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サイズが大きい上にモーターが搭載されていることもあって、処分が大変なのが電動ベッドです。
間違った方法で処分してしまうと回収してもらえないこともあるので、きちんと正しい方法で処分するようにしなくてはいけません。
この記事では、電動ベッドの処分方法についてわかりやすく解説していきます。
自治体のごみとして処分する方法だけでなく、エコにつながる捨て方やお得に処分する方法なども紹介していくので、電動ベッドの処分を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 電動ベッドと介護ベッドの違い
- 電動ベッドの処分方法
- 電動ベッドの処分費・売却額
- 電動ベッドを処分する際の注意点
「電動ベッド」と「介護ベッド」の違いとは?
電動ベッドと介護ベッドには、
- 用途
- モーターの数
- 価格
などの違いがあります。
電動ベッドは利便性の高さを求めた一般消費者向けの就寝用ベッドですが、介護ベッドは介護が必要な人向けに設計されているサポートを目的としたベッドです。
電動ベッド・介護ベッドともに電動のモーターが搭載されており、寝起きをサポートする目的は同じですが、電動ベッドのモーターが1〜2個なのに対して、よりパワーが求められる介護ベッドには3つ以上のモーターが搭載されています。
また、介護ベッドは電動ベッドよりも高額な製品も多く、数十万円になるものも珍しくありません。
ただ、介護を目的として購入する介護ベッドには非課税措置が設けられるなど、介護が必要になったときに、より手に入れやすくなるような制度が設けられています。
さまざまな違いがある電動ベッドと介護ベッドですが、処分方法はいくつかありますが、電動ベッドも介護ベッドもまったく同じ方法で処分できるようになっています。
不要になった電動ベッドの処分方法7選
不要になった電動ベッドの主な処分方法としては、
- 自治体の粗大ごみとして処分する
- 販売店に回収してもらう
- 引越し業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップや買取店で買い取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売却する
- 必要としている人に譲る
- 不用品回収業者に回収してもらう
などがあげられます。
それぞれの処分方法について詳しく解説していきます。
自治体の粗大ごみとして捨てる
電動ベッドはサイズが大きいため、可燃ごみや不燃ごみなどの一般ごみとしては処分することができません。
自治体のごみで処分する場合は、「粗大ごみ」として処分することになります。
代表的な自治体における電動ベッドを処分する際の費用や条件については、以下のとおりです。
自治体別の電動ベッドの分別区分
自治体 | 処分料や条件など | |
---|---|---|
北海道札幌市 | マットレス:200〜1,800円 本体:1,300円 | |
宮城県仙台市 | マットレス:400〜3,000円 本体:1,600円 | |
埼玉県さいたま市 | マットレス:550〜2,200円 本体:550円 | |
東京都 | 渋谷区 | マットレス:1,200円 本体:1,200〜2,000円 |
新宿区 | マットレス:1,200円 本体:2,000円 | |
世田谷区 | マットレス:400円 本体:1,200〜2,000円 ※スプリング入りのマットレスは要確認 | |
神奈川県 | 横浜市 | マットレス:1,000円 本体:1,000円 ※スプリング入りのマットレスは要確認 |
川崎市 | マットレス:500〜1,000円 本体:500〜1,000円 | |
大阪府大阪市 | マットレス:700〜1,000円 本体:1,000円 | |
福岡県福岡市 | マットレス:500円 本体:500円 |
電動ベッドを処分する場合、マットレスと本体それぞれに処分料金がかかります。
処分料金も少々高額になることが多いので、事前に確認してから処分するようにしましょう。
販売店に回収してもらう
不要になった電動ベッドは、購入した販売店で回収してもらうこともできます。
電動ベッドの回収を行っている主な販売店と、回収を依頼する際の費用や条件については以下のとおりです。
販売店 | 費用や条件など |
---|---|
ニトリ | 4,400円 ※ニトリ製品の購入が必要 ※処分できるのは購入品と同数量・同容量のもの ※一部地域は対象外 |
テンピュール | マットレス:6,600円〜 ベッドフレーム:5,500円〜 ※要問合せ ※一部地域は対象外 |
パラマウントベッド | 無料 ※会員サービスへの登録が必要※一部地域は対象外 |
有名なメーカーであっても引き取りを実施していないケースもあるので、必ず前もって問い合わせた上で回収を依頼するようにしてください。
また、数千円程度の回収費がかかるところがほとんどなので、その点にも注意してください。
引越し業者に引き取ってもらう
引越しに伴う電動ベッドの買い替えによって古い電動ベッドを処分する場合は、引越し業者に引き取ってもらって処分することもできます。
代表的な引越し業者で不用品回収の対応をしている業者は以下のとおりです。
引越し業者 | 対応状況 |
---|---|
サカイ引越センター | 一部対応可能なエリアあり(要問合せ) |
アリさんマークの引越社 | 家具、家電などさまざまなアイテムの引き取りに対応 |
ハート引越センター | 家具、家電などさまざまなアイテムの引き取りに対応 |
不用品の回収については業者によって対応が分かれ、エリアや支店によっても対応が異なります。
家具や家電などさまざまな不用品の回収を行っている業者でも、電動ベッドは回収サービスの対象外となっているケースもあるので、必ず事前に確認してから回収を依頼するようにしてください。
また、引越し業者の不用品回収サービスは、あくまでも引越しを依頼した方向けのサービスのため、引越しを依頼せずに不用品回収だけを依頼することはできないので注意しましょう。
リサイクルショップや買取店で買い取ってもらう
処分する予定の電動ベッドがまだ使える状態なのであれば、リサイクルショップや買取店に買い取ってもらうのもおすすめです。
電動ベッドは高額な製品ということもあって高値で買い取ってもらえることも多く、お得に処分することができます。
以下は、リサイクルショップや買取店での電動ベッドの買取事例の一部です。
店舗名 | 製品名 | 買取価格 |
---|---|---|
買取のイープラス | TEMPUR Zero-G Elevate KD 電動リクライニング ダブルベッド | 80,000円 |
買取UP | シーホネンス 3モーター NX-1 NX3 電動介護ベッド | 20,000円 |
出張買取ソッキン! | KOIZUMI 電動ベッド | 5,000円 |
TEMPURやシモンズなど、有名メーカーの電動ベッドは高額で買い取りされるケースが多く、数万円での買い取りも期待できます。
介護ベッドを売却する場合は、介護用品の買い取りに強い業者や買取実績のある業者に依頼した方が高値で売却できる可能性が高くなります。
フリマアプリやネットオークションで売却する
リサイクルショップや買取店は再販を目的として買い取りを行うため、高価買取を実現しにくいというデメリットがあります。
また、買い取りを依頼する業者によっては、相場よりもかなり安い金額で買い叩かれてしまう可能性もあります。
電動ベッドを少しでも高く売却したいのであれば、リサイクルショップや買取店ではなく、フリマアプリやネットオークションでの売却がおすすめです。
フリマアプリやネットオークションは、自分で売却価格を設定できるようになっているので、安値で買い叩かれてしまう心配がありません。
メルカリやヤフオク!などの人気のサービスでは、電動ベッドが以下のような価格で売却されています。
サービス名 | 製品名 | 売却価格 |
---|---|---|
メルカリ | ニトリ シングル 電動ベッドフレーム カイト3 2M02 | 27,000円 |
パラマウント電動介護ベッド 手すり付き | 33,000円 | |
フランスベッド 介護用電動ベッド エスポア-3M スリーモーター | 60,000円 | |
ヤフオク! | ニトリ 電動リクライニングベッド メリッサ3 2M02/LBR 2モーター | 30,000円 |
2021年製 パラマウント 電動ベッド インタイム1000 RM-E2581A | 79,800円 |
電動ベッドはサイズが大きく重量もあるので、フリマアプリやネットオークションで売却する際は、配送方法や送料に注意しましょう。
フリマアプリやネットオークションにおける商品の配送は、基本的に自身で行う必要があるため、売却が成立してから慌てないために前もって確認しておくようにしてください。
必要としている人に譲る
まだ使える状態の電動ベッドを処分したいと考えてはいるものの、「わざわざ売却するほどでもないかも…」という方には、必要としている人に譲って処分する方法がおすすめです。
使用に支障がない電動ベッドをごみとして処分するのは非常にもったいないので、使ってくれる人に譲って有効活用してもらいましょう。
知人や友人に譲るだけでなく、SNSや掲示板で引き取り手を募集するという方法もあります。
SNSを利用する場合は拡散力の高いTwitterがおすすめで、掲示板を利用する場合はユーザーが多いジモティーがおすすめです。
SNSや掲示板で譲渡先を探す場合は、
- 商品の状態
- 中古品であること
- 引き渡しの方法
などについてしっかりと記載しておくことが大切です。
トラブルを避けるためにも、重要な情報はなるべく詳細に記載しておくようにしましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
紹介してきたとおり、電動ベッドの処分方法にはさまざまな方法があります。
ただ、電動ベッドはサイズが大きく重量もあるので、部屋から搬出したりごみの収集場所まで運搬するのは大変です。
特に一人暮らしや高齢の方は無理に運ぼうとして体を痛めてしまったり、怪我を負ってしまう可能性もあります。
電動ベッドを自分で搬出したり運搬するのは困難であるため、不用品回収業者に回収をお願いするのがおすすめです。
不用品回収業者は一般家庭で不要になった製品をまとめて回収するだけでなく、搬出から運搬まで一貫して行っているので、わざわざ自分で搬出する必要がありません。
回収してもらうのに10,000円〜20,000円ほどかかることが多いですが、面倒で大変な作業を一任できると考えると、決して高くはありません。
電動ベッドの回収費用は業者によって異なるので、実際に依頼する際は、費用について確認した上で回収を依頼するようにしてください。
電動ベッドを処分するときの注意点
実際に電動ベッドを処分する場合、
- 売却処分や譲渡して処分する場合は綺麗に掃除する
- 業務用の電動ベッドや介護ベッドは事業系廃棄物として処分する
この2点に注意しなくてはいけません。
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
売却や譲渡する前に電動ベッドを掃除しておく
電動ベッドをリサイクルショップやフリマアプリで売却処分する場合や、必要としている人に譲って処分する場合は、一度綺麗に掃除した上で引き渡すようにしましょう。
ベッドは就寝用の製品なので、いくら中古品とは言え可能な限り綺麗な状態にしてから引き渡すのがマナーです。
ホコリが溜まっていたり汚れが付着している状態だと買い取りを断られてしまう可能性があります。
また、状態のよくない製品を譲渡してしまうとクレームに発展する可能性もあるので注意しましょう。
業務用の電動ベッド・介護ベッドは事業系廃棄物として処分する
電動ベッドの処分を検討している方の中には、介護施設などで使用していた古い電動ベッド・介護ベッドを処分したいと考えている方もいるかと思います。
ただ、介護施設などで使用していた製品は業務用製品に該当するため、一般家庭のごみとして処分することはできません。
売却したり譲渡することは可能ですが、ごみとして処分する場合は、事業系一般廃棄物や産業廃棄物としての処分が必要になります。
事業系廃棄物を粗大ごみなどの一般家庭ごみとして処分してしまうと、不法投棄をおこなったとして罰せられてしまう可能性もあります。
事業系廃棄物は専門の回収業者に依頼して回収してもらう必要があるので、ごみとして処分する場合は、事業系廃棄物専門の業者に依頼するようにしてください。
まとめ
不要になった電動ベッドの処分方法について紹介してきました。
使えなくなってしまった電動ベッドは、次の3つの方法で処分を検討しましょう。
- 自治体の粗大ごみとして捨てる
- 販売店に回収してもらう
- 引越し業者に回収してもらう
販売店や引越し業者による回収は、店舗や業者によって対応が異なるので、確認してから処分するようにしてください。
まだ使える状態の電動ベッドは、以下3つのリサイクルできる方法で処分することをおすすめします。
- リサイクルショップや買取店で買い取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売却する
- 必要としている人に譲る
電動ベッドはサイズが大きく重量もあるので、自分で処分するのが難しい場合は、不用品回収業者への依頼も検討してみてください。
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