東京都北区で実際にあったぼったくり事例
東京都北区では、「不用品を格安で処分します」とうたう悪質業者への警鐘が鳴らされています。
軽トラックで地域を巡回して格安処分を宣伝する違法な不用品回収業者に不用品の回収を依頼したところ、後から高額な請求をされたという苦情・相談が多数寄せられており、こうした違法業者への依頼は金銭トラブルだけでなく、ごみの不適正処理(不正輸出・不法投棄など)の原因にもなり得ます。
実際のトラブル例として、「無料で回収する」と言っておきながら荷物をトラックに積み終えると同時に声を荒らげて代金を要求されたり、不用品の回収自体は無料でも後から別途高額な運搬費やリサイクル料を請求されたケースが報告されています。
北区では家庭からの不用品を回収できる許可を一切出しておらず、産廃業の許可や貨物運送の許可では一般家庭からの不用品収集は行えません。家庭ごみの処理は区のルールに従って適正に行うよう呼び掛けられており、無許可業者の甘言には決して乗らないでください。
引用:違法な不用品回収業者にご注意ください|東京都北区
東京都北区の不法投棄の問題やトラブル事例
北区では、特に赤羽2丁目と田端新町2丁目、浮間3丁目での不法投棄が深刻な問題となっています。赤羽2丁目では、大量の卵のパックや排水ホースなどが袋に詰められて不法投棄される事例が報告されています。この地域は小学生の通学路でもあり、放火や異臭、治安の悪化が懸念されています。
また、田端新町2丁目の線路沿いでは、ストーブや自転車が放置され、自転車のカゴの中にも様々なごみが捨てられている状況が続いています。浮間3丁目では粗大ごみの不法投棄が深刻化しており、日に日に投棄物が増加している状況です。
引用元:東京都議会議員(北区選出)こまざき美紀|東京都北区赤羽二丁目 事業系ゴミの不法投棄はお止めいただくようご協力をお願いします
東京都北区の不法投棄に対する対策について
北区では、不法投棄対策として複数の具体的な取り組みを実施しています。主な対策として、不法投棄禁止の看板の設置、防犯カメラの設置(日本語と中国語の2種類の表示)、不法投棄を誘発する可能性のある雑草の撤去などを行っています。特に区境など不法投棄が増加する可能性がある地域については、手数料収入を不法投棄対策の強化にあてることも検討されています。
引用元:北区|第7回東京都北区資源循環推進審議会
東京都北区の不法投棄の罰則や処置について
北区における不法投棄への罰則は、廃棄物処理法第25条第1項14号に基づき、個人が不法投棄をした場合は5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金が科せられます。法人が不法投棄をした場合は、廃棄物処理法第32条第1項第1号により、3億円以下の罰金刑が科せられます。
また、不法投棄する前提で収集した不用品回収業者には、廃棄物処理法第26条第6号により、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科せられます。
東京都北区の年間の粗大ごみの収集量について
北区の粗大ごみ収集量は、令和元年度のデータによると2,053トンとなっています。これは区の総ごみ量64,439トンの約3%を占めています。過去28年間のデータを見ると、おおむね1,500~2,500トン程度で推移していることが分かります。
なお、北区全体のごみ年間総排出量は112,512トンとなっており、これは815市区中749位に位置しています。また、1人1日当たりの家庭ごみ排出量は634グラムで、これは815市区中416位となっています。区では粗大ごみの収集について、高さ・幅・奥行きいずれかの長さが30cmを超えるものを「粗大ごみ」として分類し、通常のごみ収集とは別に事前申込制で処理を行っています。
引用元:北区|どんなごみを出しているのかな?
地域別の不用品回収の特徴とニーズ
不用品回収のニーズは地域によって異なります。
都市部から産業地帯まで、各地域の特色や生活スタイルに合わせた不用品回収の特徴を以下にまとめました。
| 都市部(例:東京、大阪) |
|
マンションやアパートが多い
|
狭いスペースやエレベーターの利用制限など、特有の条件での回収が求められることが多い。 |
|
頻繁な引っ越し
|
都市部では転職や生活環境の変化による引っ越しが多く、それに伴う不用品の処分ニーズが高まる。 |
| 多様なサービスの提供 |
競合が多いため、各業者が差別化を図るための様々なサービス(例:24時間対応、即日回収など)を提供している。
|
| 地方都市や郊外 |
|
一戸建てが多い
|
広い敷地やガレージがあるため、大型の不用品やガーデニング用品などの回収ニーズがある。 |
|
遺品整理の需要
|
高齢化が進む地域では、遺品整理のサービスが求められることが多い。 |
| 地域密着型のサービス |
地域のコミュニティとの関わりが深い業者が多く、口コミや紹介による依頼が中心となることがある。
|
| 観光地やリゾート地(例:沖縄、箱根) |
|
季節ごとのニーズ
|
観光シーズンやオフシーズンに合わせて、宿泊施設や民宿などからの大量の不用品回収の依頼がある。 |
|
外国人観光客の影響
|
外国人観光客の宿泊施設での滞在に伴う特有の不用品の処分ニーズがある。 |
| 産業地帯や工業地域 |
|
業務用の不用品回収
|
工場や事業所からの大型機械や設備の不用品回収のニーズが高まる。 |
|
特定の廃棄物の処理
|
産業廃棄物や特殊な廃棄物の処理を専門とする業者が存在する。 |
不用品回収業者を選んだ理由やきっかけ
長期間使用してきた物でしたが、故障や汚損が顕著になってきたため買い替えが必要となりました。また、家財が増加傾向にあったため、新たな収納設備も必要となったためです。
不用品回収業者を選んでよかった点
事前に見積もりを取ってくれたため、ある程度の必要処分費用が分かっていたことです。また、自宅前まで廃品を回収に来てくれたため手間が省けました。業者の対応も良好でした。
不用品回収業者を選んで後悔したこと
特に悪い点は見当たりませんが、反省点としてはもう少し廃品回収業者を比較検討すべきだったかもしれません。またネットに掲載されている業者だけでなく地域密着型の業者も視野に入れるべきだったと思います。
今後、不用品回収業者の依頼を
考えている方へのアドバイス
前述しましたが、廃品回収業者はできるだけ比較して費用を抑えるのが良いです。そのためにも、事前に計画を立てて行動するべきです。また、電話対応の印象でその会社の雰囲気もある程度把握できるので、電話での確認は必要だと思います。