公開日:
最終更新日:
「不用品回収業者に依頼すれば、何でも回収してもらえるの?」
「回収できないのは具体的にどんなもの?」
「なぜ不用品回収業者で回収してもらえないものがあるの?」
不用品回収業者を利用しようとしている人の中には、上記のように思っている人も多いでしょう。不用品回収業者を利用する予定のある人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
この記事でわかること
- 不用品回収業者が回収できないもの
- なぜ回収できないものがあるのか
- 業者を利用する際の注意点
不用品回収業者で回収できないもの10選
ここでは、不用品回収業者で回収できないものを具体的に10つ紹介します。
1.汚物
1つ目の回収できないものは汚物です。
汚物の具体例は以下の通りです。
- 排泄物
- 嘔吐物など
排泄物や嘔吐物はトイレに流すのが基本になります。
2.生ゴミ
2つ目の回収できないものは生ゴミです。
生ゴミの具体例は以下の通りです。
- 野菜や果物の皮
- 卵の殻
- 食べ残しなど
水分を多く含み、放っておくと腐るようなものは、不用品回収業者に回収してもらうことはできません。
生ゴミは自治体に可燃ゴミとして出しましょう。
3.危険物
3つ目の回収できないものは危険物です。
危険物の具体例は以下の通りです。
- 爆発物
- 火薬
- ガソリン
- 油
- 消火器など
上記のものは専門の業者に処分を依頼しましょう。
例えば、ガソリンは近くのガソリンスタンドに持っていけば回収してもらえます。
4.医療廃棄物
4つ目の回収できないものは医療廃棄物です。
医療廃棄物の具体例は以下の通りです。
- 注射器
- 医療行為で使う薬品
注射器は回収する人に刺さり、何らかの病気に感染してしまう可能性があるので、回収してもらうことはできません。
薬品も業者の人がケガをしてしまう危険性があるので、回収には対応していません。
注射器や薬品は医療廃棄物を回収してくれる専門の業者に処分を依頼しましょう。
ただし、医療系の器具だとしても、家庭で使用する血圧測定器や体組成計、マッサージ器など、感染やケガの危険がないものは回収してもらえます。
中には、「在宅介護をしているけど、自宅で出た不用品が医療器具に分類されるか分からない」という場合もあるでしょう。
そういったときは、自治体や不用品回収業者に『捨てるものが医療廃棄物に該当するのか』確認してみましょう。
5.ペットなどの動物の死骸
5つ目の回収できないものはペットなどの動物の死骸です。
動物の死骸は自治体または専門の業者に引き取ってもらいましょう。一軒家に住んでいる場合は、自宅の庭に埋葬する方法もあります。
また、ペットがまだ生きている場合に、不用品回収業者に回収してもらうことはできません。 生きているペットを手放したい場合は、住んでいる自治体にある動物愛護関連の窓口に相談しましょう。
注意:生きている動物を不用品として捨てることは、動物の命を軽視する行為となります。絶対に行わないようにしてください。
6.大きくて重いもの
6つ目の回収できないものは大きくて重いものです。
具体例は以下の通りです。
- ピアノ
- 大理石のテーブル
- 大きなキャビネットなど
- 大きな看板
上記のものは特殊な搬出技術が必要になることがあり、多くの不用品回収業者では回収してもらえません。
ピアノは回収可能としている業者もいるので、必ず確認をするようにしましょう。
7.個人情報が書いてあるもの
7つ目の回収できないものは個人情報が書いてあるものです。
具体例は以下の通りです。
- 免許証
- パスポート
- 個人情報が入ったパソコンなど
個人情報の漏洩につながるようなものは、不用品回収業者に回収してもらうことはできません。
免許証やパスポートはシュレッダーを使ったり、ハサミで細かくしたりするなど、個人情報が完全に分からないようにしてから普通ゴミに出しましょう。
パソコンは自分でデータを消去する、またはデータ消去を行っている専門業者に処分を依頼してください。
8.中身が入ったままになっているもの
8つ目の回収できないものは中身が入ったままになっているものです。
具体例は以下の通りです。
- 液体が残留するビンやボトル、缶詰
- 中身が入ったスプレー缶やガスボンベなど
上記のものは中身を捨てたり、ガス抜きをしたりするのに手間がかかるので、回収してもらえないケースが多いです。
中身を捨てるもしくは最後まで使い切り、自治体のゴミとして捨てるなど適切な方法で処分しましょう。
ただし、中身が入っていてもペンキやお酒はそのままの状態で回収してくれる場合が多いです。
9.事件性・違法性があるもの
9つ目の回収できないものは事件性・違法性があるものです。
具体例は以下の通りです。
- 血液が付着したもの
- コピー品と思われるハイブランドのもの
- 拳銃や弾丸など、犯罪の凶器として使われた可能性があるものなど
もし自分の知らない間に上記のものが部屋に紛れ込んでいた場合は、警察に相談しましょう。
また、不用品回収業者に自転車を回収してもらう場合、購入場所や防犯登録の有無を聞かれることがあります。これは回収する自転車が盗難車でないことを確認するためです。
10.特別管理産業廃棄物
10つ目の回収できないものは「特別管理産業廃棄物」です。
特別管理産業廃棄物とは、環境や人体への危険があるため通常よりも厳しい処理や管理が求められる廃棄物を指します。
具体例は以下の通りです。
- 廃油
- 廃酸
- 廃アルカリ
- 感染性産業廃棄物
- 廃PCB等
- PCB汚染物
- PCB処理物
- 廃水銀等
- 指定下水汚泥
- 鉱さいなど
上記のものを回収するためには、『特別管理産業廃棄物収集運搬業許可』が必要です。
ほとんどの不用品回収業者はこの許可を持っていないので、回収してもらうことはできません。
なぜ回収できないものがあるの?
本記事で紹介したものの中には、保持するために行政への届け出や認可が必要なものが多く含まれています。
これらのアイテムは、単に保持するだけでなく、処分する際にも様々な手続きや条件を満たす必要があります。
そのため、不用品回収業者の中には、これらの手続きの複雑さやコスト、法的なリスクを避けるために「回収不可」としているところが多いのです。
不用品回収業者を利用する際に押さえておくべきこと
ここでは、不用品回収業者を利用する際に押さえておくべきことを2つ紹介します。
業者によって回収できるかできないかの判断が分かれるものもある
不用品回収業者によって、回収できるものとできないものが異なる場合があります。
例えば、仏壇は「宗教的なものなので扱いづらい」という業者もあれば、「回収できる」という業者もあります。また、植栽や土、コンクリートブロックなども、業者によって対応が違う場合があります。
「家にある不用品が回収してもらえるかどうかを知りたい」という人は、業者のホームページを確認したり、電話で聞いてみたりしましょう。
「何でも回収できます!」と謳う不用品回収業者は怪しい
本記事を読んで分かる通り、不用品回収業者でも回収できない不用品はあります。
そのため、「何でも回収できる」と謳う不用品回収業者には注意してください。
そういった業者は回収する代わりに高額な料金を請求してきたり、回収した不用品を不法投棄したりする可能性があります。
業者が不法投棄をしたとしても、依頼者が不利益を被る可能性があるので、絶対に依頼しないようにしましょう。
まとめ
この記事では、不用品回収業者で回収できない具体的なものとなぜ回収できないものがあるのか、業者を利用する際の注意点を解説しました。
不用品回収業者で回収できないものと具体例は以下の通りです。
不用品回収業者で 回収できないもの | 具体例 |
---|---|
汚物 | ・排泄物 ・嘔吐物など |
生ゴミ | ・野菜や果物の皮 ・卵の殻 ・食べ残しなど |
危険物 | ・爆発物 ・火薬 ・ガソリン ・油 ・消火器など |
医療廃棄物 | ・注射器 ・医療行為で使う薬品 |
動物の死骸 | ・飼っていたペット |
大きくて重いもの | ・ピアノ ・大理石のテーブル ・大きなキャビネット ・大きな看板など |
個人情報が書いてあるもの | ・免許証 ・パスポート ・個人情報が入ったパソコンなど |
中身が入ったままになっているもの | ・液体が残留するビンやボトル、缶詰 ・中身が入ったスプレー缶やガスボンベなど |
事件性・違法性があるもの | ・血液が付着したもの ・コピー品と思われるハイブランドのもの ・拳銃や弾丸、犯罪の凶器として使われた可能性があるもの |
産業廃棄特別管理物 | ・廃油・廃酸 ・廃アルカリ ・感染性産業廃棄物 ・廃PCB等 ・PCB汚染物 ・PCB処理物 ・廃水銀等 ・指定下水汚泥 ・鉱さいなど |
中には、業者によって回収できるできないの判断が分かれるものもありますが、基本的に上記のものは回収できないと考えておきましょう。
上記に挙げた以外の不用品をまとめて処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがオススメです。
しかし、中には、「不用品回収業者はぼったくられるって聞くから、利用するのが怖い」という人もいるはずです。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。