東京都板橋区で実際にあったぼったくり事例
板橋区では、悪徳な不用品回収業者による被害が生じています。
街中を「ご家庭の不用品を回収します」と宣伝しながら巡回するトラックや、ポストに投函されるチラシ経由で営業する業者がいますが、中には「無料だと思って依頼したのに作業後に料金を請求された」「車に積んだ後になって見積額の2倍以上の金額を要求された」「回収後に品物が不法投棄されていた」などのトラブルが実際に発生しています。
廃棄物処理法では家庭から出る廃棄物の収集運搬には一般廃棄物処理業の許可が必要ですが、板橋区の廃棄物条例では、たとえ許可業者でも家庭廃棄物を収集運搬することはできません(特定家電を除く)。
粗大ごみや廃家電を処分する際は、必ず区のルールに沿って申込みを行い、適正に排出するようにしましょう。悪質な無許可業者には決して依頼せず、万が一トラブルに遭った場合はすみやかに消費生活相談窓口へ相談してください。
引用:不用品回収業者とのトラブルにご注意ください|板橋区公式ホームページ
東京都板橋区の不法投棄の問題やトラブル事例
板橋区では、大山西町21付近での深刻な不法投棄問題が報告されています。具体的な事例として、2014年に発生した長期的な不法投棄問題があり、昨年8月から継続的に不法投棄が行われ、敷地管理者である住宅供給公社(JKK)の対応の遅れにより、住民の生活環境に長期的な影響を及ぼしました。
特に問題となったのは、JKKの担当者の退職に伴う引継ぎの不備や、撤去計画の頓挫など、組織的な対応の遅れでした。
また、区内では無許可の不用品回収業者による不適切な処理も問題となっており、高額請求や不法投棄などのトラブルが報告されています。これらの不法投棄は、区の環境保全と公衆衛生の維持に重大な影響を及ぼしています。
引用元:公明党 石井圭一郎|No.56大山西町21付近の不法投棄を撤去しました!
東京都板橋区の不法投棄に対する対策について
板橋区では、不法投棄対策として複数の取り組みを実施しています。具体的には、区の危機管理室と連携した青色パトロールカーによる監視強化や、清掃リサイクル課による定期的な巡回を行っています。また、不法投棄が発生した際の対応体制として、場所に応じて管轄部署を明確に定めており、区道や区立公園の場合は南部土木サービスセンター、都道の場合は東京都第四建設事務所が対応する体制を整えています。
引用元:板橋区|粗大ごみに関して
東京都板橋区の不法投棄の罰則や処置について
板橋区における不法投棄への罰則は非常に厳格です。個人による不法投棄の場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその併科という重い処罰が科されます。法人による不法投棄の場合は、3億円以下の罰金が科されます6。また、不法投棄を目的として廃棄物を収集または運搬した業者に対しては、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科されます。
東京都板橋区の年間の粗大ごみの収集量について
板橋区の粗大ごみ量は、平成28年度以降緩やかに増加し、令和に入ってからは4,000トンを突破しています。特にコロナ禍においては4,600トンを超えるまでに増加しました。最新の統計では、区の総ごみ収集量180,941トンのうち、粗大ごみは約4,260トンを占めています。これは815市区中787位に位置する量となっています。なお、区民1人1日あたりの家庭ごみ排出量は634グラムとなっており、これは815市区中416位となっています。
引用元:板橋区|資源とごみの分け方・出し方ハンドブック
地域別の不用品回収の特徴とニーズ
不用品回収のニーズは地域によって異なります。
都市部から産業地帯まで、各地域の特色や生活スタイルに合わせた不用品回収の特徴を以下にまとめました。
都市部(例:東京、大阪) |
マンションやアパートが多い
|
狭いスペースやエレベーターの利用制限など、特有の条件での回収が求められることが多い。 |
頻繁な引っ越し
|
都市部では転職や生活環境の変化による引っ越しが多く、それに伴う不用品の処分ニーズが高まる。 |
多様なサービスの提供 |
競合が多いため、各業者が差別化を図るための様々なサービス(例:24時間対応、即日回収など)を提供している。
|
地方都市や郊外 |
一戸建てが多い
|
広い敷地やガレージがあるため、大型の不用品やガーデニング用品などの回収ニーズがある。 |
遺品整理の需要
|
高齢化が進む地域では、遺品整理のサービスが求められることが多い。 |
地域密着型のサービス |
地域のコミュニティとの関わりが深い業者が多く、口コミや紹介による依頼が中心となることがある。
|
観光地やリゾート地(例:沖縄、箱根) |
季節ごとのニーズ
|
観光シーズンやオフシーズンに合わせて、宿泊施設や民宿などからの大量の不用品回収の依頼がある。 |
外国人観光客の影響
|
外国人観光客の宿泊施設での滞在に伴う特有の不用品の処分ニーズがある。 |
産業地帯や工業地域 |
業務用の不用品回収
|
工場や事業所からの大型機械や設備の不用品回収のニーズが高まる。 |
特定の廃棄物の処理
|
産業廃棄物や特殊な廃棄物の処理を専門とする業者が存在する。 |
不用品回収業者を選んだ理由やきっかけ
10年超使用したベッドは著しく劣化し、飼育猫により引っ掻かれたソファも損傷が進行していたため処分を決断しました。しかし分解後の部材運搬が独力では困難なため専門業者に依頼しました。
不用品回収業者を選んでよかった点
一人暮らしなので物の移動が大変で、解体した後に2人がかりで運び出してくれたのがとても助かりました。スムーズに作業をしていただいたおかげで時間もかなり短縮できました。
不用品回収業者を選んで後悔したこと
即日対応だとかなり料金が高くなる点が問題です。追加費用を請求されたので、ベッド買い替え決定時に同時進行で依頼すれば良かったです。また他社比較せずに依頼したので不明点が多く困りました。他社比較はもちろん、業者到着前にすべき準備を確認すべきでした。
今後、不用品回収業者の依頼を
考えている方へのアドバイス
事前に見積もりを提供してくれる会社もあるので、調査して他社と比較することをお勧めします。その場で費用を知るより事前に確認しておけば余裕も生まれるでしょう。