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「米びつってどうやって処分するの?」
「米びつをただ処分するのはもったいないから、お米を入れる以外に使える方法はないかな?」
お米を保存する米びつを処分しようと思っている人の中には、上記のように考えている人もいるでしょう。
この記事では、米びつを処分する前に押さえておくべきことと具体的な捨て方を解説します。米びつの処分で迷っている人はぜひ本記事を参考にしてください。
この記事でわかること
- 米びつの種類と材質について
- 材質ごとのメリットとデメリット
- 米びつのサイズごとの処分方法
- ゴミとして捨てる以外の処分方法
米びつを処分する前に押さえておくべきこと
ここでは、米びつを処分する前に押さえておくべきことを紹介します。
米びつを処分する前にぜひ確認しておいてください。
米びつには「通常の米びつ」と「保冷米びつ」がある
米びつには、通常の「米びつ」と「保冷米びつ」があります。
違いは以下の通りです。
種類 | 保冷機能 | 材質 | 蓋の形状 | 値段 |
---|---|---|---|---|
通常の米びつ | なし | 木製や陶製、ホーロー製など、材質は様々 | しっかりとした形状になっており、密閉性が高い | 安い |
保冷米びつ | あり | プラスチックが一般的 | 開け閉めがしやすいように、簡単な形状になっている | 高い |
保冷米びつは保冷機能が付いているのが特徴で、米の保存に適した湿度と温度を保ってくれます。
その機能のおかげで、カビや害虫が発生しにくくなるので、お米を長い間新鮮な状態で保存することができます。
密閉性も高く機能面は通常の米びつよりも優れていますが、値段は普通の米びつよりも高いです。
米びつの材質については次で詳しく紹介します。
米びつは材質も様々
米びつの材質は様々です。
米びつの材質ごとのメリット・デメリット
材質 | メリット | デメリット |
---|---|---|
桐製 | ・高級感がありお洒落なものが多い ・一定の温度を保って長期保存ができる ・アルカリ成分を含むため、防虫効果が高い | ・蓋を開けないと残量がわからない ・水洗いができないため、手入れが大変 |
プラスチック製 | ・丸洗いができる ・蓋を開けなくても中身がチェックできる ・様々な機能が付いている ・軽くて持ち運びやすい ・安い | ・密閉性に欠け、長期保存に向いていない ・劣化が早い |
ガラス製 | ・丸洗いができる ・蓋を開けなくても中身がチェックできる ・お洒落なデザインのものが多い ・密閉性が高い | ・重くて持ち運びにくい ・割れやすい |
ホーロー製 | ・インテリア性が高い ・ニオイがつきにくい ・傷がつきにくい ・壊れにくい | ・蓋を開けないと残量がわからない ・重くて持ち運びにくい |
普通ゴミとして家庭で米びつを捨てる場合は、材質によってゴミの分別方法(何ゴミになるか)が変わります。例えば、桐製の米びつは可燃ゴミ、プラスチック製の米びつはプラスチックゴミになることが多いです。
細かい分別は自治体によって異なるので、不安な人は捨てる前に自治体のホームページで確認すると良いでしょう。
まだ使えるならお米以外を収納するのもアリ
米びつが壊れていなくてまだ使える場合は、お米以外のものを収納するのもアリです。
密閉保存ができ、酸化による味や風味の劣化を防げるので、当然お米以外の食材にも使えます。
例えば、コーンフレークや砂糖を入れたり、愛犬のドッグフードを入れる容器として使用するのもアリです。
プラスチック製やガラス製の透明の米びつであれば、食材の残量もすぐに分かって便利です。
また、蓋が壊れて密閉性がなくなってしまった米びつは、服やふきんなどを入れる収納としても活用することできます。
「まだ捨てるのはもったいないかも」と思う人は、お米以外を収納する活用方法を考えてみましょう。
米びつの処分方法はサイズによって異なる
米びつの処分方法はサイズによって異なります。
ここでは、小さな米びつと大きな米びつの処分方法を解説します。
小さな米びつの場合
小さな米びつの場合、燃えるゴミや燃えないゴミ、プラスチックゴミとして処分することができます。
例えば、渋谷区では、長さ30cm未満でプラスチック製の米びつはプラスチックゴミ、金属製の米びつは不燃ゴミになります。
分別は自治体によって異なります。実際に捨てる際は、必ず自治体の決められたルールに則って捨てることを心がけましょう。
大きな米びつでも、解体・分解すれば普通ゴミとして捨てられる場合があります。解体をする場合は、ケガをしないように軍手をはめて作業を行うと良いでしょう。
ただし、解体したとしても元の大きさが粗大ゴミになる場合は、粗大ゴミとしか捨てられない自治体もあります。不安な人は自治体のホームページで確認しましょう。
大きな米びつの場合
一辺の長さが30cm以上の大きな米びつの場合、粗大ゴミとして処分する自治体が多いです。
粗大ゴミとして排出するのは米びつを処分する方法として一般的で、安価で手軽に処分できます。そのため、大きな米びつを処分する場合は、まず粗大ゴミとして処分することを検討しましょう。
米びつの処分費用の一例
処分料金は地域によって異なりますが、上の表を参考にするとだいたい200円〜400円で米びつを処分できると考えて良いでしょう。
粗大ゴミの処分手順
- 電話やインターネットで、粗大ゴミ受付センターに回収の申し込みをする。
- スーパーやコンビニで粗大ゴミ処理券を購入する。
- 必要事項を記入した粗大ゴミ処理券を米びつに貼り付け、回収日当日に決められた場所に出す。
必要事項には、申し込みの際に教えられた受付番号または自分の氏名を記入します。
粗大ゴミは回収されるまでに誰かが見る可能性があるので、プライバシーが気になる人は受付番号を記入しましょう。
処分料金は自治体ごとで多少変わりますが、処分手順に関してはどの自治体も大きく変わることはありません。
粗大ゴミとして処分する場合は、家まで回収しに来てもらうので、処分までに時間がかかります。
自分の都合に合わせて米びつを処分したいなら、近くのクリーンセンターに持ち込んで処分すると良いでしょう。
処分料金が半額になる自治体もあるので、なるべく処分費用を押さえて米びつを処分したい人にもオススメです。
他の地域からゴミを持ってこられるのを防ぐため、持ち込みの際には現住所が分かる身分証明書が必要になることが多いです。
持ち込みの条件や予約方法などは自治体ごとに違うので、実際に持ち込む際は自分の住んでいる地域のホームページを確認してください。
ゴミとして捨てる以外の米びつの処分方法
ここでは、自治体にゴミとして捨てる以外の米びつの処分方法を解説します。
捨てる米びつの状態や量を考えながら、自分に一番合った処分方法を選びましょう。
リサイクルショップで売る
すぐに米びつを手放したいなら、リサイクルショップに持ち込んで売るのがオススメです。
リサイクルショップの店舗に持ち込めば、その日のうちに現金化してもらえます。買取金額はそんなに高くありませんが、元は捨てるつもりだったと考えれば得になります。売れやすくしたいなら、なるべくきれいにしておくことが大切です。
ただし、リサイクルショップで米びつの買取需要はほとんどありません。
実際に売る場合は、買い取ってもらえる可能性が高い、多くの品目を扱っている大きなリサイクルショップに持っていきましょう。
持ち込みで買取をしてもらえないと、持っていった時間が無駄になってしまいます。そのため、持ち込む際は、事前に電話で査定をしてもらいましょう。
もしくは買取金額が低くなってしまいますが、家まで来てくれる出張買取や宅配便で送る宅配買取を選択するのも1つの方法です。
フリマアプリに出品する
米びつをなるべく高く売りたいなら、フリマアプリに出品する方法がオススメです。
フリマアプリは自分で好きな値段を設定して不用品を売れるので、リサイクルショップと比べても高く売ることができます。
中でもオススメなのは、利用者数が多く不用品が早く売れやすいメルカリです。匿名配送もできるので、自分の住所を他人に知られたくない人にも向いています。
メルカリでは、実際に以下のような値段で米びつが売れていました。
商品名 | 型番 | メーカー | 状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|---|
米びつ ステンレス製 スリム 6kg | RCY-06SH | エムケー精工 | やや傷や汚れあり | 4,500円 |
保冷米びつ RICE COOL 10kg | HRC-10SW | エムケー精工 | やや傷や汚れあり | 15,000円 |
計量米びつ 6kg | 7504 | アスベル | 新品、未使用 | 2,250円 |
フリマアプリでできるだけ高く売るコツは、相場よりも少し値段を上げて出品することです。売れなかったら徐々に値段を下げていくことで、一番良い値段で米びつを売ることができます。
また、フリマアプリは値下げ前提で購入しようとする人も多いので、初めから値段を高めに設定しておくと価格交渉を有利に進められます。
ただし、フリマアプリは商品の写真をキレイに撮ったり、商品を丁寧に梱包したりなど、一定の手間がかかります。
フリマアプリを一回も利用したことがない人にとっては、上記の作業は時間がかかるかつ面倒な作業になるでしょう。「面倒な作業はしたくない」という人は、他の処分方法を検討してください。
不用品回収業者に回収してもらう
米びつ以外にも処分したいものがある人は、不用品回収業者に依頼するのがオススメです。
不用品回収業者は自宅まで来て大量の不用品を一気に回収してくれるので、手間がかかることはありません。
粗大ゴミの処分とは違い、回収日時の融通が利くので、平日に仕事が忙しい人は土日祝日に依頼することができます。
即日対応している業者も多いので、米びつをすぐに処分したい人にもオススメですよ。
処分料金は、回収してもらう業者の料金プランや不用品の量によって大きく変わります。不用品の量が少ないと処分料金が割高になってしまう可能性が高いので、米びつ以外にも処分するものがある場合に利用しましょう。
不用品回収業者の中には、必要な許可を持たない違法な業者も存在します。特に、「無料回収」を謳ってトラックで街を走っている業者は、違法の可能性が高いです。
そういった業者に頼むと、不用品が不法投棄されたり、高額な料金を請求されたりする可能性があります。
不用品回収業者に依頼する際は、事前にインターネットで口コミや評判などをきちんと調べておきましょう。
まとめ
この記事では、米びつの処分方法を処分する前に押さえておくべきことを解説しました。
米びつには通常の米びつと保冷米びつがあります。材質による違いもあり、もし普通ゴミとして捨てる場合は材質ごとにきちんと分別して処分しなければいけません。
例えば、桐製の米びつは可燃ゴミ、プラスチック製の米びつはプラスチックゴミになることが多いです。
まだ使える場合は、お米以外の食べ物や衣類を収納するものとして活用する方法もあります。
本記事で紹介した米びつを処分する方法をまとめると、以下のようになります。
処分方法 | 処分費用 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
普通ゴミとして捨てる(小さな米びつの場合) | 数十円(指定ゴミ袋の料金) | 手軽に処分できる | 分別をきちんとしなければいけない |
粗大ゴミとして処分できる(大きな米びつの場合) | 200円~400円 | 安く処分できる | 処分するまでに時間がかかる |
リサイクルショップで売る | 0円 | 店舗に持ち込めばその日のうちに処分できる | 高く買い取ってもらえることが少ない |
フリマアプリに出品する | 0円 | 自分で売る値段を設定できるので、高く売れやすい | 商品の写真をキレイに撮ったり、丁寧に梱包したりする必要がある |
不用品回収業者に回収してもらう | 業者の料金プランや不用品の量によって大きく変わる | 大量の不用品を一気に回収してもらえる | 処分費用が高い |
処分する米びつの量や状態などを考えながら、自分に一番合った処分方法を選んでください。
米びつ以外にも処分したいものがある人は、不用品回収業者に依頼して一気に回収してもらいましょう。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
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