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「タイヤはどうやって処分するの?」
「タイヤの処分費用はどのくらい?無料で処分できるの?」
「タイヤを捨てるのと売るのを迷ったときはどうすればいい?」
タイヤを処分しようとしている人の中には、上記のような疑問を持っている人も多いでしょう。
そこで本記事では、タイヤを捨てる際に押さえておくべきことと具体的な処分方法を7つ紹介します。
これからタイヤを処分しようと思っている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
この記事でわかること
- タイヤを処分する前の注意点
- 処分方法や処分費用
- 売却処分する際の販売価格
タイヤを捨てる際に押さえておくべきこと
まずは、タイヤを捨てる際に押さえておくべきことを3つ紹介します。
車のタイヤは基本的に自治体で回収してもらえない
一般家庭から排出された車のタイヤは、適正な処理が難しい「適正処理困難物」に指定されています。
ほとんどの自治体では回収を行っておらず、特に指定ゴミ袋に入れて普通ゴミとして出せる自治体はありません。
一応、清掃センターに持ち込めば、車のタイヤの処分を受け付けている自治体もあります。
しかし、基本的には車のタイヤは自治体では回収してもらえないと考えておきましょう。
ちなみに、自転車や一輪車のタイヤに関しては、不燃ゴミや本体ごと粗大ゴミとして処分することができます。
状態が良いタイヤは売るのがオススメ
溝があってまだ使えるタイヤや新品のようにキレイなタイヤをただ捨てるのはもったいないです。
中古のタイヤは人気がないと思われがちですが、中には純正のタイヤを低価格で購入したい人もいます。
手軽に売りたいならリサイクルショップ、できるだけ高く売りたいならフリマアプリやネットオークションがオススメです。
売れるタイヤの特徴
- 溝が7分山以上残っている
- 製造から3年以内
- パンク歴がない
タイヤを購入した際に付いてきた説明書や付属品なども取っておくと、より売れやすくなります。
購入してから年数が経てば経つほど、タイヤの価値はどんどん下がってしまいます。売ろうとしているタイヤがある場合は、できるだけ早めに売るようにしましょう。
また、タイヤの需要は季節によって変わるので、時期を考えて売ることも大切です。例えば、10月〜11月頃は冬タイヤに交換する時期が近づいています。
そのため、雪上や氷上でも安心して走れるスタッドレスタイヤの需要が高くなります。
逆に、11月以降はスタッドレスタイヤに交換する人が減ってくるので、需要は一気になくなってしまうでしょう。
タイヤをなるべく高く売りたいなら、時期を見極めて売ってください。
チェーン店であっても、店舗によって処分料金が異なる場合がある
タイヤの処分料金はチェーン店や同列店であっても、処分料金が異なる場合があります。
なぜなら、タイヤの処分を委託している業者が店舗によって違うからです。
タイヤの処分料金を知りたい人は、処分する店舗のホームページを確認しましょう。
また、カー用品店やタイヤ販売店、ガソリンスタンドでタイヤを交換する場合、基本的に古いタイヤはお店側に引き取ってもらえます。
その際、タイヤの処分費用は一般的に工賃に含まれます。ただし、ただ単に古いタイヤを処分してもらいたい場合は、1本数百円単位で処分料金を請求されることが多いです。
具体的な処分料金をタイヤを処分する方法別に紹介します。
タイヤを処分する方法7選
ここでは、タイヤを処分する方法を7つ紹介します。
処分するタイヤの状態や買い替えをするかなどを考えながら、自分に一番合った方法を選びましょう。
カー用品店やタイヤ販売店に引き取ってもらう
タイヤを買い替えする場合は、カー用品店やタイヤ販売店に引き取ってもらうのがオススメです。
全国にチェーン展開をしているお店が多く、どこでも気軽に利用できます。
タイヤの交換には時間がかかるので、作業中に店内で待てるスペースのある大きな店舗に行きましょう。
具体的なカー用品店やタイヤ販売店
- グーネット
- イエローハット
- タイヤ館
処分料金の目安は1本当たり300円程度です。ただし、先述した通り店舗によって処分料金が変動することがあります。処分料金が気になる人は、事前にお店に問い合わせておきましょう。
ガソリンスタンドに引き取ってもらう
ガソリンスタンドでも、古いタイヤの処分を受け付けている場合があります。
従業員が駐在している大手のガソリンスタンドであれば、タイヤの処分をしてくれるケースが多いです。
処分料金の目安は300円~350円程度です。こちらもカー用品店やタイヤ販売店と同様、チェーン店や同列店であっても店舗によって処分料金が変わることがあります。
詳しく知りたい人は、処分を依頼するガソリンスタンドに問い合わせてみましょう。
カーディーラーに引き取ってもらう
各メーカーのディーラーでも、タイヤの引き取りを行っています。タイヤ交換時に古いタイヤの処分を行ってくれることが多いです。
処分料金の目安は500円です。カー用品店やタイヤ販売店、ガソリンスタンドと比べると、少し高めになります。
処分料金をより安くしたい人は、正規のディーラーではなく中古販売のディーラーに引き取りを依頼するのがオススメです。
また、付き合いが長く個人で経営している自動車販売店の場合、他よりも安くタイヤを処分してくれるかもしれません。
長く利用しているお店がある人は、ダメ元で安くしてほしいと頼み込んでみるのもアリです。
整備工場に引き取ってもらう
車の整備工場でも、タイヤの処分を受け付けている場合があります。
処分料金の目安は250円〜550円程度です。日頃から付き合いがあって仲良くしている場合は、もっと安く処分を引き受けてくれる可能性があります。
「できるだけ安くタイヤを処分したい」という人は、一度相談してみてください。
リサイクルショップで買い取ってもらう
タイヤをすぐに売って手放したいなら、リサイクルショップに持っていくのがオススメです。リサイクルショップに持っていけば、その日のうちに処分できます。
例えば、大手のリサイクルショップ「ハードオフ」グループの「ガレージオフ」では、タイヤやホイールの買取を専門に行っています。
タイヤを売る際は、出品する時期を考えると高く売れやすいです。
例えば、雪上や氷上でも走れるスタッドレスタイヤは冬が始まる11月頃が売れやすくなっています。
ガレージオフでのタイヤの買取価格の目安
商品名 | ブランド | 状態 | 買取価格 |
---|---|---|---|
ミニバン スタッドレスタイヤ(4本) | 不明 | 目立った傷や汚れなし | 5,000円 |
スタッドレスタイヤ(4本) | 不明 | 新品、未使用 | 9,000円 |
純正ホイール付き 7分山スタッドレスタイヤ(4本) | ブリザック | 傷や汚れあり | 8,000円 |
店頭に持っていくのが面倒な人は、家まで回収しに来てくれる出張買い取りを利用するのがオススメです。
買取金額は安くなる傾向がありますが、店舗に持っていく手間が省けます。
フリマアプリやネットオークションに出品する
できるだけタイヤを高く売りたいなら、フリマアプリやネットオークションに出品するのがオススメです。
特に、フリマアプリは自分で値段を設定できるので、お店に持っていくよりも高く売れやすいです。
配送方法によっては匿名配送も可能なので、個人情報を知られたくない人も安心して利用できます。
タイヤを販売できる具体的なフリマアプリ
- メルカリ
- ラクマ
- PayPayフリマ
フリマアプリの中でもオススメなのは、会員数が多く不用品が売れやすいメルカリです。
どのサービスで売ろうか迷ったら、とりあえずメルカリを利用しておけば間違いはありません。
メルカリで実際に売られていたタイヤの価格
商品名 | ブランド | 状態 | 売却価格 |
---|---|---|---|
50プリウス ツーリング ホイールタイヤセット(4本) | プリウス | 目立った傷や汚れなし | 55,000円 |
フーガ アルミホイール(4本) | アルファード | やや傷や汚れあり | 20,000円 |
フォレスター 純正ホイール(4本) | ブリザック | 目立った傷や汚れなし | 21,500円 |
タイヤを売るときは、相場よりも少し高めの値段を設定しましょう。
なぜなら、タイヤは大きくて配送料が高くなるので、送料を自分で負担する場合は料金を高く設定しておかないと、得をするどころか損をしてしまう可能性があるからです。
配送料の高さが気になるという人は、相手に送料を負担してもらう着払いに設定するという方法もあります。
ただし、フリマアプリで着払いの設定をすると売れにくくなるので、その場合は値段を安く調整しなければいけません。
また、フリマアプリやネットオークションは商品の写真を自分で撮ったり、丁寧に梱包するなどの手間が発生します。
上記のような作業はフリマアプリやネットオークションに慣れていない人にとっては、かなり骨が折れる作業になるかもしれません。面倒な作業をしたくない人は、他の方法での処分を検討しましょう。
不用品回収業者に依頼する
大量のタイヤを処分する、またはタイヤ以外にも処分したいものがある場合は、不用品回収業者に依頼するのがオススメです。
不用品回収業者は自宅まで来て不用品をまとめて回収してくれるので、手間は一切かかりません。即日回収に対応している業者も多いので、早く処分したい人にも向いています。
処分費用は不用品回収業者の料金プランや不用品の量によって異なります。
ただし、不用品の量が少ない場合は、他の処分方法よりも割高になってしまう可能性が高いです。
基本的には、引越しやお正月の大掃除など、タイヤ以外にも処分したいものが出てきたときにまとめて処分してもらうのがベストです。
また、不用品回収業者の中には、必要な許可を持たない違法な業者も存在します。
そういった業者に依頼してしまうと、何かと理由をつけて高額な料金を請求されるかもしれません。
依頼する際は、古物商許可や一般廃棄物収集運搬業許可など、必要な許可を持っているかどうかをきちんと確認しましょう。
まとめ
本記事では、タイヤを捨てる際に押さえておくべきこととタイヤを処分する具体的な方法を7つ紹介しました。
タイヤを捨てる際に押さえておくべきことは以下の3つです。
- タイヤは基本的に自治体に回収してもらえない
- 状態が良いタイヤは売るのがオススメ
- チェーン店であっても、店舗によって処分料金が異なる場合がある
本記事で紹介したタイヤを処分する方法をまとめると、以下のようになります。
処分方法 | 処分費用 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
カー用品店やタイヤ販売店に引き取ってもらう | 300円程度 | タイヤ購入・交換時にそのまま引き取ってもらえる | 店舗によっては引き取りを受け付けていない場合がある |
ガソリンスタンドに引き取ってもらう | 300円~350円程度 | 全国どこにでもある | ガソリンスタンドによっては引き取ってもらえない |
カーディーラーに引き取ってもらう | 500円程度 | 中古販売のディーラーは安く引き取ってもらえる可能性がある | カーディーラーを利用したことがない人にとっては敷居が高い |
整備工場に引き取ってもらう | 250円~550円程度 | 日頃から付き合いがある場合は、処分料金を安くしてもらいやすい | 個人の整備工場だとホームページなどがなく、処分料金が具体的にわからないことがある |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 0円 | 持ち込むだけで手軽に売ることができる | 買取金額が安い |
フリマアプリやネットオークションに出す | 0円 | 自分で値段を設定できるので、高く売れやすい | 商品の写真を撮ったり、梱包をしたりなど、面倒な作業が発生する |
不用品回収業者に依頼する | 業者の料金プランや不用品の量によって異なる | 大量の不用品を一気に回収してもらえる | 処分費用が他の方法よりも高い |
処分するタイヤの状態や買い替えをするかなどを考えながら、自分に一番合った処分方法を選びましょう。
タイヤ以外にも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者にまとめて回収してもらうのがオススメです。
しかし、「不用品回収業者はぼったくられるって聞くけど、大丈夫なの?」と不安に思う人もいるでしょう。不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。