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雑貨や文房具の処分方法は、捨てるだけではありません。
知らぬ間に増えてしまう雑貨や文房具は、ひとつひとつは小さいにもかかわらず、あっという間に増えるので収納スペースを圧迫します。
断捨離や部屋の片付けをしていると、続々と現れるいらない雑貨の多さに、唖然とするでしょう。
しかしあまり知られていませんが、いらない雑貨や文房具には、買取依頼したり、寄付したりといった処分方法もあります。捨てたり再びしまい込んだりする前に、検討したいところです。
そこでこの記事では、雑貨や文房具などのお得で便利な処分方法を解説します。
この記事でわかること
- 雑貨・文房具の処分法方
- 雑貨の処分で損しないためのポイント
- 雑貨・文房具を処分する際の注意点
雑貨の処分で損しないためのポイント
雑貨とひとことで言っても、その種類は多岐にわたります。
「雑貨」の一例
- 生活用品
- インテリア用品
- キッチン用品
- 文房具
- アクセサリー
- ファッション小物
- おもちゃ
雑貨を自治体のゴミとして捨てる場合は、それぞれに使われている材質やサイズによって分別するのが基本です。
ただ捨てる以外の処分方法をとるときは、雑貨の種類によって処分の方法や処分を依頼する先が異なります。
特に買取を依頼する場合は、注意が必要です。
業者によって買取する雑貨の種類ごとに得意・不得意があります。
同じ雑貨でも、業者によって買取の可否や価格が異なることは少なくありません。
買取を依頼する際は、特定の雑貨の買取に特化した業者に依頼するほか、複数の業者に依頼してください。
数社の見積もり内容を吟味してから買取に出すと、意外な高値で買い取られる可能性があります。
この記事でわかること
- 雑貨の処分で損しないためのポイント
- 雑貨の処分法方
- 雑貨を処分する際の注意点
雑貨の処分法方6選
雑貨の処分方法には、次の6つがあります。
ほとんど使用しないまましまっていた雑貨や文房具などは、捨てるには忍びないものです。
だからといって捨てないで保管しても出番はないので、対応に困ります。
捨てる以外の方法も検討しながら、罪悪感なく、いらない雑貨や文房具を手放してください。
自治体のゴミとして捨てる
いらない雑貨や文房具は、自治体のゴミとして捨てるのが一般的です。
自治体のゴミとして雑貨を捨てる場合は、雑貨全体の8割程度に使用されている素材ごとに分別方法が異なります。
多くの場合で、次のような基準で分別します。
雑貨の主な材質 | 雑貨の具体例 | ゴミの分別方法 |
---|---|---|
紙プラスチック木材布皮・合成皮革 | 文房具キッチン用品ぬいぐるみファッション雑貨インテリア雑貨 | 可燃ゴミ |
金属 | キッチン雑貨アクセサリー文房具 | 不燃ゴミもしくは金属ゴミ |
石 | 食器 | 不燃ゴミ |
瀬戸物陶器焼き物 | 食器 | 不燃ゴミ |
自治体によって分別方法が異なる可能性もあるので、詳細はお住まいの自治体にお問い合わせください。
なおボールペンやシャープペンシルのように、プラスチックでできている製品はプラスチックゴミになるのではないかと思われるかもしれません。
プラスチックゴミとは
中身(商品)を取り出したり、使い切った後に不要となるプラスチック製の容器や包装物を意味します。
プラスチック製品だからといって、プラスチックゴミに分類されるわけではありません。
画像出典:(江南市・プラスチック製容器包装の見分け方・出し方)
例えば神奈川県横浜市では、プラスチック製の文房具は燃やすごみに分類します。
東京都目黒区でも同様の対応です。
ただ同じボールペンやシャープペンシルなどの文房具でも、金属を主に使用したものは不燃ゴミに分類することがありますのでご注意ください。
例えば兵庫県神戸市では、金属製のボールペンは燃えないごみとして捨てます。
リサイクルショップに買取依頼する
いらない雑貨で新品未使用のものや状態がよい場合は、リサイクルショップに買取依頼できます。
リサイクルショップでは状態がよい場合に限り、ほとんどの家庭用品を買取する傾向があります。
中でも高値で買い取られやすい雑貨の品目は、以下の通りです。
- キッチン用品
- 家庭用品
- 美容雑貨
- アウトドア関連雑貨
- 贈答品(未使用・未開封)
リサイクルショップでの具体的な買取実績には、次のようなものがあります。
雑貨の品目 | 雑貨の詳細 | 買取金額目安 |
---|---|---|
キッチン用品 | 無水調理鍋・バーミキュラ・22cmサイズ | 2万円程度 |
ル・クルーゼココット | 1万4000円程度 | |
ティファール(新品) | 3,000円~5,000円 | |
平野レミ監修の鍋(新品) | 3,000円~5,000円 | |
グラス(バカラやティファニーなどのブランド品) 新品未使用 | 1,000円〜3,000円程度 | |
カトラリーセット・ヘンケルス・24本セット・新品未使用 | 3,000円程度 | |
カトラリーセット・クリストフル・新品未使用 | 7,000円~1万円程度 | |
グラス・3~5個ぐらいのセット・新品未使用 | 要見積もり | |
家庭用品 | バスタオル・新品未使用 エルメス、ラルフ・ローレン、バーバリーといった人気ブランド | 1,000円〜3,000円 |
エコバッグ・ノーブランド・新品未使用 | 100円~500円前後 | |
エコバッグ (ノベルティ・アーティストのツアーグッズ・ブランドもの) | 1,500円~2,000円程度 | |
置き時計(セイコーやシチズンといった国産時計メーカー) | 3,000円~1万円程度 | |
水筒・未使用 (サーモスやタイガーなど国内有名メーカーのもの) | 1,000円~1,500円前後 | |
美容雑貨 | 香水・未開封 | 3,500円前後 |
美顔器(MTGやリファカラットのもの) | 8,000円~1万2000円程度 | |
美顔器(マイナーなメーカーのもの・ノンブランド) | 1,000円~2,000前後 | |
アウトドア雑貨 | ランタン(コールマンやスノーピークなどのもの) | 3,000円前後 |
ランタン(有名メーカーの廃盤品) | 7,000円程度 |
リサイクルショップの場合、有名メーカーやブランドの製品、ノベルティ雑貨が高く買い取られる傾向が顕著です。
またカトラリーやグラス、エコバッグのように需要が高い雑貨であれば、ノーブランド品でも買値がつくメリットがあります。
しかしいずれの品目の雑貨であっても、使用済み品の場合、リサイクルショップでの買取は困難です。
購入したものの使用せず保管していた雑貨や、贈答品としていただいたまま保管していた未開封の雑貨があれば、まとめてリサイクルショップに買取依頼するとよいでしょう。
例えば文房具などは、1本100円程度の安価なもの1本では、リサイクルショップでの買取はできません。
しかし大量にまとめ買いしたものの使用せず保管しており、まだ使用できる文房具であれば、買取依頼できることもあります。
同様に少量では買取できない文房具や雑貨でも、高値がつく雑貨と一緒に買取依頼することで、買取される可能性があります。
「買取は難しいかも」と諦めて捨てる前に、まずは見積もりを依頼してください。
もったいないからと保管し、収納スペースを圧迫していた不用品を集めて見積もりに出せば、値段が付く可能性があります
なおリサイクルショップに買取依頼する際は、宅配や出張による買取を依頼すると便利です。
すぐに買取金を受け取りたい場合は、店頭に持ち込む方がスピーディーに買取査定を受けられます。
ただ雑貨や文房具といえども、数量がある場合は重くなります。
また買取査定の内容に納得できない場合は重い荷物を持ち帰らなければなりません。
手間や負担を考慮すると、宅配や出張による買取の方が手軽です。
フリマアプリやネットオークションに出品する
雑貨の状態や種類によっては、フリマアプリやネットオークションに出品して売却するのもよいでしょう。
フリマアプリのメルカリによると、売れ筋の商品13項目は以下の通りです。
- 洋服・バッグなどの小物
- ベビー・キッズ用品
- 日用品
- 生活用品・インテリア用品
- 家電・オーディオ機器
- コスメ・美容品
- 健康・ダイエットグッズ
- カメラ
- スマホ・スマホアクセサリー
- 腕時計
- 本・参考書
- おもちゃ・ぬいぐるみ・ゲーム
- ハンドメイド
雑貨の多くが、売れ筋商品にラインナップされていることがわかります。
- ファッション雑貨
- 生活雑貨
- ぬいぐるみ
- 子供関連の小物
- 美容や健康雑貨
- ハンドメイド雑貨
- スマホ関連の雑貨
こういった雑貨を処分したい場合は、捨てる前にフリマアプリなどに出品するのがおすすめです。
高価に買い取られやすい雑貨の特徴
- 季節感がある
- 新品未使用
- 雑貨の保存状態がよい
- 中古品でも使用期間が短い
- ブランド品や有名メーカーの雑貨
- ブームになった雑貨
- 市販品を買うと高い雑貨
- 子供用品など短い期間しか使用しないもの
フリマアプリ、メルカリでの取引事例
商品詳細 | 買取価格(税込) |
---|---|
文房具6点セット・リラックマ・未使用 | 899円(送料込み) |
ハンドメイドポーチ | 1,280円(送料込み) |
文房具7点セット(各種キャラクター含む)・未使用 | 1,300円(送料込み) |
天使のオブジェ | 2,350円(送料込み) |
ブリキのバケツ2個セット | 3,500円(送料込み) |
ye(ワイイー)巾着バッグ・2点セット 巾着袋・未使用 | 4,000円(送料込み) |
フリマアプリやネットオークションでは、リサイクルショップなどでは買い取られにくい雑貨も取引されています。
文房具なども、複数をセットにすることで買い取られる可能性があるので、ぜひお試しください。
またハンドメイド品の雑貨を出品できる点も、フリマアプリやネットオークションの強みです。
ただフリマアプリは、出品したからといってすぐに買い手が見つかるわけではありません。
また出品から購入希望者とのやりとり、梱包、発送と、すべて自分で対応しなければならない点はデメリットです。
雑貨の処分を急がない場合や、状態が良いので捨てるには忍びないといった場合は、フリマアプリやネットオークションを活用するのがおすすめです。
意外な高値でいらない雑貨を処分できる可能性があります。
不用品回収業者に回収依頼する
引っ越しや断捨離で大量の雑貨や文房具、その他の品を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。
自治体のゴミに出せば、粗大ゴミ以外は、無料で回収依頼できる利点があります。
ただ一般ゴミに出す場合は、素材によって細かく分別しなければなりません。
少量の不用品であれば、短時間で分別できるでしょう。
不用品回収業者に依頼するメリット
- 分別するだけで時間も手間が省ける。
- 家中の不用品をまとめて回収依頼できる。
- 回収日の朝に集積所まで運ばなくてもよい。
ただ不用品回収業者に依頼する場合、捨てたいもの量が少ないと、割高になるのでご注意ください。
不用品回収業者は、トラック一台に乗る分量につきいくら、といった料金体系をとります。
雑貨のほかにも処分したい不用品がある場合に、ぜひ検討したい方法です。
また不用品回収業者に依頼する際は、複数の業者に見積もりを依頼して、比較検討してください。
業者によって料金体系やサービス内容が異なります。
なかには無資格で営業している悪質な業者もあり、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。
寄付・寄贈する
未使用の文房具をはじめとした雑貨があれば、寄付や寄贈をご検討ください。
いらない雑貨や文房具が社会貢献につながり、国内外の窮地に立たされている方々を支援する手立てになります。
さまざまなNPOやNGOなどの団体が、家庭で不要になった雑貨の寄付や寄贈を募っています。
主な寄付先
- 国内外の支援団体
- 動物保護団体
- 学校や教育関連施設のチャリティバザー
- 自治体が実施するバザー
寄付できる雑貨の種類は団体ごとに、またタイミングによっても異なりますが、主に次のような物品が対象です。
対象となる物品
- 未使用の文房具
- おもちゃ・ぬいぐるみ
- 食器
- バッグ
- 腕時計
- 鍋など金属製のキッチン雑貨
- スマートフォン・カメラパソコン・ミシンなどの家電
- 靴などのファッション雑貨
- 釣具
- アクセサリーなどの貴金属
- 工具全般
また動物保護団体などであれば、タオル類や寝具などの布製品の寄付を募っている場合もあります。
場合によっては使用済みでも寄付することが可能です。
ただ団体によって、寄付・寄贈された雑貨類の取り扱いが異なります。
未使用の文房具などは、そのまま国内外の教育関連施設などに送り届けられ、経済的に困窮している家庭の子供達が使用するケースが多い傾向です。
各団体では使用しないものの状態がよく、価値のある雑貨類は、各団体が売却して買取金を活動に充当することもあります。
寄付自体は無料でできますが、送付する際は必ず送料元払いで送ってください。
着払いで送付しても、受領されません。
友人や知人に譲る
購入後、未使用のまま保管していた状態のよい雑貨や、贈答品としていただいたものの開封せず保管していた場合は、必要としている友人や知人を探して譲るのもよいでしょう。
例えば新生活をスタートさせる友人や知人がいれば、グラスやカトラリー、タオルなどの雑貨類は必ず買い揃えるものなので喜ばれます。
お子さんがいる家庭であれば、未使用の文房具類を必要としていることもあるでしょう。
ただ雑貨を処分したいタイミングで、必要としている友人や知人がすぐに見つかるとは限りません。
また雑貨は安価な傾向があるので譲ったり譲られたりしやすい反面、相手の気持ちを考慮せず無理に押し付けると、関係を悪くすることも懸念されます。
日頃から処分したい雑貨類があることを周囲の人に知らせておくと、欲しい人を見つけやすくなります。
まとめ
雑貨や文房具の処分は、新品未使用の雑貨が大量にある場合、もしくは有名メーカーやブランドの雑貨であれば、フリマアプリやリサイクルショップで売る方法をご検討ください。
特にリサイクルショップでは、まとめて買取依頼することでわずかでも値段がつく可能性があります。
引っ越しや断捨離で、大量の雑貨類と共にその他の不用品も処分したい場合は、不用品回収御者に依頼するのもよい方法です。
不用品回収業者に依頼すれば、ゴミを分別したり回収日に集積所まで搬出する手間が一切かかりません。
簡単に不要になった雑貨や文房具をはじめとする不用品を一掃できます。
ただ不用品回収業者によっては、サービス対象のエリアが限定されているケースがあるため、お住まいのエリアに対応した業者を探す必要があります。
また無資格で営業している業者に依頼した場合、作業当日に料金トラブルに発展する可能性もあるので注意が必要です。
不用品回収業者を探す際は、ぜひ「不用品回収モール」をご利用ください!
不用品回収モールを活用することで、手軽に複数の業者を比較検討することができ、口コミを参考にしながらご自分のニーズに最適な不用品回収業者を探すことができます。
不用品回収モールには、当サイトのコンセプト(ぼったくりなどの被害を防ぎたい)に賛同いただいている企業様を掲載しております。
ぜひ当サイトに掲載されている企業/回収業者様を一度ご検討いただき、もし何かご不満などがございましたら、当サイトへ口コミをお寄せください。