公開日:
最終更新日:
身だしなみを整えるために欠かせないシェーバーは長年使用していると壊れたり、充電の減りが早くなったりするものです。
シェーバーにはバッテリーやカートリッジが使われているため、何ゴミとして分別すれば良いか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではシェーバーの分別区分や処分費用など、シェーバーを処分する際に気になることについて細かく解説しています。
シェーバーの買い替え時に知っておきたいメーカーの対応についても紹介していますので最後までご覧ください。
この記事でわかること
- シェーバーの分別区分
- シェーバーの処分費用
- シェーバーを廃棄する以外の処分方法
- シェーバーを処分する際に気を付けること
シェーバーを処分するタイミングはいつ?
回転式や往復式などメーカーによってさまざまなタイプのシェーバーが出ているので一概には言えませんが、処分するタイミングはおよそ3年から5年が目安といわれています。
3年から5年と曖昧な理由は、人によって髭の濃さや使用頻度、使用環境が変わるためです。
実際にシェーバーの買い替えを決めるタイミングは、保証期間が過ぎたもので下記3つの症状が現れた時といって良いでしょう。
- バッテリーが充電しなくなった
- パワーが弱いと感じるようになった
- 音が激しくなった
シェーバーの不具合は内部のモーターやバッテリーの劣化が原因で引き起こされることが多く、寿命が近づくと上記のような症状が現れます。
使用や保管状況によっても異なりますが、バッテリーの寿命は約2週間に1回の充電で3年程度になっていることが一般的です。
またモーターに不具合が起こるのは過負荷が原因になっているパターンが多く、刃の潤滑性が減少した状態での使用や、周囲の温度が高すぎると劣化が進みやすくなります。
保証期間内であれば修理に出すこともできますが、バッテリーを自分で交換してしまった場合はほとんどのメーカーで保証が無効になるので注意してください。
使用しているシェーバーの保証期間が短く安価なものであれば、不具合が起った段階ですぐに買い替えることをオススメします。
そのまま使用してしまうとケガや火災の原因になる可能性があります。
シェーバーを自治体のゴミとして処分する方法
シェーバーには蓄電池やモーター、替え刃などの複数の部品が使われているため、「何ゴミとして処分すれば良いかわからない」といった方も少なくありません。
シェーバーの処分ルールは自治体によって若干異なることもあるので、一部地域の分別区分やルールを表にまとめています。
地域名 | 分別区分 | 備考 |
---|---|---|
東京都 港区 | 不燃ゴミ | 刃物は新聞紙に包みキケンと表記する |
東京都 目黒区 | 燃やさないゴミ | 刃物は新聞紙に包みキケンと表記する |
東京都 大田区 | 不燃ゴミ | 刃物は新聞紙に包みキケンと表記する |
神奈川県 川崎市 | 小物金属 | 刃物は新聞紙に包みキケンと表記する |
神奈川県 横浜市 | 燃やすゴミ | 電池・充電池は抜く (取り外せないものは他の燃やすごみとは別の袋で出す) |
埼玉県 さいたま市 | 燃えないゴミ | 電動式のものは回収ボックスを利用する |
愛知県 名古屋市 | 不燃ゴミ | 回収ボックスの利用を推奨 |
大阪府 大阪市 | 拠点回収 | 出せないものは普通ゴミ |
兵庫県 神戸市 | 燃えないゴミ | 特になし |
福岡県 福岡市 | 燃えないゴミ | 充電式のものは小型家電 |
シェーバーの分別区分は「不燃ゴミ」になる地域が多いのですが、川崎市では「小物金属」、横浜市では「燃やすゴミ」と同県でも分別区分が異なることがあります。
ただ多くの自治体でシェーバー自体を品目で分けていることが少ないため、分別区分を正確に確認できないかもしれせん。
また、シェーバーは小型家電に該当するため、自治体の「燃えないゴミの捨て方」を確認してみてください。
地域によっては充電式のシェーバーは拠点回収になっているので注意が必要です。
シェーバー替え刃や洗浄液、その他部品の処分について
シェーバーを処分する際には替え刃やスタンド、洗浄液なども同時に処分したいのではないでしょうか。
シェーバーの付属品はそれぞれ細かく分別する必要がありますが、自治体で品目ごとに分かれていること自体が少ないため、どのゴミに該当するのか迷っている方も多いはずです。
地域で分別区分は異なりますが、素材に何が使われているのかを確認して分別するようにしましょう。
横浜市を例に挙げると以下のようになるので、参考にしてみてください。
シェーバーの付属品類 | 分別区分 |
---|---|
洗浄機 | 燃やすゴミ(金属製は小さな金属類) |
カートリッジ式の刃 | 燃やすゴミ (ケースに入れるか紙で包むなどする) |
簡易充電器 | 燃やすゴミ |
シェーバースタンド | 燃やすゴミ (金属製は小さな金属類、陶器製は燃えないゴミ) |
洗浄液のボトル | ガラス製は「燃えないゴミ」 プラスチック製は「プラスチック製容器包装」 |
洗浄機やカードリッジ式の刃、スタンドなど、ほとんどの付属品は「燃えるゴミ」に分別されています。
ただ、製品に使用されている素材によっては「燃えないゴミ」や「金属類」になり、洗浄液の容器がプラスチック製の場合は「プラスチック製包装容器」になっています。
横浜市を例に挙げていますが、多くの自治体でも同じような分別区分になるため、シェーバーの付属品類を処分する際には自治体のホームページで素材やカテゴリーごとの分別区分を確認してください。
小型家電回収ボックスに持ち込むこともできる
使用済み小型家電には金や銀、レアメタルなどの貴重な金属が含まれています。
こうした資源を回収しリサイクルする仕組みの1つが小型家電回収ボックスです。
自治体ごとに設置場所が決まっており、持ち込むことで小型の家電を処分することができます。
小型家電回収ボックスの設置場所
- 市役所・区役所
- コミュニティセンター
- 市民センター
- ショッピングモール
- 図書館など
設置されている回収ボックスの投入口の大きさは自治体で異なるので注意が必要です。
大阪市では高さ15㎝×幅30㎝、姫路市では高さ15㎝×幅50㎝となっており、幅に違いがあることも多いので事前にホームページで確認してください。
また、小型家電回収ボックスを利用できる品目が地域で異なる場合があります。
シェーバーは回収品目の対象になっていることが多いですが、地域によっては対象外になっており、回収ボックスに持ち込めないこともあるので注意してください。
【買い替え時】メーカーや販売店のキャンペーンを利用する
肌質や髭の密度など個人によって使用感が変わるシェーバーは自分に合ったものを見つけることが難しいため、数回使用しただけで買い替える方も多いのではないでしょうか。
毎年のように新機能が搭載されているモデルが販売されるので、買い替えを検討している方はメーカーや販売店のキャンペーンを利用すると、お得に買い替えることができるでしょう。
メーカーや販売店のキャンペーンをまとめたので、シェーバーを買い替える際の参考にしてみてください。
メーカー名 | サービス | 内容 |
---|---|---|
パナソニック | 現金キャッシュバック (期間限定) | 購入後にWEBから応募で、最大5,000円分のキャッシュバック |
ブラウン | リサイクルキャンペーン (ヨドバシ・ヤマダ・ビックカメラ・コジマなど複数店舗で可能) | 下取り予定のシェーバーを店頭の回収ボックスに入れて、対象のブラウン商品購入(順序は問わない)で最大5,000円キャッシュバック |
ビックカメラ | 買い替え無料下取りサービス | 購入品と同一商品を無料下取り(動作しないものも対象) |
メーカーが行っているキャンペーンは不定期開催なので、現在行われているキャンペーンは限られてしまいますが、一番お得に買い替えられるキャンペーンはブラウンの下取りでしょう。
過去にはフィリップスや日立、イズミなどのメーカーでも、それぞれキャッシュバックや下取りキャンペーンを行っていました。
その中でもフィリップスの下取りキャンペーンは買い替えにオススメで、対象商品購入で最大1万円の下取りをする「ソリかえ割り」を利用することで、お得に買い替えることも可能でした。
現在はキャンペーンが終了しているので利用できませんが、今後新商品の発表と同時に新しいキャンペーンが行われる可能性が高いため、そうした時期に買い替えを行うと良いでしょう。
ただどうしてもすぐにシェーバーを処分したい場合は他の方法を検討してみてください。
インターネットの小型家電回収サービスを利用する
シェーバーの処分は拠点回収を推奨している地域が多いため、なるべく小型家電として処分することが大切です。
しかし、回収ボックスの設置場所は限られているので、「燃えないゴミ」として処分している方が多いでしょう。
ただインターネットの小型家電回収サービスを利用する方法なら、自宅にいながらでもリサイクルに協力することができます。
回収の対象品目は400品目以上なので電気シェーバーは回収してもらうことが可能です。
回収方法はインターネットの申し込みフォームから各種情報を入力し、ダンボールに梱包します。
後は指定した日時に宅配業者が回収に来る流れです。
パソコンを同時に処分する場合は回収料金は無料ですが、そうでない場合は1箱につき1,500円ほどの回収費用がかかります。
シェーバーだけを処分する場合は向いていないサービスになっているので利用する際は注意してください。
シェーバーを処分する以外の方法は?
壊れていないシェーバーは廃棄する以外にも下記4つの方法で処分することができます。
- 美品はリサイクルショップで売却する
- フリマサイトに出品する
- セカンドライフに寄付する
- ジモティーで譲ることもできる
リサイクルショップやフリマサイトなどで売却することもできますが、社会福祉活動を行っている団体に寄付することも可能です。
シェーバーの状態で処分方法を変えることもできるため、自分に合った方法で処分してみてください。
美品はリサイクルショップで売却する
「購入から数回しか使用していない」「知人や親戚などから貰って使っていない」といった状態の良いシェーバーはリサイクルショップで売却できる可能性があります。
シェーバーの中古価格は年式やモデル、型番で決まることが多く、購入価格の高いものほど高額で売却できる可能性があるでしょう。
例えばパナソニックのラムダッシュシリーズは中古需要も高いので5千円から2万円近くで売却できる可能性があります。
逆に定価が5,000円以下で5年以上が経過したシェーバーは、買取対象から外れることが多いので注意してください。また、リサイクルショップによっては特定のメーカーを強化買取していることがあります。
人気のある商品は中古でも需要が高く、強化買取の対象になることが多いのでこうした製品をお持ちの方は複数の店舗で査定してもらいましょう。
買取方法は店頭買取の他に「出張買取」と「宅配買取」から選択可能で、最寄りにリサイクルショップがない方でもインターネットで申し込むことができます。
ただ「出張買取」の範囲は決まっていることが多いので事前に確認が必要です。
一方「宅配買取」は全国どこからでも利用でき、梱包する手間はかかるものの条件の合うリサイクルショップを利用できるので検討してみてください。
フリマサイトに出品する
使っていないシェーバーはフリマサイトでも売却できる可能性があります。
ただ直接肌に触れる商品なので出品すれば必ず売れるという訳ではありません。
実際にフリマサイトには多くの中古シェーバーが出品されていますが、全体の出品数に比べて取引が成立しているものは少なくなります。
取引が成立している商品の特徴は数回しか使用していないような新品同様の商品です。
替え刃やバッテリーなどの付属品だけでも売却できる可能性があるので、セットで売れない場合は別々にして売却すると良いでしょう。
商品が売れた場合の送料は60サイズよりも小さいことが多いので、宅配便のコンパクトが使えます。
箱代は50円前後で送料は500円ほどになるため、なるべく費用を抑えたい方は利用してみてください。
シェーバーを出品する際に気をつけること
- 写真は5枚以上
- 製品仕様を記載
- 付属品の有無を掲載
- 使用期間を掲載
替え刃部分やボディを拡大した画像を載せ、使用感がわかるようにしておくことが出品する際のポイントの1つです。
また、フリマサイトでは送料込みでの出品が当たり前になっているのでシェーバーの発送にかかる費用を計算し、出品価格に転嫁することを忘れないようにしましょう。
セカンドライフに寄付する
使わなくなったシェーバーはセカンドライフというNPO法人に寄付することできます。
セカンドライフは各家庭から出る不用品を募集しており、物の里親探しとして中古品をリユースする活動を行っています。
ホームページからこれまでの活動内容を確認することが可能で、国内の小学校や医療現場、企業などに寄付された様子を確認することも可能です。
リユース活動以外では寄付された箱数に応じてワクチン募金もしており、ジフテリアやはしかといった感染症が広がっている地域を支援する活動も行っています。
実際にシェーバーを寄付する方法は簡単で、まずはホームページから申し込みを行い、ダンボールで梱包した後、送られてくる集荷専用の伝票を使用して送るだけです。
梱包サイズによって料金は異なりますが、中箱で2,100円、大箱で2,600円が必要になります。
この費用には送料とワクチン費用、活動費用が含まれているため、社会福祉活動を支援したい方は寄付を検討してみてください。
ジモティーで譲ることもできる
使わなくなったシェーバーはジモティーで譲ることもできます。
ジモティーは不用品を譲ったりもらったりできる掲示板サイトで、地元の人同士が直接顔を合わせて取引ができるのが特徴の1つです。
利用料や仲介手数料も必要ないのでフリマサイトに比べて余計なコストがかかりません。
実際にジモティーにシェーバーを掲載している方は多く、数百円から数千円程度の価格で取引されています。ただ衛生的な面からも外観に汚れや傷のあるものは取引が難しいかもしれません。
替え刃を変えるだけでも直接肌に触れる部分は衛生的に問題がなくなるため、有料にして出品する際には替え刃を交換することをオススメします。
ジモティーで掲載する際に気をつけること
- 商品の仕様を記載する
- 商品画像は本体画像や付属品を個別に撮ったものを載せる
- 使用感を正直に記載する
- 定価を載せる
自宅付近で直接手渡ししたい場合は、取引場所と日時を忘れないようにしてください。
ジモティーは個人間の取引に直接関与しないとしているため、トラブルが起った場合は自分で解決しなければなりません。
顔を合わせて取引する場合は特に丁寧な対応を心がけましょう。
他にも処分したいものがある時は不用品回収業者を利用する
知人から貰ったシェーバーや美容家電など、自分には合わなかった電化製品をクローゼットの奥にしまっている方は意外と多いのではないでしょうか。
いつか使うだろうと保管している方もいますが、半年以上使わなかったものを使うことはほとんどないため、買い替えなどのタイミングでまとめて処分することがオススメです。
不用品回収業者に依頼すればシェーバー以外の電化製品やその他の不用品をまとめて処分できるのでぜひ利用してみてください。
シェーバーや付属品、電化製品などを自治体のゴミとして処分する場合、一つずつ分別する必要があります。
また、小型家電リサイクルの対象になっているものは拠点回収に出さなければならない地域もあるでしょう。
そのためマンションやアパートの上階に住んでいる方は不用品を運ぶこと自体が重労働になります。
不用品回収業者に依頼すれば自宅の部屋まで回収しに来てもらえるため、自分が動く必要がありません。
当然回収料金はかかりますが、電化製品の買取対応をしている業者もあるので、トータルで考えれば割安で処分できることもあります。
回収に来てもらいたい日時はインターネットで指定できる上、即日回収も可能です。
「家にある不用品をまとめて処分しよう」と決めたその日の内に処分できるのは不用品回収業者だけでしょう。
使っていないシェーバーの他にも処分したい不用品がある方は不用品回収業者に依頼してみたください。
まとめ
この記事ではシェーバーの処分方法について解説しました。
シェーバーは使用環境や使用頻度などで寿命が変わります。
異音がしたりモーターが弱いと感じる時が処分するタイミングと言えるので、これまで紹介した方法で処分してみてください。
- シェーバーは「燃えないゴミ」として処分できる地域が多い
- 小型家電回収ボックスに持ち込める地域もある
- インターネットの小型家電回収サービスを有料で利用することも可能
- 買い替え予定の方はメーカーや販売店のキャンペーンを利用しよう
- 数回しか使っていないものはリサイクルショップやフリマサイトで売却できる可能性がある
- ジモティーで欲しい人に譲ることも可能
- セカンドライフに有料で寄付することもできる
- シェーバー以外にも処分したい不用品がある場合は不用品回収業者に依頼
壊れたシェーバーは自治体の燃えないゴミとして処分することが一般的です。
ただ地域によってはシェーバーの蓄電池は外すなどのルールがあるので注意してください。
また、仕事や育児などで忙しい方は電化製品をまとめて処分できる不用品回収業者に依頼する方が増えています。
ただ不用品回収業者の数は多いため、業者選びで迷っている方も少なくありません。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。