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「使わなくなった食器乾燥機をどうやって処分すればいいの?」「何ゴミなのかわからない」と悩んでいませんか。
食器乾燥機は家電リサイクル法の対象外ですが、自治体によって扱いが大きく異なる家電です。
サイズや地域によって「粗大ごみ」「小型家電」「不燃ごみ」など分類が変わるため、誤った方法で出すと回収されない可能性も。正しい処分方法を知っておくことが重要でしょう。
この記事では、食器乾燥機を安全かつ確実に処分する方法について、自治体の粗大ごみ、小型家電リサイクル、買取の可否まで詳しく解説していきます。
この記事でわかること
食器乾燥機は何ゴミに分類されるのか
自治体・家電量販店・不用品回収業者での処分方法
買取やリサイクルで処分する方法
処分時の注意点と安全な廃棄方法
食器乾燥機の処分方法に迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
食器乾燥機は何ゴミに分類される?

食器乾燥機を処分する前に、まず基本的な分別区分を理解しておきましょう。多くの自治体で「粗大ごみ」または「小型家電」扱いになります。
食器乾燥機は「家電リサイクル法」の対象外
食器乾燥機は家電リサイクル法の対象外です。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの4品目とは異なり、リサイクル券を購入する必要はありません。自治体ルールに従って処分できます。
多くの自治体では「粗大ゴミ」または「小型家電」
一般的な食器乾燥機は幅40〜50cmほどあり、粗大ごみになるケースが主流です。
一方、小型タイプは小型家電リサイクルとして出せる場合があります。
小型タイプは「不燃ゴミ」扱いになる場合も
卓上型や一辺30cm以下のコンパクトタイプは、不燃ごみとして出せる自治体もあります。事前確認が必要です。
「燃えるゴミ」には絶対に出せない
金属・モーター・電気コードを含むため、可燃ごみには出せません。焼却炉を傷める恐れがあります。
食器乾燥機の主な処分方法

食器乾燥機の捨て方は大きく4つに分かれます。
粗大ごみ・小型家電リサイクル・量販店回収・買取など複数の選択肢があります。
1. 自治体の粗大ゴミとして出す
最も一般的な方法です。
粗大ごみ受付センターに申し込み、処理手数料(200〜500円前後)を支払って出します。
2. 小型家電リサイクルに出す
投入口(約15cm×30cm)に入るサイズの食器乾燥機は、回収ボックスに無料で投入できます。
回収後は金属資源として再利用されます。
3. 家電量販店や不用品回収業者に依頼する
新しい機種への買い替え時に引き取ってもらえたり、
不用品回収業者なら自宅まで来て搬出も代行してくれます。
4. リサイクルショップやフリマアプリで売る
正常に動作し、購入から数年以内のモデルは売却できる可能性があります。
処分費用がかからず、逆にお金を得られる点が魅力です。
自治体に粗大ゴミとして出す場合

サイズ30cm以上は粗大ゴミ扱いが多い
据え置き型はほぼ確実に粗大ごみです。自治体によっては45L袋に入らない物=粗大とする地域もあります。
処理手数料は200〜500円前後
サイズにより異なります。申し込み時に案内される金額の粗大ごみ処理券を購入します。
粗大ごみ受付センターに申込→指定日に出す
事前申込み・処理券購入・貼り付け・指定日回収という一般的な流れです。
申し込みから回収まで数日~1週間かかることもあります。
小型家電リサイクルとして処分する場合
投入口に入る小型タイプが対象
回収ボックスは投入口が約15cm×30cm。入るサイズなら無料で処分できます。
回収ボックスは自治体・量販店に設置
ヤマダ電機・ヨドバシ・市役所などに設置されています。
設置場所は自治体サイトで確認可能です。
回収品目例
電気ポット、ドライヤー、アイロン、カメラなど。分解選別され、金属資源として再利用されます。
食器乾燥機が不燃ゴミとして出せるケース
30cm以下のコンパクトタイプが該当
小型食器乾燥機は不燃ごみ扱いの場合があります。指定袋に入るかどうかが判断基準です。
電源コードは束ねて安全に出す
絡まり防止のためコードは束ね、金属部分をテープで保護すると安心です。
プラスチックカバーが外れる場合は分別も可能
外せる部分は分別、難しければ無理に分解する必要はありません。
販売店・量販店で引き取ってもらう方法
買い替え時は旧品引き取りが便利
配送時に古い食器乾燥機をそのまま引き取ってくれる店舗もあります。
量販店のリサイクルボックス利用も可能
ヨドバシ・ビックなどで無料回収されています(投入口に入るサイズのみ)。
不用品回収業者に依頼する方法
複数家電をまとめて処分できる
電子レンジ・トースターなどと同時回収が可能で、引っ越し時に便利です。
搬出作業もすべて代行
重い据え置き型でもスタッフが搬出してくれるため、負担なく処分できます。
費用目安:1,000〜3,000円
サイズ・階数・まとめ回収の有無で変動します。
許可番号のある業者を選ぶ
無許可業者は高額請求のリスクがあります。一般廃棄物収集運搬業許可を必ず確認してください。
不用品回収モールでは、有資格業者のみ掲載しています。
悪質業者を避けるため、許可番号(一般廃棄物収集運搬業)を確認
不用品回収業者を選ぶ際は、許可番号の確認が重要です。
正規の不用品回収業者は、「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得しています。業者のウェブサイトや見積書で許可番号を確認してから依頼しましょう。
「無料回収」や「何でも引き取ります」と宣伝しながら、実際には高額な料金を請求したり、不法投棄をしたりする悪質な業者が存在します。無許可業者には依頼しないように注意してください。
不用品回収業者の選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
不用品回収モールでは、全て有資格のプロの業者を掲載しています!食器乾燥機の処分にお困りの際は、ぜひ不用品回収モールを活用してください。
不用品回収モールは、「ぼったくりの撲滅」に賛同する優良業者のみを厳選しており、料金や口コミを比較しながら自分に合った業者を選べます。
買取・リユースで処分する方法

まだ使える食器乾燥機であれば、買取や譲渡を検討してみましょう。
比較的新しいモデル(購入から3年以内)はリサイクルショップで買い取り可能
購入から3年以内の比較的新しいモデルであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
特に以下のような条件を満たす食器乾燥機は、買取対象になりやすいです。
- 購入してから3年以内で使用頻度が低い
- 目立った傷や汚れがない
- 正常に動作する
- 説明書や付属品が揃っている
- 有名メーカー(パナソニック、象印、タイガー、三菱電機など)の製品である
買取に出す前に、内部を清掃し、見た目をきれいにしておくと査定額がアップする可能性があります。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)で出品する場合は動作確認が必須
メルカリやラクマなどのフリマアプリを使って、個人間で売買することもできます。
フリマアプリで出品する際は、以下の点に注意してください。
- 動作確認を必ず行う ヒーター、タイマー、ファンなど、すべての機能が正常に動作することを確認してください。動作不良がある場合は、その旨を商品説明に明記する必要があります
- 写真を複数枚撮影する 前面、側面、背面、内部など、さまざまな角度から撮影し、傷や汚れがわかるように掲載しましょう
- サイズと重量を明記する 配送料を計算するために、正確なサイズと重量を測定して記載してください
- 梱包と配送方法を考える 食器乾燥機は大型で重量があるため、配送料が高額になることがあります。梱包材も必要になるため、事前に準備しておきましょう
清掃済み・説明書付きなら高く売れる傾向にある
買取価格を高くするためのポイントは以下の通りです。
内部を徹底的に清掃する…水垢やカビ、食品の残りカスなどをきれいに取り除きます。外側も拭き上げて、新品に近い状態にしておきましょう。
説明書と付属品を揃える…取扱説明書、保証書、付属の水受け皿やトレイなど、購入時についていたものをすべて揃えておくと、査定額が上がります。
元箱があれば一緒に出す…購入時の箱が残っていれば、それに入れて売ると、配送時の安全性も高まり、買い手がつきやすくなります。
コード破損やヒーター不良がある場合は買取不可
以下のような状態の食器乾燥機は、買取が難しいです。
- 電源コードが破損している
- ヒーターが作動しない
- タイマーが機能しない
- ファンが回らない
- 水漏れがある
- 異臭がする
このような場合は、自治体や不用品回収業者を利用して処分しましょう。
食器乾燥機を処分する際の注意点

食器乾燥機を安全に処分するための注意点を確認しておきましょう。
電源を抜いた後、内部を乾かしてから廃棄する
食器乾燥機を処分する際は、まず電源を抜き、内部をしっかり乾かしてから出してください。
内部に水分が残っていると、カビが発生したり、運搬時に水漏れしたりする可能性があります。蓋を開けて、数日間風通しの良い場所に置いておくと、内部が完全に乾きます。
水受け皿やトレイにも水が溜まっていないか確認し、残っている場合は捨ててください。
プラグ部分は金属が露出しないようテープで保護
電源プラグの金属部分が露出していると、他の金属と接触してショートする危険があります。
プラグの金属部分をビニールテープやガムテープで保護してから処分してください。これにより、収集作業員の安全も確保できます。
ガラス製カバーがある場合は新聞紙などで包む
一部の食器乾燥機には、ガラス製の蓋やカバーが使用されています。
ガラス部分は衝撃に弱く、割れやすい素材です。処分する際は、新聞紙や厚紙で包むと安全です。割れたガラスが飛び散ることを防ぎ、収集作業員のケガを防止できます。
すでに割れている場合は、破片を新聞紙で包み、「危険」「割れ物」と表示してから出してください。
水受け皿やトレイは取り外して別途分別
食器乾燥機の水受け皿やトレイは、取り外せる場合があります。
プラスチック製の水受け皿は、可燃ごみまたはプラスチックごみとして出せる場合があります。金属製のトレイは、不燃ごみまたは小さな金属類として出します。
取り外せるものは分別して出すことで、リサイクル処理がしやすくなります。ただし、分解が難しい場合は、無理に分別する必要はありません。
よくある質問
食器乾燥機の処分に関してよくある質問にお答えします。
食器乾燥機は家電リサイクル法の対象?
対象外です。家電リサイクル法の対象は、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンの4品目のみです。食器乾燥機はこれに含まれないため、リサイクル券を購入する必要はありません。自治体のルールに従って、粗大ごみまたは小型家電リサイクルとして処分してください。
燃えるゴミで出せる?
出せません。食器乾燥機は電気製品であり、金属部分やモーター、電気コードなどが含まれているため、可燃ごみとして出すことはできません。多くの自治体では「不燃ごみ」「粗大ごみ」「小型家電」のいずれかで処分する必要があります。
壊れたものでも引き取ってもらえる?
はい、可能です。自治体の粗大ごみ回収では、壊れた食器乾燥機でも回収してもらえます。家電量販店の小型家電リサイクルボックスも、故障品を受け付けています。不用品回収業者でも、壊れた製品の回収に対応しています。ただし、リサイクルショップでの買取は、正常に動作するものに限られます。
無料で処分する方法はある?
あります。小型家電リサイクルボックスの利用であれば、無料で処分できます。公共施設や家電量販店に設置されている回収ボックスの投入口に入るサイズであれば、いつでも持ち込めます。また、新しい食器乾燥機を購入する際に、古い製品を無料で引き取ってもらえる店舗もあります。事前に店舗に確認してください。
まとめ:自分に合った方法で安全・確実に処分しよう
食器乾燥機は、自治体によって「粗大ごみ」「小型家電」「不燃ごみ」のいずれかで処分します。
30cm以上の機種は粗大ごみ扱いが一般的で、事前申込と手数料(200〜500円)が必要です。小型タイプなら小型家電リサイクルボックスを利用でき、無料で処分できる場合もあります。状態が良ければ買取やリユースも選択肢です。
重くて運べない場合は不用品回収業者が便利で、費用は1,000〜3,000円が目安です。処分前は電源を抜き、内部を乾かし、ガラス部分の保護も忘れずに。安全に処分するには自治体ルールの確認が重要です。
安全かつ確実に処分したい場合は、「不用品回収モール」掲載業者の活用がおすすめです。

