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蛍光管の捨て方・処分方法|割れた場合の対処や自治体ルールを解説

古くなった蛍光灯

古くなった蛍光管をどうやって捨てればいいのか、わからなくて困っている方は多いのではないでしょうか。

蛍光管には水銀が含まれているため、間違った方法で処分すると環境汚染につながる可能性があります。また、自治体によってルールが異なるため、正しい処分方法を知らないまま捨ててしまうと回収してもらえないこともあります。

この記事では、蛍光管の正しい処分方法について詳しく解説していきます。自治体での捨て方や家電量販店での回収方法、割れた場合の対処法まで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 蛍光灯のゴミ分類
  • 自治体における処分方法
  • 割れた蛍光灯の注意点
  • 便利な処分方法

目次

蛍光管は何ゴミ?

蛍光管を処分する際には、まず何ゴミに分類されるのかを知っておく必要があります。蛍光管は水銀を含む製品であるため、一般的な可燃ゴミとして捨てることはできません。

蛍光管は一般的に「不燃ゴミ」または「有害ゴミ」に分類される

蛍光管は水銀を含んでいるため、可燃ゴミとして出すことはできません

多くの自治体では「不燃ゴミ」または「有害ゴミ」として分類されています。水銀は環境への影響が大きい有害物質であるため、適切な処理が必要とされているのです。

水銀は常温でも蒸発しやすく、大気中に放出されると土壌や水質を汚染する可能性も。そのため、蛍光管を適切に処分することは環境保全において非常に重要な意味を持っています。

間違った分別で出してしまうと回収してもらえないだけでなく、環境汚染の原因にもなりかねません。特に可燃ゴミとして出してしまうと、焼却時に水銀が大気中に放出されてしまう危険性があるため、絶対に避けてください。

割れていない蛍光管は、自治体が設置する「蛍光管リサイクルボックス」で回収されることが多い

環境意識の高まりとともに、自治体による蛍光管の回収体制も整備されてきています。公共施設や協力店舗に蛍光管専用の回収ボックスを設置している自治体が増加。

回収ボックスは役所や公民館、地域センター、スーパーマーケットなどに設置されていることが多く、開館時間内であればいつでも持ち込むことができます。この回収ボックスを利用すれば、ゴミの日を待たずに処分できるため非常に便利です

回収ボックスに入れる際は、蛍光管が割れないように丁寧に入れることが大切です。購入時の箱に入れたまま持ち込むと、より安全に処分できます。

一部自治体では「資源ごみ」として回収するケースも

環境意識の高い自治体では、蛍光管を「資源ごみ」として分類し、積極的にリサイクルを推進しているところも。

資源ごみとして回収された蛍光管は、専門の処理施設で水銀を取り出し、ガラスや金属部分も再利用されます。蛍光管に含まれる水銀は適切に回収すれば再資源化できるため、環境保全の観点からも資源ごみとしての回収が理想的です。

事業所やオフィスで出たものは「産業廃棄物」扱いになる

家庭から出る蛍光管と異なり、事業活動に伴って発生した蛍光管は産業廃棄物として扱われますこれは法律で定められた重要なルールです。

オフィスや店舗、工場、病院、学校などで使用していた蛍光管は、たとえ家庭用と同じ種類のものであっても、家庭ゴミとして出すことはできません。産業廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物処理業の許可を持つ専門業者に依頼する必要があります。

蛍光管を自治体で処分する方法

自治体での蛍光管の処分方法は地域によって異なりますが、一般的には以下のような方法で回収が行われています。

家庭ごみとしては「不燃ゴミの日」または「有害ゴミ回収ボックス」に出すのが一般的

多くの自治体では、蛍光管を不燃ゴミの日に指定された場所に出すことで回収してもらえます。不燃ゴミの収集日は自治体によって異なりますが、月に1回から2回程度設定されていることが多いです。

有害ゴミとして分類している自治体の場合は、月に一度や年に数回といった頻度で専用の回収日が設けられていることもあります。「蛍光管 どこに捨てる」と迷ったときは、まず自治体の家庭ごみ分別ガイドを確認するのが確実です。

スーパー・役所・公民館などに専用の「蛍光管 回収ボックス」を設置している自治体もある

ゴミ収集日を待たずに処分したい場合は、公共施設や協力店舗に設置されている専用の回収ボックスを利用するのが便利です。この方法なら、思い立ったときにすぐ処分可能です。

横浜市では燃えないごみとして回収されており、購入時の箱または新聞紙や厚紙で包んで出す必要があります。詳しくは横浜市公式サイトで確認できます。

川崎市では普通ゴミとして出すことができ、水銀使用製品として分別回収が行われています。詳細は川崎市公式サイトでご確認ください。

札幌市では「蛍光管類」として資源回収を実施しており、透明または半透明の袋に入れて指定日に出すことができます。詳細は札幌市公式サイトでご確認ください。

排出時は新聞紙やプチプチで包み、割れ防止を徹底する

蛍光管を出す際は、運搬中や収集時に割れないよう、必ず保護材で包んで出す必要があります。これは収集作業員の安全を守るためにも非常に重要だといえます。

新聞紙で包む場合は、蛍光管全体を覆うように何重にも巻き、テープで固定します。気泡緩衝材がある場合はそれを使うとより安全です。

破損した蛍光管を出す場合は、ビニール袋に密閉し、「割れた蛍光管」などと表示して他のゴミと分けて出すようにしましょう割れた蛍光管からは水銀蒸気が発生する可能性があるため、収集作業員の安全のためにも適切な処理が重要です。

割れた蛍光管を処分する場合の注意点

蛍光管が割れてしまった場合は、通常の処分方法とは異なる対応が必要です。水銀を含むため、慎重な処理が求められます。

破損時には水銀蒸気が発生する可能性があるため、必ず換気する

蛍光管が割れた場合、内部に含まれる水銀が蒸気となって空気中に拡散する可能性があります。水銀蒸気を吸い込むと、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が現れることも。

蛍光管が割れたらすぐに窓を開けて換気を行いましょう換気扇がある場合は回して、室内の空気を外に出すことが重要です。少なくとも15分以上は換気を続け、子どもやペットは別の部屋に移動させるようにしてください。

素手で触らず、厚紙などで破片を集める

割れた蛍光管の破片を片付ける際は、絶対に素手で触らないようにしてください。ゴム手袋やビニール手袋を着用し、厚紙やちりとりを使って破片を集めます。

大きな破片から先に拾い集め、小さな破片は後で対処します。作業中は破片でケガをしないよう、慎重に行うことが大切です。

掃除機は使用せず、粘着テープや濡れティッシュで回収する

蛍光管の破片を片付ける際は、掃除機を使用してはいけません掃除機を使うと水銀を含んだ粉末が排気口から室内に拡散してしまい、かえって危険です。

小さな破片やガラスの粉は、粘着テープやガムテープで丁寧に取り除きます。濡らしたティッシュペーパーやキッチンペーパーで拭き取るのも効果的です。

破片はビニール袋に密閉し、不燃ゴミとして出す

回収した破片は、二重にしたビニール袋に入れてしっかりと密閉します。袋の外側に「割れた蛍光管」「水銀含有」などと表示しておくと、収集作業員が注意して扱えるため安全です。

処分方法は自治体によって異なりますが、多くの場合は不燃ゴミとして出すことができます。環境省の「水銀廃棄物ガイドライン」にも、家庭での蛍光管破損時の対処法が詳しく記載されています。

蛍光管を家電量販店・ホームセンターでリサイクルする

自治体での回収以外にも、家電量販店やホームセンターで蛍光管を回収してもらう方法があります。

家電量販店では「蛍光管 回収 ボックス」を設置している

大手家電量販店の多くは、店舗入口付近やサービスカウンター近くに蛍光管専用の回収ボックスを設置しています。店員に声をかける必要なく、自分で入れるだけで処分できるので気軽に利用が可能です。

回収ボックスは誰でも利用できることが多く、その店舗で購入したものでなくても回収してもらえるケースがほとんどでしょう。

無料回収してくれる店舗が多く、照明器具への買い替え時に便利

家電量販店での蛍光管回収は、基本的に無料で行われていることが多いです。照明器具を新しく購入する際に、古い蛍光管を一緒に持参すれば、その場で引き取ってもらえるでしょう。

ホームセンターでも資源ゴミ回収を実施している店舗があります。コーナンやカインズ、コメリなどの大型店舗では、店頭に回収ボックスを設置していることがあるので、買い物のついでに持ち込むことができます。

直管型・丸型・電球型など、さまざまな形状に対応

家電量販店やホームセンターの回収ボックスでは、一般的な家庭用蛍光管であれば形状を問わず回収してもらうことができるでしょう。

直管型の蛍光灯はもちろん、丸型の環形蛍光灯、電球型蛍光灯、コンパクト蛍光灯など、さまざまなタイプに対応しています。ただし、店舗によって回収できる蛍光管の種類が異なる場合があるので、特殊な形状のものを持ち込む際は事前に確認しておくことをおすすめします。

事業所・オフィスの蛍光管を処分する方法

事業活動で発生した蛍光管は、家庭ごみとは異なる処分方法が必要です。事業所やオフィスで発生する蛍光管は産業廃棄物に分類されるため、家庭ゴミの収集日に出すことはできません。

産業廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物処理業の許可を持つ専門業者または不用品回収業者への依頼が必要になります。処分費用は1本あたり50円から200円前後が目安ですが、数量や地域によって変動します。

不用品回収モールなら、産廃対応の優良業者を比較して依頼できるので、適正価格で安心して処分を依頼できます。

不用品回収業者に依頼するのが便利

蛍光管のみならず、他の家電や照明器具とまとめて処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。

不用品回収業者は、搬出・運搬・処分まで一括で対応してくれるため、手間がかかりません。費用相場は数百円から数千円程度で、まとめて依頼すれば割安になることが多いです。

ただし、「無料回収」などをうたう無許可業者には注意が必要です。無許可業者に依頼すると、高額請求されたり不法投棄されたりするトラブルに巻き込まれる可能性があります。

不用品回収モールでは、全て有資格のプロの業者を掲載しています!不用品回収業者の選び方については、以下の記事も参考にしてみてください。

照明器具を交換したあとの古い蛍光管の処分方法

従来の蛍光灯から省エネタイプの照明器具に交換する際も、古い蛍光管の適切な処分が必要です。照明器具を交換した際は、古い蛍光管をリサイクルに回すのが一般的です。

自治体・家電量販店・ホームセンターなどで回収が可能で、メーカーや販売店が無料で引き取る場合もあります。照明器具を購入した店舗であれば、購入時に古い蛍光管を引き取ってもらえることも多いので、買い替えの際に相談してみるとよいでしょう。

なお、省エネタイプの照明器具も将来的に有害ごみ対象になる可能性があるため、処分時には自治体の最新の指針を確認するようにしましょう。

自治体ごとの蛍光管の捨て方【参考】

蛍光管の処分方法は自治体によって異なります。ここでは主要な自治体の処分ルールを表にまとめました。

自治体名分類処分方法参照
横浜市燃えないごみ箱または新聞紙で包んで排出。割れた蛍光管も同様横浜市公式サイト
川崎市普通ごみ新聞紙で包み、割れ防止して排出。水銀使用製品として分別回収川崎市公式サイト
札幌市資源ごみ(蛍光管類)透明袋で分別札幌市公式サイト
名古屋市不燃ごみ家庭のみ可、事業用は不可名古屋市公式サイト
京都市資源ごみ市施設や家電量販店で回収京都市公式サイト
仙台市不燃ごみ密閉して排出仙台市公式サイト
新潟市有害ごみ専用ボックス設置施設あり新潟市公式サイト
相模原市有害ごみ市施設・協力店で回収相模原市公式サイト
練馬区不燃ごみ水銀含有製品として注意喚起あり練馬区公式サイト

お住まいの地域のルールについては、必ず各自治体の公式ホームページで最新情報を確認してください。

蛍光管の処分でよくある質問

Q. 蛍光管は燃えるゴミで捨ててもいい?
できません。蛍光管には水銀が含まれているため、可燃ゴミとして出すことはできません。必ず「不燃ゴミ」または「有害ゴミ」として処分してください。

Q. 割れた蛍光管はどうすればいい?
まず窓を開けて換気し、素手で触らずにゴム手袋を着用して処理してください。厚紙で破片を集め、小さな破片は粘着テープや濡れティッシュで回収します。掃除機は使用しないでください。

Q. 省エネタイプの照明器具も同じように捨てられる?
省エネタイプの照明器具は現時点では不燃ゴミ扱いになることが多いです。分解せずそのまま出すのが安全です。ただし、自治体によってルールが異なる場合があるので、処分前に確認することをおすすめします。

Q. 家電量販店の回収は有料?
多くの家電量販店では無料で回収を行っています。ただし、大量に持ち込む場合や業務用の蛍光管については有料となるケースもあります。

Q. 不用品回収業者に頼むと高い?
蛍光管1本単位での処分であれば比較的安価です。費用は数百円から数千円程度が目安となります。他の家電や家具など大型の不用品とまとめて依頼すればコストパフォーマンスが良くなります。

まとめ:環境に配慮した適切な処分を心がけよう

蛍光管は水銀を含む有害物質であるため、「不燃ゴミ」または「有害ゴミ」として適切に処分する必要があります。自治体によって分類が異なるので、必ずお住まいの地域のルールを確認してから処分しましょう。

割れた場合は換気・密閉・分別を徹底して、安全に処分することが重要です。水銀蒸気が発生する可能性があるため、素手で触らず、掃除機も使用しないでください。

自治体の回収ボックスや家電量販店のリサイクルボックスを活用すれば、環境に配慮した処分ができます。これらの方法は無料で利用できることが多く、気軽に処分できます。

自分で運べない場合や大量にある場合は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。搬出から処分まで一括で対応してもらえるため、手間がかかりません。

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蛍光管の捨て方にお困りの際は、ぜひ不用品回収モールを活用してみてください。

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