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買い替えなどのタイミングでDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを処分する際、頭を悩ませることになるのが捨てたい物が何ゴミになるのかという「ゴミの分類」や「処分方法」についてです。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーのゴミ区分と処分方法は地域によって異なるため、お住まいの自治体におけるゴミの分類と処分方法を事前にしっかりと確認した上で処分しなくてはいけません。
この記事でわかること
- DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーの正しい処分方法
- 処分する際に注意するべきこと
- 下取り・引き取りについて
- 売れるDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーの特徴
「処分方法がわからなくてずっと放置してた」という人は、ぜひ当記事を参考にしてください。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーは何ゴミ?
まず、DVDプレイヤーやブルーレイレコーダーが何ゴミになるかを確認し、定められた方法で処分しなくてはいけません。
自治体 | ゴミの分別 |
---|---|
品川区 | ・資源ゴミ ・粗大ゴミ(処分費用300円) |
横浜市 | ・小さな金属類 ・粗大ゴミ(処分費用200円) |
川崎市 | ・小物金属 ・粗大ゴミ(処分費用200円) |
千葉市 | ・不燃ゴミ ・粗大ゴミ(処分費用390~780円) |
大阪市 | ・小型家電リサイクル回収 ・粗大ゴミ(処分費用200円) |
上記の表は、DVDプレイヤーやブルーレイレコーダーを処分する際、何ゴミに分別されるかをまとめた表ですが、自治体によって「何ゴミになるのか」が異なっていることがわかります。
また、製品のサイズによっては粗大ゴミとして処分しなくてはいけないため、事前に住んでいる自治体のゴミの分別方法や捨て方をしっかりと確認し、その上で処分するようにしてください。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを処分する際の注意点
実際にDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを処分する場合、「HDD内のデータの確認」と「B-CASカードの取り扱い」に注意しなくてはいけません。
これらを確認せずに処分してしまうと後々大きなトラブルに発展してしまうこともあります。
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
HDD内のデータ
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーなど録画機能を備えている機器の中には内部のHDDに番組を録画するタイプの製品もあります。
このタイプの製品を処分する場合に注意しなくてはいけないのが、HDD内のデータの取り扱いです。
レコーダーのHDDに残されたデータが番組の録画情報だけであれば特に問題はありませんが、レコーダーの種類や使い方によっては個人情報が記録されてしまっている場合もあります。
詳しい人であれば簡単にHDD内のデータを取り出せてしまうので、個人情報の漏洩を防ぐためにもHDD内のデータはしっかりと消去しておかなくてはいけません。
HDD内のデータは復元することもできるので、より安全に処分したいのであればHDDを取り出し、物理的に破壊して処分するようにしましょう。
B-CASカード
録画機能の備わっているDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーにはB-CASカードと呼ばれるカードが付属しています。
これは、デジタル放送受信機に付属しているICカードで、地上波やBSの放送を受信する上で必要になるカードです。
このB-CASカードは株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズからレンタルしているもので、不要になった場合は返却する必要があります。
カスタマーセンターに連絡すれば返信用の封筒を送ってもらえるので、DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを処分する際は連絡して封筒を送ってもらうようにしましょう。
また、スカパーやWOWOWなどの有料放送を契約している場合は、B-CASカードを処分する前に必ず解約されているかどうか確認してから処分するようにしてください。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを自治体で処分する方法
自治体でDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを処分する場合、以下の3つの方法のうちのいずれかの方法で処分することができます。
- 燃えないゴミとして処分する方法
- 粗大ゴミとして処分する方法
- 小型家電回収ボックスで処分する方法
製品のサイズによっては燃えないゴミとして処分できなかったり、粗大ゴミとして処分する場合は費用が発生するなど処分方法ごとに注意するべきポイントもあるので、事前に正しい処分方法をしっかりと把握しておかなくてはいけません。
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
燃えないゴミで処分
処分する予定のDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーの一辺あたりのサイズが30cm未満の場合は、燃えないゴミとして処分できます。
以下のように自治体によって分類が異なるので、事前に確認しておくようにしましょう。
- 燃えないゴミ
- 不燃ゴミ
- 資源ゴミ
- 小さな金属類
また、燃えないゴミ専用のゴミ袋に入れた状態で出すなど、ゴミの出し方に関するルールも自治体によって異なるので、出し方のルールについてもよく確認し、正しい方法で出すようにしてください。
粗大ゴミで処分
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーの中には一辺あたりのサイズが30cm以上になる大型のものもありますが、一辺あたりのサイズが30cm以上になる製品は燃えないゴミとして回収してもらうことができません。
30cm以上になる大型のものは基本的に「粗大ゴミ」として処分する必要があります。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを粗大ゴミとして処分する方法には、2通りの方法があります。
- 自治体指定のゴミ処分場に持ち込む
- 自宅前まで回収しにくる戸別回収
今回は神奈川県横浜市でDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを処分する場合を例に、それぞれの処分方法の手順について解説していきます。
1.持ち込み
横浜市で持ち込みによって粗大ゴミを処分する際の大まかな流れは以下のとおりです。
- 回収を依頼する
- 手数料を納める
- 粗大ゴミを回収してもらう
まず初めに、粗大ゴミの回収を依頼します。
回収の依頼は、以下のいずれかで申し込むことができます。
- LINE
- チャット
- 申込みフォーム
- 電話
- FAX
ただし、LINE、チャット、申込みフォームからの回収依頼には対応していないものもあるので注意してください。
回収依頼が完了したら、申し込んだときに提示された手数料を以下のいずれかで納めます。
- 金融機関
- 郵便局
- コンビニ
後は申し込んだ日に所定の処分施設に粗大ゴミを持ち込み、処分してもらうだけです。
横浜市の所定のゴミ処分施設の情報は、以下のとおりです。
施設名 | 住所 |
---|---|
鶴見資源化センター | 横浜市鶴見区末広町1-15-1 |
長坂谷ストックヤード | 横浜市緑区寺山町745-45 |
神明台ストックヤード | 横浜市泉区池の谷3949-1 |
栄ストックヤード | 栄区上郷町1570-1 |
2.戸別回収
横浜市で戸別回収によって粗大ゴミを処分する際の大まかな流れは以下のとおりです。
- 回収を依頼する
- 手数料を納める
- 粗大ゴミを回収してもらう
基本的な流れは持ち込みで処分するときとほとんど変わりません。
持ち込みで処分するときと同じ要領で申し込みをおこなって手数料を支払ったら、手数料を納付したときにもらえる収集シールを収集してもらいたい粗大ゴミに貼り付け、収集日当日の朝8時までに所定の場所に出しておくようにしましょう。
以上が、戸別回収の流れになります。
小型家電回収ボックスで処分
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーは小型家電回収ボックスで処分することもできます。
小型家電回収ボックスとは、自治体が役所や大型商業施設に設置している不用になった小型家電の回収ボックスです。
小型家電には、以下などの複数の有用金属が使用されています。
- 鉄
- アルミ
- 金
- 銀
- 銅
- レアメタル
また、鉛など有害な金属も使用されているため、それらを適切に取り除いて処分する目的で小型家電回収ボックスが設置されているのです。
ただ、どんなDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーでも回収してもらえるわけではありません。
回収のルールは自治体によって異なりますが、横浜市の場合だと、「30cm × 15cmの投入口に入る、長さ30センチ未満の電気・電池で動作する製品」というルールが定められています。
この規定に該当しない製品は小型家電回収ボックスでは回収してもらえませんので注意してください。
家電量販店は下取り・引き取りサービスをしている?
大手の家電量販店の中には、新しいDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを購入する際に古いDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを下取りしてくれたり引き取ってくれたりするところもあります。
手間をかけずに処分できるので、新しい製品に買い替える予定がある場合は、家電量販店の下取りサービスや引取サービスを活用するのも1つの手です。
代表的な家電量販店の下取り・引き取りサービスの概要
店名 | 下取りサービス | 引き取りサービス |
---|---|---|
ヤマダ電機 | 〇 ヤマダ電機で購入した製品のみ 会員証と専用のシステムでの申し込み | 〇 220円のリサイクル料金がかかる |
ヨドバシカメラ | × | 〇 550円のリサイクル料金がかかる |
ビックカメラ | 〇 同一商品の購入時に無料引き取り | 〇 リサイクル料金については要確認 |
ケーズデンキ | × | 〇 550円のリサイクル料金がかかる |
ノジマ | 〇 モバイル会員限定 同一商品の購入時に無料引き取り | × |
ジョーシン | × | 〇 無料で依頼可能 |
エディオン | 〇 同一商品の購入時に依頼可能 状態によっては下取り不可の場合あり | 〇 550円のリサイクル料金がかかる |
下取り・引き取りサービスの細かな条件は店舗によって異なることもあるので、利用する予定の店舗に事前に問い合わせ、詳細を確認した上で利用することをおすすめします。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーは売却処分できる?
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーの処分を検討している方の中にはゴミとして処分するのではなく売却して処分できないかと考えている方もいるかと思いますが、製品の状態によっては売却処分することも可能です。
例えば、人気フリマアプリの「メルカリ」や「ヤフーオークション」、「買取専門店」では、以下のように複数のDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーが売却されています。
メルカリ
製品の種類 | メーカー | 売却価格 |
---|---|---|
ブルーレイレコーダー | TOSHIBA | 9,000円 |
ブルーレイレコーダー | SONY | 18,000円 |
ブルーレイレコーダー | Panasonic | 16,000円 |
DVDプレーヤー | TOSHIBA | 6,500円 |
DVDプレーヤー | Pioneer | 5,300円 |
ネットオークション
ネットオークションでは、以下のような価格で売却されています。
製品の種類 | メーカー | 落札価格 |
---|---|---|
ブルーレイレコーダー | Panasonic | 19,700円 |
ただ、フリマアプリもネットオークションも出品されてからしばらく経っているものの、まったく売れる気配のないものもたくさんあります。
リサイクルショップ・家電買取専門店
リサイクルショップや家電買取専門店はその場で査定して買い取ってくれるので、その日のうちに現金化できるというメリットがあります。
フリマアプリやネットオークションのように自分で写真を撮影して出品したりする必要もありません。
一方、買取価格の面ではフリマアプリやネットオークションに見劣りしてしまうことも多く、高価買取は期待できません。
例えば、Panasonicのハイエンドモデルのブルーレイレコーダーである「DP-UB9000-K」はメルカリだと中古品でも11万円ほどで売却できますが、家電買取専門店の場合だと8万円ほどまで下がってしまいます。
比較対象 | 買取価格 |
---|---|
家電買取専門店 | 80,000円 |
メルカリ | 110,000円 |
現在は「Netflix」や「Amazon Prime Video」などサブスクリプション型の動画配信サービスへの需要が高まってきており、DVDやブルーレイへの需要が減ってきているため、ひと昔前に比べると売却しづらくなっているようです。
また、仮に売れたとしても数百円など価格に期待が持てないケースも少なくありません。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーを売却する場合は、それらを念頭においた上で売却する必要があります。
売れやすいDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーの特徴
売却処分を検討しているのであれば、売却予定のブルーレイレコーダーやDVDプレーヤーが売れやすい製品かどうか事前にチェックしておくべきです。
売れやすいブルーレイレコーダーやDVDプレーヤーの主な特徴としては、以下などが挙げられます。
- 傷や汚れが少なく状態が良い
- 型番が新しい
- 国内の有名メーカー製
- 機能が充実・性能が高い
- 付属品が揃っている
まず売却する際に最も重要になるのが製品の状態です。いくら高年式で有名メーカー製の製品でも、傷が多かったり汚れがひどかったりするとなかなか買い手がつきません。
一方、綺麗で状態の良い製品はノーブランド品でもあっさり買い手が見つかったりします。型番については最新型に近いほど価値が高くなります。
また、海外のメーカーや国内のあまり知られていないメーカーの製品よりも、日本の有名メーカー「SONY」、「TOSHIBA」、「Panasonic」などの製品の方が買い手がつきやすく高価格帯での売却が可能です。
機能や性能についても高機能・高性能な製品の方が売れやすく、大容量のハードディスクが内蔵されているものや自動録画機能がついているものなどは万単位で売却できることもあります。
プレーヤーよりも録画機能の備わっているレコーダーの方が売れやすいので、レコーダーの処分を検討している方は廃棄する前に一度売却を検討してみてはいかがでしょうか?
他にも処分したい物が多いなら不用品回収の利用もおすすめ
引っ越しや買い替えのタイミングなど、DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダー以外にも処分したいものが複数ある場合は不用品回収業者に回収を依頼するのもおすすめです。
家具や家電など大型の製品は一般ゴミとして処分することができないため粗大ゴミとして処分することになりますが、先述した通り、粗大ゴミとして処分するにはとにかく手間がかかります。
テレビや冷蔵庫など家電リサイクル法の対象となっている製品を処分する場合であればなおさらです。
不用品回収業者に依頼した場合、それぞれの製品を個別に処分する必要がなくまとめて引き取ってもらえるので、手間をかけずに不用品を処分することができます。
売却できる製品は売却して処分するのが一番ですが、売却する場合も手間がかかりますし、必ずしも買い手が見つかるわけではありません。
「頑張って出品したのに全然売れない…」というケースも多く、確実性に欠ける処分方法なので、不用品を確実に処分したい場合も不用品回収業者に依頼するべきです。
不用品回収業者は部屋からの搬出もおこなってくれるので、依頼さえ済ませてしまえば後はすべてお任せできます。
処分したい不用品が複数ある場合は、ぜひ不用品回収業者の利用も検討してみてください。
まとめ
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーの処分方法について紹介してきました。
DVDプレーヤー・ブルーレイレコーダーは、ゴミとして処分することもできますし、売却して処分することもできます。
製品の状態が良かったり国内の有名メーカーの製品など需要が高い製品である場合は、ぜひフリマアプリやネットオークションでの売却を検討してみてください。
売却できそうもない製品や売却するのが面倒な場合はゴミとして処分することになりますが、ゴミ区分や処分方法は各自治体によって異なるので、必ず事前に確認した上で処分するようにしましょう。
また、引っ越しなどのタイミングでDVDプレーヤー・ブルーレイレコーダー以外にも処分したいものが複数ある場合は、不用品をまとめて効率的に処分できる不用品回収業者の利用も検討してみてください。
不用品回収業者をお探しの方はぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
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