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まな板はほとんどの場合、可燃ゴミもしくは不燃ゴミといった一般ゴミとして捨てます。
ただし自治体によって分別方法が異なるほか、まな板の素材やサイズによっては例外があるので、注意が必要です。
そこでこの記事では、素材別のまな板を捨てる方法や、捨てるタイミングの見極め方をご紹介します。さらに、一手間かけることで、まな板を再生する方法についても解説しました。
まな板の処分にお困りの際は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- まな板の素材ごとのゴミ分別
- まな板の処分費用
- まな板の寿命・買い替え時期
- まな板を再生させる方法
まな板の捨て方は「一般ゴミ」が基本
まな板の捨て方は、サイズと素材で変わります。
自治体によって分別方法が異なるほか、まな板のサイズによっても変わりますが、可燃ゴミ・プラスチックゴミ・不燃ゴミのいずれかに分類されるのが一般的です。
例えば、木製のまな板であれば可燃ゴミ、ポリエチレンなどのプラスチック製であればプラスチックもしくは不燃ゴミに分類します。
なお、引越し等でまな板が手元にない場合やエコの観点から、牛乳パックをまな板として再利用することもあるでしょう。
まな板として再利用していない牛乳パックの場合は、可燃ゴミもしくは資源ゴミとして自治体やスーパーの資源ゴミ回収に出します。
ただし、まな板代わりに使用した牛乳パックは、牛乳パック自体に傷がつき、雑菌が繁殖する可能性があるので、資源ゴミではなく、可燃ゴミに出してください。
自治体の一般ゴミとしてまな板を処分する際にかかる費用は、自治体指定のゴミ代の分のみであるためリーズナブルです。
自治体ごとのまな板の分別・処分費用
自治体名 | まな板の分別 | 粗大ゴミの処分費用 |
---|---|---|
杉並区 | 可燃ゴミ(木製・プラスチック製) | ー |
世田谷区 | ・可燃ゴミ(木製・プラスチック製) ・不燃ゴミ(金属製) ・粗大ゴミ(最長辺が30cmを超える場合) | 400円 |
大田区 | 可燃ゴミ(木製・プラスチック製・ゴム製) | ー |
練馬区 | 可燃ゴミ(木製・プラスチック製) | ー |
板橋区 | 可燃ゴミ | ー |
渋谷区 | ・可燃ゴミ(木製) ・資源プラスチックごみ(木製以外) ・粗大ゴミ(木製以外で最長辺が30cmを超える場合) | 400円 |
墨田区 | ・可燃ゴミ ・粗大ゴミ(木製以外で最長辺が30cmを超える場合) | 400円 |
豊島区 | ・可燃ゴミ(木製・プラスチック製) ・不燃ゴミ(ガラス製) | ー |
荒川区 | 可燃ゴミ | ー |
江戸川区 | ・可燃ゴミ ・粗大ゴミ(最長辺が30cmを超える場合) | 400円 |
品川区 | ・可燃ゴミ ・粗大ゴミ(最長辺が30cmを超える場合) | 400円 |
港区 | ・可燃ゴミ(木製) ・資源プラスチックごみ(プラスチック製) ・粗大ゴミ(木製以外で最長辺が30cmを超える場合) | 400円 |
川崎市 | ・普通ごみ ・粗大ゴミ(最長辺が50cmを超える場合) | 500円 |
名古屋市 | ・可燃ゴミ(30cmメートル角を超える場合も、可燃ゴミ) | ー |
大阪市 | ・普通ごみ(最長辺が30cmを超える場合) | 400円 |
京都市 | ・可燃ゴミ ・大型ごみ(片手で持てない場合) | 400円 |
広島市 | ・可燃ゴミ(木製) ・その他プラ(プラスチック製) | ー |
福岡市 | 可燃ゴミ | ー |
素材ごとのまな板の捨て方
まな板の素材別に、代表的な捨て方を確認しておきましょう。
木製のまな板
木製のまな板は、ほとんどの自治体で可燃ゴミとして処分できます。
お住まいの自治体のルールに従って、指定のゴミ袋等に入れて捨ててください。
ただし最長辺が自治体の定める粗大ゴミの基準に該当する場合や、指定のゴミ袋に入りきらない場合は、可燃ゴミとして捨てられないことがあります。
プラスチック製のまな板
プラスチック製のまな板では、自治体によって可燃ゴミもしくは不燃ゴミのどちらの場合もあります。
プラスチックの種類は多く、まな板ではポリエチレンや樹脂製のものも多くありますが、自治体のプラスチックゴミの処分方法に準じて捨ててください。
シリコン製のまな板
滑りにくく軽量なことから、キッチン用品として広く利用されるようになっているのがシリコンです。
シリコン製のまな板は、可燃ゴミ・プラスチックゴミ・不燃ゴミのいずれかに分類されます。
合成ゴム製のまな板
合成ゴムのまな板は、可燃ゴミとして捨てるケースがほとんどです。
ただし、自治体によっては不燃ゴミに分類しているケースもあります。
ガラス製のまな板
ガラス製のまな板は、不燃ゴミ(燃えないごみ)として捨ててください。
破損したガラス製のまな板を捨てる場合は、古新聞や厚紙などで包み、「危険」「割れもの」等と明記してから捨てます。
また、包装する際は怪我をしないよう十分ご注意ください。
まな板を粗大ゴミとして捨てる場合
まな板のサイズが大きい、もしくは厚みがある場合は、粗大ゴミとして捨てます。
古くから使われている木製のまな板や業務用のまな板などは、広く家庭用として使用されるまな板より大型の傾向があり、処分する際は粗大ゴミに分類されることが多々あります。
大型のまな板を粗大ゴミとして処分する際は、素材を問わず、まな板の最長辺の長さで判断するのが一般的です。
ただし、最長辺の長さの基準は自治体によって異なり、「一辺の長さが30cm以上」もしくは「一辺の長さが50cm以上」のいずれかに該当する場合は粗大ゴミに分類されます。
まな板のサイズが大きい場合、自分でカットして一般ゴミにする捨て方もあります。
ただし、自治体によっては品目で粗大ゴミに分別するか否かを定めており、カットしても一般ゴミにできないケースがあります。
また、まな板の素材によっては、カットすること自体が困難なこともあるので注意が必要です。
まな板を粗大ゴミとして捨てる際は、あらかじめお住まいの自治体ごとの基準をお問い合わせいただき、正しく処分してください。
まな板の寿命とは?
まな板の寿命は素材や使用頻度、お手入れの度合いによって異なりますが、およその目安は以下の通りです。
- 木製のまな板:6〜7年程度
- プラスチック製:2年程度
まな板は直接食品に触れるキッチン用品です。衛生的に使用するために老朽化を感じたら、新しいものに買い替えることをご検討ください。
まな板の黒ずみの正体
使用するにつれて、まな板の表面が黒ずむことがあります。
この黒ずみの正体は、カビもしくは食材の鉄分が酸化したものです。
まな板の表面は包丁の歯が接触する箇所なので、使用に伴いまな板には小さな傷がつきます。その隙間に詰まった食品のカスを栄養にしてカビが繁殖したものが、黒ずみ汚れです。
また、食品に含まれる鉄分がまな板の傷に入り込み、空気と触れることで酸化したことによる黒ずみもあります。
木製やプラスチック製のまな板は、特に黒ずみやすい傾向があります。
カビによる黒ずみがついた状態でまな板を使用するのは不衛生です。
カビが好む食品のカスや水分が残らないように、まな板を使用したあとは丁寧に汚れを洗い流して乾燥させてください。
さらに、肉や魚を切ったあとはその都度洗浄し熱湯で消毒すると、カビを予防しやすくなります。
まな板を処分するタイミング
劣化したまな板を使い続けると、包丁の歯も傷みやすくなります。
劣化したまな板の表面は弾力が落ちており、包丁の歯が受ける衝撃が大きくなることが原因と言われています。
また、先述したようにまな板の表面についた傷が原因でカビが繁殖することもあり、衛生的にも好ましくありません。
まな板はキッチン用品の中でも消耗品の一つなので、定期的に買い替えた方が良いでしょう。
買い替えの目安はまな板の寿命を目安に、黒ずみやまな板表面の傷の状態を加味して適宜調整してください。
まな板を再生させる方法
消耗品で劣化しやすいまな板ですが、素材や劣化の程度によっては一手間かけることで再生可能になることがあります。
寿命を迎えるにはまだ早い場合や、木製もしくはプラスチック製のまな板の場合は、以下の方法をお試しください。
木製のまな板の再生方法
木製のまな板の場合、傷ついたまな板の表面を削り取ることで長く使用できます。
- カンナで削る
- 木製まな板専用の削り機で削る
- レモンで擦る
木を加工する工具であるカンナで削るのが最も効果的です。また、ネットショップなどで木製まな板専用の削り機を購入する方法は手軽で便利です。
まな板表面の黒ずみが軽微であれば、カットしたレモンの断面を擦り付けるようにして磨くことで、再生することもできます。
この時に漂白剤は使わないでください。木の内部まで漂白剤の成分が浸透することで変色し、まな板の劣化が進む可能性があります。
木製まな板を除菌する際は、表面に熱湯をかけてから水分を取り除き、乾燥させるだけで十分です。
また、まな板表面をまっすぐに整えながら削る作業に不安があれば、専門の業者に依頼するのもよいでしょう。
木製のまな板は手入れしながら長く使える点が魅力です。ただし、何度も削ってまな板自体が薄くなったら、自治体のルールに従って適切に処分してください。
プラスチックのまな板の再生方法
プラスチックのまな板を再生させる場合は、次の2つの方法があります。
- プラスチック製まな板専用の削り機
- 漂白剤に浸ける
ネットショップなどでプラスチック製まな板専用の削り機を入手し、表面の汚れを削り取ることで再生可能です。
この際、まな板の表面に凹凸ができないように、以下の点にご注意ください。
- 平らな場所に置いて作業する
- 少しずつ削る
- 過度に力をかけない
- 全体を均等に削る
プラスチック製のまな板の場合は、水に溶かした漂白剤液に浸ける方法も有効です。
浸けたあとは塩素の臭いが残らないよう丁寧に洗い流します。浸透させる時間や漂白剤液の濃度は、漂白剤ごとに異なるため、製品に記載された情報をご確認ください。
まとめ:まな板を捨てるなら他の不用品と一緒に処分するのがおすすめ!
まな板は毎日使用するキッチン用品で消耗品の一つです。
使用するたびに洗浄と乾燥させることを徹底しながら、使用頻度や劣化の状態に合わせて定期的に買い替えることで、衛生的に使用できます。
まな板を捨てる際はお住まいの自治体の定めるルールに従いながら、適切な方法で処分してください。
また引越しなどでまな板以外にも捨てたいものがある場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者に依頼すれば不用品の種類を問わず一気に処分できるので便利です。
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