉県 松戸市 | 1辺の長さが50㎝以上は「粗大ゴミ」 | 「粗大ゴミ」1点につき1,000円 |
静岡県 静岡市 | 不燃・粗大ゴミ | 1点につき「氏名」「不用」の表示が必要 (1回につき7点まで) |
大阪府 大阪市 | 粗大ゴミ | 天板の最大の辺また径が、 ・1m未満のものは400円 ・1m以上のものは1,000円 |
岡山県 岡山市 | 粗大ゴミ | 90㎝以下は500円90㎝超は1,000円 |
熊本県 熊本市 | 粗大ゴミ | 品目ごとに400円または900円 |
沖縄県 沖縄市 | 粗大ゴミ | 1個につき300円 |
ダイニングテーブルの分別区分は「粗大ゴミ」が一般的で、1点につき400円から1,200円程で処分できます。(墨田区のようにダイニングテーブルの素材で処分費用が異なる地域もあります。)
処分費用はダイニングテーブルの大きさで異なり、1m未満やそれ以上で金額が変わる地域が多いようです。
ただ、さいたま市のように90㎝未満のダイニングテーブルは「燃えないゴミ」として処分できる地域もあるので、処分する前に「粗大ゴミ」に分別されるサイズを確認しておきましょう。
多くの自治体では「粗大ゴミ」に該当するサイズは30㎝であることが一般的です。
ゴミ処理場に直接持ち込むことも可能
ダイニングテーブルを自治体の「粗大ゴミ」として処分する場合、処分費用として1,000円以上かかることもあります。
ゴミ処理施設に持ち込むことで費用を抑えることが可能です。
地域によって処分費用は異なりますが、大阪市を例に挙げると、自分でゴミ処理施設にゴミを持ち込んだ場合の処分費用は10㎏ごとに90円となっています。
ほとんどの自治体で10㎏ごとに数十円から150円程になっているため、処分費用を抑えたい方は持ち込みを検討してみてください。
ただ処分するゴミの長さが1mを超える場合、破砕処理が必要な地域もあります。
破砕処理できるゴミ処理場は決まっていることがあるので、事前にホームページで確認しなければなりません。
また、ゴミ処理場は「粗大ゴミ」や「家庭ゴミ」の他、事業系のゴミも受け入れており、曜日によって受け入れゴミが異なることもあるので注意してください。
解体すればお得に処分もできる
ダイニングテーブルは解体することで「可燃ゴミ」として処分して費用を抑えることも可能です。
ただし、自治体の処分ルールで解体が許可されている地域に限ります。
地域によっては「粗大ゴミ」に指定されているものは、解体・分解しても「粗大ゴミ」になるので事前に確認しておきましょう。
ダイニングテーブルの解体に必要なもの
- 手袋
- ドライバー
- レンチ
- バール
- ハンマー
- 万能ノコギリ
ダイニングテーブルの解体に必要なものはダイニングテーブルの種類やサイズによって異なり、組み立て式なら六角レンチやドライバー、ノコギリだけでも解体できます。
ただ完成品の場合、留め具が使われていないこともあるので、ハンマーやバールがあったほうが良いでしょう。
ダイニングテーブルを解体する手順はシンプルで、天板と脚を繋ぐ留め具をドライバーや六角レンチで外し、指定のゴミ袋に入る長さにカットするだけです。
折りたたみ式や長さが延長できるものも各所の留め具を外すだけなので簡単に分解できるでしょう。
ただ指定袋に入るようにカットするのは時間がかかるため、できれば電動工具を使って時短したいところです。
電動のこぎりは6,000円から10,000円程はかかるので、DIYなどをする予定のある方は買っておいて損がないと思います。
ダイニングテーブルの解体は時間もかかるので、すぐに処分したい場合は他の方法を検討してください。
【買い替え時】家具販売店のサービスを利用する

ダイニングテーブルの買い替えを検討している方は、家具量販店のサービスを利用することができます。
メーカーによってサービス内容は異なりますが、「新しい家具の購入と同等品を無料または有料で引き取ってもらえる」といった条件のものが多いです。
家具販売店によっては買取などもしているため、一部販売店のサービス内容を表にしています。
店舗名 | サービス内容 | 備考 |
---|---|---|
イケア | 家具買取サービス | 買取対象外のもの ・他社製の製品 ・3辺の合計が3.8mを超えるもの ・ガラスが含まれるもの |
ニトリ | 家具の引取サービス | 購入品と同等品を、 1回の配送につき4,400円で回収 |
IDC OTSUKA | 不要家具のお引き取り | ・購入品と同等品を有料回収 ・費用は1,000円から4,000円 (例.ダイニングチェアは500円) |
Bell Maison | 不要家具の無料引取 | 対象商品を購入時に申し込む 対象商品 販売価格41,800円以上かつ大型商品送料7,150円 |
TOKYO interior | 不要な家具のお引き取り | ・購入品と同等品・同数を有料回収 不要家具搬出移動料金は、 200㎝以上300㎝未満で3,000円 |
MUJI 無印良品 | 不用品の引取サービス | ・購入品と同等品・同数を有料回収 引取費用はテーブル3,000円、イス1,000円 |
多くの家具メーカーでは自社商品の購入で不要家具の搬出をしており、費用はダイニングテーブルのサイズによって異なりますが、1,000円から4,000円が目安になります。
ただ粗大ゴミ処理手数料は一般的に1,000円程なので、自分で処分する方が安い場合もあるでしょう。
家具販店に依頼すればダイニングテーブルを運ぶ手間はかかりませんが、処分費用は高くなる可能性があるので、処分費用を抑えたい方は他のサービスを検討してください。
【引越し時】引越し業者のオプションに申し込む

引越しと同時にダイニングテーブルを処分したい方は、引越し業者のオプションサービスを利用することができます。
引越し業者ごとにサービス内容は異なりますが、引越プランと別の有料オプションを依頼することで不用品を処分してもらうことが可能です。
ダイニングテーブルなどの不用品を処分するサービスは限られた業者でしか行っていないため、一部引越し業者のサービスを紹介します。
業者名 | サービス | 備考 |
---|---|---|
日通 | 不用品(粗大ゴミ)のお引取り | 「粗大ゴミ」の処分を事前に相談することで対応してもらえる場合がある |
アップル引越センター | 不用品買取&引取 | 家具や家電の買取や引き取りをしており、ものによって有料・無料が変わる |
キタザワ引越しセンター | 不用品買取・引取サービス | ものによって買取・無料・有料が決まる |
日通のサービスは地域によって利用できる場合とできない場合があり、利用できる地域では「粗大ゴミ」の処分をスタッフが代行するような形になっているようです。
他の2社はリサイクル業者と協力して不用品の買取も行っています。
ダイニングテーブルの引き取りを行っているとはいえ、あくまで引越し業者なので、不用品のみの回収を行う場合は、不用品回収業者を利用してください。
ダイニングテーブルを廃棄する以外の処分方法

半年や1年に1度、気分転換を兼ねて部屋の模様替えをする方も多く、状態の良いダイニングテーブルでも処分してしまう方がいます。
買い替えと同時に家具量販店に引き取ってもらう方もいますが、回収費用や処分費用がかかるため、美品であれば以下4つの処分方法を検討してみてください。
- 家具買取専門店に依頼する
- フリマサイトやオークションサイトを利用する
- NPO法人に寄付する
- ジモティーで欲しい人に譲る
それぞれに利用するメリットや特徴が異なるので1つずつ解説します。
家具買取専門店に依頼する
状態の良いダイニングテーブルは家具買取専門店で売却できる可能性があります。
一般的なリサイクルショップでは、ダイニングテーブルなどの大型家具は売り場スペースを圧迫するので買取対象外になることが多いですが、家具買取専門店ではそうした心配はいりません。
また、年間を通して家具を査定しているので、ダイニングテーブルの中古相場も把握しており、適正価格で売却しやすいことも特徴の一つです。
家具買取専門店で買取対象になっているメーカーの一部
- アクタス
- アルフレックス
- ウニコ
- リーンロゼ
- 大塚家具
- 飛騨産業
- カリモク家具
- カンディハウス
- マルニなど
家具買取専門店によって買取対象になるダイニングテーブルは異なり、高級ブランドしか取り扱っていない店舗もあるため、自宅にあるダイニングテーブルのブランドや種類に応じて査定してもらう店舗を変える方が良いでしょう。
この他にもオーダーメイド品やサイズが大きすぎるもの、デザイン性が高すぎるものは買取対象外になることがあるので注意してください。
ダイニングテーブルを売却する際は取れる汚れや傷をキレイにし、付属品を揃えた状態で家具買取専門店に持ち込みましょう。
ただダイニングテーブルのサイズによっては簡単に持ち運べないので、「出張買取」を利用してください。
「出張買取」の対応エリア内であれば無料査定を行っている業者がほとんどなので、事前にホームページで確認しましょう。
フリマサイトヤオークションサイトに出品する
美品のダイニングテーブルはフリマサイトやオークションサイトで売却できる可能性があります。
家具買取専門店では取り扱いメーカーが決まっており、オーダーメイド品やサイズが大きすぎるものは買取対象外ですが、フリマサイトやオークションに出品する場合はそうした決まりがありません。
状態の良いダイニングテーブルであればメーカーを問わず売却できる可能性があるので、家具買取専門店で売却できなかったものを出品してみてください。
実際にフリマサイトに出品されているメーカーはニトリや無印良品、オーダーメイド品など5千円から10万円以上するものまでさまざまなものがあります。
ただ出品数に比べて取引の成立数は少ないので、タイミングが合えば売却できる程度に考えたほうが良いでしょう。
一方でオークションサイトには高級家具ブランド品やビンテージものの商品が出品されている傾向があります。
出品する際に気をつけること
- カラー・特徴、テイストなど仕様を記載する
- メーカー名・型名を記載
- 購入時の価格を記載
- 配送地域の詳細を記載
- 売却する理由を明確にする
- 傷や汚れは嘘をつかない
- 商品画像は5枚以上(天板のアップ画像も含める)
中古のダイニングテーブルは食事をする際に汚れが気になるため、傷や汚れは正確に記載した上でなるべくキレイに掃除して出品したほうが良いでしょう。
また、ダイニングテーブルを分解せずに送るとサイズによって送料が20,000円近くかかる場合があるので、天板と脚がバラせるものは外して送るようにしてみてください。
三辺の合計が250㎝程度であれば送料10,000円以内で送ることも可能です。
NPO法人に寄付をする
壊れていないダイニングテーブルはNPO法人に寄付することもできます。
ダイニングテーブルをそのまま必要な場所に届けたり、売却した一部の収益を使って国内や海外の支援活動をしたりと団体によって活動内容はさまざまです。
NPO法人の中には寄付する場合と一緒に寄付金も送れる仕組みを取り入れている場合があります。
実際に寄付したものがどんな活動に利用されているのか気になる方は寄付先を選べる団体もあるので、ユニセフやハタチ基金、国境なき医師団など寄付先を明確にしているサイトを利用してみてください。
ただダイニングテーブルを送る際の送料は自己負担になることが一般的です。
ダイニングテーブルのサイズによってはかなりの金額になりますが、処分する予定のもので社会貢献できるので、気になる活動を支援したいと思った方は検討してみてください。
ジモティーで欲しい人に譲る
壊れていないダイニングテーブルはジモティーで譲ることもできます。
ジモティーは利用料や仲介手数料がかからない掲示板で、自宅にある不用品を譲ったりもらったりするために多くの人が利用しています。
地元の人同士の取引がコンセプトになっているため、地元の中で欲しい人を見つけることが可能です。
実際にジモティーには0円から1万円を超えるものまで、さまざまなダイニングテーブルが掲載されており、多くの場合「自宅に引き取りに来てくれる方限定」になっています。
ダイニングテーブルはイスとセットで買い替える方が多いため、自宅に引き取りに来て貰えれば10,000円以上かかる送料は発生しません。
コストを抑えて使わなくなったダイニングテーブルを処分できるので、フリマサイトで売却できないものはジモティーに掲載してみてください。
掲載する際の注意点
- 画像は5枚以上
- サイズ・カラー、メーカーを記載
- 傷や汚れは正確に伝える
- 手放す理由も添える
- 質問はすぐに返信する
不用品を気軽にやり取りするという前提があるため、個人で掲載している方は細かい情報を載せていないことがほとんどです。
ただ最低でもサイズや仕様など、欲しい人が知りたい情報は掲載することで早く売却できる可能性が高くなるでしょう。
ただ直接顔を合わせてやり取りしたり連絡をこまめに取る必要があるので、時間がない方は他の方法を検討してみてください。
大きくて重量があるダイニングテーブルの処分は不用品回収業者がオススメ

「サイズが大きいダイニングテーブル」や「天板の素材がガラスのもの」は運搬が難しいので、処分に困っている方が多いのではないでしょうか。
特にマンションの上階に住んでいる場合、廊下やエレベーターを通らなければならず、腰痛持ちの方や1人暮らしの方にとっても処分しづらいものです。
そのためこうしたダイニングテーブルを処分する際は、不用品回収業者に依頼することをオススメします。
組み立て品であれば分解して、少しずつ集積所に持っていくこともできますが、運ぶ回数が増えて時間もかかるだけでなく、無理をしてしまうとケガの原因にもなります。
不用品回収業者に依頼すれば自宅の部屋まで回収しに来て貰えるため、重いダイニングテーブルを運ぶ手間がかかりません。
模様替えや引越しのタイミングで依頼すれば、他の家具や電化製品もまとめて処分することが可能です。
また、仕事が忙しくて予定が組みにくい方でも利用しやすいよう、即日回収に対応している業者もあります。
「今日たまたま休みになったから片付けよう」と思ったその日の内にダイニングテーブルやその他の不用品を回収に来てもらえるので、時間が無い方にピッタリのサービスといえます。
ダイニングテーブルやイス、棚など、まとめて処分したいものがある方は気軽に相談してみてください。
まとめ
この記事ではダイニングテーブルの処分方法について解説しました。
ダイニングテーブルの処分方法をまとめたものが以下になります。
- ダイニングテーブルは基本的に「粗大ゴミ」になり、400円から1,200円程の処分費用がかかる
- ゴミ処理場に持ち込むことで処分費用を抑えることもできる
- 地域によっては解体して「燃えるゴミ」に出すことも可能
- 買い替え時であれば家具販売店の引き取りサービスを利用できる
- 引越し時であれば不用品引き取りサービスを有料で頼むこともできる
- 美品でメーカー製の家具は家具買取専門店で売却できる可能性がある
- タイミング次第でフリマサイトで売却することも可能
- NPO法人に寄付することもできる
- ジモティーで欲しい人を見つけられる可能性がある
- 自分で運べない場合や手間をかけたくない場合は不用品回収業者に依頼
使わなくなったダイニングテーブルは処分費用を支払って「粗大ゴミ」として処分することが一般的です。
ただ、天板の素材がガラスや天然石などを使用しているものは自分で処分することは難しいため、不用品回収業者に依頼してる方が多いようです。
実際に不用品回収業者を利用する際は、業者選びに「不用品回収モール」をご活用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。