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風呂桶や風呂椅子といったバス用品の処分は、大抵の自治体で「可燃ゴミ(燃えるゴミ)」や「不燃ゴミ(燃えないゴミ)」に分けられます。ただし自治体によって分類が異なるため、事前の確認が重要です。
また未使用品や状態が良い風呂桶・風呂椅子であれば、売却してわずかでもお金を手元に残すことも可能です。
この記事では、風呂桶と風呂椅子の処分方法についてご紹介します。捨てる際にかかる料金の目安もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 風呂桶・風呂椅子の定義
- 風呂桶・風呂椅子の処分方法
- 風呂桶・風呂椅子の処分にかかる費用
- 風呂桶・風呂椅子のメンテナンス方法
風呂桶(ふろおけ)とは?
広辞苑によると、『風呂桶(ふろおけ)』という言葉には次の2つの意味があります。
- 湯船として使う浴槽(バスタブ)
- 風呂場で掛け湯するための小さな容器
両者はサイズも用途も全く異なりますが、正式にはどちらも「風呂桶(ふろおけ)」を指します。
ただ、毎日新聞校閲センターが運営するサイト「毎日ことばplus」が実施した調査によると、過半数の人が「風呂桶(ふろおけ)は小さな掛け湯用の桶のことだ」と回答しました。
これを受けて本記事でも「風呂桶」=「小さな桶」として、紹介します。
現代だとお風呂で「風呂桶」ではなく「洗面器」を使う人のほうが多いようです。
1の湯船として使う浴槽(バスタブ)の処分方法については、別記事で解説していますので合わせてご確認ください。
引越しや、買い替えで「風呂桶」や「風呂椅子」がいらない!他にも捨てたいものがたくさんある!
そんな時は他の要らない物と一緒に、まとめて不用品業者に回収してもらうのがおすすめです。
風呂桶・風呂椅子の処分方法と費用目安
風呂桶や風呂椅子は、素材やお住まい先の自治体によって処分方法が異なります。
風呂桶や風呂椅子の処分方法には、主に次のようなものがあります
- 自治体のゴミとして捨てる
- フリマやオークションに出品する
- 不用品回収業者に回収依頼する
- インテリアとして再利用
それぞれの具体的な捨て方とともに、費用の目安についてもご紹介します。
自治体の一般ゴミとして捨てる
自治体のゴミとして風呂桶や風呂椅子を捨てる際は、サイズと素材を基準に分別するのが一般的です。
- サイズが小さい風呂桶や風呂椅子
不燃ゴミ・可燃ごみ・プラスチックごみといった一般ゴミに分類 - サイズが大きい風呂桶や風呂椅子
素材を問わず、粗大ゴミに分類される
ただ、風呂桶や風呂椅子の材質は、木やプラスチック、アクリル、ポリプロピレンなどさまざまです。
これらの材質の風呂桶や風呂椅子が、『何ごみに分類するか』は自治体によって異なるので、自治体のゴミとして捨てる際はお住まいの市町村のルールをご確認ください。
以下は、自治体ごとの風呂桶や風呂椅子の分別方法と、粗大ゴミとして処分する場合の処分費用の一例です。およその目安としてご参照ください。
各自治体の分別方法と処分費用
自治体名 | 分別方法 | 粗大ゴミの場合の処分費用 |
---|---|---|
札幌市 | 【燃やせるゴミ】 木製・プラスチック製 【燃やせないゴミ】 金属製 | 一辺30cm以上:200円〜 |
江戸川区 | 【燃やすゴミ】 木製・プラスチック製 【燃やさないゴミ】 金属製 | 一辺30cm以上:300円〜 |
江東区 | 【燃やすゴミ】 木製・プラスチック製 【燃やさないゴミ】 金属製 | 一辺30cm以上:400円〜 |
世田谷区 | 【可燃ごみ】 木製・プラスチック製 【不燃ごみ】 金属製 | 一辺30cm以上:400円〜 |
目黒区 | 【可燃ごみ】 木製・プラスチック製 【不燃ごみ】 金属製 | 一辺30cm以上:400円〜 |
中野区 | 【燃やすゴミ】 木製・プラスチック製 【陶器・ガラス・金属ごみ】 金属製 | 一辺30cm以上:400円 |
横浜市 | 燃やすごみ | 一辺50cm以上:200円 |
川崎市 | 【普通ごみ】 木製・プラスチック製 【小物金属】 最長辺30cm未満の金属を含む場合 | ・30cm以上の金属製品:200円 ・50cm以上の木製・プラスチック製品:600円 (令和5年7月1日申込み分からそれぞれ300円と600円に改定) |
横須賀市 | 【燃やせるごみ】 木製・プラスチック製 【集団資源回収(缶以外の金属)】 金属製 | 一辺50cm以上:520円 |
市川市 | 【燃やすごみ】 木製・プラスチック製 【燃やさないごみ】 金属製・陶器製 | 灯油を入れるポリタンク(18l用)以上の大きさのものや 鉄アレイなどの重さがあるもの:520円 |
大阪市 | 【普通ごみ】 木製・プラスチック製 【資源ごみ】 金属製品 | 一辺30cm以上:200円 |
京都市 | 【燃やすごみ】 木製・プラスチック製 【小型金属類・スプレー缶】 金属製 | 一辺30cm以上:400円〜 |
2.フリマアプリやネットオークションに出品する
未使用品もしくは使用頻度が少なく、キレイな状態の風呂桶や風呂椅子であれば、フリマアプリやネットオークションで出品し、売ることができます。
出品の手間はかかりますが、不要になった風呂桶を処分することによって、手元にわずかでもお金が戻る可能性がある点はメリットです。
ただ、風呂桶・風呂椅子のいずれも衛生面が懸念されるため、特に風呂椅子の場合は未使用品でないと買い手がつかない可能性もあるのでご注意ください。
なお、フリマアプリやネットオークションで売れやすい風呂桶や風呂椅子には、次の4つの特徴があります。
売れやすい風呂桶・風呂椅子の特徴
- 限定品など希少価値の高いもの
- キャラクターデザインのもの
- 乳幼児向けの製品
- 風呂桶と風呂椅子がセットで販売されているもの
未使用で有名ブランドの風呂桶や風呂椅子を市場価格より安く出品すれば、早々に購入希望者が見つかることがあります。
また、市場に出回っていないノベルティグッズの風呂桶や風呂椅子も、買い手がつきやすい製品です。
フリマアプリでは、バスグッズの人気ブランド製品で、新品未使用の風呂桶が送料込み550円から取引された実績があります。
キャラクターが描かれた風呂桶や風呂椅子も、新品未使用や美品であればフリマアプリやネットオークションで販売しやすい製品です。
特に、小さな子供に人気があるキャラクターの風呂桶や風呂椅子は、すぐに成長してしまう子供用品を安く揃えたいニーズに合致するので、売れやすい傾向があります。
フリマアプリでは、人気キャラクターの風呂桶かつ水洗いしただけの未使用品では、送料込み670円から取引された実績があります。
また、オーソドックスな風呂桶と風呂椅子でもセットで出品することで、バス用品をリーズナブルに揃えたいニーズを満たすことで売れやすくなるでしょう。
フリマアプリでは、多くの風呂桶や風呂椅子が「500円程度から」取引されていますが、天然檜製で新品未使用の製品では、1万円を超える価格で取引されたケースもあります。
風呂桶や風呂椅子の品質や材質によっては、高価で売ることも不可能ではありません。
ただし、フリマアプリやネットオークションで使用済みの風呂桶や風呂椅子を出品する際は、汚れや水垢等を丁寧に落としておくことは欠かせません。
汚れが残った状態で譲り渡すと、返金や返品といったトラブルになることもありますのでご注意ください。
3.不用品回収業者に回収依頼する
引越しや遺品整理、ライフスタイルの変化によって、風呂桶や風呂椅子以外にも処分したい不用品が多数ある場合は、不用品回収業者へ回収依頼することをご検討ください!
不用品回収業者へ依頼することで、自治体のゴミに出す手間が省けたり、フリマアプリやネットオークションで出品・発送を含む他人とのやりとりにかかる手間を削減することができます。
不用品回収業者に依頼すれば、不用品の搬出を含め業者に依頼できるので、自分で作業することがほとんどありません。
「今すぐ不用品を処分したい」「イチイチこのゴミは何ゴミか考えるのが面倒」という人は、短時間のうちに不要な品を一掃できるため特におすすめです。
ただし、回収依頼する品数が少ないと割高になるケースもあるので、引越しや断捨離などで大量の不用品を一掃したい時に利用するのがベストですよ!
「不用品回収業者ってたくさんいすぎて、どの業者を選べばいいかわからない・・・」
「もし危ない不用品回収業者に依頼して高額請求されたら、と思うと怖くて依頼できない・・・」
「不用品回収業者のプランでよくある軽トラってどれくらい載せられるの?」
そんな人は以下の記事も参考になるので、合わせてご確認くださいね!
4.インテリアとして再利用
不要になった風呂桶や風呂椅子を、インテリアとして再利用するのもよいでしょう!
廃棄処分する楽器を代わりにインテリアとして生まれ変わらせる「アップサイクルプロジェクト」があり、持続可能な社会の実現に貢献するものとして注目されています。
このアップサイクルプロジェクトを、風呂桶や風呂椅子に応用してみましょう。
例えば、不要になった風呂椅子を小物を置く飾り棚や、簡単な書き物をする際のローテーブル代わりにしたり、お子さんのおままごとで使用するといった活用方法はいかがでしょうか。
また、風呂桶を植木鉢の代わりにしてガーデニングを楽しむのもよいでしょう。木製の風呂桶なら素朴な風合い、プラスチック製であればモダンな印象になります。
素材や状態によっては買取や売却が難しい風呂桶や風呂椅子だからこそ、捨てる前にもう一度新しい命を吹き込む方法をぜひご検討ください。
風呂桶・風呂椅子を長く利用するためのメンテナンス方法
風呂桶・風呂椅子は、日々の簡単な手入れで長く快適に使用できます。
ただし、素材ごとにメンテナンスの方法が異なるため、それぞれに適した方法でこまめにケアすることが大切です。
木製の風呂桶・風呂椅子の場合
あたたかな風合いが魅力の木でできた風呂桶や風呂椅子の大敵は「カビ」です。毎日水に触れ、さらに湿度の高い浴室に置くため、使用する度にケアすることが欠かせません。
具体的な方法としては、毎日使い終わる度にスポンジで汚れを落とし、乾いた布で水分を大まかに拭き取ってから自然乾燥させます。スポンジで洗浄する際に抗菌剤入りの洗剤を使うと、カビが繁殖しにくくなります。
風呂桶や風呂椅子に、水気を残さないことがポイントです。
ただし、早く乾かそうと暖房機器や扇風機の風を直接当てたり、天日干ししないでください。
木製品は急激な湿度の変化に弱いため、一気に乾燥させると風呂桶や風呂椅子がひび割れて使用できなくなることがあります。また、半年〜1年ごとのペースで木の保護剤を塗布すると、長く使用できるのでおすすめです。
プラスチック製の風呂桶・風呂椅子の場合
プラスチック製の風呂桶や椅子は軽く、多様な色や質感を持っていますが、水垢や石鹸カス、皮脂汚れが付着しやすいです。
汚れが付着すると、黒ずんだりザラザラした触感になるだけでなく、汚れがついた状態では衛生的にも好ましくないため日々の掃除が大切です。
プラスチック性の風呂桶や風呂椅子に付着する汚れはアルカリ性のものがほとんどなので、酸性の洗剤で洗い流すと簡単にきれいになります。
市販のバス製品用の洗剤は酸性のものが多い傾向にありますが、酸性と記載があることを確認の上でご使用ください。
掃除の方法としては、洗剤を染み込ませたスポンジで軽く汚れを洗い流し水気をとります。
これに加えてもう一手間、水気を完全に取り除いたら全体にアルコール除菌スプレーを噴霧するのがおすすめです。カビが繁殖するのを予防する効果が期待できます。
まとめ:風呂桶と風呂椅子の処分は素材に応じて適切な方法を選ぶことが大切!
風呂桶や風呂椅子の処分方法は複数あることが、ご理解いただけたのではないでしょうか。
風呂桶や風呂椅子は、サイズが小さければ「一般ゴミ」、大きい場合は「粗大ゴミ」として処分できます。不用品回収業者に依頼するのと比べて安く風呂桶や風呂椅子を捨てられますが、処分までに日数や手間がかかります。
新品未使用や使用頻度が少なく状態がよい風呂桶や風呂椅子の場合は、フリマアプリ等に出品することも可能です。ですが、必ずしも売却できるとは限らないため、売れなかった時は長期にわたり保管しておかなければならないでしょう。
風呂桶や風呂椅子の他にも処分したいものがある場合は、不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。
- 引越し日まで時間が無い、すぐにでも処分したい不用品がたくさんある
- 普段、仕事が忙しくてフリマアプリや自治体のゴミ収集を待っている時間がない
- とにかく面倒な作業が嫌い
そんな人は、ぜひ「不用品回収モール」をご活用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプトである『ぼったくりなどの被害を防ぎたい!』に賛同いただいた不用品回収業者のみを掲載しています。
また、掲載を決める際に業者として必ず必要な「許可証の有無」や「許可番号」、所持していることを必ず確認しております。また取得している許可証の写真は、不用品回収モールの業者ページにて掲載しています。
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