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IHクッキングヒーターを処分する方法は主に6通りあります。
IHクッキングヒーターの種類やサイズによっても最適な処分方法が異なるほか、廃棄処分する方法も自治体によってさまざまです。
そこでこの記事では、IHクッキングヒータの種類やサイズごとに処分する方法をご紹介します。
できるだけコストや手間をかけずにIHクッキングヒーターを処分したい方は、知っておくと便利な情報満載なので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- IHクッキングヒーターの種類・コンロとの違い
- IHクッキングヒーターの処分方法
- IHクッキングヒーターの処分にかかる費用
- IHクッキングヒーターを処分する際の注意点
IHクッキングヒーターの種類
IHクッキングヒーターと一言でいっても大きく種類が3つあり、サイズや設置方法も異なります。
- 卓上タイプ
→テーブルの上で使用できる小型サイズ - 据え置きタイプ
→キッチンのガスコンロの代わりに使用する中型サイズ - ビルトインタイプ
→システムキッチンに組み込まれている大型サイズ
IHクッキングヒーターの種類によって処分方法やかかる費用は異なります。
処分したいIHクッキングヒーターがどの種類に該当するかをご確認の上、処分方法をご検討ください。
IHクッキングヒーターとコンロの違い
IHクッキングヒーターとコンロ、いずれも料理する際に使用する調理器具ですが、加熱方法をはじめとした違いがあります。
以下は、両者の違いをまとめたものです。
IHクッキングヒーターとコンロの違い
IHクッキングヒーター | コンロ | |
---|---|---|
燃料 | 電気 | 電気・ガスなど |
加熱方法 | 内部の金属(磁力線)に電流を流して 調理器具自体を発熱させる | ガスを燃やして調理器具を加熱 (ガスコンロの場合) |
加熱速度 | 速い | 遅い |
調理器具 | IH専用の調理器具のみ | 特別な調理器具は不要 |
熱効率 | 約90% | 約45% |
掃除しやすさ | フラットで掃除しやすい | 凹凸があり掃除しにくい |
IHクッキングヒーターは火を使わずに安全に調理できるのが特徴で、熱効率が良いので加熱スピードが速く、フラットな構造で掃除も楽にできます。
その反面で電気代がかかるほか、停電時に使えないことやIH専用の調理器具を揃える必要があるなどの弱点もあります。
コンロは一般的にガスを燃焼させて火を起こして加熱します。調理器具を問わず利用できるほか、電気よりも安価なガスを利用するため光熱費を節約しやすいメリットがあります。
ただ、火を使うため安全性はIHクッキングヒーターより下がるほか、調理器具を加熱するのに時間がかかります。
IHクッキングヒーターの処分方法6選
IHクッキングヒーターの処分方法は次の6つです。
- 自治体のゴミに出す
- リサイクル業者に買取依頼
- スマホアプリやネットオークションで販売
- 不用品回収業者に依頼
- 友人や知人に譲る
- 買い替えの際に下取りで引き取り依頼
卓上・据え置き・ビルトイン、どの種類のIHクッキングヒーターの処分に対応するかを確認しながら、それぞれの処分方法のメリットや注意点についてもご紹介します。
自治体のゴミに出す
卓上・据え置き・ビルトインいずれのIHクッキングヒーターも、自治体の回収するゴミとして処分できます。
サイズによって、粗大ゴミもしくは可燃ゴミ・不燃ゴミに分類されるのが一般的です。
ただし、業務用のIHクッキングヒーターの場合は、事業系ゴミの扱いになるため自治体のゴミ回収では対応できないことがあるので、ご注意ください。
自治体のゴミでIHクッキングヒーターを捨てるメリットは、処分にかかる費用が安くすむ点です。自治体にもよりますが、400円程度で処分できます。
一方で、自治体の回収するゴミとして処分できるのは、卓上タイプもしくは据え置きタイプのIHクッキングヒーターまでがほとんどです。
ビルトインタイプの場合は自治体によって粗大ゴミとして処分できないこともあり、かなりの重量があるので1人での搬出するのも困難です。
分類の方法は自治体によって異なりますので、具体的な分別や処分方法はお住まいの自治体にご確認ください。
自治体のゴミとしてIHクッキングヒーターを処分する際の費用目安は、以下の通りです。
各自治体のIHクッキングヒーターのごみ分別
自治体名 | IHクッキングヒーターの分別 | 粗大ゴミ処分費用 |
---|---|---|
世田谷区 | 粗大ゴミ | 400円 |
大阪市 | ・小型家電回収 ・粗大ゴミ(最大辺が30cmを超える場合) | ・1,500円(宅配便で送付) ・400円〜 |
神戸市 | ・燃えないごみ(指定袋に入れる、目安は5kg以内) ・大型ごみ(ビルトインタイプは除く) | 600円 |
名古屋市 | 粗大ゴミ | 500円 |
福岡市 | 粗大ゴミ | 300円〜 |
リサイクル業者に買取依頼
故障等がなくきれいな状態のIHクッキングヒーターの場合は、卓上・据え置き・ビルトインのいずれもリサイクル業者に買取を依頼できることがあります。
ただしリサイクル業者に買取を依頼する際は、以下の点にご注意ください。
- 未使用もしくは製造から1〜2年以内
- 故障等がなく稼働する
- 傷が少ない美品
IHクッキングヒーターの耐用年数は10〜15年と言われていますが、毎日使用するものであることから老朽化しやすい家電製品なので、使用年数が長いほど買取が難しくなります。
また、リサイクルショップによっては、IHクッキングヒーターをはじめとする家電製品に対応していないケースや在庫との兼ね合いで買取できない、価格が低くなるなどもあるでしょう。
リサイクルショップに買取を依頼する際は、あらかじめ見積もりをとってからご検討ください。
なお据え置きタイプのIHクッキングヒーターの場合は2,000円前後で買取可能なケースもあるほか、国内メーカーで未使用品の場合は4万円程度で買い取られることもあります。
スマホアプリやネットオークションで販売
自分で出品し梱包・発送する手間はかかるものの、スマホアプリやネットオークションで卓上・据え置き・ビルトインタイプのいずれも販売することができます。
任意の価格を設定できるので、ニーズがあれば高値で処分できる可能性があるのがスマホアプリやネットオークションを活用する利点です。
卓上タイプや据え置きタイプで使用済みのIHクッキングヒーターの場合は、送料込みで300円から取引されています。
ビルトインの未使用品であれば、送料込みで10万円を超える価格で取引されることもあるので、出品の手間をかけてもメリットはあるでしょう。
ただし、出品してもいつ売れるかわからない点や、価格交渉されて想定よりも安価で売却することになったり、購入希望者との間でトラブルになる可能性がある点は考慮する必要があります。
ビルトインタイプの場合は梱包の手間も大きな懸念点です。
卓上もしくは据え置きタイプのIHクッキングヒーターで未使用・状態が良いものを処分したい場合や、処分を急がない方は、スマホアプリやネットオークションへの出品を検討するとよいでしょう。
不用品回収業者に依頼
卓上・据え置き・ビルトインのすべてのタイプで以下のような条件に当てはまる場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
- 故障している
- 型式や製造年が古いといった事情で買取が難しい
- 引越しや遺品整理、断捨離でほかにも処分したい不用品がある
引越しや遺品整理、断捨離といった大量の不要品が出る場面では、不要品の処分は手間も時間もかかる大きな問題です。
しかし、不用品回収業者に依頼すれば、取り外しから搬出まですべて業者に依頼できるので、短時間のうちに不要品を一掃できます。
ただし、不用品回収業者の中には悪質な業者もいるため、事前に複数社から見積もりをとることや、作業当日の追加料金がないことを確認の上、依頼することが欠かせません。
不用品回収の費用はトラックのサイズや必要な作業員の人数で異なります。
費用の目安としては8,000円程度から依頼が可能です。
友人や知人に譲る
卓上や据え置きタイプのIHクッキングヒーターであれば、友人や知人で欲しがっている人に譲り渡すのもよいでしょう。
処分費用がかからずに手放すことができるのはは大きなメリットです。
ビルトインタイプでも不可能ではありませんが、取り外しや搬送に手間がかかるので、業者に作業を依頼した場合は別途費用がかかる点にご注意ください。
処分するまでに時間の余裕がある場合は、友人や知人に譲りたいIHクッキングヒーターがある旨を伝えて、譲り受けたい人が現れるのを待ってみてはいかがでしょうか。
買い替えの際に下取りで引き取り依頼
ビルトインタイプのIHクッキングヒーターを新しく買い替えるなら、下取りで引き取りを依頼するのがおすすめです。
新品の購入価格から下取り金額が相殺されるので、新しいIHクッキングヒーターをお得に購入できます。
ただし、下取りには条件があり、まだ使用できるものであることが必須のケースがほとんどです。
また、個人で営業している店舗など、販売店によっては下取りには対応していないケースもあります。
一部の家電製品販売店では、新しいIHクッキングヒーターの購入時に有料で古い製品を引き取るサービスを提供している場合もあります。
新しいIHクッキングヒーターを購入する際に、古い製品の引き取り可否を確認しておくとよいでしょう。
家電量販店でIHクッキングヒーターの引き取りを依頼する際にかかる手数料は、以下の通りです。
家電量販店のIHクッキングヒーター引き取り手数料
家電店名 | 手数料(税込) |
---|---|
ノジマ | 1,500円 |
ケーズデンキ | 小型:550円 中型: 1,100円 大型: 2,200円 超大型:4,400円 |
キャンペーン等で下取り制度が変わるため、詳細は新製品を購入する際に店舗にお問い合わせください。
IHクッキングヒーターを処分する際の注意点
IHクッキングヒーターを処分する際は、以下の点にご注意ください。
- 自治体のゴミに出す際は自治体の定めるルールに準じる
- ビルトインタイプの取り外しや搬送作業は慎重に行う
IHクッキングヒーターのゴミとしての分類方法は自治体によって異なるので、引っ越しなどで別の自治体で処分する際は必ず確認しておきましょう。
また、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターは、特殊な設置方法を用いており、知識がないと取り外せないことがあります。
重量もあるため、自分で対応するのが難しい場合は取り外しや搬出の作業を業者に依頼することをご検討ください。
まとめ
IHクッキングヒーターの処分方法は、種類によって異なります。
卓上や据え置きのコンパクトなものであれば、自治体のゴミの収集日に出すと、コストをかけずに処分できるのでおすすめです。
ただし、ビルトインで大型のIHクッキングヒーターの場合は、重量があり自力での作業は困難を極めます。
取り付けや交換作業だけを業者に依頼することもできますが、ほかにも処分したい不要品があれば、不要品回収業者に依頼すると便利です。
卓上・据え置き・ビルトイン、すべてのIHクッキングヒーターはもちろんのこと、その他の不要品を一括して処分できます。
IHクッキングヒーターの処分先として不用品回収業者を探す場合は、ぜひ「不用品回収モール」をご活用ください。
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