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- 「生ごみ処理機を買い替えたいけど、古いのはどうやって処分したらいいの?」
- 「生ごみ処理機を使わなくなったけど、捨てるのはもったいないし、誰かにあげたいけど、どうやって探せばいいの?」
- 「生ごみ処理機を処分するときに、お金をかけずに済ませたいけど、どうすればいいの?」
こんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、生ごみ処理機の処分方法5選とそのメリットやデメリットを紹介します。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
この記事でわかること
- 生ごみ処理機を処分する方法
- 不用品回収業者に依頼する場合の手順
- 不用品回収業者に依頼する場合の注意点
ぜひ最後まで読んでいただいて、失敗しないあなたの状況や目的やコスト、手間に合った最適な処分方法を選んでください。では、さっそく見ていきましょう。
生ごみ処理機とは
生ごみ処理機とは、生ごみを発酵や乾燥などの方法で処理して、肥料や燃料などに変えることができる家庭用の機器です。主に以下の5種類があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
乾燥式 | 生ごみに温風を当てて水分を飛ばし、重量や体積を減らす |
バイオ式 | 生ごみに微生物を加えて発酵させ、液体と固形物に分解する |
粉砕式 | 生ごみを細かく粉砕して下水に流す |
ハイブリッド式 | 乾燥式とバイオ式の組み合わせで、生ごみを温風で乾燥させた後に微生物で発酵させる |
コンポスト式 | 生ごみを特殊な容器に入れて自然分解を促す |
生ごみは有機物で構成されており、分解されるとバイオマスというエネルギー源になります。
生ごみ処理機を使って処理した後は、堆肥化したり、生ごみからでるニオイやコバエを減らしたりする目的で使われます。
生ごみ処理機によっては、分解された液体を下水に流すことも可能です。
環境保護や資源循環に貢献するとともに、家庭のごみの量や回収頻度を減らすことができます。
生ごみ処理機で処理できるもの
- 野菜くず
- 果物くず
- 魚の内臓
- 肉の骨
- 卵の殻など
生ごみ処理機で処理できないもの
- 大きな骨や貝殻
- コーンの皮や種
- 果物の種など
生ごみ処理機のメリットやデメリットをまとめると以下のようになります。
メリット | ・生ごみを減量化や再利用して、ごみの量や臭いを減らせる ・肥料化、燃料化することで家庭菜園や暖房などに役立つ ・環境保護、地球温暖化、資源循環などの問題に貢献できる |
デメリット | ・生ごみ処理機自体が高価 ・電気代や水道代などのランニングコストがかかる ・生ごみ処理機のサイズや重量が大きく、置き場所や移動に困ることがある ・生ごみ処理機のメンテナンスや清掃が面倒で、故障や不具合が起こることがある |
このように、生ごみ処理機にはメリットもデメリットもあります。
そのため、故障や不具合などで使わなくなったり、買い替えたりする場合があります。
しかし、生ごみ処理機は一般的なごみとして捨てることができません。
家庭用の生ごみ処理機は何ごみ?
人気機種の多い生ごみ処理機を扱うメーカー、パナソニックのホームページには次のように書いてあります。
生ごみ処理機は、家電リサイクル対象ではございません。廃棄方法につきましては、お住いの自治体にご確認のうえ廃棄処分をお願いいたします。なお、廃棄費用に関しましてもお住いの自治体にご確認ください。
引用元:Panasonicホームページ よくあるご質問
多くの生ごみ処理機は、一番長い辺で30cmを超えるものが多いです。
つまり、多くの自治体の判断基準では「粗大ごみ」扱いになります。
生ごみ処理機の処分方法5選
生ごみ処理機の処分をする場合は次の方法がおすすめです。
それぞれの方法のメリットやデメリット、手順や注意点などを詳しく解説します。
自治体の粗大ごみとして処分する
メリット | 自治体が正しく処理してくれるので、安心できる無料か比較的安価な場合が多い |
デメリット | 粗大ごみとして受け付けてくれる自治体が限られている処分費用や手続き、移動などの手間がかかる |
自治体に粗大ごみとして処分する方法は、最も一般的で確実な方法です。
しかし、費用がかかったり、手続きが面倒だったりすることもあります。
粗大ごみで処理する場合の手順や費用
- 自治体のホームページから「粗大ごみ受付センター」にアクセス。電話またはインターネットで申し込む
- 処分費用分の有料ごみ処理券を「粗大ごみ処理券取扱所 (コンビニ等)」で購入
- 購入した処理券に必要事項を書き、生ごみ処理機に貼り付け指定された収集日に収集場所に出して完了
申し込みから収集までに数日から数週間かかることもあります。
そのため、早めに手続きを済ませるようにしてください。
また、費用は自治体によって異なります。
一般的には無料〜1,000円程度ですが、具体的な自治体の手数料をまとめると次の通り。
自治体 | 粗大ごみの手数料 |
---|---|
静岡県静岡市 | 無料 |
神奈川県横浜市 | 200円 |
大阪府大阪市 | 400円 |
愛知県名古屋市 | 500円 |
埼玉県さいたま市 | 550円 |
ただし、急な引っ越しなどで急いでいる場合には向いていないことがあります。
回収指定の日程が合わない、指定の場所まで持ってけないことがあるからです。
また、引っ越しなどで生ごみ処理機以外にも処分したいものが多い場合は、処分したいものそれぞれに費用がかかってしまいます。
大量にある場合にはおすすめしにくいので、ほかの方法も検討してみて下さい。
リサイクルショップに買取に出す
メリット | 買取価格がつく場合がある引き取りサービスや宅配で対応できる場合もある |
デメリット | 買取価格が安い場合や、買い取ってもらえない場合がある自分で運ぶ必要がある場合もある |
リサイクルショップに買取に出すには、生ごみ処理機が見た目の状態が良く、まだ使えるなら可能です。
しかし、買取価格や条件は店舗や商品の人気によって異なります。
持ち込みや宅配などの手間もかかります。
買取に出す際の手順や注意点
- 近くのリサイクルショップやインターネットで買取可能な店舗を探す
- 生ごみ処理機の型番や状態を伝えて査定額を確認する
- 持ち込みや宅配で生ごみ処理機を送る
- 最終的な査定額を確認して承諾すれば買取完了
買取価格は生ごみ処理機の種類や状態、需要などによって変わりますが、一般的には数百円から数万円程度と幅広いです。
ただし、古いものや故障しているものは、ジャンク品としても買取不可の場合もあります。
事前に確認を忘れないようにしてください。
フリマアプリに出品する
メリット | 高値で売れる可能性がある自分で値段や条件を決められる |
デメリット | 売れない可能性がある手数料や送料がかかるトラブルに巻き込まれる可能性がある |
フリマアプリに出品する方法は、自分で値段や条件を設定できることがメリットです。
しかし、出品手数料や送料がかかったり、売れるまでに時間がかかったりすることもあります。
出品手数料はフリマアプリによって異なりますが、一般的には売上金額の10%程度です。
フリマアプリのメルカリの場合、インターネットでパナソニックの新品が8〜9万円で販売しているものが、新品未使用品7万円ほどで販売実績がありました。
また、送料は自分で負担するか購入者に負担してもらうか選べますが、自分で負担する場合は売上金額から差し引かれます。
そのため、利益を考えて値段を設定することが大切です。
知り合いや団体に無料で譲る
メリット | 無料で処分できる相手に喜ばれる。 |
デメリット | 譲り先が見つからない場合がある相手の都合に合わせなければならない場合がある |
まだ使える状態であれば、知り合いや団体に譲ることが可能です。
しかし、欲しいという人がいればいいのですが、見つかるまで時間がかかることがあります。
連絡したりする手間がかかりますし、相手の信頼性や安全性も確認する必要があります。
直接渡す場合は公共の場所で行うことや、身分証明書などを持参することが安全です。
郵送する場合は送料は自分で負担することになります。
傷や箱がないなど注意点がある場合は、受け渡しが完了するまできちんと伝わるようにしてください。
トラブルの原因になってしまいます。
不用品回収業者に依頼する方法
メリット | 自宅まで来てくれるので、手間がかからない他の不用品と一緒に回収してもらえば割引されることもある |
デメリット | 回収費用がかかる悪質な業者に騙される可能性がある |
不用品回収業者に依頼する方法は、手間が少なくて便利な方法です。
不用品回収業者を探す方法
- インターネットで検索する
- 電話帳やチラシで見つける
- 知り合いや口コミで紹介してもらう
しかし、依頼の仕方によっては費用が高くなったり、悪質な業者に騙されたりすることもあります。
不用品回収業者を選ぶ際の注意点
- 事前に見積もりを取る
- 料金やサービス内容を明確に確認する
- 契約書や領収書を必ずもらう
- 追加料金やキャンセル料が発生しないか確認する
- 信頼できる業者かどうか調べる
複数の不用品回収業者の評判や料金をしっかり比較して選ぶようにしましょう。
回収費用は業者によって異なりますが、一般的には5,000円から10,000円程度です。
ただし、他の不用品と一緒に回収してもらえば割引されることもあります。
実際に不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。
以上が、生ごみ処理機の処分方法5選です。
自分の状況や目的に合わせて、最適な方法を選んでみてください。
生ごみ処理機を処分する際の注意点
生ごみ処理機を処分する際、中の掃除がとても重要です。
使用していた生ごみ処理機には、生ごみ特有のにおいや汚れが付着しています。
これらを取り除かないと、買取拒否やクレームの原因になります。
心情的に恥ずかしいと感じてしまうこともあるでしょう。
生ごみ処理機の掃除方法
- 水と食器用洗剤で中を洗浄します
シンクにお湯を溜めて排水口に栓をし、食器用洗剤を垂らします。
栓を抜いて生ごみ処理機の電源を入れ、お湯が流れるようにします。 - 氷と塩で中を磨きます
氷と塩を入れて生ごみ処理機を回すと、粉砕機にこびりついたぬめりや汚れを落とすことができます。 - 植物油と漂白剤で中を消毒します
植物油を流した後にお湯を流し、排水口に漂白剤を入れてお湯をさらに流します。 - レモンやライムの皮で中を香りづけします
レモンやライムの皮を入れて生ごみ処理機を回すと、爽やかな香りが広がります。
以上の手順で掃除すれば、生ごみ処理機はきれいになり、買取や出品にも問題ありません。
まとめ
生ごみ処理機とはどうゆうものか、処分する際の方法とそのメリットやデメリットを紹介しました。
生ごみ処理機を処分する方法は以下の5つでした。
- 自治体に粗大ごみとして処分する
- リサイクルショップに売る
- フリマアプリやオークションサイトで売る
- 知り合いや団体に無料で譲る
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの方法には、メリットやデメリットがありますので、自分の状況や目的に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。
また、不用品回収業者に依頼する際は、以下のような手順と注意点を押さえておくことがおすすめです。
不用品回収業者を探すポイント
- インターネットで検索する
- 電話帳やチラシで見つける
- 知り合いや口コミで紹介
依頼をする際の注意点
- 事前に見積もりを取る
- 料金やサービス内容を明確に確認する
- 契約書や領収書を必ずもらう
- 追加料金やキャンセル料が発生しないか確認する
依頼をする際の避けるべき行為
- 事前に見積もりを取らないで依頼する
- 料金やサービス内容が曖昧なまま契約する
- 契約書や領収書をもらわない
- 信頼できない業者に個人情報や貴重品を渡す
これらの手順と注意点を参考にして、不用品回収業者に依頼する場合は、悪質な業者に騙されないように気をつけてください。
まだ使える生ごみ処理機なら地球温暖化や資源循環にも貢献できます。
しかし処分する際は、この記事を参考にして自分に合った方法を選んでください。