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「ガラス瓶に入ったキャンドルはそのまま捨ててもいいの?」
「ろうそく(キャンドル)は資源ごみ?」
「ウェディングキャンドルはフリマやオークションで売れる?」
このように、ろうそく(キャンドル)を捨てるとき、いろいろな疑問が頭に浮かばないでしょうか?
今回はろうそく(キャンドル)の捨て方と手順、注意点を分かりやすく解説します。
さらに、ごみに出す以外にも、売る・寄付・再利用などの処分方法もまとめました。
この記事でわかること
- ろうそくの捨て方
- ろうそくを処分する際の注意点
- ろうそくを捨てず(手放さず)に利用する方法
ろうそく(キャンドル)の捨て方は5通り
ろうそく(キャンドル)には、仏壇用や災害時の灯り、誕生日ケーキの飾り、結婚式のキャンドルサービス、インテリア雑貨、アロマキャンドルなど様々な用途があります。
ろうそく(キャンドル)の捨て方は、主に5つの処分方法に分類されます。
- 自治体のごみとして捨てる
- フリマやオークションで売る
- リサイクルショップで売る
- 団体に寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
1.自治体のごみとして捨てる
ろうそく(キャンドル)の各自治体では、基本的に可燃ごみとして分別されます。
指定ごみ袋がある場合は袋代が有料となり、指定ごみ袋が無い場合はふたつきの容器または中身の見える透明・半透明の袋に入れて集積所に出します。
一部の自治体における指定ゴミ袋の有無について表にまとめました。
各自治体の指定ゴミ袋の有無
地域 | 指定ごみ袋の有無 ※全て【可燃ごみ】 |
---|---|
札幌市 | 指定ごみ袋有り |
大田区 | 指定ごみ袋無し ※ふたつきの容器、または中身の見える透明・半透明の袋に入れる |
杉並区 | 指定ごみ袋無し ※ふたつきの容器、または杉並区推奨の黄色いごみ袋・中身の見える透明・半透明の袋に入れる |
江戸川区 | 指定ごみ袋無し ※ふたつきの容器、または中身の見える透明・半透明の袋に入れる |
練馬区 | |
世田谷区 | |
横浜市 | |
川崎市 | |
福岡市 | 指定ごみ袋有り |
名古屋市 |
ろうそく(キャンドル)の発火温度は400℃以上なので、自然発火する心配はほぼありません。
ろうそく(キャンドル)の本体
ろうそく(キャンドル)の本体と芯は、その大きさ・形状・色を問わず可燃ごみとして捨てられます。
本体にドライフラワーなどの天然素材を閉じ込めたボタニカルキャンドルも植物なので可燃ごみです。
カラーサンドや貝殻、オブジェを閉じ込めたジェルキャンドルは、植物や貝殻なら容器以外はすべて可燃ごみとなります。
プラスチックやガラスのビー玉が入っている場合は取り出し、別途自治体の指示に従って捨てましょう。
ろうそく(キャンドル)の容器
IKEAや無印良品の生活雑貨コーナーやアロマショップには、ガラス瓶・陶器・ポリカーボネート※・アルミケースに入ったろうそく(キャンドル)が売っています。(※ポリカーボネートは熱に強いプラスチックです。)
容器入りのろうそく(キャンドル)は本体を取り外した上で、容器の素材を自治体のルールに照らし合わせて処分してください。
例えば、ガラスや陶器は不燃ごみか資源ごみ、アルミケースは金属ごみになることが多いです。
分別して捨てる際は、容器に残ったロウを取り除いておきましょう。
ろうそく(キャンドル)とプラスチック容器が一体化した製品は、容器包装プラスチックに分類されないため、そのまま可燃ごみとして捨てて差し支えありません。
容器に残った溶けたロウの部分はどうする?
ろうそく(キャンドル)を最後まで燃やし尽くしても、容器の底にはロウが残っているかもしれません。
ここでは、残ったロウをきれいに取り除く方法を解説します。
熱で溶かして拭き取る
- 鍋やボウルの中央にろうそく(キャンドル)の容器を立てる
- 容器の外側にお湯を注ぐ
※湯量は容器の下半分くらいまで - 容器の中のロウが溶けたらキッチンペーパーなどで拭き取る
容器に直接熱湯を注ぐ方法もありますが、耐熱性の低いガラスは割れてしまうので湯煎にしましょう。
凍らせて取り除く
- 冷凍保存用のジップロックに容器を入れる
- 冷凍庫で凍らせる
- パリパリに凍ったロウを溶けないうちに剥がす
ひびの入ったガラス容器は割れる可能性があるため、念のためジップロックに入れておくと安心です。
2.フリマアプリやオークションで売る
ろうそく(キャンドル)はフリマアプリやオークションに出品できます。
ブランド品のアロマキャンドルは、中古品でも状態が良ければ買い手が見つかりやすいようです。
ろうそく(キャンドル)の取引例
ろうそく(キャンドル) | 状態 | 金額 |
---|---|---|
YANKEE CANDLE(ヤンキーキャンドル)104g | 新品 | 3,499円 |
中古品 残量8~9割 | 1,360円 | |
diptyque(ディプティック)190g | 新品 | 7,500円 |
中古品 残量4~5割 | 2,000円 |
使用済みウェディングキャンドルの相場は1,000円から2,000円以内が相場です。
仏壇用の和ろうそくは、手書きで花や模様が描かれたものなら売れることがありますが、中古品のニーズは高くありません。
ハンドメイドのキャンドルはプロの作品が多く出品されているので、素人が作ったものの場合は簡単には売れないでしょう。
フリマアプリやオークションは個人間の取引になるため、トラブルが起きたら全て自分で対応する必要があります。
ろうそく(キャンドル)を出品する際は、使用感の有無や汚れといった情報を正確に明記することが大切です。
3.リサイクルショップで売る
リサイクルショップで売れるろうそく(キャンドル)は、基本的に新品・未使用品だけです。
フリマアプリやオークションでは需要がなさそうな、ごく普通のろうそく(キャンドル)が大量に余っている場合はリサイクルショップがおすすめです。
手間がかからずその日のうちに現金化できるのがメリットですが、金額はお小遣い程度となります。
また、ブランド品の査定額もフリマアプリやオークションより低くなります。
ろうそく(キャンドル)のリサイクルショップとフリマ・オークションの価格比較
ろうそく(キャンドル) | リサイクルショップの買取価格 | フリマアプリやオークションの販売価格 |
---|---|---|
ティファニーアロマキャンドル | 2,500円 | 5,000円前後 |
Christofle(クリストフル)アロマキャンドル | 3個セット3,200円 | 1個で4,000円前後 |
4.団体に寄付する
未使用もしくは溶かせば再生できる程度残っているろうそく(キャンドル)は、団体に寄付するというのもひとつの方法です。
ごく一部ですが、以下で紹介します。
寄付先の例
地域 | 団体・プロジェクト | 概要 |
---|---|---|
北海道 | いしやまキャンドルプロジェクト | 石山地区まちづくり協議会では、東日本大震災の復興支援として使用済みのろうそく(キャンドル)を再生・販売しています。 |
北海道 | ウエディングキャンドル寄贈プログラム | 株式会社あいプランの藻岩シャローム教会とリンスクエアでは、使用済みのウェディングキャンドルと一般から寄付された不要なろうそく(キャンドル)を再生、販売しています。 売上はヘアドネーション活動に役立てられます。 |
茨城県 | 竹循環プロジェクト | 認定NPO法人あおぞらでは、使用済みろうそく(キャンドル)を竹を使った着火剤「竹火」の製造に活用しています。 |
埼玉県 | 絆ルネサンス運動 | NPO法人不用品の物品寄付で明るい社会を築く会では、未使用のろうそく(キャンドル)のみ寄付を募っています。 ろうそく(キャンドル)の売却益は他の福祉団体へ寄付されます。 |
5.不用品回収業者に依頼する
手間ひまをかけず安全にろうそく(キャンドル)を捨てたいなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
ろうそく(キャンドル)の種類や量、状態を問わず、まとめて回収依頼が可能です。
また、自治体のごみに出す時と違って、素材の分別を気にする必要もありません。
ろうそく(キャンドル)だけの引き取りでは割高になるため、買い替え予定の家具や壊れた家電なども一緒に処分するとよいでしょう。
利用料金は、軽トラック1台分の不用品回収で1万円前後が相場です。
ただ、不法投棄していたり、後出しで追加料金を請求するといった悪徳業者も存在するので、信頼できる業者の見極めは慎重にしてください。
ろうそく(キャンドル)を処分する際の注意点
アロマキャンドルやボタニカルキャンドルの場合、捨てる前に使い切ってしまおうと思うかもしれません。
しかし、容器に入っているタイプのろうそくは残り1cm程度になったら使用を中止するのが無難です。
炎と近くなって熱くなった容器が周囲のものを溶かしたり、容器自体が割れる可能性があります。
直前まで火を付けていたろうそく(キャンドル)のロウは非常に熱くなっています。完全に消火していること、冷えていることを確認してから捨てましょう。
ごみ箱やごみ袋の中に燃えやすいものが入っていた場合、火災につながる恐れがあるので注意しましょう。
また、容器に残ったろうそく(キャンドル)を取り除く際に熱湯を使用する場合は、火傷しないよう十分注意してください。
溶けたロウはシンクに流すと冷えて固まり、排水口が詰まってしまうので、必ず新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り可燃ごみとして捨てます。
ろうそく(キャンドル)を捨てずに利用する方法
最後に、手持ちのろうそく(キャンドル)を捨てたり手放す以外の選択肢として、以下の方法を紹介します。
- 災害用として保管する
- DIYで再利用する
処分する踏ん切りがつかない人や、思い出があって手放すことに躊躇してしまう人は、ぜひ参考にしてください。
災害用として保管する
災害時の懐中電灯は便利ですが、付けっ放しにしていると貴重な電池が切れてしまいます。
そんなときに役立つのが、「ろうそく(キャンドル)」です。マッチやライターと一緒に防災セットに加えておいてはいかがでしょうか。
非常時のろうそく(キャンドル)には、以下のようなメリットがあります。
非常時のろうそく(キャンドル)のメリット
- ガスも電気もいらない。
- 長時間灯りを維持できる。
- 長期間保管できる。
- ろうそく(キャンドル)の炎にはリラックス効果がある。
ただし火災には注意が必要になるので、移動しながら利用するのは避けましょう。
DIYで再利用する
ろうそく(キャンドル)がたくさん残っている場合は、それを原料として新たなろうそく(キャンドル)をDIYするという方法もあります。
DIYの手順
- 原料となるろうそく(キャンドル)を湯煎で溶かす。
- 芯だけ取り出しておく。
- 溶けたロウを容器に注ぐ。
- 芯を入れて固まるまで待つ。
色を付けたりアロマキャンドルにしたり、ハンドメイドが好きな人は楽しい作業になるでしょう。
まとめ
ろうそく(キャンドル)の他にも、買い替えたい家具や壊れた家電はありませんか?
もしあれば、まとめて不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
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