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ショーケースの正しい捨て方|冷蔵タイプ・ガラス・プラスチック別に解説

ショーケース

「店舗で使っていたショーケースをどうやって捨てればいいの?」「冷蔵ショーケースは普通のゴミで出せる?」と悩んでいませんか。

ショーケースは種類や素材によって処分方法が大きく異なり、間違った方法で出すと回収されなかったり、処理費が高額になったりする可能性も。特に冷蔵機能付きのショーケースは家電リサイクル法の対象になるため、注意が必要です。

この記事では、冷蔵タイプ、ガラス製、プラスチック製それぞれのショーケースについて、正しい捨て方を詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • ショーケースの種類別の捨て方
  • 冷蔵ショーケースのリサイクル方法
  • 自治体・リサイクルショップ・不用品回収業者の活用法
  • 処分費用を安く抑えるコツ

ショーケースの処分方法に迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ショーケースの種類によって捨て方が異なる

ショーケースを処分する際は、まず種類を正確に把握することが重要です。

ショーケースには主に「冷蔵タイプ」「ガラス製」「プラスチック製」の3種類がある

ショーケースは、用途や素材によって主に以下の3種類に分類されます。

  1. 冷蔵ショーケース:コンビニやケーキ屋、寿司店などで使用される、冷蔵・冷凍機能を備えたショーケースです。電源コードが付いており、コンプレッサーで冷却する仕組みになっています。業務用として広く使われており、大型のものが多いのが特徴です
  2. ガラスショーケース:フィギュアや宝飾品、コレクション品などを展示するためのショーケースです。金属や木製のフレームにガラス板がはめ込まれた構造で、電源は不要です。家庭用の小型タイプから、店舗用の大型タイプまでサイズは様々です
  3. プラスチックショーケース:軽量で持ち運びやすく、展示会やイベントなどで使用されることが多いショーケースです。アクリル板やポリカーボネートなどのプラスチック素材で作られており、比較的安価なのが特徴です

処分時は、サイズ・素材・電源の有無によって分別方法が変わる

ショーケースの処分方法を決める際は、以下の要素を確認する必要があります。

  • サイズ
    一般的に、一辺が30cm以上のものは粗大ごみ扱いになります。小型のショーケースであれば、不燃ごみや可燃ごみとして出せる場合もあります
  • 素材
    ガラス、プラスチック、金属など、使用されている素材によって分別区分が異なります。複数の素材が組み合わされている場合は、分解が必要になることもあります
  • 電源の有無
    冷蔵機能付きのショーケースは、家電リサイクル法の対象になるため、通常のゴミとして出すことができません。電源コードがついていないショーケースは、素材とサイズに応じて処分方法を選びます

誤った捨て方をすると回収されなかったり、処理費が高額になることも

適切な処分方法を守らないと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  • 回収されずに残される:粗大ごみとして申し込みが必要なのに、通常のゴミとして出してしまうと、回収されずにその場に残されてしまいます
  • 不法投棄として罰せられる:家電リサイクル法の対象品を適切に処分せず、山林や空き地に捨てると、不法投棄として罰金や懲役刑の対象になります
  • 後から追加料金を請求される:業者に依頼する際、冷蔵機能の有無を伝えずに見積もりを取ると、後から追加料金を請求されることがあります

事前に正しい処分方法を確認することで、こうしたトラブルを避けられます。

冷蔵ショーケースの捨て方

冷蔵機能付きのショーケースは、特別な処分方法が必要です。

家庭用冷蔵庫と同様に「家電リサイクル法」の対象

冷蔵ショーケースは、家電リサイクル法の対象品目です。

家電リサイクル法とは、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、テレビ、エアコンの4品目について、小売業者に引き取り義務を課し、製造業者にリサイクルを義務付ける法律です。

冷蔵ショーケースは「冷蔵庫・冷凍庫」のカテゴリーに含まれるため、この法律に基づいた処分が必要になります。フロンガスなどの冷媒が使用されており、適切に回収しなければ環境に悪影響を及ぼすため、厳格なルールが定められています。

自治体の粗大ゴミには出せない

家電リサイクル法の対象品は、自治体の粗大ごみ回収では引き取ってもらえません。

通常の粗大ごみ回収に申し込んでも、冷蔵機能があることが判明すれば回収を断られます。「冷蔵庫です」と申告せずに出したとしても、収集作業員が確認した時点で回収されず、その場に残されてしまいます。

必ず家電リサイクル法に基づいた方法で処分する必要があります。

リサイクル券を購入し、指定引取場所に持ち込むか、販売店・回収業者に依頼する

冷蔵ショーケースを処分する方法は、主に以下の3つがあります。

方法1:指定引取場所に自分で持ち込む

  1. 郵便局でリサイクル券を購入する
  2. 最寄りの指定引取場所を調べる
  3. 冷蔵ショーケースを自分で運搬して持ち込む

この方法は、リサイクル料金のみで処分できるため、最も安価です。ただし、大型のショーケースを運搬できる車両が必要になります。

方法2:購入した販売店に引き取りを依頼する

ショーケースを購入した店舗に連絡し、引き取りを依頼します。販売店には引き取り義務があるため、対応してもらえます。リサイクル料金に加えて、収集運搬料金(3,000〜5,000円程度)がかかります。

方法3:不用品回収業者に依頼する

一般廃棄物収集運搬業許可を持つ不用品回収業者に依頼します。リサイクル料金と回収費用を合わせて、8,000〜15,000円程度が相場です。自宅まで回収に来てもらえるため、運搬の手間がかかりません。

リサイクル料金の目安:3,500〜6,000円前後

冷蔵ショーケースのリサイクル料金は、内容積によって異なります。

  • 内容積170L以下:3,740円(税込)
  • 内容積171L以上:4,730円(税込)

業務用の大型ショーケースの場合、さらに高額になることもあります。正確な料金は、家電リサイクル券センターの公式サイトで確認できます。

参考:家電リサイクル券センター

リサイクル料金に加えて、収集運搬料金が別途かかることを覚えておきましょう。

ガラスショーケースの捨て方

ガラス製のショーケースを処分する際の方法を解説します。

サイズが30cm以下の場合は「不燃ゴミ」扱いになることが多い

ガラスショーケースのサイズが一辺30cm以下であれば、多くの自治体で不燃ごみとして出すことができます。

小型のコレクションケースやフィギュア用のショーケースなど、卓上サイズのものが該当します。不燃ごみとして出す場合は、指定のごみ袋に入れて、不燃ごみの収集日に出します。

ただし、自治体によって基準が異なるため、お住まいの地域のルールを確認してください。

大型の場合は「粗大ゴミ」または「ガラス専用回収」になる自治体もある

一辺が30cmを超える大型のガラスショーケースは、粗大ごみとして処分する必要があります。

粗大ごみとして出す際の手順は以下の通りです。

  1. 自治体の粗大ごみ受付センターに電話またはWebで申し込む
  2. 処理手数料を確認し、粗大ごみ処理券を購入する
  3. 処理券に必要事項を記入し、ショーケースに貼り付ける
  4. 指定された収集日の朝に、指定場所へ出す

処理手数料は自治体によって異なりますが、300〜1,000円程度が一般的です。

粗大ごみ処理券の購入方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

粗大ごみ処理券はどこで買える?決済方法・書き方・注意点まで解説 https://fuyouhin-mall.jp/column/sodaigomiken-kaikata/

一部の自治体では、ガラス製品専用の回収日が設けられている場合もあります。お住まいの自治体の公式サイトで確認しましょう。

横浜市では、ガラス製品は不燃ごみとして出すことができます。

参考:横浜市「ごみと資源の分け方・出し方」

名古屋市でも、ガラス製品は不燃ごみとして扱われます。

参考:名古屋市「家庭ごみ・資源の分け方・出し方」

大阪市では、30cm以上のガラス製品は粗大ごみになります。

参考:大阪市「ごみの分け方・出し方」

破損時は新聞紙などで包み、危険物として注意喚起シールを貼る

ガラスショーケースが破損している場合は、安全対策が必要です。

割れたガラスをそのまま袋に入れると、収集作業員がケガをする危険があります。以下の手順で安全に処分しましょう。

  1. 割れたガラスを新聞紙や厚紙で包む
  2. ガムテープでしっかり固定する
  3. 袋や箱に「危険」「ガラス」と大きく書く
  4. 自治体によっては、危険物用のシールを貼る必要がある

一部の自治体では、危険物用のシールが用意されています。自治体の公式サイトで確認するか、清掃事務所に問い合わせてください。

割れガラスは絶対に可燃ゴミに出さない

割れたガラスを可燃ごみに出すことは絶対に避けてください

ガラスは燃えない素材であり、焼却炉を傷める原因になります。また、収集作業員や清掃工場の作業員がケガをする危険もあります。

必ず不燃ごみとして、適切な方法で処分しましょう。

プラスチックショーケースの捨て方

プラスチック製のショーケースを処分する際の方法を解説します。

プラスチック部分がメインであれば「可燃ゴミ」または「プラゴミ」扱い

プラスチックが主な素材のショーケースは、自治体によって可燃ごみまたはプラスチックごみとして扱われます。

多くの自治体では、プラスチック製品は可燃ごみとして焼却処理されます。指定のごみ袋に入るサイズであれば、可燃ごみの収集日に出すことができます。

ただし、一部の自治体では、プラスチック製品を資源ごみとして分別回収しています。お住まいの自治体のルールを確認してください。

金属フレームやガラスと一体型の場合は分解してから出す

プラスチックショーケースに金属フレームやガラス板が組み込まれている場合は、素材ごとに分解する必要があります。

分解する際の手順は以下の通りです。

  1. プラスドライバーやマイナスドライバーでネジを外す
  2. プラスチック部分と金属部分を分ける
  3. ガラス部分があれば、新聞紙で包んで安全に処理する
  4. それぞれの素材に応じて、可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみに分別する

分解作業の際は、ケガをしないように軍手を着用し、安全に注意して行いましょう。

分解が難しい場合は粗大ゴミとして自治体に申込

複雑な構造で分解が難しい場合や、サイズが大きい場合は、粗大ごみとして申し込むのが確実です。

粗大ごみとして出せば、分解する必要はありません。自治体が回収後に適切に分別・処理してくれます。

処理手数料は300〜1,000円程度が一般的です。分解の手間や時間を考えると、粗大ごみとして出す方が効率的な場合もあります。

ショーケースを自治体で処分する方法

自治体を利用してショーケースを処分する際の具体的な方法を解説します。

小型なら「不燃」「可燃」「資源ごみ」など、自治体指定に従う

小型のショーケースであれば、自治体の指定する分別区分に従って処分できます。

不燃ごみとして出す場合 ガラスや金属が主な素材のショーケースは、不燃ごみとして出します。指定のごみ袋に入れて、不燃ごみの収集日に出してください。

可燃ごみとして出す場合 プラスチックが主な素材のショーケースは、可燃ごみとして出せる自治体が多いです。指定のごみ袋に入れて、可燃ごみの収集日に出してください。

資源ごみとして出す場合 一部の自治体では、プラスチック製品や金属製品を資源ごみとして回収しています。自治体の指定する方法で出してください。

大型や冷蔵機能付きの場合は「粗大ゴミ回収」または「リサイクル券方式」

大型のショーケースや、冷蔵機能付きのショーケースは、通常のゴミとして出すことができません。

粗大ごみ回収:冷蔵機能がない大型ショーケースは、粗大ごみとして申し込みます。事前に自治体の粗大ごみ受付センターに連絡し、収集日を予約してください。

リサイクル券方式:冷蔵機能付きのショーケースは、家電リサイクル法に基づき、リサイクル券を購入して処分します。前述の方法を参照してください。

持ち込みができる「ごみ処理センター」では、重さに応じた処理料金がかかる

一部の自治体では、ごみ処理センターへの直接持ち込みに対応しています。

持ち込みのメリットは、収集日を待たずに自分の都合の良い日に処分できることです。ただし、ショーケースを運搬できる車両が必要になります。

持ち込み時の処理料金は、重さに応じて算出されることが多く、10kgあたり200〜500円程度が目安です。事前に身分証明書や処分する品目のリストを求められることがあるため、持ち込む前に自治体に確認しておくとスムーズです。

リサイクルショップ・中古買取で処分する方法

まだ使えるショーケースであれば、買取や引き取りを検討してみましょう。

ショーケースが動作する状態であれば、リユース・中古買取の対象になる

状態が良く、正常に動作するショーケースであれば、リサイクルショップや中古買取店で買い取ってもらえる可能性があります。

特に以下のような状態のショーケースは、買取対象になりやすいです。

  • 購入してから数年以内で使用頻度が低い
  • 目立った傷や汚れがない
  • 冷蔵機能が正常に動作する
  • ガラスに割れやヒビがない
  • 有名メーカーの製品である

買取に出す前に、清掃を行い、見た目をきれいにしておくと査定額がアップする可能性があります。

業務用冷蔵ショーケースは店舗用中古市場で需要がある

業務用の冷蔵ショーケースは、店舗用中古市場で需要が高いアイテムです。

新品の業務用冷蔵ショーケースは高額なため、開業資金を抑えたい飲食店やコンビニのオーナーが中古品を求めています。特に、サンデンやパナソニック、ホシザキなどの有名メーカーの製品は、高価買取が期待できます。

業務用厨房機器の専門買取店や、店舗用品の中古販売店に査定を依頼してみましょう。出張買取に対応している業者も多いため、重いショーケースを運ぶ手間がかかりません。

状態やサイズによっては「無料引き取り」も可能

買取価格がつかない場合でも、無料で引き取ってもらえる場合があります。

リサイクルショップの中には、「買取はできないが、引き取りは可能」というスタンスの店舗もあります。処分費用をかけずに手放せるため、まずは問い合わせてみる価値があります。

ただし、破損が激しい場合や、動作しない場合は引き取りを断られることもあります。

ガラスケースや展示棚タイプは「メルカリ」「ジモティー」など個人売買も活用できる

家庭用のガラスケースや展示棚タイプのショーケースは、フリマアプリやジモティーを活用した個人売買も選択肢の一つです。

メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、コレクションケースやフィギュア用のガラスショーケースが活発に取引されています。状態や価格を自分で設定できるため、納得のいく金額で売却できる可能性があります。

ジモティーでは、地元で引き取り手を見つけることができます。無料または低価格で出品すれば、引き取り手が見つかりやすいでしょう。直接引き渡しができるため、配送料がかからないのがメリットです。

ただし、ショーケースは大型で重量があるため、配送料が高額になることがあります。配送方法や送料を事前に確認し、購入者と十分に話し合ってから取引を進めましょう。

不用品回収業者に依頼する方法

自分で運べない場合や、急いで処分したい場合は、不用品回収業者への依頼が便利です。

大型や重いショーケースを自力で運べない場合に便利

不用品回収業者の最大のメリットは、自宅まで回収に来てもらえることです。

ショーケースは大型で重量があるため、女性や高齢者の方が一人で運ぶのは困難です。また、マンションの高層階に住んでいる場合や、エレベーターがない建物では、搬出が非常に大変です。

不用品回収業者に依頼すれば、スタッフが自宅内からショーケースを運び出してくれるため、搬出の労力が一切かかりません。

冷蔵タイプ・ガラス・プラスチックなど複合素材でもまとめて回収可能

不用品回収業者なら、素材や種類に関わらず、まとめて回収してもらえます。

冷蔵ショーケース、ガラスショーケース、プラスチックショーケースなど、複数のショーケースを一度に処分したい場合にも対応してくれます。また、ショーケース以外の不用品もまとめて回収してもらえるため、店舗の閉店や引っ越しのタイミングで利用するのに便利です。

分別や仕分けの手間もかからず、業者がすべて対応してくれます。

費用相場:5,000〜15,000円前後

不用品回収業者にショーケースの処分を依頼した場合の費用は、5,000〜15,000円前後が目安です。

費用は以下のような要素で変動します。

  • ショーケースのサイズや重量
  • 冷蔵機能の有無
  • 建物の階数やエレベーターの有無
  • 他の不用品とまとめて回収するかどうか
  • 地域や業者による料金設定の違い

冷蔵ショーケースの場合は、家電リサイクル料金が別途かかることもあります。見積もりを取る際に、詳細な料金を確認しましょう。

無許可の「無料回収業者」には注意

不用品回収業者を選ぶ際は、無許可業者に注意が必要です。

「無料回収」や「何でも引き取ります」と宣伝しながら、実際には高額な料金を請求したり、不法投棄をしたりする悪質な業者が存在します。

環境省は、無許可の不用品回収業者に関する注意喚起を行っており、以下のような業者には依頼しないよう呼びかけています。

  • 軽トラックで街中を巡回している
  • 「無料回収」を強調している
  • 会社の所在地や連絡先が不明確
  • 許可証の提示を拒否する

参考:環境省「無許可の不用品回収業者を利用しないでください」

正規の不用品回収業者は、「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得しています。業者のウェブサイトや見積書で許可番号を確認してから依頼しましょう。

不用品回収業者の選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

不用品回収モールでは、全て有資格のプロの業者を掲載しています!ショーケースの処分にお困りの際は、ぜひ不用品回収モールを活用してください。

不用品回収モールは、「ぼったくりの撲滅」に賛同する優良業者のみを厳選しており、料金や口コミを比較しながら自分に合った業者を選べます。許可証の有無や許可番号も事前にチェックされているため、無許可業者に依頼してしまうリスクもありません。

よくある質問

ショーケースの処分に関してよくある質問にお答えします。

ショーケースは粗大ゴミで出せますか?
サイズ・素材・冷蔵機能の有無によって異なります。一般的なガラスショーケースやプラスチックショーケースで、一辺が30cmを超える場合は粗大ごみとして出せます。ただし、冷蔵機能付きのショーケースは家電リサイクル法の対象のため、粗大ごみとしては出せません。必ずリサイクル券を購入して処分してください。

ガラスが割れてしまった場合はどうすればいいですか?
割れたガラスは新聞紙や厚紙で包み、ガムテープでしっかり固定してください。袋や箱に「危険」「ガラス」と大きく書いて、不燃ごみの日に出しましょう。自治体によっては危険物用のシールが用意されている場合もあります。絶対に可燃ごみには出さないでください。

業務用のショーケースも同じ方法で捨てられますか?
業務用のショーケースは「産業廃棄物」に分類されるため、家庭ごみとして出すことはできません。産業廃棄物収集運搬業許可を持つ専門業者に依頼する必要があります。ただし、個人事業主が自宅兼店舗で使用していた小型のショーケースであれば、自治体によっては家庭ごみとして扱ってもらえる場合もあります。事前に自治体に確認してください。

回収費用を安く済ませるコツはありますか?
まず、状態が良いショーケースであれば、リサイクルショップや中古買取店に査定を依頼してみましょう。買取価格がつけば、処分費用がかからないだけでなく、お金を受け取れます。買取が難しい場合でも、無料引き取りに対応している業者もあります。また、複数のショーケースや他の不用品をまとめて処分することで、1点あたりの費用を抑えられることもあります。

冷蔵ショーケースのリサイクル券はどこで買えますか?
リサイクル券は郵便局で購入できます。購入時には、ショーケースのメーカー名と内容積を伝える必要があります。事前にショーケースの銘板(型番や容量が書かれたシール)を確認しておくとスムーズです。また、家電量販店や不用品回収業者に引き取りを依頼する場合は、業者がリサイクル券の手配を代行してくれることもあります。

まとめ:種類に応じた適切な処分方法を選ぼう

ショーケースの捨て方は種類によって大きく異なります。

冷蔵ショーケースは家電リサイクル法の対象で、リサイクル券の購入と指定引取場所への持ち込み、または販売店・回収業者への依頼が必要です。自治体の粗大ごみには出せないため注意しましょう。

ガラスショーケースはサイズによって不燃ごみや粗大ごみとして処分できます。割れている場合は新聞紙で包み、危険表示をして出すと安全です。プラスチック製は可燃ごみやプラごみとして扱われることが多く、金属やガラスが一体型の場合は分解が必要です。

使える状態なら、買取店やリサイクルショップで売却できる可能性があります。特に業務用の冷蔵ショーケースは需要があり、高価買取が期待できます。

自力で運べない場合や早く処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法が便利です。ただし無許可業者によるトラブルもあるため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

不用品回収モールでは、許可証を確認済みの優良業者のみを掲載し、料金や口コミを比較しながら安心して依頼できます。ショーケースの処分に迷ったら、不用品回収モールを活用して、納得できる業者を見つけてみてください。

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