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「浴槽」や「湯船」などの呼び方でも知られている、お風呂に欠かせない設備であるバスタブ。
今使っているバスタブが壊れたり、水まわりのリフォームで新しい設備に変更した場合、古いバスタブは処分しなくてはいけません。
バスタブはサイズが大きく重量もあるので、どう処分すればいいか頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
また、バスタブを処分する際に浴室からの取り外し方がわからずなかなか捨てられない方もいるかと思います。
この記事では、不要になったバスタブの捨て方について紹介していきます。
この記事でわかること
- バスタブの処分方法
- バスタブの処分にかかる費用
- バスタブを処分する際の注意点
設置されたままになっているバスタブの処分方法についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
不要になったバスタブの処分方法7選
不要になったバスタブは、以下の方法で処分可能です。
- 自治体の粗大ごみで捨てる
- ガス事業者に引き取ってもらう
- リフォーム業者に引き取ってもらう
- 買取店で買い取ってもらう
- ネットオークションで売却する
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者に回収してもらう
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
1. 自治体の粗大ごみで捨てる
浴室からすでに取り外しているバスタブは、一部の自治体で粗大ごみとして処分できます。
※多くの自治体ではバスタブは回収不可品となっており、粗大ごみ以外での回収が推奨されているのでご注意ください。
また、あくまで回収を依頼できるのは取り外しされているバスタブのみで、浴室から取り外しされていないバスタブは回収できないことがあるので注意が必要です。
粗大ごみでバスタブの回収をおこなっている主な自治体と処分料金は以下のとおりです。
各自治体でのバスタブの処分料金
自治体 | 処分費用 |
---|---|
北海道札幌市 | 900円 |
宮城県仙台市 | 1,200円 |
神奈川県横浜市 | 1,000円 |
東京都府中市 | 1,000円 |
静岡県浜松市 | 1,200円 |
福岡県福岡市 | 500円 |
粗大ごみでの回収可否や料金については各自治体のホームページで確認できるので、粗大ごみで処分したい方は事前に確認しておくようにしましょう。
2. ガス事業者に引き取ってもらう
浴室からバスタブを取り外していない場合、バスタブの種類によってはガス事業者に取り外しを依頼しなくてはいけません。
バスタブは、給水管や給湯管などの配管とつながっているため、専門家であるガス事業者に依頼して正しい方法で取り外す必要があります。
取り外してもらったバスタブは、そのままガス事業者に引き取ってもらうことができるので、まだ取り外していない場合はガス事業者に依頼するのもおすすめです。
ガス事業者に取り外しからバスタブの回収まで依頼する場合は、5,000〜10,000円程度の費用がかかります。
取り外しとバスタブの回収にかかる費用はガス事業者によって異なるので、事前に問い合わせておくようにしましょう。
3. リフォーム業者に引き取ってもらう
バスタブを新しいものに変更するなど、浴室のリフォームに伴ってバスタブの処分が必要になる場合は、古いバスタブをリフォーム業者に引き取ってもらうことで処分することもできます。
リフォーム業者は基本的にリフォームに伴って発生する不用品やごみの回収をしているので、リフォーム費用の見積もりでも不用品やごみの回収費用を含めて算出していることが多いです。
そのため、催促しなくても回収する業者がほとんどですが、例外もあるので回収まで行ってくれるかは見積もりの際に確認しておくようにしましょう。
バスタブの処分料は見積書に内訳や金額が記載されるので、まずは見積もりを依頼してみてください。
4. 買取店で買い取ってもらう
まだ使える状態のバスタブは、買取店で買い取ってもらうことで処分することも可能です。
バスタブは衛生面も重要視されるので必ずしも買い取ってもらえるわけではありませんが、状態が悪くなければ中古品でも買い取ってもらえる可能性があります。
中古のバスタブを買取店で買い取ってもらっても高値売却は期待できませんが、処分料を負担せずに処分できるので、可能であれば活用すると良いでしょう。
また、建築会社やリフォーム会社など、建材として保有していた未使用のバスタブを処分する場合は、1個あたり数千円〜数万円での売却も期待できます。
建材として保有していたバスタブを売却する際は、リサイクルショップなどの一般的な買取店ではなく、建材に特化した専門性の高い買取店で買い取ってもらうようにしましょう。
リサイクルショップなどの一般的な買取店だと、買取不可であったり安値で買い叩かれる可能性もあるので、ご注意ください。
5. ネットオークションで売却する
中古のバスタブは衛生的な観念から再販が難しく、買取を断られる傾向があります。仮に買い取ってもらえたとしても安値での買取となることがほとんどです。
中古のバスタブを少しでも高値で売却したい場合は、ネットオークションでの売却をおすすめします。
ネットオークションでは、中古のバスタブの売買が盛んに行われており、数千円で売れているケースも少なくありません。
実際に、定番のネットオークションである「ヤフオク!」では、以下のような価格でバスタブの売買が成立しています。
ヤフオクでのバスタブの取引例
製品名 | 売却価格 |
---|---|
中古 材質 FRP バスタブ 幅110cm×奥行き72cm×高さ60cm | 15,800円 |
中古 バスタブ | 8,000円 |
LIXIL FB-1608P(9)R/Y83 バスタブ W1650 H610 D825 | 33,000円 |
新品のバスタブや展示品などの新古品もネットオークションで売却する方が高値で売れる傾向があるので、高値で売却したい方は、買取店ではなくネットオークションでの売却がおすすめです。
ただし、ネットオークションで売却する際は10%ほどの手数料が発生するだけでなく、送料を負担しなければならない場合もあるので、それらを加味した出品価格を設定するようにしてください。
6. 欲しい人に譲る
「わざわざ売却するほどでもないけど、お金を払って処分するのはもったいない」という方には、譲渡での処分がおすすめです。
バスタブは高価な製品で、安価なものでも2〜3万円ほど、有名メーカー製のものになると10万円以上するため、「タダで譲ってくれるのであれば譲ってほしい」という人も少なくありません。
まずは友人や知人で浴室のリフォームを検討している人がいれば、声をかけてみてください。
また、SNSや掲示板で譲渡先を探すという方法もあります。
SNSであれば情報が拡散されやすい「Twitter」、掲示板であればユーザーが多い「ジモティー」がおすすめです。
バスタブは、サイズが異なると浴室に設置できないこともあるので、サイズの確認は入念に行うようにしてください。
7. 不用品回収業者に回収してもらう
バスタブはサイズが大きく重量もあるので、「一人で処分するのが難しい…」という方は、不用品回収業者に回収依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者は、さまざまな不用品の回収を行っている業者で、バスタブなどの建材も回収してくれます。
回収だけでなく、部屋からの搬出も行ってくれるので、重いバスタブを部屋から運び出したりする必要がありません!
バスタブを回収してもらう際の費用は業者によって異なるものの、5,000〜10,000円ほどで対応してもらえるケースが多くなっています。
また、業者によってはバスタブの取り外しにも対応してくれるので、取り外していない場合でも安心です。
費用や対応範囲は業者によって異なるので、問い合わせた上で回収を依頼するようにしてください。
不要になったバスタブを処分する際の注意点
不要になったバスタブを処分する場合、以下の2点に注意しなくてはいけません。
- バスタブを自分で取り外すのはNG
- 業務で使用していたバスタブは処分方法が異なる
それぞれ詳しく解説していきます。
バスタブを自分で取り外すのはNG
バスタブを粗大ごみとして処分したり、売却や譲渡する場合は浴室から取り外さなくてはいけません。
バスタブは給排水管につながっており、給湯器とも接続されているので、自分で取り外すのはやめましょう。
ガス製品の取り扱いに関する資格を所有しているなど、知識・技術がある方は自分で対応しても問題ありませんが、素人が取り外しを行うと事故やトラブルにつながる可能性があります。
バスタブの取り外しはガス会社など専門業者に依頼するようにしてください。
業務で使用していたバスタブは処分方法が異なる
販売などの目的で事業主や企業が所有しているバスタブは、自治体の粗大ごみとして処分することはできません。
業務用として所有している製品は事業系廃棄物として扱われるので、自治体の一般ごみや粗大ごみとして処分すると不法投棄になります。
事業系廃棄物は、専門業者に回収を依頼したり、所定の処分場に持ち込むなど別の方法で処分する必要があります。
業務で使用していたバスタブを捨てる際は、各自治体の担当部署に処分方法を確認し、正しい方法で処分するようにしてください。
まとめ
不要になったバスタブの処分方法について紹介してきました。
バスタブをごみとして処分する場合は、以下の方法で処分できます。
- 自治体の粗大ごみとして捨てる
- ガス会社に引き取ってもらう
- リフォーム業者に引き取ってもらう
まだ使える状態のバスタブや企業が在庫品として抱えている未使用のバスタブは、以下の方法で処分するようにしましょう。
- 買取店で買い取ってもらう
- ネットオークションで売却する
- 必要としている人に譲る
バスタブを処分するには浴室から取り外す必要がありますが、事故やトラブルにつながる可能性もあるので、無理に自分で取り外さず業者に依頼するようにしてください。
不用品回収業者の中にはバスタブの取り外しから回収までトータルで対応してくれる業者もあるので、不用品回収業者への依頼も検討してみてください。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
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