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レンジ台が不要になった場合の処分方法として真っ先に思い浮かぶのが、粗大ゴミとして廃棄処分する方法でしょう。
しかしレンジ台には、お金をかけて粗大ゴミとして捨てる以外にも、売る・引き取りを依頼する・譲る・再利用といった方法があります。
状態によって、いらないレンジ台を処分してお金が戻ることがあるほか、リユースによって暮らしを快適にすることも可能です。
不要になったレンジ台を手軽に、かつお得に処分する方法をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- レンジ台の処分方法
- レンジ台お得に処分する方法
- レンジ台を処分する際の注意点
レンジ台とは
レンジ台とはキッチンで使用する家具のひとつで、電子レンジを置くスペースと収納棚が一体化したデザインが一般的です。
電子レンジ以外にも炊飯器などを置けるものや、米びつが付属したレンジ台もあり、キッチンの収納スペースを増やす便利な家具です。
なおレンジ台は、レンジボードやレンジラック、キッチンラックと呼ばれることもあります。
この記事では「レンジ台」という呼称で解説を進めます。
レンジ台の処分方法9選
レンジ台の処分方法には、次の9つがあります。
- 粗大ゴミに出す
- 可燃ゴミや不燃ゴミとして捨てる
- 家具の引き取りサービスを利用する
- リサイクルショップに買取依頼する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 不用品回収業者に回収依頼する
- 引越し業者に引き取り依頼する
- 友人や知人に譲る
- リメイク・別の用途で再利用する
粗大ゴミに出す
レンジ台は、ほとんどの自治体で粗大ゴミとして廃棄処分できます。
例えば横浜市の場合は500円の回収料金を支払うことで、レンジ台を粗大ゴミとして廃棄処分できます。
レンジ台であれば、米びつなどの機能が付属するものでも、500円で処分可能です。
なお横浜市の場合は、レンジ台であればサイズやレンジ台以外の機能を搭載しているか否かを問わず、一律500円で処分できます。
ただし自治体によっては、粗大ゴミとして処分する品物の品目ではなく、サイズや素材、付随する機能の有無によって、料金体系が異なるケースがあります。
レンジ台を粗大ゴミとして捨てる場合は、お住まいの自治体が定めるルールをご確認の上、適切に処分してください。
可燃ゴミや不燃ゴミとして捨てる
レンジ台の多くはサイズが大きいため、そのままの状態では可燃ゴミや不燃ゴミとして捨てられません。
しかし自治体によっては解体することで、可燃ゴミや不燃ゴミとして捨てられることがあります。
この時、次の2点にご注意ください。
- 自治体によって、解体前のサイズで粗大ゴミか否かを区別することがある
- レンジ台の解体はかなりの困難を伴う
まず自治体によってゴミの分別方法や取り扱いが異なる点に注意しなければなりません。
品目によって粗大ゴミに分類するか否かを決定している自治体の場合、粗大ゴミサイズのゴミを解体して小さくしても、可燃ゴミや不燃ゴミには出せないことがあります。
自治体のルールに反した捨て方をすると、不法投棄として回収されないため、ご注意ください。
またレンジ台は電子レンジをはじめとする食器やキッチン用品を収納する目的を持った家具であり、頑丈に作られています。
解体は容易ではなく、木製であっても電動の工具など、プロユースの機器が必要です。
米びつ付きのレンジ台は金属製のものが多く、より難易度が上がるでしょう。
ただ粗大ゴミとして搬出することが難しく、解体する必要があるといったケースもあるでしょう。
そういった場合に備えて、レンジ台の解体方法については後述しますので、ご参照ください。
家具の引き取りサービスを利用する
レンジ台などの家具を販売している店舗の中には、新しい製品を購入した場合に限り、古い家具の引き取りサービスを実施していることがあります。
例えばニトリでは、レンジ台をはじめとする家具引き取りサービスを実施しています。
条件は以下の通りです。
- 新しく購入した家具の数と同じ数の家具を引き取り
- 組み立て家具は対象外
- 1注文につき4,000円(税込)
ニトリで新しく家具を購入すれば、4,000円の手数料を支払うことで、不要になったレンジ台の引き取りを依頼できるサービスです。
レンジ台以外の家具を購入した場合でも利用できます。
粗大ゴミに捨てる場合の手数料より、引き取りに際してかかる料金の方が高い可能性はあります。
しかしレンジ台はサイズが大きく、重量もある家具です。
粗大ゴミ回収日の朝に、指定の場所まで搬出するのが難しい場合で、ニトリで家具を購入する予定がある場合は、検討するのもよいでしょう。
組み立て家具として販売されているレンジ台を購入した場合は対象外となりますので、ご注意ください。
リサイクルショップに買取依頼する
レンジ台の状態がよく傷みが少ない場合は、リサイクルショップに買取を依頼するのがおすすめです。
不要になったレンジ台を処分しながら、手元にお金が戻る可能性があります。
リサイクルショップでのレンジ台の買取実績
商品詳細 | 買取金額 |
---|---|
レンジ台・ニトリ | 2,000円 |
レンジ台・松田家具 | 8,000円 |
レンジ台・共和産業 | 9,000円 |
レンジ台・食器棚付き | 25,000円 |
レンジ台・パモウナ・160cm幅 | 26,000円 |
木目調のレンジ台 | 26,000円 |
レンジ台・ニトリ | 31,000円 |
リサイクルショップで高く買い取られるレンジ台には、次のような特徴があります。
- 傷等がなく状態がよい
- 有名家具メーカーやブランドのレンジ台
- 幅広で大型サイズ
- 食器棚・米びつなどの付加機能がある
大きなレンジ台は、処分も容易ではありません。
廃棄処分を考える前に、リサイクルショップに買取見積もりを依頼するのがおすすめです。
フリマアプリやネットオークションに出品する
リサイクルショップでは思うような値段がつかなかった場合は、フリマアプリやネットオークションに出品して売却するのもよい方法です。
フリマアプリやネットオークションに出品すれば、自分が好きな価格を設定して売却できます。
ニーズに合致すれば、リサイクルショップに買取依頼するより高値で落札される可能性があるのが、フリマアプリやネットオークションの強みです。
ネットオークションで実際に取引された事例
商品詳細 | 取引金額(税込) |
---|---|
レンジ台・ニトリ | 1,000円(送料着払い) |
レンジ台・ネットショップ購入・80cm幅 | 4,400円(直接引き渡し) |
レンジ台・アイリスオーヤマ | 4,500円(送料込み) |
レンジ台・10年程度使用 | 8,000円(送料込み) |
米びつ付きレンジ台・エムケー精工 | 8,500円(送料着払い) |
レンジ台・ニトリ | 13,600円(送料込み) |
レンジ台・佐藤産業・セサミ | 15,500円(送料着払い) |
レンジ台・シュクレの店舗で購入 | 17,899円(送料込み) |
レンジ台・LOWYA | 18,100円(送料込み) |
リサイクルショップと同様に、フリマアプリでも、有名メーカーのレンジ台や米びつ付きのレンジ台は、比較的高値で取引されています。
ただフリマアプリやネットオークションの場合、送料の負担がある点を考慮に入れなければなりません。
また梱包の手間もかかるので、直接渡しにしたり、家具専用の宅配サービスを使用したりといった工夫が必要でしょう。
またフリマアプリやネットオークションの最大の弱点は、出品したからといって必ずしも買い手が見つかるとは限らない点です。
レンジ台の処分を急ぐ場合は不向きな方法であることを念頭に置く必要があります。
不用品回収業者に回収依頼する
引越しや遺品整理、断捨離といったタイミングで、レンジ台のほかにも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼する方法があります。
処分する不用品の数が多い場合、自治体のルールにしたがって分別したり粗大ゴミの申し込みをしたりといった手間は膨大です。
不用品回収業者に依頼すれば、業者が不用品を一式、短時間のうちに搬出します。
分別や搬出の手間がなく、簡単にレンジ台をはじめとする不用品を一掃できるので便利です。
ただし不用品回収のニーズの増大に伴い、無資格で営業する業者や、料金体系が不明瞭で不当に追加料金を請求する業者などによるトラブルも増加しています。
不用品回収業者に依頼する際の注意点
- 依頼する際は必ず、複数の業者から見積もりをとる。
- 作業当日に、見積時点で提示した料金以上の金額を請求しないこともご確認する。
なお不用品回収業者を営むためには、一般廃棄物収集運搬業許可が必須です。
その他、請け負う業務によって、ほかの許可や許可が必要なケースもあります。
業務内容 | 資格名 |
---|---|
一般家庭から排出されるゴミの回収 | 一般廃棄物収集運搬業許可 |
事業所から排出されるゴミの回収 | 産業廃棄物収集運搬業許可 |
不用品の買取 | 古物商許可 |
トラブルを未然に回避するために、無資格の業者に依頼しないようご注意ください。
引越し業者に引き取りを依頼する
引越しのタイミングで不要になったレンジ台を処分したい場合は、引越し業者に引き取りを依頼できることがあります。
ただし、すべての引越し業者が対応しているわけではありません。
不用品回収サービスは実施していてもレンジ台はサービス対象外というケースもあります。
また回収できる場合には、別途回収料金がかかります。
レンジ台の状態等によっては、引き取りできないこともあるため、詳細は訪問見積もりの際にお問い合わせください。
引越し業者各社における、レンジ台引き取りの可否は、以下の通りです。
引越し業者名 | レンジ台引き取りの可否 |
---|---|
サカイ引越センター | 〇 詳細は要見積もり 引越し以外の場合は、別途業者の紹介が可能 |
アーク引越しセンター | 〇 料金詳細は要見積もり |
アリさんマークの引越社 | × |
ヤマトホームコンビニエンス | × |
日本通運 | × |
アップル引越しセンター | 〇 詳細は要見積もり |
ハート引越しセンター | × |
ほとんどの引越し業者が、レンジ台をはじめとする不要な品は、計画的に自治体のゴミとして処分することを推奨しています。
しかし粗大ゴミの場合、粗大ゴミ回収を受託している業者の繁忙状況によって、申し込みしてもすぐに回収できないことがあります。
引っ越しに伴ってレンジ台を処分する場合は、早めの手配が重要です。
どうしても引っ越し当日までに不用品の処分が間に合わない場合は、不用品回収業者に依頼して、不用品一式の引き取りを依頼することをご検討ください。
友人や知人に譲る
傷等がなく状態のよいものや有名メーカーのレンジ台であれば、友人や知人に譲るのもよい方法です。
電子レンジはほとんどの家庭が所有している電化製品の一つです。
新生活をスタートさせるために家具を一から揃える友人や知人にレンジ台を譲れば、喜ばれるでしょう。
しかしレンジ台を手放したいとタイミングで、タイミングよくレンジ台を安価に入手したい友人や知人が現れる確率は低いため、欲しい人が現れるのを気長に待つ必要があります。
処分を急がない場合は、手放したいレンジ台がある旨を周知しながら、引き取り手が現れるのを待つのもひとつの方法です。
リメイク・別の用途で再利用する
レンジ台は、別の用途で再利用できます。
状態がよい場合はそのまま、用途だけ変えて活用すればよいでしょう。
傷や塗装の劣化があれば塗り直したりリメイクシートを張ったりすることで、新品同様に息を吹き返します。
レンジ台を再利用するアイディアの一例には、次のようなものがあります。
- 趣味の飾り棚として利用する
- 食器棚にする
- 棚を増やして洋服用の収納にする
- 子供のおもちゃ入れやおままごと用品として再利用
例えば電子レンジを入れる部分は、見せる収納用の飾り棚として、扉がある部分は隠す収納として、人目に触れさせたくないものを収納する方法があります。
また100円ショップなどで購入できるブックシェルフを、電子レンジを収納する部分に設置し、食器類を縦に収納する食器棚にするアイディアもあります。
縦のスペースを活用することで収納力が高まり、雑然としがちなキッチンがスッキリするでしょう。
ホームセンターなどで棚板を購入して取り付けると、収納力を高めるのはいかがでしょうか。
洋服を畳んで収納すれば、アパレルショップのようにオシャレな雰囲気が楽しめます。
お子さんがいるご家庭であれば、レンジ台は、おもちゃを整理する棚にぴったりです。
小ぶりなレンジ台であれば、おままごとの舞台としても活躍します。
使い慣れたレンジ台に別の用途を与えれば、環境負荷を軽減しながら、インテリアのバージョンアップが可能です。
レンジ台の解体方法
組み立て式のレンジ台であれば、組み立てた時と逆の手順を踏むことで解体できます。
レンジ台を解体する際は、接続部分から解体していくのが基本です。
レンジ台を解体の手順
- 金具で接続している部分を取り外す。
- 木材などのパーツが噛み合わせてある部分を外していく。
- パーツを噛み合わせた部分が固く外れない場合は、接続部分を金槌などの工具で叩く。
電動ノコギリなどの工具で、切り分けるのもよいでしょう。
完成品で購入したレンジ台の場合でも、食器棚が付属している場合など大型サイズの場合は、上段と下段を金具などで留めてあるだけといったケースがよくあります。
この場合は上段を取り外してから、中の棚、扉の順で解体していくと、スムーズに解体できるのでお試しください。
米びつ付きレンジ台で、かつ金属製の場合は、解体はほぼ不可能です。
金属をカットする工具があれば解体できる可能性がありますが、金属片が飛び散るため危険です。
米びつ付きのレンジ台は、解体せずそのまま処分する方がよいでしょう。
まとめ
レンジ台の処分方法には次の5パターンがあります。
- 捨てる
- 売る
- 引き取りを依頼する
- 譲る
- 再利用
ただレンジ台の状態がよい場合や、米びつ付きレンジ台など機能性が高い場合、有名メーカーのレンジ台の場合は、売る方法を真っ先に探すのがおすすめです。
捨てる場合は搬出の手間がかかるほか、粗大ゴミの手数料がかかります。
リサイクルショップに見積もりを依頼したり、フリマアプリやネットオークションに出品すれば、不用になったレンジ台を処分しながら、手元にお金が残る可能性があるのでお得です。
しかし古くなったレンジ台の買い替えや、キッチンが手狭になって処分したい場合、引越しなどで他にも処分するものがある場合は、不用品回収業者に依頼すると便利です。
不用品回収業者に回収を依頼すれば、早ければ当日や翌日に、いらなくなったレンジ台を処分できます。
不用品回収業者に依頼する場合は、ぜひ「不用品回収モール」をご活用ください。
不用品回収モールでは、利用者の口コミを確認しながら複数の不用品回収業者を比較して業者を選ぶことができます。
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